4月12日(日)夜10時30分から新ドラマ『美食探偵 明智五郎』がスタート!
「東京タラレバ娘」や「偽装不倫」などを書いた東村アキコさんがお送りする今作は恋する毒殺サスペンス!!
多くのドラマ化作品を手掛けた東村アキコさんと主演の中村倫也さんのタッグが生み出す究極のグルメ・エンターテインメントとなっています。
こちらでは、ドラマ『美食探偵 明智五郎』の見逃し動画配信情報や、気になるキャスト情報、あらすじなどのドラマ情報を紹介していきます。視聴率・感想も最終回まで更新します!
目次
ドラマ『美食探偵 明智五郎』の動画を全話無料視聴する方法
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ドラマ『美食探偵 明智五郎』のあらすじ
世間を震撼させる連続殺人犯の動機は、歪んだ愛。
三度の食事に命をかける美食家の明智五郎(中村倫也)は、容姿端麗の私立探偵。見た目も頭脳も申し分ないが、かなりの変わり者です。
そんな明智が通い詰めるのはキッチンカーで弁当の移動販売をしている「いちご・デリ」。店主の小林苺(小芝風花)は、明智に依頼調査をしてきた主婦(小池栄子)に同情してしまったがために、浮気調査に巻き込まれてしまいます。
調査の結果、主婦の夫は毎日若い女の家で1時間のランチタイムを過ごしていることが発覚。
主婦の即席手料理を口にしながら明智は浮気の調査報告をします。主婦を励ます明智でしたが、次の日、主婦の夫の遺体が発見されてしまいます。
事件を捜査一課の刑事・上遠野(北村有起哉)とその部下の高橋(佐藤寛太)が捜査しながら迷走する一方で、主婦の犯行だと直感した明智は主婦をディナーに誘います。
葉山のオーベルジュでディナーする最中、事件の真相に迫る明智。
しかし、この事件がきっかけで主婦は殺人としての本当の自分を解き放ってしまったのです。
今、主婦の“最後の晩餐”が始まります……!
ドラマ『美食探偵 明智五郎』の原作は?
原作は、東村アキコさんの漫画「美食探偵 明智五郎」です。
この漫画は、集英社の出版している「Cocohana」で2015年8月号に読み切り作品として掲載された後、同号にて連載し、2018年6月現在で5巻まで刊行されています。
また東村アキコさんは他にも「東京タラレバ娘」や「偽装不倫」などの作品があります。
これまでのドラマ化された作品は恋愛物でしたが、今回は初のサスペンス漫画!
さらに殺人の方法が毒殺に限定されているという今までにないサスペンスドラマとなっています!
ドラマ『美食探偵 明智五郎』キャスト一覧・相関図
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出典:https://www.ntv.co.jp/bishoku/chart/
明智五郎/中村倫也
江戸川探偵事務所の私立探偵。
美食家であり、おまけにルックスもいい明智は、実は一流デパート・扇屋百貨店社長の御曹司。
ワインレッドのスーツにループタイがトレードマークで、独特の口調の変わり者です。
マグダラのマリア/小池栄子
平凡な専業主婦で夫は研究員。
和風の料理しか食べない堅物の夫が、毎日違う料理の香りをつけて帰ってくるようになってしまったことを不審に思い、夫の浮気の調査を明智に依頼します。
小林苺/小芝風花
移動弁当屋「いちご・デリ」の店主兼料理人。
常連客の明智にいつも探偵助手にされています。優れた味覚と料理の腕が事件解決に役立つことも。
桃子/富田望生
苺の親友でピーチ不動産社長の一人娘。
明智に負けず劣らず食に詳しく、話すことは意外と物事の真理をついています。苺が困った時に現れる頼もしい存在です。
高橋逹臣/佐藤寛太
警視庁捜査一課の警部補で実は東大出身のキャリア。
明智のことを尊敬しており、明智のためなら捜査情報を包み隠さず話し、命令に従います。
上遠野透/北村有起哉
警視庁捜査一課のベテラン刑事で、階級は警部。
明智が事件に首を突っ込んでくるのを嫌がるが、結果的にいつも助けられてしまいます。明智に頼んで月一の食事会「東京美食倶楽部」に参加させてもらってます。
小松崎/モロ師岡
先代の社長五十六の頃から明智家を支える優秀な明智家の執事。
家族の問題は静かに見守ります。
明智寿々栄/財前直見
明智五郎の母で、扇屋百貨店の副社長。
