ファンタジーガールと叫んだゴミ屋敷住人とは?札幌市で大家と住人が対抗!

8月2日に羽鳥慎一の情報番組『モーニングショー』(テレビ朝日)で紹介された、札幌のゴミ屋敷の特集。

アパートの共有スペースにゴミを放置したり、騒音などで迷惑を掛ける男性が、「ファンタジーガール」、「日焼けばばあ!」、「調子こきババア」と近隣の住民に大声を上げる映像が放送されました。

「ファンタジーガール」という予想外のパワーワードに、ネット上では話題となっています。

ゴミ屋敷の住人はどんな人なのか、大家と近隣の住人との関係などをまとめてみました。

ゴミ屋敷の状況

今回取り上げられたゴミ屋敷は、アパートの2階に住む60代の男性。

1年前からアパートの駐車場や階段など共用スペースを占拠し、大量のゴミを放置するようになったとのことです。

アパートの外には木材やしょうゆの一斗缶、積み上げられた段ボール、ガソリンの携行缶、さらには灯油タンクの裏やガスボンベの前には枝や木材など。

そして玄関前にはゴミが積み上げられている状態でした。

そこからは、強烈な悪臭が漂っており、大家と住民が何度も注意しましたが、ゴミはどんどん増えて行ったようです。

住民の話では二度火事騒ぎがあったり、また夜中に地面を金属で叩いて大きな音を立てる迷惑行為なども行われていました。

大家と住民がゴミを強制返還

ゴミの撤去に応じなかった男性に対して、大家と住民は放置しているゴミをクレーン車を使って男性宅のベランダに強制的に返すという処置を取りました。

この男はゴミの撤去に応じなかった為に、大家らがクレーン車でゴミを強制返還するという対抗手段をとったわけです。

クレーン車で部屋に次々とゴミが運び込まれる状況に、男性は興奮した状態で声を荒げながら、

「日焼けばばあ!」

「調子こきババア」

「ファンタジーガール」

と、ゴミを運び続ける業者や住民にこのような暴言を浴びせ続けたのでした。

「ファンタジーガール」発言にSNSでの反応は

「ファンタジーガール」という言葉のインパクトに、SNSでは番組を視聴していた人達から様々なリアクションがありました。

ニュースの内容とはまた違った意味で、「ファンタジーガール」という言葉が視聴者の印象に残ってしまった感じですね。

男性がゴミを放置した経緯は

番組のインタビューに答えた男性曰く、ゴミを捨てないのは「札幌市のゴミが有料化され出すのが面倒くさくなった」ということからのようなのです。

その他に「ゴミはゴミを呼ぶんだって」「工作をする材料として木材を置いている」と返答していました。

大声や騒音については「釣りの練習で竹竿を振り回したりしている」「大声は表現の自由」「全面戦争やるよ」と話は平行線を辿った状態で終わりました。

大きな声や音に対しては「釣りの練習」「周りの人に危害を与えるつもりはない」「大声は表現の自由」と迷惑行為とは違うと反論しました。

この男性は二十数年前から、このアパートに住んでいて、現在は妻と別居、約1年程前からゴミを放置し始めたようです。

ゴミ放置男性の今後は

この男性の迷惑行為をやめさせることは出来ないのでしょうか。

番組の中で警察は、数ヶ月前から通報や相談はあるが、敷地内のトラブルなので対応は難しいとしています。

一方、菅野朋子弁護士によりますと、今回のようにゴミをクレーン車で男性の部屋に“強制返還”するという行為は、共用スペースに荷物が勝手に置いてあっても、勝手に処分することは出来ない。

しかし、今回のケースは「男性の所有物を男性に返還する」として認められるのではということです。

この男性の迷惑行為はゴミ放置だけでなく、近隣住民への暴言を浴びせたり、夜遅くに外で金属を叩いたりなどもあります。

アパートの大屋さんは、男性の退去を求めているということで、菅野弁護士は大家との信頼関係を破壊するような迷惑行為があると判断出来るので、契約解除した上で明け渡しの請求が可能。

もし退去しない場合は強制執行も出来るようになるということでした。

以前からゴミ屋敷や暴言などの迷惑行為のニュースは、いろいろな地域で聞かれます。

地域でゴミを捨ててもまた拾って来るし、引っ越しさせられてもまた新しい場所で同じ事を繰り返すケースが多いです。

こういったことが出来る限りおこらないよう、何か良い解決策が見つかることを願っています。

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