2019年11月29日(金)、映画『ドクター・スリープ』が公開されます。
1980年に公開された「シャイニング」の続編として、当時幼かったダニーの40年後の姿が描かれた作品となっており、シャイニング(特別な力)を持つダニーが同じ力を持った少女と出会い、再びオーバールックホテルを訪れるというストーリーです。
原作は2013年に発表されたスティーヴン・キングの同タイトルのホラー小説で、主演は「ゴーストライター」や「プーと大人になった僕」などで主演を務めたユアン・マクレガーとなっています。
監督と脚本は、ホラー映画に携わることの多いマイク・フラナガンが担当しています。
目次
映画『ドクター・スリープ』作品紹介
40年前の冬、オーバールックホテルでの惨劇を経験したダニーは、悪夢を見るようになり、大人になってからはアルコール依存症に悩まされていました。
断酒会に参加しながらホスピスで働いていたダニーは、酒を飲んでいないときには”シャイニング”の力で死に直面した患者の心を癒していたため、ドクタースリープと呼ばれていました。
そんなとき、ダニーの周りで子供ばかりが狙われた失踪事件が起こり始め、自分より強力な”シャイニング”の力をもった少女・アブラに出会います。そして「トゥルー・ノット」という組織のことを聞きます。
ダニーは、子供の連続失踪事件と謎の組織「トゥルー・ノット」の関係を暴くため、アブラと共に因縁の場所、オーバールックホテルを再び訪れるのでした。
映画『ドクター・スリープ』作品データ
- 製作年/2019
- 製作国/アメリカ
- 配給/ワーナー・ブラザース映画
- 上映時間/152分
- 制限/PG12
- 監督/マイク・フラナガン
- 製作/トレバー・メイシー、ジョン・バーグ
- 製作総指揮/ロイ・リー スコット・ランプキン、アキバ・ゴールズマン、ケビン・マコーミック
- 原作/スティーヴン・キング
- 脚本/マイク・フラナガン
- 撮影/マイケル・フィモナリ
- 美術/メイハー・アーマッド
- 衣装/テリー・アンダーソン
- 音楽/ザ・ニュートン・ブラザーズ
映画『ドクター・スリープ』の原作
映画『ドクター・スリープ』の原作は言わずと知れたホラー界の巨匠、スティーヴン・キングです。
2013年に発表された同タイトルの小説が原作となっているのですが、原作では「シャイニング」から30年後という設定です。1980年に映画「シャイニング」が公開されてから約40年が経つ2019年公開ということで、映画『ドクタースリープ』は40年後と設定が変更されています。
日本語版は2015年に発売されています。
映画『ドクター・スリープ』のキャスト一覧
映画『ドクター・スリープ』のキャストは、映画「シャイニング」の40年後を描いた物語で、キャストは一新されています。
ダニー・トランス/ユアン・マクレガー
映画『ドクター・スリープ』の主人公で、アルコール依存症に悩まされている男性です。
40年前の惨劇が原因で悪夢にうなされる毎日を過ごしており、断酒会に参加し、ホスピスでの活躍により「ドクター・スリープ」と呼ばれるようになりますが、子供の失踪事件が相次ぎ、アブラという少女に出会ったことで、再びオーバールックホテルを訪れることになります。
ローズ・ザ・ハット/レベッカ・ファーガソン
謎の組織「トゥルー・ノット」に属する女性です。
アブラ・ストーン/カイリー・カラン
ダニーより強力な”シャイニング”の力を持つ少女で、謎の組織「トゥルー・ノット」に命を狙われています。
ダニーとオーバールックホテルを訪れます。
ディック・ハロラン/カール・ランブリー
オーバールックホテルの料理長で、40年前自分の命を懸けてダニーと母親ウェンディを救った”シャイニング”の持ち主です。
ウェンディ・トランス/アレックス・エッソー
ダニーの母親で、40年前、ダニーを助けるために父親のジャックと勇敢に戦った女性です。
ジャック・トランス/ヘンリー・トーマス
ダニーの父親で、40年前にオーバールックホテルの庭の迷路で凍死しました。
映画『ドクター・スリープ』の見どころは?
映画『ドクター・スリープ』のチェックポイントは6つあります。
- ダニーの見る悪夢
- 料理長ハロランとダニーの関係性
- 忠実に再現されたオーバールックホテル
- ホテルの住人たち
- 庭の迷路
- 「シャイニング」の有名なあのシーン
この中でも最も注目すべきは庭の迷路に佇む人影と、ジャックが妻と子供(ダニー)を襲った本当の理由なのではないでしょうか。
「シャイニング」をスティーヴン・キングが酷評したという話は有名ですが、『ドクター・スリープ』に関しては大絶賛しています。
映画「シャイニング」の原作では”シャイニング”という不思議な力に重きを置いたストーリー展開でしたが、スタンリー・キューブリックが監督を務めた映画「シャイニング」は常軌を逸した父親に焦点を当ててしまったがために、ホラー色が強くなり、スティーヴン・キングが激怒し、ドラマ版でシャイニングを撮り直したという逸話があります。
今作『ドクター・スリープ』でキングは絶賛されているということで、”シャイニング”という不思議な力に焦点がきちんと当たっているということが予想されます。
そのため、ホテルの住人や庭の迷路に現れる人物の正体、そしてホテルに隠された謎も明らかになると思われます。
映画『ドクター・スリープ』まとめ
<ポスタービジュアルお披露目👀
『シャイニング』のジャック同様、“破壊された壁”越しに部屋の中を覗きこむダニー。
果たして、ダニーの視線の先にあるものとは―?シャイニングの40年後―
“呪われたホテルが目を覚ます”『IT』スティーヴン・キング最新作『#ドクタースリープ』は11/29公開! pic.twitter.com/oKV9bYWRss
— ワーナーホラー部【公式】 (@horror_ent) October 16, 2019
映画「シャイニング」から40年の時が経ち、ファンが待ち望んでいた続編が公開されるとあって話題沸騰中の『ドクター・スリープ』は、最近公開された「IT/イット THE END”それ”が見えたら、終わり。」を凌ぐ最高傑作とまで言われています。
「IT/イット」はリメイク、『ドクター・スリープ』は続編ということで、比べるようなものではないのかもしれませんが、ファンにとってはどちらも待ち望んでいたものではないでしょうか。
「シャイニング」のオーバールックホテルを再現するために相当な努力もあったようで、その仕上がりは新しさを感じられる反面、懐かしさも感じられる出来になっています。
前作「シャイニング」に比べホラー色が濃くなく、ストーリー重視の展開になっているようですので、ホラーが苦手な方にもお勧めできる映画となっていますので、ぜひ劇場でお楽しみください。
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