五郎がこの世でさからえない唯一の存在である寿々栄だが、五郎とは違い全くの味オンチです。
古川茜・林檎/志田未来
普段はりんご農家の純朴な一人娘。
だが、裏では自称・マグダラのマリアの仲間で、ハンドルネームは「林檎」。
浮気をした彼氏の相談をしたことからマリアと繋がり、その後、浮気相手を代わりに殺してもらい、仲間になります。
伊藤・シェフ/武田真治
フレンチビストロ、メゾン・ヴェリテのオーナーシェフ。
かつて若かりし頃のマリアと出会い、東京で店を持つことを決意した過去を持ちます。
その後、店の酷評に腹を立て、殺意を抱いていたことをマグダラのマリアに見抜かれ、殺人に手を染めてしまいます。
桐谷みどり・れいぞう子/仲里依紗
専業主婦。
新婚当初は夫に手料理を振る舞っていた優しい妻だったが、自分の料理ではなく姑の料理ばかり好む夫を手にかけてしまいます。
マリアの助っ人のシェフとともに夫を解体します。
ドラマ『美食探偵 明智五郎』主題歌
今回「美食探偵 明智五郎」の主題歌は、宇多田ヒカルさんが歌う「Time」です。
このドラマのために書き下ろした曲で、原作を読んだ上で製作しており、グルメとサスペンスを融合したこの作品の世界観を表した楽曲になっています。
この曲は5月8日に配信リリースされることが決まっています。
デビュー以来初の日本テレビ系のドラマを手がける宇多田さん。
楽曲はドラマの初回放送にて初披露されます。
今までにないサスペンスドラマとなっている今作を盛り上げてくれる「Time」がどんな曲なのかも楽しみですね!
ドラマ『美食探偵 明智五郎』の見どころは?
今までにない毒殺サスペンスとなっている今作。美食家・明智五郎と毒殺サスペンスという、“食”にとことんこだわったドラマです。
原作でも食べる描写、食べ物の描写も多いので、ドラマでも多くの料理が出てくることが期待されます!
そして美食家でありながら容姿端麗の明智五郎。上品な雰囲気を漂わせながらも変わり者の明智の推理は見ものです!
また、自称・マグダラのマリアに引きずり込まれた人々と明智。そして今までにない毒殺に限定された殺人事件の数々。
最後の晩餐の決着がどうなるのか気になってしまうドラマです。
ドラマ『美食探偵 明智五郎』の各話あらすじと感想
第1話あらすじ・ネタバレ
キッチンカーで弁当販売を行っている小林苺(小芝風花)の常連客の1人、明智五郎(中村倫也)は食に対して強いこだわりを持つ私立探偵。
いつも明智のワガママな注文に迷惑を被っている苺だが、明智の元に夫の浮気調査を依頼しに来た主婦(小池栄子)の話に立ち会い、強く共感してしまったことから調査の協力をすることになってしまう。
明智は主婦の夫をマークし、夫が毎日ランチタイムを若い女性のアパートで過ごしていることを突き止め、そのことを主婦に報告する。
調査結果を聞いて怒りを覚える主婦に対して明智が「本当の自分を解き放つべきだ」と励ますと、主婦は何かスッキリした表情を見せ明智も一安心。
ところが翌日、明智がマークしていた主婦の夫が殺害されたというニュースが流れ、明智は主婦の犯行を確信し、すぐに電話をかけ葉山で2人きりのディナーに誘う。
明智の誘いに応じた主婦は「最後の晩餐」と称するディナーを楽しみ自分の感情を明智に吐露する。
なんとか説得を試みる明智だが、お酒の中に睡眠薬が仕込まれていて、眠った隙に主婦は姿を消す。
運転手として外で待機していた苺が異変に気が付き、明智を叩き起こし、自殺を決意しているであろう主婦を追って崖に向かう。再度説得を試みるも、結局主婦は崖に身を投げてしまう。
悲劇的な結末に落ち込んでいる明智の元にある人物から絵葉書が届く。
送り主は「マグダラのマリア」。
主婦の家で見たモナリザの絵葉書と同じものであったことから、明智は主婦からの絵葉書ではないかと考える。
そんな時にホテルで男女の毒殺死体が発見される。そして、そのホテルの宿泊リストに書かれていた名前は「マグダラのマリア」。明智は主婦が何らかの形で事件に関わっていると疑いを持つ。
同じ頃、1人の田舎から出てきた女の子(志田未来)が「マグダラのマリア」を名乗る女性を訪ねて来る。
どうして危険を冒してまで殺人のアドバイスをくれるのかと尋ねる女の子にマグダラのマリアは「人を殺したくてウズウズする。会いたい人がいる」と説明する。
マグダラのマリアはあの主婦であり、明智に再会するために犯罪を重ねようとしていた。
第1話感想


