映画『蛇にピアス』動画フルを無料視聴できる配信サービス比較！リアルな描写が物議を醸した蜷川幸雄監督作品

映画『蛇にピアス』は2008年に公開されたR-15指定の映画で、吉高由里子の初主演映画です。

吉高由里子は今作で初めてヌード姿を披露し、日本アカデミー賞の新人俳優賞、ブルーリボン賞の新人賞を受賞してブレイクしました。

監督は紫綬褒章や文化勲章など、多くの賞を受賞してきた蜷川幸雄です。

19歳の主人公のルイはアマのスプリット・タンに憧れて、自分の舌にピアスを開けたのをきっかけに、次第にマゾ体質に変わっていきます。しかし、ある日、アマが遺体で発見され絶望し生きる気力を失くしてしまったルイは、身近に犯人がいることに気付きます。

その時ルイが取った行動とは・・・

こちらの記事では、映画『蛇にピアス』の動画を無料視聴する方法や配信サービスをはじめ、気になる『蛇にピアス』のあらすじネタバレや感想・評価についても紹介します。

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1. 『ユリゴコロ』（吉高由里子）2017年映画
2. 『東京タラレバ娘』（吉高由里子／榮倉奈々／大島優子）2017年ドラマ
3. 『真夏の方程式』（福山雅治）2013年映画
4. 『ヴァンパイア検事２ 残された赤い記憶』（ヨン・ジョンフン）2012年韓国ドラマ
5. 『横道世之介』（高良健吾）2012年映画
6. 『ロボジー』（五十嵐信次郎）2011年映画
7. 『婚前特急』（吉高由里子）2011年映画
8. 『カメリア』（ミシェル・シャオワナサイ／吉高由里子）2011年映画
9. 『豆腐姉妹』（吉高由里子）2010年ドラマ
10. 『美丘』（吉高由里子）2010年ドラマ
11. 『白い春』（阿部寛／大橋のぞみ）2009年ドラマ
12. 『重力ピエロ』（加瀬亮）2009年映画
13. 『ラブシャッフル』（玉木宏／香里奈）2009年ドラマ
14. 『僕の彼女はサイボーグ』（綾瀬はるか）2008年映画
15. 『蛇にピアス』（吉高由里子）2008年映画
16. 『転々』（三浦友和／オダギリジョー）2007年映画
17. 『懲戒免職』（オダギリジョー／柳英里紗／吉高由里子）2006年映画 

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映画『蛇にピアス』作品詳細

芥川賞受賞の話題作が、演劇界の鬼才・蜷川幸雄の手により映画化！

心の穴を埋めるために、ピアス、刺青で身体改造するヒロイン、ルイを演じたのは、いまや幅広い層から絶大な支持を受ける大人気実力派女優、吉高由里子。

彼女が、本作ではアブノーマルな世界に足を踏み入れ、激しいSEX描写が要求されるハードな役を、見事に演じ切っている、日本映画史に残る一作。

映画『蛇にピアス』作品データ

• 製作年／2008年
• 製作国／日本
• 配給／ギャガ・コミュニケーションズ
• 上映時間／123分
• 監督／蜷川幸雄
• 脚本／宮脇卓也 蜷川幸雄

映画『蛇にピアス』原作

映画『蛇にピアス』の原作は、2003年に発売された金原ひとみの同タイトルの小説です。

金原ひとみのデビュー作であるこの小説は、スバル文学賞を受賞しており、2004年には芥川賞も受賞しました。

金原ひとみは『蛇にピアス』の映画を作成するにあたり監督に蜷川幸雄を指名、主題歌の作詞にも携わっています。

『蛇にピアス』の原作を読む。

映画『蛇にピアス』キャスト一覧

映画『蛇にピアス』のキャストをご紹介します。

メインキャストはルイ・アマ・シバのみで、ほぼこの3人だけで進展しますので非常に分かりやすくなっています。

ルイ／吉高由里子

主人公で19歳の女の子、アマのスプリット・タン（蛇の舌のように先が二又に分かれている舌）に憧れ、自身もスプリット・タンにするために舌にピアスを開け拡張していきます。

そして入れ墨にも興味を持ち、背中に麒麟と龍が絡み合う入れ墨を彫り始めると、痛みを感じているときにだけ生きていると実感するようになりました。

アマに出会いマゾ体質に目覚めたルイは、アマとシバ、どちらに殺されるのかと妄想するようになります。

アマ／高良健吾

スプリット・タンの持ち主で、顔中ピアスを開けていて入れ墨もいれています。

ルイと同棲していて、ルイの言う事は素直に聞く素直な性格の持ち主です。

ルイにシバを紹介した人物で、赤髪で甘えん坊でルイを心から愛しています。

シバ／ARATA（井浦新）

ルイに入れ墨を彫った彫師で、身体改造の店「Desire」のオーナーです。

相当なサディストで、スキンヘッドで顔中にピアスをしており、ルイに入れ墨を彫る代償としてルイの身体を求めます。

横山悟／藤原竜也

ルイに手を出したことでアマに必要以上に暴行を受け、歯を2本抜かれてしまいます。頭の打ちどころが悪くその後死亡したとニュースで報道されました。

• マキ／あびる優
• ユリ／ソニン
• 刑事／市川亀治郎
• バイトのマネージャー／井手らっきょ
• 吉田光洋／小栗旬
• 受付の警察官／唐沢寿明

映画『蛇にピアス』の主題歌

映画『蛇にピアス』の主題歌は、2008年に発売されたCHARAのミニアルバム「kiss」に収録されている「きえる」となっており、作詞はCHARAと原作者の金原ひとみが共同で作成しています。

