子供の事故死や怪我の危険は家の中でも潜んでいる?事故を未然に防ぐ対処法について




子供を連れている親にとって外は、車や自転車が走っているので飛び出しが怖いし、川に落ちたり、段差で転んだりと危険がいっぱいの場所です。

では、家の中は安全でしょうか、家の中であっても段差はありますし、キッチンには火も刃物もあり、お風呂場には水があります。

二階建てやマンションに住んでいる人ならベランダからの事故死とも隣合わせです。安全だと思っている家の中だからこそ危険を知ることが大切です。

そこで、今回は家の中に潜む危険についてまとめてみました。

年齢別で違う!家の中で起きる事故とは?

子供の成長段階に応じて危険な事故は変わってきますが、多いと言われているのが以下の3つです。

  • 0歳~1歳児で多いのが窒息
  • 3歳~4歳児で多いのが転落
  • 最も幅広い層で起こるのがやけど

窒息はうつぶせ寝や誤って赤ちゃんの顔に布団などがかかった場合、また誤飲が原因で起きます。

転落は寝返りがうてるようになり、ベッドから落ちてしまったり、歩けるようになって好奇心から高い場所に登った時に起きます。

またやけどは、赤ちゃんを抱っこした状態で熱いものを食べたり、炊飯器や加湿器の蒸気に触ったり、アイロンやストーブに触ったりなど多くの原因が考えられます。

あらかじめ知っておけば防げる事故もあるので、何が危険なのか知ることが事故を防ぐ第一歩です。

窒息の原因!直径39㎜以下の物の誤飲に注意!

好奇心旺盛の赤ちゃんは何でも口に入れて確認しようという癖があります。

その為赤ちゃんのおもちゃは誤飲をしないよう一定の基準で作られていますが、日常生活に使用するものはそんなものばかりではありません。

タバコや電池、ボタン、ブロック、ペットボトルの蓋などなど。

飲み込んで窒息の恐れがあるものは直径39mm以上というデータが出ています。

これはだいたいトイレットペーパーの芯の直径と同じくらいです。

このサイズ以下の物は子供の口に簡単に入ってしまうので、手の届く場所に置かないように工夫をして下さい。

ベッドの上からベランダまで、転落は死に繋がる

転落と一言でいっても、低いベッドマットから落ちるものもあればベランダから落下するという目を覆いたくなるものまであります。

これらはすべて、物の配置や親の注意で防ぐことができる事故です。

例えばベッドの場合、落ちないように柵をつけること。

ソファの背もたれに登っての落下が怖い場合はソファを壁につけること。

机に登らないよう、足場になるようなものは近くに置かないこと。

ベランダには出られないように補助錠や柵をつけること。

などなど、工夫次第でいくらでもあります。

転落はどんなに低い位置からでも打ちどころが悪ければ死に繋がるものなので、予防しましょう。

低温やけどは火よりも怖い

アイロンやストーブなどの熱が出るものが危険なのは誰でも知っていますね。

実は、高熱のものは熱いとすぐ手を引っ込めるので少しであれば大事に繋がることはありません。

それよりも怖いのは、冬に多いホットカーペットや床暖房、昔からの湯たんぽで生じる低温やけどです。

低い温度でも長時間同じ場所を温め続けるとやけどをします。

低温やけどはじわじわと進行するので、長時間になると皮下組織まで到達してしまいます。

温かさが気持ちよくて寝入ってしまった場合によく起きるので注意が必要です。

おふろの湯は3cmでも溺死の危険

お風呂で溺れるというとしっかりお湯が張ってある状態を想像する人が多いと思います。

しかし体の小さい子供であれば、たった3cmの水量があれば鼻と口を塞ぐことができ、溺れてしまいます。

浴槽は空であっても桶に水が溜まっていても注意が必要です。

誤って転んだ拍子に桶に顔が、という危険がないとは言えません。

特に歩き始めたばかりの子は好奇心が旺盛なので注意が必要です。

指先の血が止まる!ヘアー・ターニケット

身近な危険物として髪の毛や糸くずがあるのはご存じでしょうか?