最近活躍中の中村倫也さんが気になり見てみましたが、やはり深夜ドラマの域を出ない感じの完成度だと思いました。
まずは、主人公の明智五郎がわがまますぎて俺様色が強くて、見るのが少しきついかなと思いました。
そして、共演者の小芝楓花さんも清純派からイメージが変化しているような感じで、パッとしない感じがしました。

小池栄子さんが演じている主婦の今後が凄く気になる展開でした。
五郎にまた会いたいなら会いに行けば良いし、他人の殺しに手を貸す意味も不思議でドラマの終盤になるにつれて「何を考えているんだろう?」「どうして他人の殺しに手を貸しているんだろう?」とばかり考えてしまいました。
また、小芝風花さんと中村倫也さんの掛け合いが個人的に好きです。

タラレバ娘の作品が好きで同じ作者さんなので見てみたのですが、テンポがいいので作品として見やすかったです。
明智吾郎のセリフで「悪くない」にハマってしまい、家族で食事してて悪くないというのにハマってます。
小池栄子さん演じるマグダラのマリアの今後の展開が凄く気なっていく第1話でした。小池栄子さんの役がピッタリすぎて目が離せなくなりました。

このドラマでは、殺人事件の推理に食が絡んできていて、タイトルにある美食探偵という名前の意味がわかりました。
小池栄子さんが演じる主婦が夫を殺したのも、不倫ではなく昼食を食べていたということからも、今までのドラマとは違うなと感じました。
主人公の明智五郎も嫌いなタイプかなと思いましたが、予想以上に感じが良い存在でした。
第2話あらすじ・ネタバレ
帝都ホテルで若いカップルの殺人事件が起こる。死因は2人がモーニングサービスで頼んだフレンチトーストに混入されたシアン化合物だった。
胃からはなぜか朝食に入っていないリンゴが検出される。さらに調べていくと、殺された男性の実家は青森で、もう一人付き合っていた彼女(志田未来)が浮上してきた。
しかもその彼女の実家はリンゴ農家だった。そこから明智とイチゴはそのリンゴ農家を訪ねることになる。
謎のリンゴはどうして混入されたのか?二股をかけられていたアカネは東京に行った彼のためにずっと小包を送っていた。実家のリンゴを使って作ったジャムも一緒に。
おじいちゃんが作ったリンゴ、そしてお母さんが教えてくれたジャムを、その彼女が食べていたことがショックでその女を殺してやろうと思っていた。そしたらマリアが毒を入れてくれた。と、アカネが告白する。
アカネは彼女だけが死ねばいい、リンゴジャムを食べ飽きた彼はジャムを食べないと思ったが、高級ホテルで目の前でサーブされ、彼女と一緒にとった朝食で彼はそれを食べてしまった。
最初からマリアがこの殺人に関係してるのではないかと感じていた明智は、マリアがどこにいるのか何度もアカネに尋ねたが、居場所は知らなかった。
警察は明智とイチゴの助けで、二股をかけられたアカネを重要参考人として家宅捜査に入った。
イチゴは明智にアカネが殺人で捕まるのかと聞いたが、「アカネの家からはシアン化合物は出てこないだろうし明確に殺しを依頼した証拠がない限り殺人教唆にはならない、誰かが勝手に彼女の殺したい人を殺してくれた、ということで彼女を捕まえることは難しいだろう」と答える。
最後に明智の事務所にマリアが現れ、「明智のおかげで今幸せ。ただ人を殺すことが幸せで、あなたもこちら側の人間になるの」と誘うが、明智はマリアを救いたいと訴える。
マリアは聞く耳を持たず「世界中の人を殺さないと」と言って明智の事務所から去って行ってしまう。
第2話感想

見応えがあり楽しかったです。随所に出てくる食事シーンがとても映えていておいしそうでした。
小ボケのシーンも散りばめられていて面白かったです。マリアが殺人鬼となっていく姿が恐ろしかったです。
明智が母親と対面するシーンがありましたが、今後の展開に繋がる描写のように思いました。明智は母親を嫌い、母親は明智を心配しているようです。

五郎とイチゴのコンビが第2話にしてすっかり板についてきた気がします。
ホテルでの毒殺事件、犯人は分かっているのだけど、青織の子は殺したいと思っただけで何もしていない、これこそ完全犯罪と言えるトリックなのかな、と最後に少し感心してしまいました。
五郎の母が登場したり、美食と言える美味しいものが出てきて、目でも楽しめました。リンゴジャム作って見たくなりました。

2話を視聴して、マリアは殺しを指示しているのではなく、依頼されて殺人を犯している殺人鬼になったことが分かりました。
殺しを依頼した人の気持ちは共感できた部分もあったので悲しいというか虚しく、複雑な気持ちになりました。
実際のところは依頼した人は殺していないし、殺人を依頼した証拠がなければ逮捕されないのでマリアの巧妙さが際立っていて、今までの推理ドラマにはない展開でおもしろさがありました。

マリアさん、あんな純真そうな茜を悪の道に誘っては可哀想です。彼女が殺したいと思う気持ちは分かりますが、それは一時的な感情で、後々あんな男の人と結婚しなくて良かったと思うはずです。
五郎がそれを止められなかったのはとても残念ですが、真相解明はさすがでした。
カッコ良くてお金持ち、彼女がいないのが不思議ですが、とんでもない人に好かれてしまったものです。マリアは殺人犯なのにあの魅力、いつも冷静な五郎ですがとても心配です。

殺害してからおどおど感があれば気づかれてしまうと思います。二股かけられたのは腹立つだろうけど、そこまで憎いのかと思いました。それにしても茜役の志田未来さんは青森が似合っていました。
殺害計画を立てたマリアは嬉々としてるし、魂が悪魔になっているのだと感じました。もはや助手として巻き込まれているイチゴですが、お友達も一緒に運転して青森とは気の毒すぎます。なんであんなに上から目線なのでしょうか。
第3話あらすじ・ネタバレ
あるフランス料理店で、岩本という男が食事中にパンを喉につまらせて死亡する。明智はマグダラのマリアからの絵葉書をフランスからの郵便で受け取っていたため、この事件が怪しいと調査を始める。
まず岩本が高価なランチコースを頼んでいたことや、厨房にモナ・リザのポストカードがあったことが手がかりとなる。さらに通常はスライスされているパン・ド・カンパーニュで事故が起きるのは不自然だと見抜く。
真相を確かめるため、明智と小林苺は伊藤の店に客を装って入店する。次々に美味しい料理が出され、食後に明智は伊藤シェフを呼び出す。
すると伊藤はフレンチ修行時代にマリアとパリで会っていたことを語り出す。彼はマリアに絶賛されたロッシーニの味だけは日本人向けに変えていなかった。
最後に明智は、もし自分の料理を否定されたらと質問すると、伊藤はすぐに殺すという過激な答えを返してきた。それを聞いて苺は思わずワイングラスを落として割ってしまう。
その後、明智は死亡事故の目撃者の女性に聞き込みをする。そして現場で救命時に飛んだグラスが割れていないことを聞き出した。
苺たちは店のゴミを漁り、割れた物の中から二重構造のマジック用グラスの破片を見つけた。明智は伊藤に再度会いに行き、割れない二重グラスのことを問い詰める。
すると伊藤は、店の料理をグルメサイトで酷評していた岩本への恨みから犯行に及んだことを自白した。
第3話感想

苺は明智に振り回されながらも、やっぱり惹かれ始めていますよね。マリアにちょっと嫉妬するような様子がかわいらしい。いつかは再会が予想される明智とマリアはどうなるのか、ドキドキします。

