ガイナックス社長わいせつ罪で逮捕の報道にファンは違和感「エヴァの制作は別会社でスタジオカラー」「全くの別物」との声

アニメ委制作会社、ガイナックスの巻智博社長が、12月5日、準強制わいせつの容疑で逮捕されました。

ガイナックスの代表的な作品が、映画化などもされ、社会現象になるほどの人気を博した「新世紀エヴァンゲリオン」です。

しかし、「ヱヴァ」ファンの間では、今回の報道について、「ヱヴァ」制作のガイナックス社長が逮捕という文章に対する違和感の声が上がっています。

ガイナックス社長である巻容疑者が逮捕された経緯や、このニュースに対して「ヱヴァ」ファンが違和感を覚えたポイントをまとめました。

ガイナックス社長わいせつ罪で逮捕、声優育成の別会社設立し女性の裸撮影などの容疑

ガイナックス社長、巻智博容疑者が、12月5日、準強制わいせつ容疑で逮捕されています。

巻容疑者は、ガイナックスとは別に声優を育成するプロダクションを創設しており、そこで声優候補生の女性を集めていました。

その中で、芸能人として写真を撮られるための訓練という名目で、10代女性の裸の写真を撮影したり、体を触ったりした容疑がかけられています。

まだ巻容疑者が創設したプロダクションは活動実績がなく、声優志望の複数の女性を女子寮に集めたという段階でした。

巻容疑者は「お願いされて写真を撮った」など、容疑を否認しています。

「ヱヴァ」制作ガイナックス社長逮捕との報道にファンが違和感、庵野秀明監督らはすでにガイナックス退社

このガイナックス社長、巻容疑者逮捕のニュースでは、「ヱヴァ」制作のガイナックスという表現が用いられました。

もちろん、1995年に大人気となったアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」を制作したのはガイナックスであり、全く間違いではありません。

しかし、ファンの間では、2019年の今、「ヱヴァ」制作のガイナックスという表現に違和感を覚える方が多数です。

というのも、「ヱヴァ」を制作した庵野秀明監督は、すでにガイナックスを退社し、「スタジオカラー」という新会社を立ち上げています。

庵野秀明監督以外の主力スタッフの多くも、2010年代前半に、相次いでガイナックスを退社しました。

ファンにとっては、現在のガイナックスは、ヱヴァを作っていた当時とは全く別の会社という認識も少なくありません。

逮捕された巻社長も、今年10月に社長に就任したばかりであり、「ヱヴァ」と大きく関連はない人物です。

それでも、ガイナックスで一番有名な作品が、「ヱヴァ」なのは変わりありません。

ニュースの見出しではやはり、「ヱヴァ」制作で知られる会社と紹介されてしまいました。

ガイナックス、2016年からアニメの制作元請実績なし、まだ存続していたのかとの声も

ガイナックスは2015年の、「放課後のプレアデス」を最後に、アニメの制作元請から遠ざかっています。

アニメ制作会社としては、ここ数年、ほとんど活動実績がない会社です。

過去作品の版権を所有しているので、年商がゼロということではありません。

しかし、ガイナックスは、過去作品のロイヤリティー支払いを巡り、庵野監督が立ち上げた会社「スタジオカラー」から裁判を起こされています。

この時、すでに会社が債務超過であることも報じられました。

現在のガイナックスは、ファンの方が指摘する通り、確かに「ヱヴァ」を制作していた時期の会社とは、大きく実態が離れている状態です。

ファンの間では、まだ会社が存続していたのかという声が上がったほどでした。

すでにヱヴァ制作陣の多くが離れたガイナックスも、社長逮捕でヱヴァの作品名が報道に

庵野秀明監督ら、テレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」当時の主力スタッフは別会社を設立し退社しています。

それでも、ガイナックス社長逮捕のニュースでは、やはり「ヱヴァ」の名前が出てきてしまいました。

熱烈なファンが多い同作品だけに、こんな形で「ヱヴァ」や「ガイナックス」という名前を聞くことになるのは、とても残念ですね。

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