2018年11月9日(金)22時放送『大恋愛~僕を忘れる君と』第5話、第一章が今夜完結します!
ケンカの後に家に戻ってきた尚に別れを切り出す真司。
尚は真司の会社に出向いたり、思い出の居酒屋で待ったりしますが、真司と会えないまま9か月が過ぎました。
離れていた時間、知らなかった事実、それぞれの思いが交差する第5話!
切なさで胸が張り裂けそうです。
目次
『大恋愛~僕を忘れる君と』第5話のネタバレ・あらすじ
尚に別れを告げる真司
真司(ムロツヨシ)とケンカをして家を飛び出した後、侑市(松岡昌宏)と話したことで自分の気持ちがハッキリ見えたので、尚(戸田恵梨香)は真司の元に戻って自分の素直な気持ちを話し始めました。
すると、尚の言葉を遮るように真司は尚への別れを伝えました。
「尚ちゃん、別れよ」
淡々と言い出した真司に尚は戸惑いを浮かべながら聞き返しました。
「…どして?私が名前間違えたから?」
「怖くなったのは、そだな」
落ち着いた様子で答える真司。
「そのことはごめんなさい、許して」
尚は目を潤ませながら必死に謝るが、真司は淡々と
「尚ちゃんのせいじゃない。病気のせい。それは良く分かってるんだけど…支えていく自信がないよ」
涙を流しながら「病気なんか屁でもないっていってくれたのに」と訴える尚に
「覚えてるよ、尚ちゃんのことは全部覚えてる。だけど、無理なんだ。ごめん」
と言って真司は家を出ていき、尚は一人部屋に残されました。
「いったい何が会ったの?あの子が何も言わないからあなたに聞きに来たわ」
翌朝、真司のアパートに真司との別れを尚から聞いた薫(草刈民代)が押しかけてきました。
「すいません」と謝る真司に薫は声を荒げました。
「自信がないってあなた…あなたの覚悟はその程度の物だったんですか?娘は何もかも捨ててあなたの元に行ったんですよ。病気のことだって、それも承知の上だったんじゃないの?なんとかおっしゃいよ!!」
真司は表情を崩さずに
「井原先生はまだ、尚さんのこと支えてらっしゃるんですよね。まだ、間に合うんじゃないですか?」
と薫に聞きました。
薫は息をのみ、感情を抑えるようにして金輪際尚と関わらないようにと言って部屋を出ていきました。
縁があればまた会える
真司は木村(富沢たけし)に家に帰れなくなったと話してしばらく会社にに泊まれるように頼みました。
真司を駐車場脇のプレハブに案内してから木村が会社を出ると、外には真司を探しに来た尚がいました。
尚は真司に別れを告げられたこと、真司がアパートに帰ってこないことを伝え、何か知らないかと木村に尋ねますが、木村は何も聞いていないと答えた後、真司の気持ちがわかると言い始めました。
20年前の小説を暗唱する尚。
何もかもを捨てて真司の元に飛び込んできた尚。
男にとったらそれは相当重い事で、それを受け止めきれずに段々自信が無くなってきたのかもしれないと尚に言いました。
それに対して理屈で攻め、自分の連絡先を木村に渡して真司と繋がろうとする尚に、木村は
「そういうところが男を窮屈にするんだよ」
と言いました。
縁があればまた会えると言って尚と一緒に歩きだす木村。
その後ろには二人に気づかずに家のある反対方向に向かう真司の姿がありました。
真司は自宅からパソコンを持ちこんで、会社で小説の続きを書き始めたのです。
「甘いことはいくらでも言える、心から言える、だけど金はない、言葉みたいに出てこない。」
「こんな俺にお前は何ができると思ってるんだ。」
「本当に俺でいいのか、大事な時間を無駄遣いしてるかもしれないぞ」
真司に会いたい
電子カルテに出た尚の名前を見て、真司への思いをぶつけてきた尚を思い出す侑市。
そこに尚が診察の為に入室してきました。
尚の顔色が悪いことを指摘し、何かあったか尋ねると、尚は「お話ししたくありません」と拒絶しました。
病院から出た尚は、あの居酒屋で待ってると真司に連絡をしました。
しかし、真司は会社のプレハブに籠って小説を書き続けていました。
居酒屋の帰りに真司の幻を見てしまう尚。
帰宅して自宅に届いた真司からの荷物を見て、アパートに向かって駆け出しますが、そこは既にもぬけの殻になっていました。
「彼女は俺に、再び小説を書かせるために神が遣わした女神だったに違いない。」
「その後の彼女の消息は何も知らない。」
「完」
生気をなくした尚
9ヶ月後・・・。自宅で以前にスマホに残した記憶確認動画を見ながら質問に答える尚。
自らが語るその動画の最後にはこう添えてありました。
「これに答えられなかったらあなたのやるべきことは一つ。自ら死ぬことです」
動画を見る尚は生気がなく、うつろな目をしていました。
心配する薫や侑市と目を合わせることなく、うつむいてばかりいる尚。
侑市からの「間宮さんと何かありましたか?」という質問には顔を上げますが、その後の話はまたうつむいてボソボソとつぶやくのみ。