ゆっくりと流れるような曲調で映画の内容と合わない感じがしますが、CHARAの独特な歌い口が物語のスパイスとなっており、映画のクライマックスを彩っています。

映画『蛇にピアス』のネタバレあらすじ

ここからは映画『蛇にピアス』の詳しい内容やネタバレを含みます。これから映画を楽しみたい！と思っている方はご注意下さい。

アマとシバとの出会いで本当の自分を見出していくルイ

歓楽街をフラフラしていたルイ（吉高由里子）が、あるクラブでアマ（高良健吾）という男に出会います。アマはスプリット・タンという、蛇のように先が二又に分かれている舌を持っていて、ルイはそのスプリット・タンに惹かれ、自分もしたいと言い出しました。

アマに身体改造の店「Desire」のオーナー・シバ（ARATA）を紹介され、ルイは舌にピアスを開けました。その時の傷みに快感を覚え、次第にマゾ体質へと変わって行きます。

ルイの親友・マキ（あびる優）にアマを紹介した日、3人で裏路地を歩いていると男2人に絡まれ、ルイに手を出されキレたアマは、ルイが止めるのも聞かず、男の歯を2本抜いてしまいました。

その後、横山悟（藤原竜也）という男が殺されたニュースを見たルイは、その男がアマに歯を抜かれた男だと気付き、アマが警察に手配されていることを知ります。ルイはアマが捕まらないように、赤髪をアッシュにし、入れ墨が見えないよう長袖を着るように言いました。

痛みを感じる度、生きているという実感を覚えたルイ

入れ墨に興味を持ったルイは、アマの身体に描かれている龍に麒麟を合わせ、2匹が絡み合ったデザインをシバに頼みます。デザインが出来上がり金額を聞くと、シバはエッチ1回と答え、それからは入れ墨を入れる度シバと身体を重ね合わせました。

ルイは入れ墨を彫る痛みと激しい性行為に、生きていると実感していました。しかし、入れ墨が完成し、痛みもシバによる性行為もなくなってしまい、生きる気力を失ったルイはアルコールに溺れていきます。

見かねたアマはルイを止めようとしますが、聞く耳を持ちません。そんな時、シバに呼ばれ店に行ったルイは、またシバと性行為に及び、シバから結婚しようと言われました。

アマを殺した犯人に気付いたルイがとった行動とは・・・

数日後、アマが自宅に帰ってこないことを心配したルイはシバに相談し、警察に捜索願を出します。ルイはその時初めてアマの本名を知りました。

それからすぐ、アマの遺体が見つかったと連絡を受け、遺体の確認をしたルイは泣き崩れます。そして、その後はシバと一緒に暮らすようになりました。

アマの葬式を終え警察に事情を聞かれたルイは、アマの死亡した状況を聞き、全身に煙草を押し付けられ性器にはお香が差し込まれていたと知ります。そのお香がシバが愛用している特別なお香だと気付いたルイは、すぐに別のお香に変えました。

そして、アマの愛を身体に取り込むため、アマが愛の証だといってルイに渡した2本の歯を砕き飲み込むと、飛んで行かないようにという理由で入れていなかった龍と麒麟の目を、シバに入れてもらいました。

スプリット・タンが完成しなかったルイの舌には、ぽっかりと大きな穴だけが残りました。

映画『蛇にピアス』の感想・評価

痛みでしか生きている実感を感じられないマゾ体質のルイと、自らをサディストだというシバ、そして、ルイを愛し甘えるアマの3人の関係性を赤裸々に描いた作品です。

喧嘩した男の歯を抜いたり舌に針を刺す描写がリアルで、ちょっと目を背けたくなるシーンが多々ありますが、ルイのマゾ体質を表現するには大事なシーンとなっていますので、なるべく飛ばさずに見ていただきたいと思います。

最終的にアマは死んでしまいましたが、アマの愛を身体に取り込み、アマを殺したシバの愛を身体に刻む、これが、2人の男を愛し愛されたルイが選んだ道でした。

なかなか現実的には考えられないストーリーですが、描写や表現が妙にリアルなので、見ているうちに惹きこまれて行く、とても不思議な作品です。

映画『蛇にピアス』を見たユーザーの評価

アマとルイの壮絶な恋物語。淡い恋物語、可愛い二人ではなく、好きのベクトルが2人ともかなり狂っている。狂っているからこそ、目が離せない。

原作にかなり忠実に感じましたが、映画の方がより映像になっているからかなりグロテスクで、描写も過激な為、かなり試聴する人を選ぶ映画だと感じます。個人的には岡崎京子の漫画の世界観に近いなあと感じました。