中村倫也さんの赤いスーツ姿カッコよかったです。内容としても全体的にまとまっていて、一緒に謎解きができるところもあり、分かり易かったと思います。
武田真治さんが今回はゲストであり、フランス料理のシェフ姿がとても似合っていました。美味しそうなフランス料理が沢山並んでいて、 私も食べたくなってしまいました。

フレンチレストランでの事件で、グルメサイトの匿名の口コミで腹を立てたシェフがあんな方法で殺害するとは思わなかったです。
ワインのグラスのトリックから真相に辿り着くのは、なかなかないと感じました。明智のエプロン姿と小林の変装姿が面白かったです。
また、2人がフレンチレストランでディナーをした時の小林の表情が固まりすぎて笑えました。
マリアが今後どんな手段で殺害していくのかも興味深いところです。

小池栄子の存在が謎すぎて、今後明智とどのようになっていくのか不思議な感じです。ついつい見てしまう美食探偵。次回もどんな事件が起こるのか、どんな明智が見られるのか楽しみです。

フランス料理が好きなので、デザートも登場したらもっと良かったなと思いました。
明智が相手の気持ちを引き出すために、普通の会話から始める方法も、ドキドキする場面でした。3話から見ましたが、ついていける内容でした。

わくわくしながらディナーに行く苺ちゃんに対して探偵はいつもクール。しかも残念ながらまた事件絡み。明智探偵がどこから糸口を見つけていくのかドキドキしながら見ました。
今後、マリアが殺人ゲームをどう仕掛けてきて明智探偵が解決していくのか、どんな対決があるのか楽しみです。

相変わらず明智さん役の中村倫也さんの美しく色気溢れる姿が素敵でした。
また、良い料理を提供しているにも関わらず、ネット上の心無い匿名の口コミによって評判が下がってしまうという現実でもありそうな今回のエピソード自体も考えさせられるもので良かったです。
結局証拠不十分で逮捕とはならなかったけど、なんだか切なかったです。自分も色々気を付けねば。
第4話あらすじ・ネタバレ
桐谷みどり(仲里依紗)は、夫のおふくろの味の押しつけにより、自宅の冷蔵庫を占拠され自分の料理ができなくなっていた。
みどりは食料品を毎週送りつけてくる姑についてネット掲示板で相談したことで、マリアとテレビ電話で連絡を取る。そしてマリアに唆され、姑を庇う夫・和宏を殺害する。
和宏は明智の高校の同級生で、明智は同窓会に出席した際、几帳面な性格の和宏が同窓会に来なかったことに違和感を覚える。同じ頃、伊藤が桐谷家に現れ、みどりと共に和宏の遺体を解体する。
心配になった明智は桐谷家を訪問する。みどりと伊藤はマリアの指示に従い、粉砕式のダストシュートにより遺体を完全に処分しようとしていた。
明智は配達人から荷物を預かり桐谷家に突入しようと試みるが、返事がなかったため荷物を預かる。明智は苺に、高校時代、桐谷の弁当を一口分けて貰ったことで初めてお袋の味を知ったことを打ち明ける。
明智と苺は桐谷家を訪れ、みどりと接触し和宏と会わせてくれるよう頼むが断られる。異変を感じた明智は警察署を訪れ、上遠野に助力を求める。
その頃みどりと伊藤は苺を拘束し、マリアに諭されるがままに遺体を解体する。苺は辛うじて明智と連絡を取り、明智は電話越しにマリアの関与を知る。
桃子の助けもあり再度桐谷家を訪ねる明智だが、みどりは部屋に入れまいと抵抗する。そこに上遠野と渡辺が現れる。
同じ頃マリアは苺に対して、明智と自分の前から消えなければ殺すと脅す。上遠野のお陰で部屋に入ることが出来た明智だが、既に伊藤は部屋から脱出し、マリアの姿もモニターから消えていた。
上遠野は冷蔵庫から切断された和宏の手を発見する。必死でみどりを追いかける明智だったが、既にみどりの姿はなかった。明智は苺を危険に晒したこと、和宏とみどりを救えなかったことを激しく後悔する。
第4話感想

キッチンハラスメントによる恨みは、結構実際の世の中にもありそうな話だなぁと思いました。男の人ってやっぱり根本的にマザコンだし、嫁と姑問題っていうものはいつの時代になっても変わらないのだと思います。
恨みと愛情は紙一重。旦那を殺してしまった奥さんは、心の底では旦那を愛していたんだろうなあと思いました。殺しはいけませんが、奥さんの気持ちはすごくわかります。
そして、なんといっても今回も中村倫也さんの色気が見所です!キザな役柄も、持ち前のイケメンボイスととても合っていて良いです。
探偵という仕事柄、変装するシーンが何回かあるのですが、色んな姿の中村さんが見れるのも楽しみです。そして小池栄子さんとの絡みもとてもドキドキします!中村倫也さんをめぐって、小池栄子さんと小柴風花さんがどんなバトルを繰り広げるのかも楽しみです!

