大丸梅田店が、新しくミチカケ(michi kake)という売り場をオープンしました。
女性のリズムに寄り添うことをコンセプトにした売り場ということですが、オープンに先駆けて導入された生理バッジが物議を醸しています。
新売り場ミチカケ(michi kake)の様子と生理バッジについてまとめました。
目次
大丸梅田店に新売り場「ミチカケ(michi kake)」オープン
2019年11月22日(金)大丸梅田店に、女性のリズムをモチーフにした売り場がオープンしました。
売り場名の由来は、月の満ち欠けに由来しています。
うれしい日を、素晴らしい日に。
パッとしない日を、パッと明るく。
大丸梅田店が女性のことを
もう一歩踏み込んで考えた新しい売り場ができました。見たいもの、欲しいものは気分でぐるぐる変わるけど、
今の自分にしっくりくる場所。
リズム、つかむ、楽しむゾーン「michi kake」の誕生です。大丸梅田店公式サイトより引用
ミチカケ(michi kake)のテナント紹介
ミチカケ(michi kake)は婦人服売り場うふふガールズが入っていた場所にあります。
そこに、女性の性に寄り添うお店を中心に、日本初出店7ブランド、関西初の4ブランドを含む18ブランド17店舗が入ります。
- Amuse Beaute大丸梅田店(コスメ)
- iroha STORE大丸梅田店(セルフプレジャー)
- A.byBOM(スキンケア)
- EMILY WEEK(サニタリー・コスメ・婦人服など)
- Quorinest(婦人服)
- the sacca(アクセサリー)
- JTRRD(カフェ) ※12月上旬オープン予定
- DEAR DAHLIA(オーガニックコスメ)
- DAYLILY(漢方)
- newmine(睡眠アイテム)
- PASO A PASO(スキンケア)
- hilal ay(ルームウエア・雑貨)
- FASCiNiSTA(コスメ)
- VECUA~rhythm treatment~(エステ)
- HEALTHY-One(サプリメント)
- MARY QUANT(化粧品)
- MUSEE SHOP(脱毛サロン)
- MOOND by LPC(サニタリー・ラブグッズ)
性や生理をコンセプトにした売り場
ミチカケ(michi kake)出店しているブランドを見てわかるように、サニタリーやセルフプレジャー、ラブグッズなど、女性の性をオープンにした売り場になっています。
これまで隠されてきたものをオープンにすることで、話しにくかった悩みを相談できる場所にして欲しいとの思いでできた売り場です。
タブー視されてきたものにも向き合うことで、よりお客様に寄り添うことを目指しています。
オープンを記念し、生理を擬人化した漫画「生理ちゃん」とのコラボが実現しており、生理について気軽に話せる場所作りを提案しています。
大丸梅田店で導入の生理バッジとは?
ミチカケ(michi kake)では10月15日からスタッフの希望者にむけて生理バッジを導入したと発表しました。
【オープン取材】大丸梅田店の「ミチカケ」が導入している“生理バッジ”は人気漫画「生理ちゃん」が目印。普段から付けている紙のプレートを裏返しにするだけで着用できます。着用の判断はスタッフに委ねているそう。https://t.co/uEaHqxYmm0#ミチカケ pic.twitter.com/eMJeysEiyu
— WWD JAPAN (@wwd_jp) November 22, 2019
このバッジは、スタッフが生理中にバッジをつけることにより、お客様との距離感を縮めたり、社内で互いに気遣うことができるといったメリットがあります。
コラボ中の漫画「生理ちゃん」にも、百貨店で生理バッジをつけるメリットとともに、世間からのバッシングについても取り上げられています。
大丸梅田店への取材をもとに、生理バッジについてのメリット・デメリットが以下のように描かれています。
- 周囲が体調を考慮して気を使ってあげられる
- 生理中のお客様と悩みを気軽に話しやすい
- 体調が悪くても言えない人には助かる
- 変質者に声をかけられやすい
- 生理不順の人などへの配慮が必要
- 生理だと知られるのが恥ずかしい
生理バッジへの批判の声
生理バッジについて、漫画の方でも批判の様子が描かれており、大丸梅田店でも「すべてのお客様に肯定的に受け入れられるものではない」としています。
やはり、生理バッジの導入については男性女性問わず批判の声が上がっています。
特に、生理を売りにするメリットが理解できないという声が多く、「気持ち悪い」「狂ってる」などの強い表現をする人もいます。
うわあ……
行く気も瞬時に失せました。この情報だけでも、大丸には絶対に行かない(行きたくない)です。
本当、気持ち悪い試み。PMSにもPMDDにも無関心で無知な連中がやらかした辱めでしかありません。
どこまで女性を苦しめれば気が済むのか、呆れます。#生理バッジ https://t.co/w1gHjIWZ4O— 陵 颯真🍎楽園追放5周年 (@PureDragonBlue) 2019年11月22日
デパートの店員さんが生理バッジを付けて売り場に立つ生理ちゃんの話を読んだときに、いやいや、生理の時は仕事を休める社会を目指すのが先だし、個人的な身体的状態を知らせる意味??って思った。生理なのを知った人が店員を気遣える社会にはなってないし、店員さんがセクハラされるの本末転倒じゃね
— まるいは (@fury_v8) 2019年11月22日
生理バッジ、「女性が性にオープンであること」の誤解の良い例だなと思う。オープンてそういうことじゃないでしょー😞
— ママDJルナ太郎@1y (@lunalovesxoxo7) 2019年11月22日
女性店員が「生理バッジ」をつけて接客するのと、バックヤードで「今日はだれだれがどういう体調だからフォローし合っていこう」と店員同士で情報共有するのとは、まるで話が別だと思う
— 眠気子🦐🧷💐👞🖐️ (@nemukeco) 2019年11月22日
生理バッジ、正気か…?よく上は許可したな。わざわざオープンにしなくても、商品に魅力があり客にとって必要であれば、店員が生理中だろうがなんだろうが買うでしょ。
逆に店員が使って、これよかったと説明すれば十分。
こんなの変な客がわくだろうし、店員の人間関係とか精神的な部分が心配。— チンジャオ・ロース (@Ateisyoku_Bset) 2019年11月22日
性のオープン化を考えるきっかけに
生理バッジについて、否定的な意見ばかりが目立ちますが、中には賛成の人もいます。
賛成の女性は、生理痛がひどいので恥ずかしいけど助かるとしています。
男性は、女性のイライラや体調不良の原因が可視化しているので、とても分かりやすくていいという意見が出ています。
生理バッジはまだ試験的な取り組みです。
今後バッジの存在がどうなっていくのかはわかりませんが、生理や性について考えるいいきっかけになったのではないでしょうか?
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