2019年6月22日夜、SNSに「ジャニーズ事務所社長・ジャニー喜多川さん死去」という情報が流れ、混乱状態となりました。
6月18日、病院に緊急搬送されたというジャニーさん。その後の容態が明らかになっていないため、多くのジャニーズファンが心配している最中の出来事でした。
一夜明けた6月23日、ジャニーズ事務所からは何の発表もありません。この死亡説がどこから出たものなのか?情報の信ぴょう性は?ジャニーさんの容態が発表されない理由について、検証しました。
目次
SNSに流れるジャニーさん死亡説はどこから出たの?
2019年6月22日午後9時過ぎ、ジャニーズ事務所の代表取締役社長・ジャニー喜多川さんが亡くなったという情報がSNSを駆け巡りました。
【訃報】ジャニー喜多川社長(87)が死去 / ジャニーズ事務所が近日発表へ https://t.co/IFKupI3pJ6.
— ツイッター速報 (@tsuisoku) 2019年6月22日
SNSが混乱に陥った「ジャニーさん死亡説」ですが、信ぴょう性の危うさも指摘されています。ジャニーさんの現状を正しく把握するため、出ている情報をまとめました。
ジャニーズ事務所や大手メディアはジャニーさん訃報を報じていません
2019年6月23日夕方6時の時点で、ジャニーズ事務所はジャニーさんの容態について発表していません。
大手メディアも、6月18日にジャニーさんが搬送されたことは報じたものの、その後の容態については触れていません。
つまり、現時点でジャニーさんの容態は「解らない」が正しいです。
ジャニーさんがお元気でも、入院されていたとしても、それは事務所が発表しなければならないことではありません。ジャニーさんがどんな状態でも、ジャニーズ事務所が発表しないうちは「解らない」でとどめておくことが必要です。
ジャニーさんの容態・その他情報については、ジャニーズ事務所が発表したものを信じるようにしましょう。大手メディアの報道でも、正確な情報には「ジャニーズ事務所が発表した」と記載があります。
ジャニーズ事務所が発表した情報かどうかが、情報の信ぴょう性を確認できる判断材料になります。
ジャニーさんの死亡説はどこから流れたのか
ジャニーさんの死亡説を流したのは、匿名ブログサイトの「バズプラスニュース」であることが解っています。
この匿名ブログが死亡説を流したあと、複数のまとめサイトが記事を転載し、配信を行っています。この情報はあっという間に拡散され、多くの方がジャニーさん死亡を信じる結果になってしまいました。
6月23日午後4時過ぎ、篠原修司さんというジャーナリストの方が、6月22日に流れたジャニーさん死亡説について解説記事を上げました。
この情報の発信源は、『バズプラスニュース』という匿名ブログのひとつです。
同ブログでは「ジャニーズ事務所の代表取締役社長であり、芸能プロモーターでもあるジャニー喜多川社長(87歳)が亡くなったことがわかった」と伝えていますが、その情報元を明らかにしていません。
引用:https://news.yahoo.co.jp/byline/shinoharashuji/20190623-00131197/
このメディアがあげた「ジャニーさん死亡説」は、情報源がない記事です。
篠原さんが記事内で仰るように、多くのジャニーズファンの方々がジャニーさんのみを案じている状況です。だからこそ、情報が正しいかどうかを確認すること、正しい情報だけを拡散する必要があります。
そのためにも、情報の取捨選択を心がけましょう。
ジャニーさんの容態について報道・発表がされない理由は?
多くのファンがジャニーさんの容態を心配する中、ジャニーズ事務所は沈黙を貫いています。
どうしてジャニーズ事務所は、ジャニーさんの容態について発表しないのでしょう?その理由について、考えてみました。
発表や報道をしないのは病院側への配慮
前述していますが、ジャニーさんについては「6月18日に緊急搬送された」という以外、大手メディアは報道していません。
しかしジャニーズ事務所は、そもそも「ジャニーさんが緊急搬送された」という情報自体、発表をしていないのです。
大手メディアの記事に「ジャニーズ関係者が入院を認めた」とあるので、入院自体は事実なのでしょう。しかし事務所が発表しないあたり、入院したということ自体言いたくなかったのではないでしょうか?
