2020年12月のFNS歌謡祭に登場し、見事なシンクロダンスを披露した韓国アイドルグループ「ENHYPEN」。
同年11月30日にデビューしたENHYPENは、韓国サバイバル番組I-LAND出身であること、あのBTS(防弾少年団)の後輩にあたることから、日本でもかなり注目されているグループです。
特に日本人メンバーのNI-KI(ニキ)は、SHINeeのステージに出たこともある有名人。デビュー前から将来を期待されていた逸材です。そんなNI-KIがいるENHYPENは、どのようなグループなのでしょう?
メンバーのプロフィールから、結成の経緯・I-LANDという番組の内容まで、すべてを紹介します!
目次
話題沸騰中!ENHYPEN(エンハイフン)ってどんなグループ?
ENHYPENは、韓国のサバイバル番組「I-LAND」出身の7人組アイドルグループです。
#ENHYPEN BORDER : DAY ONE Concept Photo (DUSK ver.) #BORDER_DAY_ONE #DUSK pic.twitter.com/aX9nCoQidx
— BELIFT LAB (@BELIFTLAB) October 31, 2020
所属事務所は「BELIFTLAB」。ここは韓国芸能事務所のBigHitとCJENMが共同で立ち上げた事務所。BigHitはあのBTS(防弾少年団)の所属事務所なので、ENHYPENはBTSの後輩ということになります。
BTSの後輩であることに加え、メンバーのNI-KI(ニキ)が日本人であること、さらにニキが日本ではちょっとした有名人であったこと(後述しています)から、日本でも非常に注目されています。
NI-KIを目当てにI-LANDを視聴していた方も多いのではないでしょうか?
2020年に開催されたI-LANDで注目を集めたENHYPENは、2020年11月に『Given-Taken』で世界デビュー。
日本人メンバーがいることを考えても、今後は日本での活動が多くなりそうなグループです。
ENHYPENの名前の由来は?
ENHYPENの名前には、「個性が異なる7人がー(ハイフン)でつながる」という意味が込められています。
ー(ハイフン)が持つ意味を、そのままグループに当てはめたとも言えます。また、「音楽で世界を繋げる」という意味も込められ、これからのENHYPENが行く道への意味も込められました。
「第二のBTS」でデビュー前から大人気!
サバイバル番組出身ということもあり、ENHYPENはデビュー前からかなりの人気。
Twitter、Instagram、YouTubeのフォロワー数が100万人を超え、KPOP界でも非常に注目されている存在です。「第二のBTS」とも呼ばれ、これからの活躍が楽しみなグループです。
ファンクラブ名は「ENGENE(エンジン)」
ENHYPENのファンクラブ名は、ファンが応募した67000通の応募からメンバーが選びました。
選ばれたのは「ENGENE」。これから世界に飛び立とうとするENHYPENにぴったりなファンクラブ名です。
ENHYPEN輩出!「I-LAND」とはどんなサバイバル番組だったのか
韓国では、オーディション発のアイドルがとても多いです。
今日本で活躍しているNiziUもそうですし、あのTWICEもサバイバル番組出身のアイドルです。この流れを受け、BigHitとCJが共同で行ったのが「I-LAND」というサバイバル番組です。I-LANDには23名のBigHit練習生が登場し、最終的に残った7名がデビューできるという方式でした。
BTSの事務所がサバイバル番組をやる! ということで、世界から注目を集めた番組です。が、開始して見れば練習生たちの試練があまりに苛酷過ぎたため、視聴率低迷の憂き目に。それでも視聴者の感動や共感を集めることも多く、大勢のファンが見守る中、最終選考で7名がデビューの切符を手にしました。
豪華すぎるI-LANDの設備が注目を集めました
I-LANDでは、練習生たちが専用の施設に寝泊まりして練習などを行っていました。そこで使われた施設が非常に豪華であると評判になっています。
引用:https://www.kpopmonster.jp/?p=52131
めちゃくちゃ豪華!他にジムやキッチン、練習生たちが自由に食べられるフードもあります。