前回殺人を犯したシェフがまた登場し、今回の事件の犯人に手を貸す展開は驚きでした。マリアの息のかかった人間がどんどん増えてきているのが恐ろしいです。
今回の事件は特に恐ろしい犯行でした。事件の気配に気付いていながら、どうにもできなかった自分を悔やむ明智の姿が悲しかったです。ラストシーンでマリアの幻影にわめくシーンが印象的でした。
見所、明智の学生時代のシーンです。明智の制服姿が見られます。また、友人との思い出も見所のひとつです。

そして後悔と同じ位、これしかなかったと自分を奮い立たせる演技がすごく良かったと思います。
死体をバラバラにしていく武田真治さんもミステリアスで、犯人役がピッタリでした。鍛え上げられた筋肉を披露しながらも、解体へと力を注ぐ姿はダークヒーローでした。

今回はなんだかシリアスな展開で、主人公のキャラって真面目な人なのかもと疑問を持ちました。死体の解体を浴室でしていたホラー的なシーンが印象的で、食事と対極になる要素だからあまり見たくないなと思いました。

冒頭のれいぞう子と夫の状況から、人間の食べることへの執着がいかに深いかをとても考えさせられました。母の料理を大切に思って悪いわけがないし、夫に手料理を食べてもらいたいと思って当たり前だと思います。
それぞれの純粋な思いが執着に変わる。これまでの3話にもテーマとしてありましたが、仲里依紗さんの鬼気迫る演技もあって、3話の食への執着について身近に、そして恐ろしく感じさせられました。
第5話あらすじ・ネタバレ
今までの事件のショックで落ち込んでいた明智を励ますため、苺は明智を外に連れ出す。そこで上遠野刑事と娘の小春に出会う。上遠野刑事が仕事のため、明智の事務所で食事をとることになるが、そこで明智は小春が乳製品の食物アレルギーであることに気付く。
娘の様子がおかしいということに気付いた上遠野刑事は明智に内偵を依頼しますが、明智は取り合わず、代わりに苺が学校に向かうことに。
結果、食物アレルギーのことでクラスでいじめの対象になっていて、いたずらのせいで小春はアレルギーを起こし病院に運ばれることになってしまった。
後日、同じクラスの子から小春がいじめを受けていて、それを先導していたのがクラスの先生だということを知らされる。
一方その頃、いじめを辛いと感じていた小春にマリアが近付きます。そして辛いのなら先生含めクラスの全員を殺してしまえばいいと言い、決行は明日。
小春のSNSのアカウントから、マリアの次の狙いは小春だということに気付いた明智は、翌日学校に向かう。
桃子に潜入してもらっていた明智だったが、マリアファミリーの策略により、体育館に閉じ込められてしまう。そしていよいよ給食の時間。食べる直前、小春は毒が入っているから食べないようにとクラスのみんなに伝えるが、先生含め取り合ってくれない。
そこに駆けつける明智。明智は、給食の中にはヒスタミンという毒が入っていて、その毒は食物アレルギーの子と同じように苦しみを与え、最後は死に至らしめると伝える。
ようやく事態を把握した先生と生徒は慌てる。そこに苺と桃子がやってくる。給食は事前に差し替えられていた。今回の事件はこれにて一件落着。
マリアの犯行を食い止めることに成功した明智だが、マリアはこれも計画のうちと話し、歩いていくのだった。
第5話感想

少しずつ明智に近付いてくるマリアの気配がリアルにも近付いていて、今後の展開が益々楽しみになりました。
そして、食物アレルギーを軽視するクラスメイトと教師とも殺意が湧いてしまいました。上遠野が最後にクラスメイトに詫びたのは驚きましたが、とてもいい終わり方だったと思いました

そして放送日がちょうど母の日と被っており、5話は親子の繋がりに関係がある回だったので、観ていてなんだか穏やかな気持ちにもなりました。
明智が苺ちゃんに伝えた最後のシーンでは少し胸キュン要素もありました。次週も楽しみです。

今回は、食物アレルギーについて考えさせられる話でした。子どもがすることとは言え、食物アレルギーは間違えれば死に至ります。
その重要さについて、いったいどのくらいの親や学校が子どもたちに伝えられているのかなと感じました。今回は学校側がお粗末すぎて、見ていてつらい気持ちになりました。
第6話あらすじ・ネタバレ
ニースにいるマリアは、優雅にホテルで過ごす中1人の男が目に留まる。その男、伊達(小市慢太郎)の胸に明智の実家、鶴屋百貨店の社章が有ったからだった。簡単に籠絡された伊達は、明智に見合い話があることを喋ってしまう。
一方日本では、母の寿々栄(財前直見)が明智に強引に見合い話を宣告し、思いつきで弟の六郎(草川拓弥)も同時に見合いをさせようと暴走、明智をげんなりさせていた。
動揺する苺を尻目に見合い会場の料亭の名を聞き一転、行くことを了承する。ところが見合いの当日六郎が遅刻、あれよあれよと言う間になぜか苺が男装し六郎の身代わりとなってしまう。
微妙な雰囲気のまま明智だけはマイペースで食事を満喫していたが、事態は急変。見合い相手の女性が急死してしまう!死因はフグに含まれる猛毒。しかし、この店で出された蒸し物には、こだわりでゴマフグを使っておりその毒が混入するはずのないものだった。
さらに明智のエビアレルギーを熟知するこの店で、何故か食材がすり替えられていたことが判明、推理に没頭する明智。複雑な心境の苺が庭を眺めているとマリアが現れ、自分だったら明智の為なら躊躇わないと宣言する。
一方でマリアとの繋がりを知らないまま、犯人が伊達だと気がつく明智。幼い頃、伊達から美味いカツ丼が食べたい時は蕎麦屋だ、と教えて貰った事、その時「どうだ、悪くないだろう?」と言われたことが明智の原体験である事が明かされる。
思い出を振り払うように逆上した伊達は明智を監禁した物置に火を放つ。やっと明智を見つけた苺だったが激しい炎に躊躇してしまう。そんな中マリアが現れ一瞬のためらいもなく明智の元へ進み、明智を救出。
炎の中で一対の存在として生まれたかの様な2人の姿に、何より、炎に気圧され動けなかった自分にショックを受ける苺。「私ならためらわない」の言葉は苺に重くのしかかる。
一方でマリアは自分から彼を奪うものは誰であれ許さないと、明智を殺そうとした伊達を処分する。
第6話感想

ついに再会を果たした小池栄子演じるマリアと燃えあがる炎の中でのキスシーンはかなり衝撃でした!

