国際共同制作8Kドラマ『太陽の子』のあらすじや見どころ紹介!再放送の日程についても

毎年8月には、太平洋戦争の悲劇を描いた映画やドラマがテレビで放送されることが多いですね。

2020年は、終戦記念日の8月15日(土)にNHKで特別ドラマ『太陽の子』が放送されることになりました。

国際共同制作で、ドラマだけでなく2021年には映画版も作られるという大プロジェクトです。

終戦から75年、徐々に被爆経験者が少なくなっている日本で、『太陽の子』は改めて戦争・原爆の恐ろしさについて再認識させられるドラマと話題になっています。

『太陽の子』のあらすじやキャスト、見どころなどについてまとめました。

8月15日にNHK特別ドラマ『太陽の子』が放送

ドラマ『太陽の子』はNHKにて放送されます。

放送日程

8月15日(土) 夜7時30分~8時50分(80分)

【再放送】8月19日(水) 夜11時40分~1時00分(80分)

  • NHK 総合、NHK BS4K、NHK BS8Kにて放送

8月15日(土)に放送される特別ドラマ『太陽の子』は、第二次世界大戦末期の日本を舞台にした戦争ドラマです。

主人公は京都帝国大学で原子物理学を学ぶ若い学生で、国から核エネルギーを使った新型爆弾の密命を下される研究チームの1人となります。

8月6日には広島に原子爆弾が投下され、研究者たちは広島で自分たちが研究を進めていた原子爆弾の威力を目の当たりにすることとなりました。

原子爆弾を作るよう命令された方の視点から描く新しい戦争ドラマとして、『太陽の子』は非常に注目されています。

2021年に映画版も公開予定ですが、映画版とドラマ版は描く視点が違うということなので、どちらも見逃さないようにしたいですね。

ドラマ『太陽の子』主演は柳楽優弥、有村架純や三浦春馬も出演

太陽の子

『太陽の子』主演は柳楽優弥さん、原子物理学の研究に携わる若い研究者・石村修を演じます。

修の幼馴染・ヒロインの朝倉世津を演じるのは有村架純さん、建物疎開により家を失い、修の家で暮らすこととなりました。

修の弟、石村裕之を演じるのは三浦春馬さんです。陸軍兵士として出征していましたが、療養のため一時帰国してきます。

この他、イッセー尾形さん・山本晋也さん・國村隼さんらベテラン俳優陣が脇を固めており、キャストの顔ぶれを見ても非常に楽しみなドラマです。

三浦春馬の入水シーンは編集なし

主人公・石村修の弟である裕之を演じる三浦春馬さんは、7月に自殺により30歳で亡くなっています。

この『太陽の子』は三浦さんにとって遺作になりますが、ドラマ内で三浦さん演じる裕之が入水自殺を図るシーンに賛否両論が出ました。

三浦さんが生前に遺していたメモの内容が、このドラマで演じていた裕之の人生と重なる点も、ファンの方にとっては胸が痛むところとなりえます。

現実の三浦さんとどうしてもシンクロしてしまう方が出る可能性は否定できず、演出などが編集される可能性も考えられましたが、現在のところ編集なしで放送予定です。

ドラマ『太陽の子』の見どころは?

原子物理学研究で兵器開発を進めるか葛藤する若い学生の姿

『太陽の子』の見どころは、なんといっても国の戦争優先の方針に翻弄され、苦悩する若い学生の姿です。

幼馴染や弟と何気ない青春を過ごすシーンとの対比が、よりその苦悩を色濃いものにしています。

この『太陽の子』は、演出を手掛けた黒崎博さんが広島の図書館で手に取った「広島県史」で綴られていた若手研究者の日記がベースになっています。

日本で密かに原子爆弾開発が進められていたことも史実であり、当時の最先端科学であった原子物理学を学んでいた学生たちがどのような葛藤をしていたかがドラマとなりました。

広島の惨状を目にした後に研究者たちがどのような考えを抱くのか、当時の科学者がどんな思いで兵器開発をしていたのかに注目してドラマを見てみましょう。

ドラマ『太陽の子』は史実に基づくリアルなドラマ

終戦から75年という節目に、国際共同制作、しかも8Kで特別ドラマ『太陽の子』が放送されます。

史実要素がふんだんに盛り込まれているドラマだけに、当時の科学者・若者のリアルな心情が描かれるのではと期待が寄せられています。

終戦記念日の夜はドラマを通して、戦争末期という非常に厳しい時代に思いをはせてみてはいかがでしょうか。

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