京アニ放火犯人の青葉真司容疑者の生い立ちや人間像とは?過去には犯罪歴も

7月18日にアニメ制作会社「京都アニメーション」で起きた放火事件。

死者34人にも上り平成以降最悪の放火事件となりました。

現場の近くで警察が身柄を確保された青葉真司容疑者(41)は、全身に火傷を負って意識不明の重体となっています。

今回の京アニ放火事件の容疑者である青葉真司容疑者とはどんな人物なのでしょうか。

その生い立ちや人物像、過去の犯罪歴など調べてみました。

平成以降最悪となった京アニ放火事件

7月18日午前10時半頃、京都市伏見区桃山町因幡にあるアニメ制作会社「京都アニメーション」で起きた放火事件。

この火事で34人の死亡、他に34人が重軽傷を負って京都市内の病院に搬送されました。

放火事件の犠牲者数としては平成以降最悪となる大事件となりました。

『涼宮ハルヒの憂鬱』や『けいおん!』を初めとして、常にクオリティの高いアニメ作品を作り続けていた京都アニメーションの今回の放火事件は、日本のアニメファンだけでなく海外からも悲しみの声が寄せられています。

青葉真司容疑者とは?

この京アニ放火事件の容疑者である青葉真司とはどのような人物なのでしょうか?

事件当時、犯人の男が所持していた免許証から身元が判明しました。

青葉真司プロフィール

青葉真司(あおば・しんじ)
生年月日:1978年5月16日(41歳)
出身地:茨城県常総市鴻野山
現在住所:埼玉県さいたま市見沼区
職業:不詳(無職)

青葉真司容疑者の生い立ち

青葉容疑者には兄と妹がおり、幼少時に両親が離婚しました。

父親に引き取られたようですが、経済的には苦しかったようです。

小学生時代は柔道クラブに通うなど活発な面もあったようですが友達は少なく、中学校では暗い印象でいじめに遭って引きこもりがちだったようです。

中学の同級生は青葉容疑者のことは全く覚えておらず、事件の報道で出ていた卒業アルバムで、始めて彼の存在に気づいたのだそうです。

卒業時の集合写真にも別で撮られた写真が載っていたので、学校にも来ていなかったのだと思うとのことでした。

中学を卒業後には埼玉県内の夜間の定時制高校に入学しています。

高校卒業後に父親が亡くなり、その後はだんだん兄弟とは疎遠になって行ったようです。

青葉真司容疑者の人物像は?

青葉容疑者の人物像はどんなものだったのでしょうか?

青葉容疑者の知人曰く「当時から愛想は良くなかったですね。ただ、仕事にはマジメに自転車で通っていました。」

青葉容疑者はガス料金もたびたび滞納しており、未納料金を支払う際に訪れていたガス会社男性社員(37)は「口数が少なく、おとなしい感じ」と当時の印象を語った。

前出の中学の同級生も彼のことを全く覚えておらず、他に友人などの証言もほとんど出て来ないところからすると、青葉容疑者は人とほとんど関わらない生活を送って来た可能性が大きいですね。

青葉真司容疑者の職歴は?

高校卒業後は埼玉県の非常勤職員として勤務。新聞配達員、コンビニ数軒、人材派遣会社に登録をしたりして職を転々としていました。

その後2009年から茨城県内の郵便局に就職をし、そして茨城県でコンビニ強盗事件を起こしました。

20代で下着泥棒

青葉真司容疑者は下着泥棒で捕まっているようです。

2006年警察が下着泥棒の疑いで、青葉容疑者の自宅に踏み込んだそうです。

青葉容疑者は部屋の中で寝ていて、そのまま起こされて警察に連行されました。

事件の後にアパートの部屋を引き払う際、それまで離れて暮らしていた母親が家賃補填したと言われています。

2012年にコンビニ強盗

その後、茨城県内の郵便局に勤務した青葉容疑者ですが、2012年の6月にコンビニ強盗で逮捕されることになります。

当時34歳だった青葉容疑者は、茨城県内のコンビニエンスストアに包丁を持って押し入り、男性店員から現金を奪って逃げました。

そして同日11時頃に警察署に自首したため、強盗と銃刀法違反で逮捕されました。

自首した理由については『オウム事件の高橋容疑者のように逃げられないと思った』と供述したそうです。

同住宅の管理人の男性(70)によると、強盗事件後、警察の立ち会いで室内を確認した際に、そこで異様な光景を目の当たりにしたといいます。

「部屋の壁が2ヶ所、ハンマーで壊され、ベランダ側のガラスも割られていた。

室内は物が散乱し、臭いもひどい。(青葉容疑者の物と思われる)ノートパソコンはめちゃくちゃに破壊されていた」とのことでした。

男性は「昼間は室内にこもり、夜型の生活を送っていたのかもしれない」と語ったそうです。

最近も近所の住民とトラブル

青葉容疑者は精神疾患の可能性があり生活保護を受給していたのではないかという情報も出て来ています。

そして最近は近所の住民と騒音トラブルを起こしていたようです。

強盗で逮捕され、服役後に一時的に更生施設に入所出来る、さいたま市の保護観察施設に入寮していました。

2016年に更生施設を出所後、生活保護を受けながら生活。

この頃には精神疾患を患い通院もしていて、時には訪問看護も受けていたようです。

2016年7月頃には、さいたま市見沼区のアパートに住み始めますが、2018年頃から住民との間で、度々騒音トラブルを起こしていて、複数回通報もされていました。

そして今月14日には、20代の隣人男性の部屋のドアを執拗に叩き、その後も部屋のドアを叩かれていたそうです。

男性が苦情を言いに青葉容疑者の部屋を訪れたところ、胸ぐらを掴まれて髪を引っ張られ、「殺すぞ!うるせーよ、黙れ!こっちは余裕ないんだから、失うものはないんだ」とひたすら10分間言われ続けたとのことで、被害者の男性は近くの交番に通報しています。

本当に自作の小説を盗まれたのか?

事件当時、青葉容疑者は「小説をパクリやがって」と言っていたそうですが、「京都アニメーション大賞」のコンテストの社内記録に容疑者の名前は残っておらず、応募は確認出来ていないようです。

現在は火傷の治療中のようですが、早く回復して自身の口から動機などについて語って頂きたいと思います。

青葉真司容疑者による京アニ放火の被害者の安否情報をこちらの記事でまとめています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です