2018年11月23日(金)夜10時放送『大恋愛~僕を忘れる君と』第7話では、尚の病状について大きくクローズアップされます。
治験への参加の行方、そして前回登場した公平が暴れまわります!
公平のサイコパスぶりが発揮される第7話!
ネタバレ&あらすじを紹介していきます。
目次
『大恋愛~僕を忘れる君と』第7話のネタバレ・あらすじ
真司の苛立ち、苦しさ
大学での講演時に倒れて意識不明になってしまった尚(戸田恵梨香)。
そんな尚に公平(小池徹平)はキスをしました。駆け付けた真司(ムロツヨシ)がそのシーンを目撃してしまい、公平を付き飛ばしました。
「尚ちゃん…」と真司が声をかけると、尚はうっすらと目を開けて「誰…」と呟きました。
薫(草刈民代)と侑市(松岡昌宏)が病室にやってくると、真司は薫に尚のことを頼んで侑市と病室を出て行きました。
どうして尚が倒れたのか、真司が侑市に説明を求めると、侑市もその原因がわからないと答えます。
壇上に上がった尚がマイクのハウリングで反射性失神を起こしたかもしれないと説明しました。
上手くいくと思っていたが、今回のことは予測できなかったと冷静に説明する侑市に、真司は声を荒げました。
「あんた、アルツハイマー病の権威だろ!どこが権威なんだよ!!!」
そこに薫が出てきて、侑市のフォローを始めました。
真司は侑市を睨みつけながら、新しい薬の治験のことを話し、尚を必ず治して下さいと強く言いました。
侑市は、明日治験前の最終検査をできるようにしておきますと淡々と答えると、真司は壁を叩いて苦しそうに
「今度こそ、絶対に失敗しないで下さい。尚を、今朝の尚に戻してください。お願いします」
と言って頭を下げた後、尚の病室に戻っていきました。
~真司のモノローグ~
何度か外来で見かけた、妙に愛想のいい男がなぜ妻にキスをしていたのか。
男は同じ病気だと聞いたが、一体何者なのか。あのキスも病気のうちなのか。
一人苛立った。
一方、病院の外では尚の病室を見上げた公平が「明日の朝もまた来るね」と言って足取りも軽く去って行きました。
翌朝尚が目覚めると、横の簡易ベッドで寝ている真司を起こし、どうして自分がここにいるのか尋ねました。
「真司」と言うと、真司は嬉しそうに「真司…、そう、俺真司。わかってよかった」と笑いかけました。
昨日のことを真司が説明すると、壇上に上がってから何も覚えていないと尚は言いました。
尚は、スピーチに失敗したことも、倒れたことも、公平とキスしたことも、真司に誰?と言ったことも何も覚えていませんでした。
尚と一緒に歯磨きをしながら、いつの日か尚は自分で歯磨きもできなくなるのかと考えてしまい、歯磨き粉が鼻に入ったと誤魔化して涙を流しました。
尚を狙う公平。今欲しいものだけが欲しいんだ
尚の検査中に真司は編集者の水野(木南晴夏)から『脳みそとアップルパイ』の映画化の話を聞きました。
そこで真司は本の続編を書きたいと伝えました。水野は、続編は書かないと聞いていたので、嬉しそうな驚きの声を上げました。
続編と映画化の打ち合わせを!!と食いつく水野でしたが、真司が公平を見つけたのでそのまま電話は切られました。
楽しそうに歩く公平の後ろを真司が付いていくと、たどり着いた場所は尚の病室でした。
尚の姿が無く落胆する公平に、真司は「何しに来た」と声を掛けました。
尚のことを公平が尋ねると、真司は刺々しく尚は自分の奥さんだからもう近づくなと言いました。
公平はそこで初めて真司のことを知ったようで、昨日のことは真司に成りすましての行動ではないことを教えました。
「この病気のことはこの病気になった者にしかわからないからさ。だから心からわかるよってキスしてあげたんだ。喜んでたよ~。尚さんも」
うっとりしたような笑顔で語る公平に真司は思わず掴みかかり、抑えた声で「ふざけんな」と言いました。
掴みかかられている状態でも、公平は表情を崩さずに語り続けました。誰にも自分たちの気持ちは理解できないこと。
侑市ですら尚のスピーチを失敗させて悪化させてしまったこと。
笑いながら公平が話し終えると、真司は公平を突き飛ばし、もう尚には近づくな。
今度近づいたらぶっ殺すと脅しました。すると公平は明るい声で
「いいよ、殺しても。僕はもう失うものは何もないから。何をされても平気なんだ。だってどうせ、み~~んな忘れて無くなっちゃうんだから。あるのは今だけ。今欲しいものだけが欲しいんだ。尚さんが欲しいんだ。真司をぶっ殺してもね」
公平が軽い調子で病室を出ていくと、ちょうど尚が検査から戻ってくるところでした。
~真司のモノローグ~
同じ病気のものでなければ本当の気持ちはわからない。
あの男の言うことは当たっているかもしれないと思った。
病院に居座る公平
退院の診察に訪れた二人。次の予約を取るときに、真司は公平もその日に来院予定か聞きました。
どうしたのかと聞く尚と侑市に対して、真司は「いや…」と言って誤魔化しました。
