佐藤健「仮面ライダー電王」野上良太郎役として「平ジェネ」にサプライズ出演

平成最後の冬に、仮面ライダーファンに涙もののサプライズがありましたね。

歴代「仮面ライダーシリーズ」の中で、最も有名で最も人気と言っても過言ではない「仮面ライダー電王」。

その電王の主人公・野上良太郎を演じた佐藤健さんが、この冬に放映されている「平成ジェネレーションFOEVER」に出演していることが解りました。

「これはもう見るしかない!」「ヤバイ」「涙が出てきた」など、ファンが涙と熱狂に包まれている「平ジェネ」と、佐藤健さんが出演していた「電王」の魅力に迫ります。

佐藤健の平ジェネ出演がどれだけすごいか解説してみた

「仮面ライダー電王」は、2007年に放送されていた仮面ライダーシリーズ。

電王風に言うと、最初からクライマックスかの如く大人気だった仮面ライダーです。

出すベルトはバカ売れ、関連商品もバカ売れ、DVDの一巻はどの仮面ライダーシリーズよりも売れ、人気がありすぎてオリジナル劇場版が何度も制作されたほど。平成の仮面ライダーを代表するシリーズと言っても過言ではありません。

この電王の中で、主役の野上良太郎を演じたのが佐藤健さんでした。

気弱な良太郎は、イマジンに乗りうつられるたびにキザになったり、ヤンキーになってみたり、激しくキャラ変します。

そのどれもを、佐藤健さんはしっかりと演じ切っていました。電王の人気と共に、佐藤健さんに人気も急上昇。

彼がブレイクしたのは、間違いなく電王でしたね。

しかし、これだけ人気の主人公だったにも関わらず、佐藤さんは派生作品にほ長く登場していません。

最後の出演は、2008年に放映された「劇場版・仮面ライダー電王・ファイナルカウントダウン」でした。

電王のオリジナル映画が製作されても、そこに佐藤さんは出演しておらず、ファンの間では「もう佐藤健の良太郎は見られない」というのが定説になっていました。人気俳優となった佐藤健さんは、仮面ライダーに出演する時間がないのかも?とも言われていましたね。

それでも佐藤さんは電王を忘れたわけではなく、電王出演者で行われたイベントでも「呼んでくださいよ」とコメントを寄せるなど、何かと気にかけている様子でした。

そして!今回!ファンも本人も念願叶って、10年ぶりに「電王の良太郎」として出演したのです!!

現在放送されている「仮面ライダージオウ」の放送で、良太郎らしき人物が映った時には、積年のライダーファンが大興奮。

電王ファンなら、この後ろ姿だけで泣けるはず。

「平成」の仮面ライダーも今年で最後。その最後にふさわしい、ファン総立ちで感動間違いなしのサプライズとなりました。

「仮面ライダーの主人公は強い」という概念を変えた電王

皆さんは、「仮面ライダー」にどんな印象を持っていますか?

きっと、「正義感溢れる強い男」というイメージをお持ちなのでしょうか。

そんな従来の「強くて格好良くて正義感が強い仮面ライダー像」を変えたのが、この「仮面ライダー電王」なのです。

主人公の野上良太郎は、気も弱くて引っ込み思案で腕っぷしも弱い、本来なら仮面ライダーのイメージとは程遠い青年です。

おまけに運も悪くて、道を歩けばトラブルに見舞われる悲しい男です。

第一話の登場からして、落ちてきた看板に自転車ごと飛ばされ、木に引っかかるという運の悪さ。

さらに、何もしていないのに不良に目を付けられ、カモられ、ことごとく不運に見舞われるところから物語ははじまります。

そんな良太郎は、「イマジン」というゴーストに似たものに出会い、イマジンに憑依されることで、仮面ライダーに変身して戦うことができるように。

このイマジンたちも、別に正義感が強いわけではありません。

最初に出会ったモモタロスは、短期でけんかっ早くて「かっこいい俺を見せるために戦う」というヤンキーのようなイマジンでした。

ゆえに、良太郎に憑依すると良太郎がヤンキーのような口調に…。

次に出会う「ウラタロス」は、自信家でキザ。三人目のキンタロスはおせっかいでトラブルメーカー。

気弱で優しい良太郎に比べ、このイマジンたちのキャラがどれだけ濃いことか。

時には喧嘩をするイマジンたち(と言うより喧嘩ばかり)は、良太郎の「自分が不幸になっても他人が幸せなら笑顔になれる」という生粋の優しさに導かれ、次第に友情を築いていくようになります。

