武漢のチャーター便利用費一人8万円を請求!「桜を見る会はタダ同然なのに」「お金がないと助けてもらえないの?」と非難の声

新型コロナウイルスが世界的に蔓延し、死者の数も日に日に増加しています。

そこで日本政府がチャーター機を用意し、武漢にいる日本人を順次帰国させていますが、その中でいくつかの問題が生じています。

今回は、武漢から日本へ移送に用いたチャーター便の利用費が一人8万円請求されることについて調べました。

武漢から脱出が始まる

2020年1月29日より、日本政府が用意した武漢から羽田へのチャーター便が到着しています。

無事帰国した乗客は、検疫や健康診断を受け、症状の見られない人は経過観察のために警察大学校や指定のホテルへ、症状のある人や疑わしい人は医療施設への入院となります。

その中で、日本人3名のウイルス感染が確認され、千葉県内の病院に入院しています。

帰国した日本人は1便で206人、第2便で210人となりました。

引き続き、政府はチャーター機を用意し、希望者の帰国を受け入れる方針です。

チャーター機利用費8万円を請求

今回の武漢から羽田間のチャーター便ですが、非常事態ということで利用費がかからいのかと思いきや、一人あたり約8万円の利用費が請求されるそうです。

同様なケースがあった時に、これまでも利用費は本人負担であったことを茂木外務大臣が発表しました。

30日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』では、司会の羽鳥アナウンサーが

「パスポート申請時に我々は邦人保護関連経費を支払っており、351億8900万円もの予算があるのになぜ?」

と疑問の声を上げています。

確かに、今回の緊急帰国は政府がチャーター機を用意するという時点で非常時であり、日本人の保護と安全を考慮したものだと思います。

しかし、予算を使用して無料にするのではなく、8万円を請求するとはどのような理由があるのでしょうか?

外務省は「平常時を想定した予算」と回答

今回のチャーター便の利用費8万円は、航空機利用の正規金額だとされています。

通常、片道20万円のところ、往復利用と想定し8万円の請求になりました。

29日に行われた予算委員会では、議員が「これくらいは政府が出せばいい」「国を挙げて対応するのは当然だ」という意見も出ています。

しかし外務省は

「海外における邦人保護に関わる経費というのは、平常時を想定したもの。

今回の新型肺炎のような突発的かつ大量のケースに対応するための経費という考え方ではない」

としています。

ネットでは「桜を見る会」と比較して批判する声も

今回の政府の対応を受け、ネットでは批判の声が上がっています。

留学生や企業から派遣されている人の場合は、学校や企業側が料金を負担してくれる場合もあると思いますが、基本的に自分で支払うことが多いと思います。

しかも、家族で帰国となるとその負担は大きく、費用が用意できない人は帰国できないということになります。

安倍政権への不信感が高まる

今回の対応は、国の予算を使って日本人の脱出が行われると思っていた人が大多数を占めていました。

しかし、費用の請求があると発表されたことで、安倍政権の本性が現れたと批判の声が続出しました。

特に問題になっているのが「桜を見る会」です。

安倍政権になってから、当初の費用を大幅に上げて有権者への接待に使用したと言われており、その予算があれば、今回の費用は全額政府が負担できたのではないかと言われています。

検疫費用や帰国者の隔離など、チャーター機以外にも多くの費用が掛かっているとは思いますが、今回の費用請求に関して納得できる説明をしてもらいたいと思います。

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