ただし、ここで過ごすことができるのは上位12人のみ。他のメンバーは「GROUND(グラウンダー)」と呼ばれる簡素な施設で、黒い服を着て過ごすことになります。宿泊施設もないので、別のところで寝泊まりして練習に通うことに……。この格差は見ていて非常に辛いものがありました。
見るのが辛い!I-LANDのサバイバルシステム
I-LANDのシステムがどれだけ辛いものだったのか、少し解説してみましょう。
- I-LANDに参加するのは23人だが、デビューをかけて叩ける「アイランダー」になれるのは12人。あとの11人は、簡素なベッドや練習室しかない「GROUND」に行き、グラウンダーとなる。グラウンダーの服は黒。
- 23人はアイランダー12人に入るため、全員でパフォーマンスを披露。そして候補者は、パフォーマンスを見た上で、グラウンダー行のメンバーを選ばなくてはいけません。
- グラウンダーからアイランダーに行けるかどうかは、審査員の判断になります。
- アイランダーの上位7名がデビュー候補の象徴バッジをつけられる
初期のシステムはこんな感じです。
このうち特に辛いのは、「候補者自身がグラウンダー行のメンバーを決める」という点です。同じ夢を目指して頑張る仲間を、候補者自身が落とさなくてはいけません。もちろん、自分にどのくらいの票が入ったかも知らされます。あまりに残酷なシステムです。
主催いわく、「どんなグループにしたいのかを考えるのは、参加者である練習生自身。そのためのメンバー選びの権利が与えられている」ということのようですが、それでもこのシステムは残酷すぎました。
さらに、何もかも立派で綺麗なアイランダーの宿舎&練習室とは違い、グラウンダーの施設はとっても簡素。シャワー室もひとつしかありませんし、アイランダーと違って洋服も真っ黒です。まさに天国と地獄。差別では? とも言えるくらいの残酷さで、こちらも視聴者の反感を買いました。
のちにグローバル投票(世界のファンからの投票)が始まり、少しはファンの意見が反映されるようになるのですが、それでもこのシステムはファンから嫌われ続けました。あまりに残酷すぎたため、視聴率が低迷したほど……。
BigHitはまだオーディションを開催予定ですが、今後はもう少し練習生の立場・視聴者の気持ちを考えて欲しいというのが率直な感想です。
ABEMAでは、I-LANDを日韓同時配信しています。過去から遡って視聴することも可能です。
はじめてABEMAに登録する方なら、2週間無料でご利用できます。
2020年12月2日「FNS歌謡祭」にENHYPENが登場!
2020年12月2日(水)、FNS歌謡祭にENHYPENが初登場。韓国からのリモート参加です。
デビュー曲の『Given-Taken』を披露しました。公式サイトがパフォーマンスの様子を載せてくれています。
日本の歌番組に出演する韓国アイドルは珍しくないものの、ここまで早く日本の番組に登場するのは最速レベルでしょう。
さすがのダンスレベル、フォーメーション。見事なシンクロを見せてくれました。さすが、「メンバー全員がセンターになれる」と言われただけありますね。
ENHYPENのメンバー紹介
ENHYPENのメンバーは7名(各メンバーの詳細は以下で記載しています)。
引用:https://www.wowkorea.jp/news/enter/2011/0614/10271306.html
デビュー時点での年齢は以下の通り。
- ヒスン 2001年10月15日(2020年12月2日当時19歳・韓国年齢20歳)
- ジェイ 2002年4月20日(2020年12月2日当時18歳・韓国年齢19歳)
- ジェイク 2002年11月15日(2020年12月2日当時18歳・韓国年齢19歳)
- ソンフン 2002年12月8日(2020年12月2日当時17歳・韓国年齢18歳)
- ソヌ 2003年6月24日(2020年12月2日当時17歳・韓国年齢18歳)
- ジョンウォン 2004年2月9日生まれ(2020年12月2日当時16歳・韓国年齢17歳)
- ニキ 2005年12月9日生まれ(2020年12月2日当時14歳・韓国年齢15歳)
日本年齢で14歳~19歳の子が集まった非常に若いグループです。
メンバーのニキ(NI-KI)が日本人です。
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ヒスン(희승):HEESEUNG
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- 本名:이희승(イ・ヒスン)