マリアと五郎が2人きりになるまで人を殺し続ける。この部分がなければ、マリアはきっと五郎を完璧に守り支える良きパートナーになれるのに・・・と2人の今後を願ってしまいました。

コメディタッチで所々笑いもありほんわかさせてくれる上遠野(北村有起哉)高橋(佐藤寛太)コンビ
今回の事件の推理は同じく騙され途中?な部分もあったのですが最後謎が解けました。そしてさらに三人の今後がとても楽しみになりました。

しかし、マリアと明智五郎のkissシーンを目の前で、見せつけられた小林1号の気持ちを考えると、凄く切ない気持ちになりました。あんな火災を前にしたら、誰だって立ちすくみますよね。頑張れ!小林1号!

従業員の男性が五郎を殺そうとする事が怖ったですが、マリアが火の中に入って五郎を助けるなんて、それほど好きなんだと思いました。「最後の晩さんは2人で」と言っていましたし。
そしてマリアファミリーがまた2人出てきましたが、これから増えていくのでしょうか。今後の展開が楽しみです。

また、番組の最後のシーンが突然明智と苺が暗い部屋で語り合う場面になり、最後にコロナウイルスの影響による演出であるというテロップが出てきたときは驚きましたが、その演出も、二人の心情がダイレクトに伝わり、中村倫也さんと小芝風香さんの演技力の高さを感じ、とても良かったです。

番組の演出が、コロナの影響でいきなり変わってしまった感じで少し驚きました。仕方ありませんが、少し残念でした。


明智を殺すことが目的と思いきや、明智を助けるための策だったいう、意外な展開が面白かったです。罠にはまり、閉じ込められた小屋で火に囲まれる明智を、「愛する人を助けるためなら、自分の命は惜しまない」と言い切ってマリアが助ける…そして火の中での二人のキスシーンは、あまりにも美しく恐ろしく、今後の展開が待ち遠しくなりました。


またラストの苺が気持ちを告白するシーンも、とても訴えかけてくるものがあり、涙が流れてしました。
次回は特別編ですが、7話以降も楽しみです。
第7話あらすじ・ネタバレ
あの火事の後、躊躇ったことの自責の念から明智との距離を保とうとする苺だったが、ぎこちないやり取りになってしまう。
そんな中、マリアは苺を排除する為次の手を打っていた。苺の友人ココ(武田玲奈)はバイトをしながら地下アイドルとして夢を追っているが、ストーカーに悩まされていた。エスカレートする恐怖とようやく手に入れたチャンス。
なんとかライブを成功させる為、苺経由で明智に相談することになった。まずは身の安全の為、明智の事務所兼住居にココとメンバーの2人さらに苺と桃子の5人が暮らすことになった。賑わう食卓だったが、明智はココの「吐きダコ」から彼女の摂食障害に気がつく。
危うい精神状態である事を苺にそっと伝えるが、マリアの手はすでにココに伸びていた。りんご(志田未来)の故郷に自生する猛毒のキノコをシェフ(武田真治)がオイル漬けにした瓶が玄関の脇に届けられていた。
ココは苺の作ったパスタにキノコを混ぜて、明智達の目を盗んでストーカー(森永悠希)に届けに行ってしまう。喜んで完食する男を見る顔は白い羽の天使ではなく、黒い翼の堕天使になっていた。
ライブの開始時間ギリギリに現れたココに違和感を感じる明智だったが、ステージが始まる直前、あのストーカーが現れ血を吐いて死んでしまう。騒然とする中、舞台上ではココが勝ち誇った笑顔を見せていた。
救急搬送された男は一命をとりとめたが、釈然としない明智は自宅のキッチンの端に白いキノコの一片を見つける。キノコには摂取直後に激しい症状が出るが、その時は死なず、約一週間後に急変し確実に死に至る猛毒があった。
人知れず頭を抱える明智。一方病院では死んだと思われていたマリアファミリーの1人、れいぞう子(仲里依紗)の姿があった。マリア達の次の狙いは・・・?
第7話感想

マリアはどこまでも監視しててすごいし、みどりが生きていたことにもびっくりしました!来週、苺が狙われるんだろうか…気になります。

今回は過激なファンの話で、現実であんな人がいたら…と怖かったです。マリア美しいですね。マリアファミリー増えて行きますが、現場からどうやって逃げたのかのトリックも気になります。

明智探偵のまわりにまたマリアファミリーが迫ってきました。ダメだと思いつつも、マリアファミリーの登場を楽しんでしまう自分もいて、これからも楽しみです。

今回も明智さんが苺と協力して事件解決に取り組む話ですが、今回は苺の友達のココちゃんがマリアの餌食になってしまうという、他人ではなく友達までもとらわれてしまう悲惨な回でしたが、相変わらずドキドキワクワクいっぱいのドラマでした。

明智にボディガードを頼んで、他のメンバーたちもみんなで事務所で共同生活してた辺りは楽しそうだったのなぁ。

ストーカーの執拗なメールや部屋への侵入にはぞわぞわしました。アイドル役の女優さんはとてもキレイでスタイルもよく金髪が似合っていました。女優さんもドラマの中のアイドルも応援したくなります!
ただし、ドラマの流れとして殺すほどであったのか疑問でした。家族に身バレしてでも警察に連絡して対処するべきだったのでは、と思いました。アイドルの子がさらに精神的に病まないか心配です。次回が楽しみです。