どうして容態が発表されないのか、それは事務所関係者や近親者のみが知ることです。
ただ、ジャニーさんほどの著名人が入院したと解れば、マスコミやファンが病院に詰めかける可能性があります。
病院関係者や入院患者・利用者のことを思えば、事務所がジャニーさんの詳細を発表しないのは配慮と言えます。
新潟で起きた地震への配慮の可能性も
ジャニーさんが緊急搬送された6月18日の夜に、新潟で震度6強の大きな地震がありました。
【地震0:01】「海岸付近 絶対に近づかないで」
東北大学の今村文彦教授は「数十センチの津波でも波の力は大きい。絶対に海岸付近には近づかないでほしい。この海域では昭和39年の新潟地震や昭和58年の日本海中部地震などで津波が起きている」と話しています。https://t.co/okdG3WxzGF— NHK生活・防災 (@nhk_seikatsu) 2019年6月18日
かなり大きな地震だったこと、地震発生が夜だったこと、津波が発生したことから、日本国民は新潟に心を寄せています。数日たった今も、新潟の方は余震の可能性を踏まえ、不安な日々を過ごしているはずです。
ジャニーズ事務所は、この地震の影響や被災者のことを優先し、ジャニーさんの容態はあえて発表しない可能性もあります。
大きな地震発生から日が浅く、まだ余震への警戒が必要なこの最中です。もしこの説が本当なら、賢明な判断と言えるのではないでしょうか。
ジャニーさんの容態を発表しないのはマスコミの忖度なのか?
一部のSNS民は、「ジャニーさんの容態について、きちんと報道しないのはマスコミの忖度だ」という声を挙げています。
ジャニーさんが倒れた6月18日以降、残念なことにジャニーさんの死亡説は絶えません。事務所がジャニーさんについて発表し、大手メディアが報じていれば、このような混乱は起きないのではないか?」という声もありました。
しかし、何かが起きたときにすぐ発表しないのは、ジャニーさんに限ったことではありません。
モンキー・パンチさん死去は葬儀を終えてからの報道でした
2019年4月11日、あの『ルパン三世』の作者モンキー・パンチさんが亡くなりました。
ルパン一色の斎場で見送られ モンキー・パンチさんをしのぶ会(THE PAGE) #thepage_jp https://t.co/epkstatoo3
— THE PAGE(ザ・ページ) (@thepage_jp) 2019年6月14日
『ルパン三世』は、日本を代表する著名なアニメのひとつ。日本人で『ルパン三世』を知らない人は、まずいないでしょう。原作者のモンキー・パンチさんも、非常に有名な漫画家さんです。
モンキー・パンチさんが亡くなったと知らされたのは、死去から6日が経過した4月17日です。葬儀を近親者のみで行い、故人の見送りを済ませてから、アニメ制作会社トムス・エンタテイメントが発表しています。
モンキー・パンチさんは、本当に多くのファンに愛された方です。その方の訃報を聞けば、葬儀場に駆け付けたくなるファンもいるでしょう。メディアも集まるかもしれません。
そのような事態を避け、まずは近親者のみで静かに故人を見送るため、発表を遅らせたものと考えられます。親族の切実な思いではないでしょうか。
その人の病気や訃報について、どんな発表の仕方をするのかは、親族の意向が優先されるべきです。マスコミが知っていたとしても、親族の思いを優先した報道を行うのは、正しいメディアの在り方のはずです。
静かな入院生活を守るために発表しない自由
入院中は何かと慌ただしいもの。本人の容態を見守ること以外に、遠くから駆け付けた親族の対応など、やることはたくさんあります。
ジャニーさんは事務所の社長ですから、お見舞いに訪れるアイドルもいるでしょう。ただでさえ目立つアイドルです、「ジャニーさんが倒れて入院している」と発表すれば、心無い誰かが病院に殺到することも考えられる状況です。
ジャニーさんがゆっくりと入院生活を送るため、病状などのプライバシーを守るために、あえて発表しないと言う選択はあってもいいはずです。
ジャニーさんの今後はジャニーズ事務所の公式発表を待て!
ジャニーさんに関する情報が錯綜していますが、何度も繰り返すように「正確な情報を探すこと、信じること」が必要です。
ジャニーさんに関して何か報道は、それがジャニーズ事務所が認めたものかどうかを確認しましょう。その情報が本当なら、いずれジャニーズ事務所が公式発表します。慌てず、事務所の発表を待ちましょう。
これまで多くのアイドルを誕生させ、最高のエンターテイメントで芸能界を盛り上げてきたジャニーさん。多くのファンが、ジャニーさんの体調を案じています。ファンにとっていい報告がありますように、と祈るばかりです。
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