- ローマ字表記:Lee Hee-Seung
- 漢字:李羲承
- 国籍:韓国
- 誕生日:2001年10月15日
- 血液型:A型
- 練習生期間:3年
- 最終順位:5位
ヒスンの豆知識あれこれ
BigHitで3年の練習生期間を積み、評価1位を貰っていたできる子ヒスン。メンバーの最年長。
I-LAND登場当初から、顔も実力も兼ね備えたメンバーとしてパンPD(BigHit社長)に紹介され、他の練習生からも「すごい先輩がいると聞いていた」「モデルみたい」と語られたほど。BigHitでは非常に有名な練習生だったようです。
誰もが認める優等生だったヒスンですが、2019年に同期のTOMORROW X TOGETHERがデビューしたときに、大きな挫折を味わったと言います。TXTはずっと同じ場所で練習してきた仲間。その彼らが先にデビューすると知ったとき、「喜んであげなければいけないのにできなかった」と語りました。その思いがあるからこそ、I-LANDに賭ける気合も人一倍でしたね。
前評判通り、初のステージでは圧倒的なパフォーマンスを披露。オーディションという場でありながら、見ている方が思わずノッてしまうほどの実力を見せます。歌もダンスも非常に上手く、審査員として参加したZICOを驚かせたことも。すべてのパフォーマンスが高レベル、安定しているカリスマ的存在です。
練習生から尊敬される反面、反発されたことも
練習生の中でもエリート的存在、神的存在であったことから、グループのまとめ役になることもあったヒスン。実力が他の練習生と比べて別格だったので、I-LANDの憧れ的存在でもありました。
しかし、最初は彼を慕っていた練習生が、次第に彼の練習方法に不満を持つようになり、辛い立場に立たされたこともありました。みんなから望まれてまとめ役になったのに、理不尽ですが……。
愛嬌が下手なところが愛嬌
何でもこなす反面、どうやら愛嬌は苦手なようで、ちょっとぎこちないポーズで視聴者やメンバーを笑わせることも。基本的に不思議ちゃん。最年長らしく、他の練習生が遊んでいるときにお掃除をしたり、しっかり者の一面もあります。
最年長ということもあり、本来であればリーダーになるところですが、「最年長だからこそグループにより貢献したい」という思いからジョンウォンがリーダーとなりました。
ジェイ(제이):JAY
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- 本名:박종성(パク・ジョンソン)
- ローマ字表記:Jay Jong-Sung Park
- 漢字表記:박종성
- 国籍:アメリカ合衆国&韓国
- 誕生日:2002年4月20日
- 血液型:B型
- 練習生期間2年11ヶ月
- 最終順位 2位
ジェイの豆知識あれこれ
本人曰く、ENHYPENの夜食担当&洋服担当のジェイ。グループでは上から2番目のヒョン(お兄ちゃん)ラインです。
2歳までアメリカで育ち、現在は韓国語も英語もペラペラ。グループでは英語担当になりそうです。
末っ子のニキが語るには、ジェイはグループのムードメーカー。優しくて面白くて、頼れるところがたくさんあるお兄さんなのだとか。ニキはこのジェイを何かと頼りにしているようですね。ジェイも弟メンバーのことを非常に可愛がっていて、日本から来たニキに食事が合わないのでは? ちゃんと美味しく食べられているか? と心配するほど優しい子です。
ちなみに、日本の漫画『ONE PIECE』が大好きらしく、独学でちょっと日本語が喋れます。
I-LANDの苦労人・ジェイにまつわるエピソード
ダンスが上手く、迫力ある表情で圧のあるオーラを演出するのが非常に上手なメンバー。
そんなジェイですが、I-LAND時代は苦労に苦労を重ねた超苦労人。やりたいパートに立候補してもなかなか採用してもらえなかったり、下位のグラウンダーに降格して落ち込んだり(4話)と、視聴者から見ても辛い状況が続いた子でした。グラウンダーに落ちたときは、審査員のRAIN(ピ)から厳しい指摘をされてしまい、落ち込む場面もありました。
また、10話で公開されたグローバル投票中間発表では、最下位の11位という結果に言葉を失う場面も。この時は自分の落選を覚悟したようで、お世話になったメンバーに手紙をしたためる姿が放送されています。このときは日本人メンバーのタキが降格となり、ジェイは残ることができました。