苺の同級生ココまでも、ファミリーに引きずり込むマリアに恐ろしさを感じました。
第8話あらすじ・ネタバレ
明智と苺はココを呼び出し、田畑に一週間後に命を奪う毒キノコを食べさせたことについて問い詰め、諭した。しかしココには、後悔や反省の色は見られない。ココはもうマリア側の人間になってしまっていた。
また、マリアの魔の手はいよいよ苺に伸びようとしていた。危険を感じた明智は、苺と桃子を自分の事務所に住まわせることにする。明智は、苺にはできるだけ家にいてほしいと思っているが、苺はそれを振りきり、お弁当屋の仕事は続けている。
そんなある日、苺のお弁当屋に初老の女性が現れ常連客となる。新しい顧客に張り切る苺は、女性からケータリングを頼まれ届けることにした。
そこで苺を待っていたのは、マリアと林檎(志田未来)、シェフ(武田真治)、れいぞう子(仲里依紗)だった。
しばらくすると林檎たちは立ち去り、マリアと苺は2人きりで話をすることに。マリアは、明智に探偵の仕事を依頼するよりももっと前から明智には出会っており惹かれていたことを話す。
話し終わった後に、マリアは苺を追い詰め、高いところにある穴から突き落とそうとする。すんでのところで、しがみつきあがく苺。そこに明智がやってきて、苺を助ける。
マリアは明智に「運命の相手」だと言う。明智は、マリアの方に向かって歩き出す。
明智の背中に向かって苺は、「行かないでほしい」と叫び、明智のことが好きだと伝える。
しかし、明智が選んだのはマリアだった。明智はマリアとともに大きな穴へと落下していくのだった。
第8話感想

今回は明智さんが苺を守ろうとし勢力尽くしましたが、全然言うこと聞かず外に出かけてしまうから、マリアの罠にハマってしまいました。
マリアと明智さんが一緒に落ちていってしまったので、次回はどうなるのでしょうか…

マリアの次の標的はいちご。マリアはいちごを恋敵と思っているんでしょうか。赤いアイシャドウの小池栄子さんがとても綺麗で、私は明智さんよりマリアさん寄りになっています。
「アケT」はいいですね。販売しでるんでしょうか。

マリアファミリーが勢ぞろいしたシーンでは1話から見てきた私としては「おぉ!」と鳥肌が立ちました。明智探偵とマリアの初めての出逢いのストーリーも、どうしてマリアが明智探偵にここまで執着するのかというのも明らかになり、クライマックスに向けて動き出した感じがしました。次週が待ち遠しいです。

あと、2号ことモモコが楽しいキャラクターだし良い声だしで好きなので、今回出てくるシーンが多くて嬉しかったです。予告映像がインパクト大だったし、最終回が楽しみです。
第9話(最終回)あらすじ・ネタバレ
新たな事件
マリアが行方をくらませてからというもの明智は心ここにあらずの状態だった。ある日母親の寿々栄からの依頼で、サミットのお茶会で使うお茶菓子選定の会に駆り出される事に。
気の乗らぬままホテル会場へ出向いた明智は、そこで白い着物を着たマリアを見かける。目の前には季節外れの茶菓子。青梅は3ヶ月も早く、ツツジは色が淡すぎる、これはツツジに見せかけたキキョウであると異変に気づいた明智は、同時にマリアによって事件が起こると察知しましたが時すでに遅く、毒入り茶菓子を食べた外務大臣が死亡する事件が起きてしまう。
苺が人質に。マリアと明智の再会。
会場の駐車場で同じく異変に気づいた苺はマリアファミリーの1人であるシェフに見つかり車に監禁されてしまう。合流しようと駐車場に着いたマリアと、追ってきた明智が鉢合わせる。
そこでマリアから「扇屋の屋号と同じ花の茶菓子をあなたは食べない」と、今回の事件が明智を試す為に仕組んだ無差別犯行だった事を聞く。そこへ高橋刑事が駆けつけ、2人に拳銃を向ける。咄嗟にマリアの手をとり明智は逃げて行く。
最後の晩餐
高橋刑事を撒いたマリアと明智だったが、マリアは「私があなたを求めているんじゃない。あなたが私を求めているのね」と言い残し、車で去って行く。
そして苺が誘拐された事に気づいた明智の元へ、マリアから最後の晩餐の招待状が届く。桃子の協力で山梨県のとある小屋へと向かう。
小屋では、マリアファミリーがそれぞれの胸の内と葛藤しはじめているところだった。マリアと明智に嫉妬するシェフ、自分など死んだ方が良かったのにと思うれいぞう子、おじいちゃんが亡くなった事を知り帰る場所が無くなった林檎。
そんな中、到着した明智と捕われていた苺も含め最後の晩餐が始まる。その食卓で、シェフの料理を食べた苺は「美味しいけど美味しくない」と叫んでしまう。「同じ料理人として、心のこもった料理ではないと美味しくない」と。
絶句するシェフ。その様子に逆上したマリアが、苺の首に毒入り注射を刺す。毒はトリカブトで、苺は倒れ意識を失う。
絶望と希望
苺が目の前で死に、絶望にくれる明智。しかし、「絶望しかないのが私たちなのよ」と勝ち誇るマリアに「いや、希望はある」と明智は言う。そこへ警察が到着。
逆上したマリアが外へ飛び出し警察へナイフを振りかざすも、逆に高橋刑事に脚を撃たれる。2発目を浴びようとしたその時、シェフがマリアを庇い銃弾に撃たれる。
血を吐き絶命寸前のシェフに明智は「ありがとう、注射器をすり替えたのは君だね」と声をかけた。「希望はあると言ったのはこの事だ。苺は気を失っているだけだ」と解明してみせる。信じられない様子のマリアは、車で逃げ去って行く。
別れ
以前にも飛び降りた崖でマリアは「もう一度運命が変わったら私を愛してくれるか」と明智に問う。哀しげな表情な眼で見つめる事しか出来ない明智。
その場に居合わせた桃子や警察が目を離した隙にマリアの姿は見えなくなった。マリアが自ら飛び込んだと事件は解決するが、遺体は発見されず真相は謎のままとなった。
明智は探偵を辞める事にし、苺とフランス料理のお弁当販売を始める為メニューのアイディアを練る毎日。
海中に落ちていくマリアが見る幸せな晩餐の様子が映し出される。
しかしその一方で、「マリアの部屋」の書き込みに「では殺してしまいましょう」と書き込む人物が。最後の晩餐にただ一人参加していなかったココが、引き継いでいたのだった。
第9話(最終回)感想


