大型で猛烈な台風19号はどんどん発達し、日本へと近づいてきています。
このまま行くと、次の3連休に日本列島を直撃する可能性が高い台風19号ですが、その進路予想で米軍の予想精度の高さが注目されています。
日本の気象庁の天気予報も、もちろん非常に精度が高いものです。しかし、米軍の台風進路予想は、日本の気象庁の予想を上回るのではないかと考える方もいるほど。
米軍や気象庁の台風19号進路予想や、米軍の台風進路予想の精度が高い理由を紹介します。
目次
台風19号(ハギヒス)気象庁や米軍の進路予想では関東直撃
10月12日(土)からの3連休に日本列島を直撃しそうなのが台風19号。
現在の進路予想では、ちょうど3連休の時期に関東など、日本の中心部を通過すると見込まれます。
精度の高い気象庁や米軍の進路予想データを見ても、3連休の中日、13日(日)に台風19号が関東にやってくる予想となっていて、非常に心配ですね。
レジャーを計画していた方も多いですし、日本ではラグビーワールドカップという大切な屋外イベントを控えている時期。
もちろん災害や農作物への被害などへの心配もあり、次に日本を襲う台風19号も非常に恐ろしい存在です。
台風19号の進路は台風15号とかなり近似で関東直撃の可能性大
台風19号の進路予想を見ると、9月に千葉県で大規模な停電や住宅損壊を招いた台風15号とかなり近い進路予想をされていることがわかります。
しかも、今回の台風19号の規模は「大型で猛烈」。かなり脅威となる台風であることは間違いありません。
特に直撃が予想される近畿・東海・関東・東北といったエリアでは、暴風や土砂災害に警戒をしておきましょう。
前回の台風15号の被害を考えると、いつでも避難できる用意をしておくというのも、大げさなことではありません。
米軍の台風進路予想の精度が高い理由は?
今回の台風19号のニュースで注目されているのが、米軍の台風進路予想の精度の高さ。
これまでの台風進路予想でも、実際の台風の進路とかなり近いデータを残していて、日本の気象庁と遜色ない、あるいは上回ろうかという実績を残しています。
航空機や艦船の安全確保のため、JTWCの気象データは誰でも閲覧可能
これは、米軍の予測が世界を股にかける米軍の航空機や軍艦・潜水艦の安全を目的になされているものであるためです。
米軍では海軍と空軍が合同で、台風を警戒し、そのデータを米軍や米国政府に提供する「合同台風警報センター」(JTWC)をハワイに設立しています。
日本との太平洋戦争中、米軍艦隊が太平洋の台風でかなり深刻な被害を受けたことで、台風の観測に非常に力を入れるようになりました。
米軍のために台風観測をしている同センターですが、台風や津波についてのデータは一般人にも公式サイトで公開しているので、誰でも見ることができます。
8日現在、トップページには日本の南、太平洋上の台風19号(ハギビス)の雲が赤い矢印で明示されています。

合同台風警報センター(英: Joint Typhoon Warning Center; JTWC)
米軍の台風19号予想は気象庁よりやや西寄り

合同台風警報センター(英: Joint Typhoon Warning Center; JTWC)
台風19号の進路予想で、日本の気象庁と米軍の予想を比較してみると、たどるコースはほぼ同じ。
ただ、米軍の予想のほうが、ほんの少し西寄りとなっていて、より首都圏を直撃するコースに見えます。
もちろん、気象庁予想の通りに台風が進んでも、首都圏を台風が直撃することに違いはありません。
こういった専門機関の、精度が高い情報を考えると、残念ながら今回の台風19号も日本直撃は避けられない状況です。
気象庁や米軍による台風19号の進路予想は関東直撃、3連休は最大限の警戒を
大型で猛烈な台風19号は関東直撃の可能性が極めて高いと予想されているので、今から心構えをしておきたいですね。
大雨や暴風の警報や避難勧告などはもちろん、公共交通機関を利用される方は、計画運休などの情報もチェックしておきましょう。
私たち個人にできる対策は限られています。あとは人命や住宅、農作物に被害のないよう、祈るばかりです。
コメントを残す