ただし、この場面から這い上がっただけあって、バイタリティが非常に強い子でもあります。グラウンダーに降格したときは、絶対に戻ってくるとの予告通り復活を果たし、気迫あるパフォーマンスを披露しています。このパフォーマンスを機に、目標だったIアイランダー復帰も果たしました。
RAINのアドバイスも真摯に聞いていましたし、何事も素直に吸収して努力を惜しまない子です。
ジェイを見ているだけで笑顔になれる
クールで格好いい外見ではありますが、ナチュラルな愛嬌を持っているジェイ。
半目のまま寝ていて視聴者を笑わせたり、冷蔵庫で冷やしていたスプーンで顔を冷やしてみたり(食べ過ぎて顔がむくんだみたいですね)、怒るとハチミツを一気飲みするエピソードで笑わせたり、とにかくネタが尽きません。お化けとダーツが苦手。面白い人になりたいそうですが、今のままでも十分面白いです。
I-LAND内で2人しかいない、料理が作れるメンバーの一人でもあります。
ジェイク(제이크):JAKE
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- 本名:심재윤(シム・ジェユン)
- ローマ字表記:Jake Sim(Jae-Yun)
- 漢字表記:沈載倫
- 国籍:韓国&オーストラリア
- 誕生日:2002年11月15日
- 血液型:O型
- 練習生期間:9か月
- 最終順位:3位
ジェイクの豆知識あれこれ
パンPDいわく、全世界で行われた公開テストで、とても高い倍率(500倍!)を潜り抜けて合格した練習生。
お父さんはオーストラリアで会社を経営しているようで、外観が非常に立派な家に住んでいました。韓国インターナショナルスクールに通学中。家族構成は両親&兄、ワンちゃんです。本人曰く、オーストラリアの永住権は持っていないそう。K-POPアイドルになりたい一心で、韓国にやってきました。英語がペラペラ。韓国語はまだちょっとお勉強中のようです。
とにかくイケメン度が高く、放送中からその美形ぶりに注目が集まっていました。また、パフォーマンスの表現力は随一。
ただし、練習生期間が短かったためか、ダンスへの自信のなさが目立ちました。懸命な努力、ひたすら努力で他の練習生に追いつこうとしてきた子です。
3話では、同メンバーのジェイと共にグラウンダーへ降格。相当落ち込んだようですが、「またアイランドでみんなに会いたい」という気持ちから奮起。グラウンダーでは人一倍多いパートをこなし、誠実に努力をしました。その努力が実り、4話ではジェイと共にアイランダーに復帰しています。その後は自信が見えてくるようにもなりました。メンバーの中でも、非常に努力の結果が良く見えた子です。
とってもピュアな子ジェイク
ジェイクと言えばピュア。とにかくピュア。
BTSの振り付けも務めるソンドゥク氏に、「相手を追い払うときはもっと強く! 消えろと思って言ってみろ」と指示を受けるも、「実際に行ったことが無いので解りません」と答え、逆にソンドゥク氏を困惑させるほどのピュアさです。「確かに日常では使わないよな」と、ソンドゥク氏の方が納得してしまいました。
こんなにピュアだからこそ、素直に努力ができるのでしょうね。
可愛らしい性格でもあり、「I-LANDの雰囲気が怖い」という理由から、メンバーと一緒に寝ることもありました。寝てあげるメンバーも優しいですね。メンバーのソンフンと仲良し。
ソンフン(성훈):SUNGHOON
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- 本名:パク・ソンフン(박성훈)
- ローマ字表記:Park Sung-Hoon
- 漢字表記:朴成訓
- 国籍:韓国
- 誕生日:2002年12月8日
- 血液型:O型
- 練習生期間:2年1ヶ月
- 最終順位:6位
ソンフンのあれこれ豆知識
BigHitの練習生と、フィギュアスケート選手という2つの顔を持つ異色のメンバー。
フィギュアスケート時代は、日本の鈴木明子元選手に振り付けをしてもらったこともあります。鈴木明子さんは、今回のENHYPENデビューでソンフンの今を知ったようで、応援の声を寄せています。2020年を持って、フィギュアスケートの活動はお休み中。今後はENHYPEN一本になる可能性が高いですね。
スッキリみてたらフィギュアスケート選手だったソンフンくん!!以前振り付けさせてもらったのだけど、まさかのデビュー!すごいー!!