そして尚は、治験に参加したいこと、それで改善されて自信が持てたら子供のことを前向きに考えたいという希望を侑市に伝えました。
朝の歯磨きの時、実は尚も真司と同じようなことを考えて泣きそうになってたそうです。
ところが横を見たら、先に真司が泣いていました。それで尚は、どうしても治したいと決意を新たにしたのです。
二人が寄り添って病院から出ていくところを、公平は屋上から見守っていました。
侑市が同僚と食堂に来ると、同僚のうちの一人が公平を見つけました。
そして、今日は侑市の診察もないし、今朝早く病棟にもいたということを侑市に告げました。
不審に思った侑市は、一人公平の向かいに座りました。
朝早くから病院にいたことを問うと、公平は職場にも居づらくて病院が一番落ち着くと返しました。
そして、屋上から真司と尚が仲良く帰宅するのを見たら飛び降りたくなったと言いました。
フォローをする侑市に、自分は早くいなくなった方がいいと答え、真司も尚の元から逃げ出すと思うと言いました。
侑市は、真司と尚のことは放っておいてほしいと言いますが、公平は、侑市のせいで尚は失神したから侑市に尚は任せておけないと言って立ち去りました。
『脳みそとアップルパイ』の続編と映画化
尚の作った大成功の羽根つき餃子を食べながら、真司は『脳みそとアップルパイ』の続編を書くことを尚に報告しました。
尚はとっても喜び、タイトルが決まったら一番に教えてほしいと言いました。
そして、ビールを飲みながらしみじみと「その小説の中でも、私は段々私じゃなくなっちゃうんだよね~」と呟きました。
「薬が効いて、治るかもしれないだろう」と前向きに振る舞う真司。
小説も現実もそうなるといい。それが二人の願いなのです。
真司が、ふと思い出したように映画化の話を尚にしました。
恥ずかしくない?という真司に、尚は恥ずかしいけど見てみたい気もすると照れながら答えました。
本がまた売れちゃうね!という尚に、水野さんと同じこと言うねという真司。
ところが「水野さんて誰?」と言う尚に真司は少し固まりました。何事もなかったかのように、自分の担当編集者だと答える真司。
前向きに考えるって伝えよう!と二人ははしゃぎました。
そして真司は、決心するように
「ほんとに次の本売れたら、家、買おうか。尚ちゃんと、俺と、子供が住める家」
と言いました。
尚は少し寂しそうに頷きます。
二人の出発地点であるボロアパートのことを言うと、尚は呆然として手が止まってしまいました。
治験に参加できず、病状は進行
尚が父親の命日で実家に帰っているので、真司は木村達を誘って飲みに出かけました。
尚と一緒にいることで起きることを、神に試されている気分だと例える真司に対し、誰だってそんなもんだし、小説に吐き出せるお前は幸せなんだという木村。
一方尚は、薫の恋愛について質問し、これまで縁がなかったことを知ると「これからできたらいいわね、好きな人」と言いました。
尚の言うことを全否定する薫。
尚は、自分が薫の年になった時生きてるかな~と言うと、薫は大きな声で「生きてます!井原先生の新薬が効いて、尚ちゃんはKITAレディースクリニックの院長になってるかもよ」と言いました。
「それはないな~。ママは絶対死ぬまで院長の座を手放さないと思うもの」と言って、二人声を出して笑いあいました。
木曜日、再び尚の診察で病院に付き添う真司は、周囲を気にして落ち着きません。
尚が気にすると、首の体操だと誤魔化す真司。名前を呼ばれて移動すると、二人が立ち去った待合室に公平がやってきました。
検査室では、尚の認知テストが始まりました。所々答えられなくなる尚。得点は30点満点中19点でした。
侑市は、診察室に入ってきた二人に、治験について報告をしました。
尚の入院中に行った検査の結果、尚がアルツハイマー病に進行していることが分かったので治験への参加は難しいとこのとでした。
「新しい薬で治してくれるって言ったじゃないですか」と真司がかみつくと、侑市は「僕は、新しい薬の研究に参加して頂きたいと言ったんです」
「じゃやって下さいよ。先生が開発した薬でしょう。MCIじゃなくてもそれは何とかできるでしょ、自分の薬なんだから」
食らいつく真司に侑市は、治験の規則が厳しい事、以前に尚が治験の参加を拒んだことを伝えました。
尚はこれからどうなるのかと真司が質問すると、若年性アルツハイマーは進行が早く、尚もまた例外ではなかったことを教えられました。
これからは、思い出を作ることができなくなると言われると、それまでボーッとしていた尚が口を開きました。
「自分が、誰だかわからなくなるまでに私はどれだけの時間が残されているのでしょうか」
「人によって差がありますので、絶対に希望は捨てずにやっていきましょう」
と侑市は答えました。
真司は一人トイレに籠り、薫に涙を流しながら報告の電話を掛けました。
従来の治療を行っていくことになった尚。
「こうなることはわかってたような気がするわ」
