10月に福井県坂井市、東尋坊の海で嶋田友樹さんが遺体で発見された事件について、殺害までの経緯が明らかにされました。
その中で、嶋田さんが亡くなるまで、加害者の7人がかなり執拗で残忍な暴行を加えていたことがわかり、話題となっています。
10月に7人が逮捕された時の容疑は、嶋田さんを車のトランクに監禁したという内容でした。
その後、嶋田さんの死因が東尋坊から落ちたことによる脳挫滅であることなどがわかり、捜査が進められていたところです。
ひどすぎると話題になった、嶋田さんが殺害されるまでの経緯などについてまとめました。
目次
東尋坊から飛び降り強要、少年6人を含む7人が逮捕される
東尋坊から嶋田友樹さんを無理やり飛び降りさせたとして、7人が逮捕されました。
逮捕されたのは、39歳とび職の上田徳人容疑者の他、17歳から19歳までの6人の少年です。
10月には乗用車のトランクに嶋田さんを監禁していた容疑で逮捕されており、再逮捕という形となりました。
7人は直接嶋田さんを東尋坊の崖から突き落としてはいませんが、それ以前に集団で暴力を加えていました。
その上で、「お前は死ぬ道しかない」「はよ落ちろや」などと命令し、飛び降りを強要したことが明らかにされています。
現場は20mほどの高さ
自殺の名所としても有名な東尋坊は、20mくらいの高さの崖が長く続くいている場所です。
悪事を働いたため、酒に酔わせて突き落とされた僧侶の名前から、東尋坊という名前が広まったとされています。
観光名所でもありますが、20mクラスの崖はほぼ垂直で、転落してしまった場合、ほとんど助からない場所であることは間違いありません。
嶋田さんの死因も、頭部への衝撃による「脳挫滅」とされています。
「脳挫傷」よりもさらにひどく頭蓋骨や脳がダメージを受けた状態であり、落ちた衝撃の大きさを物語っていますね。
嶋田友樹さんを東尋坊から飛び降り強要させた事件、嶋田さんが亡くなるまでの経緯がひどいと話題に
東尋坊からの飛び降り強要で7人が逮捕された事件では、飛び降り強要までに至る嶋田さん暴行の経緯がひどすぎると話題になりました。
- バットやフライパンで殴る
- 歯をハンマーで殴って折る
- 火のついたタバコを鼻に押し付ける
- 路上に寝かせ、足を車でひく
など、数々の暴行を受けたことがわかっています。
その上で、自殺に見せかけるため、嶋田さんをトランクに監禁して東尋坊に向かいました。
あまりにも非道な内容に、ニュースを見た方からも、逮捕された少年たちに少年法を適用するのはおかしいなど、非常に厳しい意見も出ています。
東尋坊飛び降り強要、嶋田友樹さんは10月に遺体発見、11月に7人を殺害容疑で再逮捕
東尋坊から飛び降りを強要され、死亡した嶋田友樹さんは、10月に東尋坊の海で遺体が発見されました。
10月から加害者グループと遊び仲間であった嶋田さんですが、何らかのトラブルがあり、殺害されるに至ったと報じられています。
嶋田さんの死因が脳挫滅であることなどがわかり、11月に入り、加害者7人は嶋田さんをトランクに監禁した容疑に加え、殺人の容疑で再逮捕されていました。
その7人の取り調べから、拷問のような嶋田さんへの暴行の実態が明らかにされています。
1988年から89年に起きた「女子高生コンクリート詰め殺人事件」を思い出す方もいたほどの、非常に衝撃的な内容でした。
被害者を複数の少年が監禁したことや、あらゆる形で暴力を加えたこと、事件が発覚しないようコンクリ詰め・海への身投げ強要という形で共謀したことなどが共通しています。
嶋田友樹さんに対する東尋坊からの飛び降り強要、少年6人は家裁へ送致
嶋田友樹さんに対する数々の悲惨な暴行が世間に衝撃を与えた事件、加害者のうち6人の少年は家裁へ送致される処分が下されました。
少年6人は全員16歳以上であり、少年法に従えば、今後検察官へ逆送致されることとなります。
厳罰がふさわしいと考える方も少なくありませんが、今後の裁判での量刑判断はどのようなものとなるでしょうか。
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