— Akiko Suzuki (@Mariakko2010) November 23, 2020
鈴木明子さんが振り付けをすることでも解るように、ソンフンはフィギュアスケート界でも将来を期待される有望な選手でした。「韓国の羽生結弦」と呼ばれていたこともあるほど。
実際に演技をしている映像を観ると、確かに手足の長さなどスタイルは羽生くんに似ています。衣装もちょっと似ているのか、似せているのか……。
美しいソンフン、ダンスも美しかった
文句のないビジュアルで人気のソンフンですが、フィギュアスケートをやっていたおかげもあるのか、ダンスも非常に上手。実力派です。彼は一度もグラウンダーに落ちることなくデビューを決めました。
フィギュアをやっていた影響からか、体が柔らかくてふわっと軽く踊るのが特徴。とても綺麗なダンスです。こちらはI-LANDでジェイと共に披露したダンス。黒い服を着ている方がソンフンです。
とてもしなやかな動きですよね。一度もグラウンダー落ちしなかったのも納得です。
フィギュアスケートと練習生の両立……努力家でかわいらしいソンフン
フィギュアスケート選手とアイドル練習生の両立は、決して楽なものではありません。ソンフンは練習生になって2年ほど両立を続けてきたわけで、その点からも「努力家、頑張り屋」ということが解ります。相当大変だったと自分でも語っていました。
練習生時代からジェイを頼りにする節があり、何かと「ジェイやー」と呼びかけるところが良く見られました。ダーツが苦手なジェイが「集中しよう」と言って失敗すると、「お前、集中しないほうがよさそう」と鋭いツッコミも。夜食を選ぶときも、選んだポテトをどう調理していいのか解らず、「ジェイや~」と助けを求めていました。
顔が良くストイックさがある一方、このように可愛らしいところがあるのも魅力ですね。
ソヌ(선우):SUNOO
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- 本名:キム・ソヌ(김선우)
- ローマ字表記:Kim Sun-Woo
- 漢字表記:金善禹
- 国籍:韓国
- 誕生日:2003年6月24日
- 血液型:O型
- 練習生期間:10か月
- 最終順位:8位
ソヌの豆知識あれこれ
10ヶ月しか練習生時代がないソヌは、I‐LAND開催当初はダンスや歌のスキルが弱く、他の練習生からも大きなライバルとしては意識されていない印象がありました。
しかし、審査員のRAINとZICOは、「練習生1年未満でこの実力なら文句はない」と高く評価。彼らは「アイランダーはパフォーマンスは良いが、表情管理が弱い子が多い」と弱点を指摘していますが、ソヌに対しては「そのアイランダーの弱点を埋めてくれる存在」と語っています。つまり、他の練習生とはスキルを発揮する場所が違ったのです。
ソヌを少し軽く見ていた練習生たちも、彼の表情管理の素晴らしさには驚いたようで、「油断はできない」と気持ちを引き締める場面がありました。その実力は、ダンスと歌のスキルで群を抜いていたヒスンがうらやむほど。
また、Part2でI-LANDを見に来たSeventeenのメンバーも、ソヌを1位に推しています。ソヌの悩みを聞いたBTSも、「悩んでいたとは思えない明るさ。才能がある」と高く評価しており、決して実力が低かったわけではありません。
しかしどうしても経験不足は否めず、2度のグラウンダー落ちを経験しています。
ソヌの評価を上げたのはグローバル投票
ソヌの凄いところは、とにかく視聴者からの人気が高かったことです。
I-LANDは、Part1ではメンバー投票とPDの選出でグラウンダー行きのメンバーを決めていました。ソヌはこのうち、メンバーからの投票でグラウンダーに落ちたメンバーです。彼はメンバーからは「未熟」と判断されていたわけですね。
Part2に進むための最終審査の際も、ソヌはグラウンダーにいたメンバーです。ここからPart2に進むには、「グローバル投票」というファンからの投票で6位以内にならなければいけません。ソヌはこのグローバル投票で1位を獲得! 見事にPart2進出を決めました。パンPDからも「デビューには時間が必要」と言われつつ、高評価を貰っています。
ソヌは練習生期間が短く、どうしても実力をあれこれ言われがちでしたが、アイドルに必要なのは歌やダンスだけではないと知らしめたメンバーです(とはいえ、PDが評価するくらいですから実力も相当です)。
ソヌの実力を知らしめた『CROWN』のパフォーマンス
ソヌの実力を世界に知らしめたのが、この『CROWN』のパフォーマンスです。
Part1の1話、つまり初登場で披露したパフォーマンスなのですが、この笑顔と愛嬌はとても練習生歴10ヶ月とは思えません。
※『CROWN』はTXTのデビュー曲です。
白い服を着ているのがソヌですね。厳しい審査員のRAINさえ、彼のパフォーマンスを見てノッてみせたほどです。
