名古屋市が給食改革に乗り出す!給食費の値上げやミルメークの導入の理由は?給食が質素すぎると話題に

名古屋市内の小学校で提供されている学校給食が来年度から変わるという発表がされました。

改革として現時点でわかっていることは、給食費の値上げと、ミルメークの導入です。

改革が必要になった背景についてまとめました。

名古屋市が給食改革を実施する

名古屋といえば、味噌煮込みうどんや小倉トーストなどのご当地飯が有名です。

名古屋飯といわれるメニューは味が濃く、ご飯がすすむものも多いので、名古屋に転勤すると太るという声もあるほどです。

そんな名古屋市内の小学校の給食に改革がもたらされます。

改革として挙げられているのは、給食費の値上げとミルメークの導入です。

その理由は、こってりがっつりの名古屋飯には程遠い給食事情にありました。

給食費を600円値上げする

名古屋市教育委員会は、来年度から市立小学校の給食費を現在の3800円から4400円に値上げすると発表しました。

実は、名古屋市の給食費は全国の政令指定都市の中でも最安値になっています。

最高金額の新潟市は5026円なので、その差は1226円にもなります。

食材の高騰がされる中、名古屋市は11年間給食費を値上げすることなくがんばっていましたが、工夫にも限界を感じ、値上げをすることになりました。

値上げの背景には質素すぎる現実があった

名古屋市の給食は、基本的にメインのおかず、サブおかず、主食、牛乳といった4品が並びます。

以前はそこにデザートや海苔、ふりかけなどが加わることがありましたが、食材の高騰によりその数が激減しています。

2009年にはデザートが年に83回出ていたところ、2018年には半分の41回に。

その他の食材も、安いものに変えることによって質素なものになってしまったのです。

学校によってはホームページなどでその日の給食が見られるようになっているのですが、保護者からはあまりにも質素すぎるという意見が出ていました。

特に、高学年になると当初の量では足りず、お替りを何度も繰り返す子もいます。

現在の給食費では限界を感じた為、保護者や児童にもアンケートをとり、2020年度からの値上げを決定しました。

牛乳嫌い対策のミルメークを導入

全国的に給食に導入されている、牛乳の味変アイテム・ミルメークが名古屋市の小学校に導入されます。

ミルメークを製造するのは名古屋市に本社がある大島食品工業です。

ミルメークは愛知県全域の給食に導入されている大人気アイテムなのですが、名古屋市は唯一除外されていました。

ミルメークの製造本社があるにも関わらず除外されていた理由は「牛乳は白いまま飲むもの」という名古屋市の教育方針に基づくものからでした。

しかし、牛乳嫌いの子への飲み残し対策として、2020年から名古屋市でもミルメークを導入することに決定しました。

多い時では1校で6リットルの飲み残しが出ていたところ、試験導入後は4リットルに減ったということです。

現在一部の小学校では試験導入がされており、導入校の6年生はギリギリミルメークの味を堪能できています。

名古屋市の給食改革に驚きの声

献立表を見ていながらも、今回のニュースを見て初めて給食の質素さに気がついた親や、視聴者から驚きの声が上がっています。

例え栄養バランスが摂れていたとしても、寂しい感じはぬぐえませんね。

https://twitter.com/5arschan_mjlove/status/1202712280346947584

ミルメークがなかったことが意外!

漫画「八十亀ちゃんかんさつにっき」の安藤正基さんも、ミルメークが名古屋に導入されていないことを書いています。

名古屋市近郊ではミルメークは昔から導入済みだったので、まさか!という驚きの声が多く出ています。

https://twitter.com/aichidoughnut/status/1202544192158781440

https://twitter.com/hiromasa_z_z/status/1202504644167028736

来年度からの給食に期待

これまで、様々な食材の代用などの工夫により給食費を値上げすることなく頑張っていた名古屋市。

来年度からの値上げにより、失っていたエビフライや激減していたヒレカツといったメニューが復活するのでしょうか?

現在のメニューでは、給食定番の揚げパンもないので、来年度のメニューがどうなるのか期待されます。

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