声優の独立が多いのはなぜ?事務所を辞める理由やフリーになった声優まとめ

芸能人でも、節税のために個人事務所を立ち上げる方は少なくありませんし、中には事務所を移籍したり退所したりする方もいます。

しかし、声優という職業では、一般的な芸能人よりも中堅になってからの独立が多く見られる傾向があります。

杉田智和さんの独立や、杉田さん以外にも現在フリーで活躍している声優について紹介します。

また、多くの声優さんが独立する背景についても簡潔にまとめました。

杉田智和が4月1日に事務所を独立、中堅声優の独立が相次ぐ

4月1日、声優の杉田智和さんが所属事務所の「アトミックモンキー」を退所し、新事務所を立ち上げることを発表しました。

新会社、株式会社AGRSでは自身が代表取締役を務めます。

杉田さんは現在39歳、「涼宮ハルヒの憂鬱」キョン役や「銀魂」坂田銀時役など、主演級のヒットアニメも多い人気声優です。

2020年現在も、多数の作品に出演しています。

また、杉田さんは自らがアニメやゲームにたいへん精通しています。

すでに新会社のホームページでは、「よろず屋事業」「キャラクターマネジメント事業」という事業を展開することが発表されているので、今後はさらに活躍の幅が広がりそうですね。

声優が事務所を辞める大きな理由はマネジメント料、芸能界よりも独立しやすい背景も

杉田智和さんのように、いわゆる「中堅」どころの声優が、事務所を辞めて独立するケースは珍しくありません。

やはり、大きな理由は声優事務所に一定の割合でとられるマネジメント料の問題があります。

独立してフリーとなれば、払われるギャラが100%自分の事務所へ入ってくることになり、収入面でプラスとなりますね。

芸能人とは違い、声優の場合は事務所ごとの大きな力関係や圧力などが少なく、独立して「干される」ケースがないことも、独立しやすい理由です。

すでに独立して活躍している声優さんは多くいますが、そういった方にも声優のオーディション情報が届き、オーディションを受けられる環境があります。

すでに人気や知名度を獲得している声優であれば、独立後も仕事やオーディションのオファーがあるため、独立するデメリットも少なくなりますね。

独立して活躍する声優は杉田智和の他に鈴村健一、堀内賢雄、小野大輔、小林由美子ら

4月1日に独立した杉田智和さん以外にも、すでに独立して事務所の代表取締役になっている、もしくはフリーで活躍している声優は多数いらっしゃいますので、その一部を紹介します。

鈴村健一

「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」シン・アスカ役などで知られています。

鈴村さんの場合、独立後しばらくは個人事務所でしたが、現在は東山奈央さん・櫻井孝宏さんら人気声優を抱える事務所になりました。

堀内賢雄

ブラッド・ピッドさんなど、洋画や海外ドラマの吹き替えで知られるベテラン声優です。

こちらも付属養成所が併設され、新人の育成も行う大きな事務所となっています。

小野大輔

「進撃の巨人」など数多くのアニメで活躍する人気声優、イケメン声優としても知られ歌手活動も順調です。
2016年から事務所を退所し、フリーで活動しています。

小林由美子

「クレヨンしんちゃん」野原しんのすけ役を2018年、矢島晶子さんから引き継いだ小林さんも、フリーで活動している声優さんです。

前・野原しんのすけ役の矢島さんも、事務所と業務提携を結びながらフリーで活動していらっしゃいます。

この他にも、すでに実績のある多くの声優が事務所を独立しています。

独立後も仕事順調なフリー声優、さらに独立する声優も多数か

独立後も、すでに知名度のある声優の多くは順調に仕事を獲得しています。

こうした過去の先輩声優たちを見ると、これからも多くの声優が独立にメリットを感じ、フリーで活動する方が増える可能性があります。

芸能界のように、退所トラブルが多数報じられることがないことを願いましょう。

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