イマジンに憎しみをもつヒロイン・ハナ。

時間を旅する「時の列車」・デンライナー。

まるで「銀河鉄道」みたいなデンライナーに乗りながら、笑いあり・涙ありの冒険をする良太郎の終着駅を目撃してください。

強くない上に運も悪い良太郎。でも、やはり彼は仮面ライダーなのだな…と思わせるエンディングは間違いなく泣けます。

とにかく桜井侑斗(仮面ライダーゼロノス)が泣ける

電王の影の主役とも言われた桜井侑斗についても語らなければなりません。

侑斗は、物語の途中から出てくる仮面ライダー・「ゼロノス」に変身する人物。

実は、物語の大きな秘密を握っている侑斗は、良太郎とは真逆で気が強く、言いたいことをバンバン言う性格。

彼のイマジン・デネブは、侑斗が本当は優しくて寂しがり屋だということを誰よりも理解し、支えています。

物語の中でかなりの強さを見せるゼロノスですが、侑斗がゼロノスに変身できる回数には上限が…。

さらに、彼は変身するたびに周囲から忘れられていくというハンデも背負っており、いつも葛藤しながら変身していました。

変身すれば大きな代償があると知りながら、どうして彼は戦うのか。

それは「ある人物を守りたい」という強い思いからで、物語が進むにつれ明らかになっていきます。

その理由が泣ける。どんどん見えてくる侑斗の内面に、観ている人は涙すること間違いなしです。

また、デネブに対してワガママで高飛車な態度を見せる侑斗も見どころ。

変身するたびに周囲の記憶から消えていく侑斗は、その辛さからデネブに八つ当たりのような行動をとることもあります。

でも、本当はデネブのことをとても信頼していて、だからこそ甘えてワガママもいうし、時に傷つけてしまいます。

侑斗の気持ちをよく理解して、そばに居続けるデネブの存在もまた泣けます。

シイタケが大嫌いで、デネブが作った食事にシイタケが入っていると「シイタケは入れるなって言ってるだろ!」とダダをこねる場面は微笑んでしまいますよ笑。

過去には10年ぶりの良太郎&侑斗の2ショットが話題に

今回の平ジェネには出演していない櫻井侑斗。

侑斗役の中村優一さんが出ていれば、完璧だったはずなのですが…。

とはいえ、今年のはじめには中村さんと佐藤さんの2ショットが上がっていました。

10年ぶりの再会とのことで、二人とも嬉しそう。

https://twitter.com/emeraldorange/status/955464233327603714

もしかしたら、この先二人の共演があるかもしれません。

期待して待ちましょう!

佐藤健主演の「仮面ライダー電王」が見れる動画配信サービス一覧

佐藤健さんが「自分の原点」と語る「仮面ライダー電王」。

「Hulu」では、佐藤健さんが出演する「電王」シリーズの動画配信を実施中です。

★「仮面ライダー電王」

★「劇場版仮面ライダー電王 俺、誕生」

★「さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン」

「U-NEXT」でも、以下のシリーズを配信中。

★「劇場版仮面ライダー電王 俺、誕生」

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アマゾンプライムでも配信中。

★「仮面ライダー電王」

★「劇場版仮面ライダー電王 俺、誕生」(映画)

★「さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン」(映画)

dtvでも配信中!

★仮面ライダー電王

「電王」は、佐藤健さんの演技力の高さ・俳優としての華やかさが存分に発揮されている作品でもあります。

イマジンに憑依されるたび、表情も口調もまるで別人のように変わる佐藤健さんは必見。

一方で、運命に翻弄されながらも「純粋さは絶対に変わらない良太郎」も必見です。

これだけ色んな表情の佐藤健さんが観られるのは、間違いなく電王だけ。

現在、一話だけならYOUTUBEで見られるようになっています。

他の話は週ごとに更新されてしまうため、続きは動画配信サイトでどうぞ!

平成最後の冬を、笑いと感動と涙で溢れる仮面ライダーと一緒に過ごしませんか?