どんな時も明るく、リアクションも良いソヌ
ソヌにとって試練が続いたI-LANDでしたが、その中でも彼は常に笑みを絶やさず、明るい表情で視聴者を楽しませました。メンバーへのリアクションも良く、その懸命さを見るだけで心が明るくなります。
小さいころから体が弱かったソヌは、「辛い姿より良い姿を見せられるように努力してきた」と語っていました。その努力がここで実を結んだのでしょうね。
I-LAND前年に手術を受けていたソヌ
「小さなころから体が弱かった」と語るソヌは、I-LAND開催の前年に手術を受けていたと言います。病名は明かされていません。
I-LAND出演中もPDが、「ソヌくんに残ってほしかったが、身体の調子を心配していた。ここまで残ってくれてよかった」と言ったくらいですから、体調が悪い時期も長かったのでしょう。今後も無理のない活動をしてほしいですね。
ジョンウォン(정원):JUNGWON
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- 本名:ヤン・ジョンウォン(양정원)
- ローマ字表記:Yang Jung-Won
- 漢字表記:梁禎元
- 誕生日:2004年2月9日
- 国籍:韓国
- 血液型:AB型
- 練習生期間:1年4ヶ月
- 最終順位:1位
- 役割:リーダー
ジョンウォンの豆知識あれこれ
I-LAND全編を通して、常に高い評価を受けてきたのがこのジョンウォン。
Part1では評価1位を2度も取り、練習生たちからも一目置かれる存在でした。これだけの評価を得ながら、自信のなさをZICOに指摘され、バッジを付けられない8位に降格してしまいます。一度は落ち込むものの、自身のパフォーマンスを見直して勝負をかけ、最高点数で1位に返り咲いています。
ジョンウォンは一度もグラウンダー落ちすることなく、デビューを決めたメンバーの一人です。
マンネ(末っ子)に近いけどリーダー!
ENHYPENの年下メンバーながら、リーダーを任されている優等生のジョンウォン。
韓国は年長者がリーダーを務めることが多いため、本来ならヒスンがリーダーになるはずです。が、ヒスンはパフォーマンス面でメンバーをけん引する役割があるので、まとめ役のリーダーはジョンウォンということになったようです。
では、どうしてヒスン以外のメンバーからジョンウォンが選出されたのでしょう? 理由は定かではありませんが、彼は指示の呑み込み方も的確で、言葉を選んで誰かへの指摘もできる子という印象でした。また、とても穏やかで安定感もある子です。そこが見込まれての抜擢かもしれませんね。
外見から性格まで、すべてがイケメン
両親が共働きのおばあちゃん子。I-LANDへの出場も、おばあちゃんがいちばん応援してくれると語っていました。
愛嬌に溢れ、メンバーにも優しく、歌もダンスも上手なジョンウォンはまさにアイドル。メンバーのジェイは、ジョンウォンのことを「すべてを兼ね備えた人」とべた褒めして、彼から技を盗みたいと語るほどです。
またジョンウォンは、東方神起やSuperMなどが所属する「SMエンターテイメント」の元練習生。SMエンタはビジュアルも実力も重視する事務所ですから、練習生に選ばれただけでも彼の実力が良く分かります。
ニキ(니키)/NI-KI
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- 本名:西村力(にしむら りき)
- ハングル表記:니시무라 리키
- ローマ字表記:Nishimura Riki
- 誕生日:2005年12月9日
- 国籍:日本
- 血液型:B型
- 練習生期間:8か月
- 最終順位:4位
ニキの豆知識あれこれ
ENHYPEN唯一の日本人ニキは、実はI-LANDに出演する前からかなりの有名人。
日本ではリキ・ジャクソンを名乗り、数々のテレビ番組に出演した他、SMエンターテイメントのSHINeeのバックダンサー(SHINeeKids)で踊った経験もあります。ゆえに、SHINeeのファンにはよく知られた存在でした。ちなみにニキはKeyくんのファン。SHINeeが開催するライブに遠征・参戦もしています。
2019年まではTikTokに動画をアップしたり、SNSでファンと交流する姿も見られ、知る人ぞ知る存在でした。そんな彼が突然SNSを削除し、2020年にI-LANDの練習生として現れたからびっくり。SHINeeのファンから噂が広がり、I-LANDでは多くの日本人ファンに支持されました。
そんなニキがI-LAND初登場で披露したパフォーマンスがこちら。
中央のオレンジ色のシャツを着た子がニキです。登場からすでに完成されすぎていますね。
こちらは、Part2で訪れたSeventeenの前で踊るニキ。冒頭で真ん中にいるのがニキです。
セブチメンバーもびっくりのダンスレベル!