そんな尚に、侑市は新薬の治験を勧めました。
尚はMCIは進行していないものの、自殺もしかねないくらい鬱状態がひどくなっていました。
尚の診察後、教授に尚のことを相談する侑市でしたが、教授は患者に深入りしてはいけないと侑市を諭しました。
「以前婚約していた女性です」と尚のことを説明しますが、教授は尚のことは割り切り、治験を拒否するようであれば打つ手は無いと言いました。
この時侑市はまだ、尚は真司と共に暮らしていると思っていました。
診察の帰り、外に出るようにと気を利かせた薫に頼まれて尚はショッピングセンターに出向きました。
偶然立ち寄った本屋で、平積みされた小説を手に取ります。
ポップには10万部突破の文字。
その小説は『脳みそとアップルパイ』作者は間宮真司でした。
表紙をめくると『共に砂漠を歩こうとしてくれたNさんに捧ぐ』とありました。
尚、真司、侑市。それぞれの思いと年月
神社のベンチに座り、購入した小説を手に取って真司が小説の冒頭を見せてくれた日のことを思い出す尚。
冒頭はあの日のまま、真司と尚の物語がそこにはありました。
真司の家で長いキスをした日。
そこで抱き合ったベッドは1か月以上もシーツを変えていなかったという描写をみて、尚は思わず表情を崩して笑いました。
その日、尚が立ち寄った本屋では真司のサイン会が行われていました。
真司の担当編集者・水野(木南晴夏)は真司の本について熱く語り、入社以来担当した本がこんなに売れるのは初めてだと興奮しながら言いました。
実家に帰った侑市は、母(夏樹陽子)が購入して置いてあった真司の本に気づきました。
母に本のことを聞くと、記憶を失っていく女の子と、売れない小説家と、お医者さんの三角関係のストーリーだと聞かされました。
自室に籠って本を読んだ侑市は、小説の女の子は主治医に守られて過ごしていて、小説家とは音信が途絶えているというラストに顔を上げました。
出版社の一室で取材を受ける真司。
「ヒロインのモデルの方とはこの小説が世に出たことで再開されたなんていうことはありませんか?」という記者からの質問に対して、真司は、「一生会うことはないと思います」と答えました。
取材後に水野は真司に、小説の発行部数がトータル20万部突破したことを嬉しそうに伝え、社に侑市から連絡が取りたいと電話がかかってきたこともあったことも伝えました。
侑市の橋渡し
真司と尚の思い出のあの居酒屋で侑市と真司は再会しました。
侑市は小説を読んだ感想を言った後、真司は自分と尚の関係を誤解しているんじゃないかと思って呼び出したことを伝えました。
そして、侑市と尚はずっと医者と患者の関係であり、ここ9ヶ月のふさぎ込んだ尚の様子とその理由を何も教えてくれないことを真司に明かしました。
それを聞いた真司は眼を見開き
「なぜ、井原先生が支えてあげなかったんですか?井原先生しか彼女を支えることができないと思って私は身を引いたんですよ」
と言いました。
真司に対して、そんなことじゃないかと思っていたと言う侑市。
「僕は二度振られた身ですよ。一度目は婚約解消、二度目はあなたのアパートの近くへ行って」
侑市はあの日の尚とのやり取りを語り始めました。
「私が愛してるのは間宮真司。彼の存在が私に生きる力を与えてくれるんだ」
その言葉を聞いて呆然とする真司。
そこに、侑市に呼び出された尚がやってきました。
あとはお二人でと言って侑市は、尚の肩をやさしく叩いて店を出て行きました。
静かに席に着き、近況を報告しあう二人。
尚は「もうちょっとで死ぬとこだった」と伝えると、真司も「俺も。小説書いてなかったら死ぬとこだったよ」と答えました。
「じゃあ、生きて会えたのは奇跡だね」と笑顔を見せる尚。
注文を聞きに来た店員の背中におぶわれた赤ん坊を見て「本当に生まれてた!」と驚く真司。
父親は店長ではなかったみたいです。
和む二人。
真司は
「尚ちゃん、結婚しよう」
と言いました。
「名前、間違えちゃうけど、いい?」
「いいよ」
「鍵、刺しっぱなしにしちゃうけど、いい?」
「いいよ」
「黒酢はちみつドリンク何度も注文しちゃうけど、いい?」
「いいよ」
「いつか。真司のこと忘れちゃうけどいい?」
「いいよ。結婚してくれる?」
「うん」
手を繋いで歩く二人。
すると真司が、尚の母に会えないかなと言い出しました。
離れた時、尚と金輪際関わらないでほしいと言われたことを伝え、母に謝りたいと言いました。
けじめをつけたい、と。
そんな真司に尚は、「ベストセラー作家になったら真司が普通の人になったみたい」と言いました。
「もう真司なら何でもいい。普通でもなんでも」
「俺も」
と言って二人は観覧車の見える橋の上で抱き合い、キスをしました。
真司は薫に、尚との結婚の決意を伝えると、「そんな、とろけそうに嬉しそうな顔しないでよ」と薫は涙声で言いました。