赤ちゃんが手足をばたつかせているうちに、髪の毛や糸くずが指にきつく絡みつき、指先に血が行かなくなってしまうのです。

ヘアー・ターニケットというこの事故はあまり知られていないのですが、どの赤ちゃんにでも起こることです。

裸足であれば見つけやすいのですが、靴下や足つきロンパースを履かせている場合は発見が遅れてしまうことも。

あまりにも赤ちゃんが泣き止まないので色々見ていくうちに気が付くという事例が多いのですが、手遅れになると重症化してしまうので気を付けましょう。

もしヘアー・ターニケットを見つけてしまった場合、細い毛や糸がきつく縛られているので指先で取るのは困難です。

ピンセットや虫眼鏡などを使って、赤ちゃんの指を傷つけないように慎重に取り除きましょう。

もう小さくないからといって油断はできない

うちの子はもう大きいから大丈夫と思っていませんか?

確かに小さい頃に比べて危険度は減りますが、大きくなったからこそ親の目の届かない場所で事故が起きています。

大人よりもダイナミックな遊びをするし、夢中になったら他のことに注意がいかなくなってしまうのが子供の怖いところ。

ここでは2つの事例を紹介します。

エアコンの効いた室内で熱中症になった

ある年の夏、小学5年生の男の子が家で留守番をしている時に熱中症にかかって救急車で運ばれました。

エアコンの効いた室内だったのになぜでしょうか?

理由は、窓辺で長時間ゲームをしていたからです。

ゲームに夢中になって水分補給をしなかったことと、窓辺だったので日に当たり過ぎたことで熱中症になりました。

意識が朦朧としたので危険を感じ、親に連絡を取った後自分で救急車を呼んだそうです。

おやすみと部屋に行っても安心できない

ある日の夜、頭部から血を流した7歳の女の子が救急車で病院に運ばれてきました。

お休みと言って弟と子供部屋に行き、親は電気が消えていることを確認していました。

寝たかと思ったら、子供部屋から大きな音と鳴き声が聞こえてきます。

慌てて駆け付けると、頭をぶつけたと言って流血しています。

ぶつけた場所は窓のロック部分でした。

暗くなった部屋で弟とこっそり遊んでいたところ、足を滑らせてぶつかった先が窓のロック部分だったそうです。

家の中での事故を防ぐ!対処法

事故を防ぐために販売されているのが、机の角などをガードするクッション材や、危険なものが入っている引き出しに安全ロックを付けるなどがあります。

危険な場所へは入れない

コンロやポットや包丁があるキッチンは危険の塊です。

もし可能であればキッチンの入り口にベビーゲートを取り付け、子供が入ってこられないようにしましょう。

またお風呂場も、浴槽を空にするか扉を閉めて入れないようにし、階段にもベビーゲートを取り付け、転落を防ぎます。

窓やベランダは補助錠を付けたり、ベビーフェンスを付けて子供が外に出られないようにしましょう。

使ったものは片付けよう

赤ちゃんが大好きな音として、ビニール袋のシャカシャカした音があります。

身近にあってご機嫌に遊んでくれるアイテムではありますが、間違えて被ってしまうと窒息の原因にもなります。

また、ドライヤーやアイロンなどを使った後に放置しておくと、コードを引っ張って遊んで感電や窒息、誤って電源が入ってしまうとやけどの原因になります。

ブラインドの紐も子供の首に絡まって死亡してしまった事件もあります。

この他にもタバコや電池、洗剤などの誤飲事故もあります。

使用したものは子供の手の届かない場所に片付け、不要なものは小まめに捨てるようにしましょう。

ベビーサークルを逆利用

あるお宅ではベビーサークルに赤ちゃんを入れるのではなく、ベビーサークル内にTVやオーディオ、プリンターなどを入れていました。

赤ちゃんは広々とした空間で遊び、危険なものは部屋の一角に集めてサークルで囲うのです。

この方が気にしないといけない場所が1か所にまとまるので安心ですね。

ベビーサークルは円にして使用することはもちろんですが、大きく伸ばせばガードとしても利用できます。

ただし、倒れてくる危険性があるのでこのお宅では机の脚や柱などとサークルを結んで倒れないように工夫していました。

思わぬところに危険がある

ここに記載した以上に子供への危険なものはたくさんあります。

大人が安全だと思うものは子供にとって危険なものになる場合があります。

子供は体が小さいのと好奇心旺盛なのとで、大人が思いもよらない行動をとることもあります。

そのすべてを未然に防ぐことは難しいかもしれません。

例えば祖父母や友人などから情報を集め、何が危険でどんな事故に繋がるのかを知ることも事故の予防に繋がります。

自分の子は大丈夫とは思わず、ほんの少し気をかけてあげましょう。

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