これで14歳ですから、末恐ろしいです。まさにデビューするべくして、デビューした子です。
実力派なのになかなか評価されなかったニキ
経歴も申し分なく、登場したときからダンススキルの高さで注目を集めたニキ。しかし、彼はI-LAND11話までデビュー候補の象徴バッジを貰っていません(上位7名だけがもらえる)。視聴者からは、「日本人だからでは」という感想もあったほどです。
2話では、練習生の中で圧倒的実力者のヒスンに変わり、グループのセンターを任されます。が、それをみたRAINからは「ニキが残念だ」「音程が不安定。表情管理も少し残念」と酷評されてしまいます。
この回は全員が厳しい評価を受けてしまい、ニキ含め6人がグラウンダー落ちしています。ニキはこのとき、「自分が原因だと思っていた。申し訳ない気持ちしかない」と結果を受け入れています。
「ヒスンがセンターなら、もっといい結果だったのでは」と悩んでいた上に、メンバーからの投票(グラウンダーに行くかどうかの投票)でも8票をもらってしまい、見ている方も苛酷さに心が塞ぐ思いでした。
なんとも切ない結末。14歳でこの試練は辛い……。
グラウンダーに落ちてからは、「這い上がるための最後のチャンス」と一人で練習したい気持ち、他のグラウンダーたちを指導した方がいいのか(ニキはダンス指導が上手かったため)という気持ちに揺れ、悩んだこともありました。
しかしその時は、RAINの「リーダーがとても大事。やろうという意志さえあれば、10年経っても20年経っても成功する」という言葉に背中を押され、自らメンバーたちを集めてダンスの指導を始めました。自分の時間を削ってでも、グループ全員で上手くなることを選んだニキ。その姿は世界を感動させ、世界トレンドにはニキを後押しする声が並びました。
唯一の日本人!がんばれニキ!
I-LANDではタキやケイなど、日本人メンバーを頼りにすることが多かったニキ。まだ14歳の子ですから、同じ日本人で優しいケイやタキは特別な存在だったのでしょう。残念ながら、ENHYPENに入ったのはニキ一人です。
韓国という国で、日本人がいないグループでの活動は、何かと辛いこともあるかもしれません。上下関係に厳しい韓国での末っ子(マンネ)ですから、特に精神的な負担が心配です。事務所にはそのあたりのサポートをお願いしたいですね。
ENHYPENはBTSの路線を踏襲か
ENHYPENのデビュー曲を聴く限り、BTSにあるようなメロディアスかつドラマティックな展開が強く、今後はBTSのような曲調を目指していく可能性があります。もっとも、BTSは自身で作曲や作詞を手掛けているため、路線に沿うくらいの程度だと想像しますが。
BTSの直属の後輩には、2019年デビューのTXTがいます。しかしTXTの場合は、明るく爽やかな少年たちというコンセプトが強く、BTSの路線とはまた異なります。
そう考えると、よりBTS感が強いのはENHYPENで間違いないでしょう。ただし、偉大な先輩であるBTSと比較されるのは間違いないですし、彼らとまったく一緒のことをやっても目立つことはできません。BTSとはまた違う、ENHYPENだけの個性が別に欲しいところですね。
2020年はTXTも好成績を残し、BigHitはアイドル界のヒットメーカーになりつつあります。そのBigHit管轄のENHYPENですから、今後は必ず世界で結果を出してくれることでしょう。
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