「この9ヶ月、どうしていいかわからなくって辛かった。この先、何が会ってもこの子に悲しい思いだけはさせないで下さいね。あたしのこと怒らせないでよ、二度と!」
妻として死ぬまで大切にしますという言葉を聞いて、声を出して泣く薫。
尚は「ママが人前で泣いてるの初めて見た。パパのお葬式でも泣いてなかったのに」と言うと、
「これから北澤医院を経営して、あなたを育てないといけないと思ったら泣いてる余裕なんてなかったの。お嫁に出すんなら、もうママは卒業だね」と言って微笑みました。
真司が明日から二人で暮らす家を探すと言うと、ベストセラー作家なんだからボロアパートはやめてね、いい小説をいっぱい書いて、尚に快適な家を買ってやってね、と娘を嫁に出す母としての言葉を伝えました。
「ママ、ありがと」と言って薫に駆け寄って抱き着く尚。
薫は目頭を押さえながら嬉しそうにまた涙ぐみました。
真司と尚の結婚式
白いタキシードを着た真司は、人気のない場所に木村を連れてきました。
その理由は、木村に結婚式での牧師役を頼みたかったからでした。
突然のことに戸惑い、逃げようとする木村。
前もって言ってほしいと言うと、真司は「前もって言うと来ないでしょ」と。
まあな、と言いながら、真司から受け取った牧師のセリフを眺める木村。
「お願いします。木村さんあっての俺たちなんですから」
と真司が言うと、まんざらでもない様子で木村は牧師役を引き受けました。
「新郎 間宮真司 あなたはここにいる北澤尚を覚えている間はもちろん、例え忘れてしまったとしても妻として愛し、敬い、慈しむことを誓いますか?」
なんかこれ変じゃない?と訝しげにいう木村に、小声で先を促す真司。
「新婦 北澤尚 あなたはここにいる間宮真司を覚えている間はもちろん、例え忘れてしまったとしても夫として愛し、敬い、慈しむことを誓いますか?」
尚は笑顔で「誓います」と答えました。
続いて指輪の交換ですが、リングピローに乗っているわけでもなくケースに入っているものをそのまま差し出す木村。
もちろん、取ろうとした時に閉じます。
ケースの中に手を入れたら、閉じます。
予想通りのやり取りに爆笑する尚。
ほのぼのとした挙式でした。
披露宴に移り、終盤に差し掛かった時真司はみんなに話があると言って席を立ちました。
尚も横に並び、感謝の言葉を述べました。
そして尚の病気、MCIについての報告を始めたのです。
「今までの人生で得てきたものが段々無くなっていって、最後は自分が誰かもわからなくなってしまう病気です。
それでも今、私はとても幸せです。心から愛する人と巡り会えたから。
これから色んなことが起きると思うんですけど、どうか皆さん、よろしくお願いします。
それから、今日はお仕事でいらして頂けなかったんですが、私の病気を発見して下さり、いろんなピンチを救ってくださり、真司と私を結び付けてくださった井原先生には、本当に感謝してもしきれません。
死んでしまいたいほど苦しかったけど、でも今はこのまま死んでしまいたいくらい幸せです」
祝福と応援の言葉に囲まれて、二人の新しい生活がここから始まります。
『大恋愛~僕を忘れる君と』第6話(11月16日放送)のあらすじ紹介
2018年11月16日(金)22時から放送の『大恋愛~僕を忘れる君と』第6話のあらすじを紹介します。
祝福と応援の言葉に囲まれて、二人の新しい生活がここから始まります。
素直な気持ちを伝え合い、ついに結婚した尚(戸田恵梨香)と真司(ムロツヨシ)。
周囲に祝福され、幸せな結婚式を挙げたのもつかの間、二人の行く手に新たな脅威が迫っていた新居に引越し、新生活をはじめた尚と真司。
ある日二人は、病院で松尾公平(小池徹平)と出会う。
若年性アルツハイマー病患者である公平は、病気が発覚した途端妻に去られ、生きがいである仕事も失いそうになっていた。
一見、子供好きで笑顔が爽やかな好青年の公平だったが、その裏に深い闇を隠し持っていた。
一方、真司は思い切って尚に「こどもが欲しい」と告げる。
尚は「無理だと思う」と伝えるが、迷いもあって・・・。
そんな中、尚は侑市(松岡昌宏)の勧めもあり、自身の病気について大学で発表することになる。
まとめ
「大恋愛~僕を忘れる君と」第5話は怒涛の展開すぎてびっくりしました。
尚に別れを告げる真司。別れたくなくて、真司を追い求める尚。 真司も本気で別れたかったわけじゃなくて、声が震えてるし、表情や態度に気持ちを出さないように必死になってるし!見ててとても切なくなりました。
しかも9ヶ月後の尚の様子が鬼気迫っていて、戸田恵梨香の演技力にも驚かされました。 まさか1話だけでこんなに一喜一憂させられるとは思っていなかったので、大満足です。
次回から第二章が始まります。 いよいよ尚の病気にクローズアップした展開が始まるので見逃せません!
コメントを残す