そういう尚を励ますように、真司は手をつなぎました。
薫の苦悩、尚の幸せ
公園で仲良く黒酢はちみつドリンクを飲む尚と真司。
「これ好き~」と言う尚に、真司は「これ飲んでないだろう、最近」と言いました。
話を合わせる尚ですが、その様子がどこかおかしく見えます。
前にたくさん頼んで薫に怒られた話をすると、真司が喜んで、侑市にまだMCIだと電話をかけようとしました。
尚は、そっとそれを止めました。バーのカウンターで泣きながら酒を浴びるように飲む薫。
同じ店に居合わせた侑市の父(橋爪淳)が、何とかしてあげなさいと言って侑市を呼び出しました。
侑市がバーに着くと、薫の隣に座り、話を聞くことにしました。尚の病気を嘆き、尚の幸せについて考える薫。
真司に愛され、侑市にはお世話になっている尚は幸せかもしれない。
「私なんて男の方を頼りにした瞬間なんて今までに一度も無いですから」
と自虐的に笑う薫に、侑市はまた飲もうと誘いました。
「僕のことを頼りにして頂けたら嬉しいなと思いまして」
礼儀正しく見送る侑市を、薫はタクシーの中からずっと見ていました。
尚と手を繋ぎながら、思い出の橋の上に差し掛かると、真司は泣き出しました。
尚は静かにその涙をぬぐいました。
二人は、真司が以前に住んでいたボロアパートを見てから、いつもの居酒屋に向かいました。
「ごめんね、面倒な病気にかかっちゃって」
また、店長と店員のアテレコをしながら、尚は自分の気持ちを真司に伝えました。真司は尚に隠れて涙をこらえていました。
ハウリングの犯人が判明!
侑市の元に、実習生から尚が倒れた時の動画が送られてきました。
そこには、公平がスピーカーにマイクを近づけてわざとハウリングを起こさせる様子が映っていたのです。
実習生が、これもアルツハイマー病の症状なんでしょうか?と尋ねると、侑市はモニターを見ながら「そんなはずないだろう」と怒りのこもった口調で言いました。
真司と私が愛し合ったっていう記録が欲しい
居酒屋を後にし、また手を繋いで歩く二人。
「私今夜のこといつまで覚えてられるかな」と尚がいうと、大したことじゃないから忘れていいと真司はあっさりした口調で返しました。
すると尚は立ち止まって、
「私やっぱり、真司の子供産もうかな。
治るなら産むのもありかなって思ってたけど、治らないとわかったら、逆にすっごく真司と私の子供が欲しくなった。
だって、真司と私の子供は真司と私にしか作れないでしょう。
私が生まれて、少しは医者として人のために働いて、真司と出会って小説が生まれ、真司と私が愛し合ったっていう記録が欲しい。
もちろん記憶はノートじゃないけど、でも真司と私の子供をこの世に残したい。
協力してくれる?
少しでも長く、その子と3人の幸せな時間が持てたら、私も少しは生まれてきた甲斐があったかなって思えるかなって」
うん、と真司が答えると尚は真司に抱き着いて、ありがとうと言いました。
~真司のモノローグ~
人生は不思議だ。
最悪な日に最高の未来が見えることもあるのだと僕は知った。
『大恋愛~僕を忘れる君と』第8話(11月30日放送)のあらすじ紹介
2018年11月30日(金)22時から放送の『大恋愛~僕を忘れる君と』第8話のあらすじを紹介します。
だんだんと病状が進行していく尚(戸田恵梨香)だったが、悩み抜いて真司(ムロツヨシ)との子どもを産むことを決意した。
産婦人科医である尚は、子どもを身ごもるための戦略を実行し、幸せな日々。
一方、侑市(松岡昌宏)は、診察に訪れた公平(小池徹平)に尚のスピーチのときの映像を見せ、ほかの患者に危害を加えるならばほかの医師を紹介すると注意するが、公平は了承せず…。
そんな中、尚は薫(草刈民代)に子どもを産むことにしたと報告に行く。
子どもには断固反対していたはずの薫だったが、すんなりと受け入れた様子を見て、尚と柚香(黒川智花)は“好きな人でもできたのでは!?”と勘ぐる。
その帰り道、スーパーで買い物をしていた尚の前に公平が現れて、何も知らない尚は…。
本の売れ行きが好調な真司は取材が殺到し、担当編集者の水野(木南晴夏)がかいがいしく世話を焼いていた。
尚が自宅に帰ると、玄関にハイヒールがあり、部屋から出てきた水野と鉢合わせしてしまう…。
まとめ
公平の異常さが際立った第7話。真司や侑市は気づいているのに、まだ尚だけが知らないというのはハラハラしますね!
警告してあげて!って言いたいのに、なんで?と聞かれると思うと何も言えなくなりますよね。
そして、こんなに早くアルツハイマーに移行しているのがわかってショックでした。
確かに真司と会っていなかった7ヶ月という時間流れがありましたし、鬱状態にもなっていたので仕方ないのかな?
でも、虚ろな目をする尚はもう見たくないです!
次回、尚が笑っていられますように。
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