何より井浦新演じるシバが不気味で怖かったです。主人公ルイと体の関係を持ち始めたけれど、シバはそこまでルイに執着しているようには思えませんでした。

でもシバがアマを殺害した犯人であることが暗示されていたので、その動機がルイを独占するためなのか、アマとも関係を持っていてそれがもつれたのか真相が分からず、色々と想像させる内容でした。

吉高由里子さん演じる、生きる意味を見失っていた主人公のルイが、とある男性アマとの出会いをきっかけにピアスやタトゥーで体を痛めつける事で生きている意味や快楽を感じるようになり、愛に溺れていくストーリー。

人との出会いや別れを繰り返し自分の在り方や生きる意味、愛の在り方を探していくルイ。どこか苦しくも、悩める10代の生き様が共感できる映画です。

私は痛いのが苦手で、インフルエンザの予防接種ですら怯えてしまうほどなので、痛みによってでしか生きていることを感じられないルイがとても興味深く、また、この物語に関しても自分とは違ったアンダーグラウンドな世界を見られてとても面白かったです。

世界は違うけれど彼女らが持つ孤独や悲しみはきっと誰しもが持つような、同じものなんだろうなと感じました。

孤独なルイという少女が主人公なのですが、映像も孤独感を出すような、暗い風景を写している雰囲気で、ストーリーが進んで行きます。

実際に画面が暗いわけではないのですが、そうした感触を与えています。ルイは、アマとシバという男性と知り合って、アマと交際するようになり、シバからピアスの穴を開けられます。ピアスの穴を開けるシーンは痛そうですが、視聴者に痛みと孤独を与えるのが監督の狙いのように感じました。

タトゥーやピアス、スプリットタンなどの人体改造系が好きで漫画の蛇にピアスも見ていました。漫画と実写のギャップが余りなく、映画も最初から最後まで飽きる事無く視聴しました。

結末がはっきりとわからないまま終わる映画だったので色々と想像でしか分からない為、結末をわかりやすくしてもらえれていればスッキリと見終われたと思います。

映画『蛇にピアス』を見たユーザーの見所ポイント

スプリットタンやタトゥー。特にこの手の際どいアイテムが好きで、その手の趣向がある人はかなりオススメです。逆にその手が嫌いな方は避けた方がよい映画です。

アマとルイとシバ。複雑で不思議な関係の三人が全体的に見所にはなりますが、ラストがもやっとしてドロドロしているところは、色々と想像して今でもかなり考えさせられる感じです。

ピアスだらけのアマとシバのビジュアルは異様ですが、特に井浦新が演じたシバのスキンヘッド、ピアスなどのビジュアルと不気味な雰囲気は必見です。

ルイとの関係を持つ中で、行為の中で本当にルイを殺すのではないかとドキドキします。ルイとシバが２人でいるときは、２人の関係がアマにばれるのではないかとハラハラし、アマに内緒の二人のやり取りが異様な雰囲気でもあり見所です。

だれでも1度はピアスやタトゥーがなんだかかっこいいと憧れをもったことがあるの思うのです。悪いことをする事で得るスリルや高揚感。

好きな人の好きな事を真似する事で自分の心も充たされる、自傷行為で生きる意味を感じる。そんな現代の若者に似た主人公に共感できます。吉高由里子さん演じるルイの大胆なヌードも見どころです。

吉高由里子さんの熱演がすごく物語の印象を強くしていたと思いました。

また、ストーリーに関しても生々しくヒリつくような、焦がれる愛情と肉体改造やタバコ、アンダーグラウンドな世界観がドロドロと心に淀みを残しそこがとてもクセになります。

R指定だからこそできる、過激な表現も物語にリアリティと深みを増している見所のひとつだと思います。

当時、ほぼ新人で無名だった吉高由里子と高良健吾が出てくるのが一番の見どころです。この映画がきっかけで有名俳優となったはずです。特に吉高由里子は体当たりの演技をしています。

オーディションで吉高由里子を一瞬見ただけで、ルイ役が即決したそうですが、存在感があります。井浦新さんは顔がピアスだらけで最初は誰か分からないぐらいインパクトがありました。監督の蜷川幸雄さんは名演出家の特徴を、この映画で発揮しています。

主人公が麒麟のタトゥーを彫るシーンとその代償に軽い濡れ場は見ものだった。若い子の性に対する軽い考えのある中で、彼氏が行方不明になった時の心配する姿のギャップがすごいなと思ってしまう。

そんな話の中で同性愛の流れも軽くありものすごく深い内容の映画だと思う。人それぞれ見方によって感じ方が変わる作品。