1932年創刊という超老舗幼児向け雑誌「幼稚園」の企業とのコラボ付録がすごいと話題になっています。
2018年からスタートした企業コラボ付録のクオリティが高く、子供ではなく大人が買うという新たな購買層も獲得しています。
今月号の付録から、来月号の付録、さらには幼児向け雑誌なのに、どうしてこんなにクオリティが高いのか、その理由とこれまでの企業コラボ付録についてまとめました。
目次
5月号のガチャマシンとは?6月号の付録は?
2019年5月号は話題になったガチャマシン付録が復活しました!
全国で完売が続出した話題の付録、買えずに後悔した人や、兄弟げんかが始まった家庭に朗報です。
今回の中身はシンカリオン、シャクレルプラネット、リカちゃんと男女問わず楽しめるようになっています。
6月号は焼肉リバーシ
また、来月号は牛角とコラボした「焼肉リバーシ」です。
1枚1枚撮影したリアルなお肉をトングでひっくりかえして遊びます。
勝者には〆のアイス付き!
6月号は2019年4月30日発売です。
過去の雑誌「幼稚園」の付録内容は?
これまで雑誌「幼稚園」では9つの企業とのコラボ付録を発売しています。
その中でも話題になった伝説の付録を紹介します。
9月号はくら寿司!企業コラボ第一弾
2018年9月号から企業コラボの付録が誕生しました。
第一弾はリアルなお寿司がまわる回転ずし。
お寿司屋さんごっこはもちろん、お箸のトレーニングとしても使えます。

10月号はガシャポン!完売続出のコラボ第二弾
雑誌「幼稚園」の付録が大きく取り上げられるきっかけになったのはこれ!
ガシャポンと仮面ライダージオウとのコラボ付録です。
ハンドルを回すとガチャガチャという音と共に出てくるカプセルがリアルで楽しいと話題になり、大人が自分用に購入することもありました。
4月号は幸楽苑とコラボしたビョンビョンラーメン
ラーメン屋さんの店先に飾ってあるラーメンのオブジェ。
つい気になって触りたくなる子も多いと思いますが、そのオブジェが付録になりました!
付属のチャーシューは1枚1枚違う形になっていて、リアリティが追及されています。
企業コラボ付録を始めた理由とは?

雑誌「幼稚園」の付録を担当しているのは、入社以来18年間付録を担当しているという大泉さんです。
これまで、キャラクターとのコラボが多かった付録を企業とのコラボに変えたのには理由がありました。
18年間一人で付録を担当してきたという大泉さんは、正直付録作りにマンネリ化していたそうです。
ある時くら寿司に行ったら、回転寿司で盛り上がる子供たちを見て身近なものを付録にするというアイディアを思いつきました。
「街でよく見るもののミニチュア」これが企業コラボ付録の原点です。
幼児向け付録なのにハイクオリティにした理由とは?

身近なものを付録にするにあたって大泉さんがこだわったものはリアルさでした。
食べ物はすべて本物の写真を使い、幸楽苑コラボの時は丼も忠実に再現しました。
ガシャポンカプセルも紙製ではなくプラスチック製のミニカプセルを用意し、制作時間は大人でもおよそ1時間かかるとても手間のかかるものです。
その理由は「子供だましは通用しない」ということです。
小さな子も自分でスマホを操作する時代になったので、実写の映像がより身近になっていると感じた大泉さん。
チャーシュー1つにしても全く同じものはないということで、1枚1枚写真を撮って付録にしたそうです。
大人とのコミュニケーションツールとしての付録
リアルさを追求した結果として付録の組み立て難度が上がってしまったのが企業コラボ付録の欠点でもあり利点でもあります。
企業コラボ付録は、幼児が一人で組み立てるには細かいパーツや力加減が難しい組み立てが多くあります。
それを大人が一緒に組み立てることで、親子のコミュニケーションに役立てようという狙いがあるのです。
「テープ取って」「そこのパーツちょうだい」など会話のきっかけにもなりますし、難しいものを組み上げた大人への尊敬が子供に芽生えます。
親と子の媒介が付録を通じて行えるといいなというのが狙いです。
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