KBS歌謡祭2020TXTが東方神起のデビュー曲Hugをカバー!ヨンジュンはユノのファン?

2020年12月18日。韓国で行われたKBS歌謡祭に登場した「TOMORROW X  TOGETHER(TXT)」が、東方神起のデビュー曲「Hug」をカバー。MCとして参加した東方神起ユノの前で、パフォーマンスを披露しました。

歌い方から振り付けまで、TXTのパフォーマンスはまるで当時そのもの。デビュー当時からグループのリーダーを務めるユノが、満面の笑みを浮かべたほどです。2グループのファンが大いに盛り上がった次の日、TXTのヨンジュンが当日を振り返り、ある告白も……?

KBS歌謡祭で話題をさらったTXTのHug、そして次の日に再びファンを沸かせたヨンジュンの告白について、記述しました。

TXTが東方神起のHugをカバー!KBS2020の粋な計らいに日本トレンドも大盛り上がり

2020年12月18日に開催されたKBS歌謡祭には、今年のトレンドを席巻したBTSをはじめ、SEVENTEENやIZONE、StrayKidsなど華やかな顔ぶれが登場。次々と圧巻のステージを披露し、コロナ禍の韓国エンタメを盛り上げました。

その中でとりわけ目立ったのが、「TOMORROW X  TOGETHER(TXT)」が披露した東方神起のデビュー曲『Hug』のカバー。

TXTの事務所はBigHit、東方神起はSMエンターテイメントなため、事務所を越えてのカバーとなりました。韓国では、このように事務所の垣根を越えたカバーがわりと行われています。

とはいえ、BOAに続いて韓国アイドルの日本進出を開拓した先輩・東方神起は、韓国芸能界のレジェンド。そのデビュー曲をTXTが披露したというのは、かなりの反響を呼びました。これまでにも東方神起をカバーする後輩アイドルはいましたが、何といってもデビュー曲は特別ですからね。

TXTは日本活動が活発なアイドルなため、東方神起の日本ファンダムBigeast(ビギスト)の間でも大きな話題に。韓国ファンダムのCassiopeia、TXTのファンダムMOAも次々と感動の声をツイートし、反響を呼びました。

こちらが2004年に東方神起が披露した『Hug』。

時がたち、東方神起のメンバーは全員30歳を超えています(元も含め)。TXTのパフォーマンスから、デビュー当時の初々しい東方神起を思い出した人も多く、ファンからは「懐かしい」「グループ違いでも5人のHugを見られるのは嬉しい」などの声が挙がっていました。

リスペクト溢れるTXTのカバーに賞賛の声

『Hug』のカバーで大きな注目を浴びたTXT。そこにはただ歌うだけではない、東方神起とそのデビュー曲に対するリスペクトが溢れていました。

まず注目したいのは、出だしのジェジュンのパートをボムギュが担当したところ。元メンバーのジェジュンは東方神起のセンターだったため、TXTのセンターであるボムギュが歌い出しを担当したと思われます。

また、間奏のダンスパートはメインダンサーのユノが務めていましたが、TXTのカバーでもメインダンサーのヨンジュンが担当。得意のダンスで盛り上げるところが一緒です。ユチョンのパートを歌うスビンからも、原曲の歌い方に似せた心配りが感じられます。全員で『Hug』を忠実に再現したことがよくわかります。

ダンスもちゃんと同じ振り付け。2004年の曲ですが、今見ても古さを全く感じさせません。

衣装も東方神起のデビュー当時に合わせ、学生服を思わせるデザインで揃えています。動画を何度も見て研究してきたことが解りますよね。数分のステージのためにここまで仕上げてきた、そのTXTの心意気に多くの人が賞賛を贈ったのです。

30歳を過ぎた東方神起、デビュー当時は何歳だった?

東方神起の『Hug』が発売されたとき、TXT最年長のヨンジュンは6歳、リーダーのスビンは5歳、ボムギュは4歳、テヒョンとヒュニンはそれぞれ3歳でした。

一方、東方神起が『Hug』でデビューしたとき、リーダーのユノは17歳、最年少(マンネ)のチャンミンは15歳。チャンミンは高校1年生でした。東方神起は2003年12月26日にテレビ出演でデビュー、2004年1月に『Hug』のリリースでCDデビューしています。今のTXTよりもデビュー年齢は早い! ちなみに日本デビューは2005年4月27日です。

東方神起は「日本現地化」をしたアイドルでもあり、今の韓国アイドルと違って日本に住みながら活動していました。そこで日本の文化や言葉を学び、大学の文化祭のステージから積み上げて今があります。現在は5人から2人になっての活動ですが、すでに5大ドームツアーも日産スタジアム公演も果たし、韓国芸能界のレジェンド的存在になりました。

今はリーダーのユノが34歳(韓国では35歳)、チャンミンは32歳(韓国では33歳)。チャンミンは2020年に結婚という節目も迎えました。大人になった東方神起の活動も楽しみです。

東方神起のユノもTXTの『Hug』を大絶賛!!

