台風19号の影響により各地で被害発生!進路状況、避難勧告、暴風警報、冠水、停電などの情報まとめ

12日(土)から13日(日)午前に掛けて、関東を中心に猛威を振るった台風19号は13日正午、日本の東で温帯低気圧に変わりました。

今回の台風19号では1日から2日間の間に、年間の降水量の3割から4割に当たる雨が振るという記録的な大雨になりました。

各地では河川の氾濫などもあり、雨が止んだとしても地盤が緩んでいるところありますので、土砂災害には引き続き警戒が必要です。

台風19号の影響により各地で起きている被害状況や死者、行方不明者をはじめ、冠水、停電、などの情報を随時更新しまとめて紹介させていただきます。

台風19号の影響による各地の被害状況

茨城県水戸市の那珂川が氾濫

茨城県水戸市の那珂川が氾濫しており、13日正午過ぎの段階で家屋や道路の一部が水没している状態になっています。

埼玉県の川越の老人ホームで230人孤立

13日午前8時頃に通報があり、近くを流れる越辺(おっぺ)川が氾濫(はんらん)するなどしたため、埼玉県川越市下小坂の特別養護老人ホーム「川越キングス・ガーデン」が水に浸かり、入所者ら約230人がホーム内に取り残されています。

県警と消防がボートなどで救助活動を行っています。負傷者は今のところいない模様です。

福島県では阿武隈川が氾濫し、住宅多数が浸水

13日に福島県いわき市では台風19号の救助活動中に、消防ヘリから70代の女性を誤っヤク0メートル下に落下させたということです。

女性は心肺停止の状態で病院に搬送されたとのことです。

福島県鏡石町によりますと、13日午前1時すぎに町内の成田地区で阿武隈川が氾濫し、多数の住宅が水につかる被害が出ているということです。

地区にはおよそ80世帯300人ほどが住んでいて、このうち45人は避難所に避難しましたが、ほかの住民は住宅の2階などにとどまっているとみられています。

町は「流れてくる水の量からみて、堤防が決壊したのではないか」と話しています。

NHKウェブニュース

長野県では千曲川が決壊し 広範囲で大規模浸水

長野県千曲川の堤防決壊で、川から西側の住宅地に水が流れ込んでおり、住宅の1階部分が水に浸かっています。

決壊した長さは約70メートルで、市内では高齢者福祉施設などに100人以上も取り残されており、自衛隊や消防などがヘリコプターやボードなどを使って救出に当たりました。

新幹線の車両基地では、止めてあった新幹線が水に浸かってしまいました。

台風19号による大雨で長野県内を流れる千曲川が決壊しました。また多くの場所で氾濫し、長野市や千曲市など流域の広い範囲で大規模な浸水被害が発生しています。

国土交通省北陸地方整備局によりますと、長野市穂保の千曲川の堤防の決壊について、上空からドローンで確認したところ、およそ70メートルにわたって決壊していることがわかったということです。

また、長野県内の千曲川では、▼上田市国分、▼千曲市雨宮、▼須坂市北相之島と、▼小布施町の飯田・山王島、▼長野市の篠ノ井横田・篠ノ井小森・穂保、▼中野市の立ヶ花・栗林で水が堤防を越えてあふれ出して氾濫しました。

国と長野地方気象台は、これらの地域に5段階の警戒レベルのうち最も高いレベル5にあたる氾濫発生情報を発表して最大限の警戒を呼びかけています。

NHKウェブニュース

岩手間では土砂災害による道路遮断で、孤立状態の世帯も

釜石市平田の佐須地区は土砂災害による道路寸断で、30世帯が孤立状態。このほか久慈市夏井町、大船渡市赤崎町、同市日頃市町を合わせ、少なくとも46世帯が孤立している。

住宅被害は少なくとも床上浸水が26軒、床下浸水17軒、土砂流入が16軒発生。 県内12市町村が避難指示を発令し、残る21市町村も避難勧告や避難準備・高齢者等避難開始を出した。

対象は計91万9234人。避難所442カ所が開設され、9930人が避難している。

岩手日報

群馬・嬬恋の休暇村で70人孤立

土砂崩れの影響で群馬県嬬恋村では12日の昼過ぎ頃から通行出来なくなっており、県道沿いのホテル「休暇村嬬恋鹿沢」の宿泊客と従業員の合計約70人が取り残されています。

昨晩からホテルの周辺では停電が続いている状態とのことです。

群馬県嬬恋村では、土砂崩れの影響で、村内の県道が12日昼過ぎごろから通行できなくなっている。

村によると、県道沿いのホテル「休暇村嬬恋鹿沢」の宿泊客と従業員の計約70人が取り残されている。ホテル周辺は昨晩から停電が続いているという。

朝日新聞

北陸新幹線など5ヶ所に重大被害で復旧に長期化も

台風19号の影響で、長野市の北陸新幹線で車両センターなど5ヶ所に重大な被害が出たことが明らかになりました。

被害にあった路線では復旧作業のために、運転会まで長期間になる可能性があるとされています。

他に被害に遭った路線は、山梨県の中央線梁川―四方津間、栃木県の両毛線大平下―栃木間、茨城県の水郡線袋田―常陸大子間と川崎市の横須賀線武蔵小杉駅の計5ヶ所になります。

中央線は線路に土砂が流入し、両毛線と水郡線は、橋が流失するなど、武蔵小杉駅は構内が冠水しました。

台風19号の影響による停電情報

関東の1都8県ではいまだ20万戸超えの世帯が停電中

東京電力によると、午前10時45分現在、1都8県で約20万1200戸。千葉県で約10万3300戸、神奈川県で約4万5700戸、茨城県で約2万900戸、静岡県で1万7300戸、東京都で約2500戸など。

東電によると、雨風の影響で電線に樹木が倒れている可能性があるという。復旧を急ぐ。

停電情報

台風19号による死者や行方不明者

13日(日)13時半の段階で、台風19号の影響で亡くなった方は18人、行方不明の方は13人にものぼっています。

亡くなったのは神奈川県、栃木県、群馬県で4人、埼玉県で2人、岩手県、宮城県、福島県、千葉県で1人です。

そして福島県や長野県などの5つの県で13人が行方不明となっています。また28の府と県で149人がケガをしているとのことです。

台風は去りましたが、まだまだ警戒は必要です

地球最大規模とも言われた台風19号はようやく去りましたが、大きな爪痕を残し氾濫した川などは未だ被害が続いています。

まだまだ警戒も必要なところもたくさんありますので、みなさん気を付けて下さい。

被害がこれ以上増えないことを祈るばかりです。

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