マリアやマリアファミリーの思い、明智さんとの関係、今までにない話の展開かなと思いました。事件に関しては、明智さんガンバレ、苺を助けて、そんなことを思いながら見ていましたし、いいタイミングで2号が活躍するなあと思いました。
明智さんとマリアと苺の関係、最後の終わり方が切なかったなあと思います。ストーリーとしては今までの話の中で一番いいと思うし、一番好きでした

しかし、ストーリーは元々ああだったのかは気になります。結局明智は苺を選んだということでいいのかな。最期のマリアはちょっと可哀想だったような気はします。
本当はみんなそれぞれ、温かい家族をつくったり、自分のやりたいことを実現したかっただけなんだけど、歪んでしまったのだと思います。
そんな人の弱い部分に漬け込んで、殺人の快楽を覚えてしまった第2のマリアが産まれてしまった。もしかしたら続きがあるのかな?という終わりかたでした。




マリアが見た空想はとても幸せそうでした。そんな未来は来ないと分かっているのに、空想でもマリアの望んだ未来が見られて少しだけ救われた気持ちになりました。
刑事2人の絆も良かったです。明智は探偵を辞めて苺の弁当屋を一緒にやるみたいですが、ココちゃんがマリアの後継者になってしまったので、場合によっては探偵を辞められなくなるのではと思ってしまいました。
続編を感じさせる終わり方です。続編があるか分かりませんが、有るならぜひ見てみたいです。

明智さんの一言がマリアに変えてしまっていたのですが、マリアは最後に自分から姿を見せなくなっていたのですが悪い人たちって良い人たちよりものうのうと生きているのにイライラしました。


予告で苺ちゃんの首に注射をするシーンがあったのでどうなるのかとヒヤヒヤしましたが、無事に帰ってきてくれてよかったです。
マリアは恐らく死んでしまったのだと思いますが、海の中で温かい夢(妄想?)を見ていて、きっとマリアファミリーのみんなと明智さんと温かく暮らしたかったんだろうに、殺しに目覚めてしまった自分を止められなかったのかなと思い、切ない気持ちになりました。マリアがいなくなったのに引き継いでしまったココちゃんの今後が心配です…

けれどもそれが最後の晩餐へ。明智さんがシェフにかけたひと言がシェフの気持ちが希望に変わるとは思いませんでしたが、苺ちゃんが助かって安心しました。
ラストシーンでここちゃんだけが取り残されたまま「マリアの部屋」から返信していた姿が出て来て、第二のマリアになるのかと思うと悲しかったです。

イチゴはマリアにトリカブトの注射をされましたが、伊藤シェフがすり替えたことで亡くなる事はなかったので良かったと思いました。マリアは崖から落ちたのに生き返ったので図太い女です。
30分拡大でしたが、明智とマリアファミリーが仲良くしていたのはありえないので納得できない最終回でした。

しかし、見ていて、ちょっと矛盾を感じるようなシーンが2か所ほどありました。明智さんは、マリアが犯人である事をもちろん知っているのに、マリアを連れて逃げた事にたいして、なんのお咎めもなかったのかという点と、警察に包囲されているのに、簡単にマリアが逃げることができた点です。

マリアをかばって刺されてしまったシェフが必死で歩いているシーンのお芝居が本当にすごかったです。最後ココちゃんがマリアと同じことをしていてマリアが飛び降りてからどうなったのかも両方すごく気になる終わり方で面白かったです。
ドラマ『美食探偵 明智五郎』視聴率
放送日 | 視聴率 | |
第1話 | 2020/4/12 | 10.0% |
第2話 | 2020/4/19 | 8.6% |
第3話 | 2020/4/26 | 8.6% |
第4話 | 2020/5/3 | 8.5% |
第5話 | 2020/5/10 | 8.4% |
第6話 | 2020/5/17 | 8.7% |
第7話 | 2020/6/14 | 8.3% |
第8話 | 2020/6/21 | 6.6% |
第9話 | 2020/6/28 | 9.6% |
関東地区・ビデオリサーチ調べ
ドラマ『美食探偵 明智五郎』まとめ
数々のドラマ化作品を描いてきた東村アキコさんの初のサスペンスドラマである「美食探偵 明智五郎」。
今までにない”食“と”サスペンス“の融合。そして、毒殺に限定されたストーリー。
そして華麗な推理をする明智を演じるのは、中村倫也さん!
東村アキコさんと中村倫也さんのタッグが生む新しいサスペンスを、数多くのゴージャスな料理とともに楽しみましょう!
『美食探偵 明智五郎』というタイトルなので、料理に絡めて事件を解決するコメディなのかと思っていました。
子分の苺とのやり取りはぶっ飛んだ会話しかしていないけど、しっかりミステリーの部分も強そうだなと思いました。
五郎はマグダラのマリアを目覚めさせてしまいましたね。小池栄子さんはとても好きな女優さんで楽しみにしていましたが役幅が広いですね。おっかなかったです。