この日、番組のMCとしてステージに立ったユノは、TXTが歌う『Hug』を笑顔で見守りました。

同じくMCを務めたチャ・ウヌとシン・イェウンの反応に、顔を真っ赤にしていたユノ。照れ臭かったのでしょうね。感想を聞かれたユノは、「とても初々しかった。最後のハーモニーで昔のことを思い出した。僕もステージに立って一緒に歌いたくなった」と語りました。

韓国ではバラエティにMCに引っ張りだこ、品行方正なイメージから広告の仕事もこなし、2021年にはアルバム2集で韓国カムバックが決まっています。アイドルの寿命が短いと言われる韓国で、ユノの活躍ぶりは若手の希望にもなるはず。来年はぜひステージで踊る姿も観たいです!!

ヨンジュンはユノペンだった!放送後のVliveで明らかに

大反響のKBS歌謡祭から一夜が明けた次の日、VliveにあるTXTチャンネルに出演したメンバーのヨンジュンは、当日の感想をこのように振り返りました。

ヨンジュン「僕、東方神起先輩の曲を全部知ってます。RisingSunとPurpleLineが本当に好きでした。

ユノ先輩のペン(ファン)でしたが、ダンスがとても上手くて小さいときからカッコいいと思ってましたが、昨日僕たちのステージのリアクションもしてくれてとても光栄でした。ありがたかったです、とても素晴らしい経験でした。

なんと、ヨンジュンはユノペンだったことを告白!

東方神起がデビューしたときにヨンジュンは6歳。当時から東方神起は売れっ子でしたから、ヨンジュンがテレビなどで観ていてもおかしくありません。ユノは特にメインダンサーで、ダンス曲のほとんどでセンターを務めていたので、同じくダンスが得意なヨンジュンは憧れたのでしょうね。

RisingSunは今でも東方神起を代表する曲のひとつ。Purple Lineは日活していた東方神起が初のオリコン1位をとった楽曲です。東方神起のヒット曲をヨンジュンが聴いていたことに、TXT&東方神起のファンダムも喜びの声を寄せていました。

分裂から10年以上……5人の東方神起を再現できる時代がやってきた

2003年に5人組でデビューを果たした東方神起ですが、2009年にジェジュン・ユチョン・ジュンスの3人がSMエンターテイメントに専属契約無効の訴訟(のちに和解)を起こしています。3人はその後に日本事務所avexとも訴訟(こちらは3人の勝訴)になり、事実上の脱退となりました。

SMエンターテイメントに残ったユノとチャンミンは、事務所側の「新メンバーを加入させるかもしれない」というプレッシャーを乗り越え、2人で新たな東方神起の幕開けを決意。それまでの「ハモリが美しいグループ」というイメージから、パワフルでダンサブルな2人組のグループにコンセプトを変え、2011年に『Why?(Keep Your Head down)』でカムバック。

カムバ直前に公開されたこのティーザーに心震えた人も多いでしょう。

こちらがMV。5人時代に比べて、ぐんと男性みを強めたイメージが話題を呼びました。

脱退した3人は2010年に「JYJ]を結成、グループ活動からソロ活動、俳優活動などに活躍の場を広げました。

分裂期の東方神起は、日本で東京ドームライブを成功させ、やっと日本で売れっ子と認識されはじめた時期でした。この分裂によるダメージは決して小さなものではなく、今でも5人時代を語ることはタブー視するような雰囲気があります。

これまでにも多くのアーティストが東方神起のカバーをしてきたものの、当時と同じ5人組のグループがデビュー曲を披露することは異例です。それも、メンバーのユノの前で……。

分裂からはや10年以上。もう5人でいた時代より、分裂以降の時間の方が長くなりました。「そろそろあの頃を振り返ってみてもいいんじゃない?」と思えるような、ひとつの区切りを感じさせるような、そんなパフォーマンスに思えました。

東方神起の出発は確かに5人であり、それはずっと変わらないのですから。

2人になってからの東方神起も、折を見て『Hug』を披露しています。今後はさらに披露の場が広がり、この楽曲の良さが伝わっていくことを願います。

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