五等分の花嫁2巻のネタバレ・感想!上杉風太郎が半裸の二乃を押し倒した結果まさかの展開に?

『週刊少年マガジン』で大人気連載中の『五等分の花嫁』。

男子高校生の主人公・上杉風太郎が、同じ高校に通う五つ子の女子高生との間に、巻き起こるストーリーを描いたラブコメディです。

単行本は、2019年5月で450万部を突破!アニメの第2期製作も決定し、勢い止まらない大人気のこちらの作品の漫画やアニメを、無料で見る方法やネタバレ・感想などもご紹介していきますので、ぜひご覧ください。

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『五等分の花嫁』2巻のあらすじ・ネタバレ

バスローブ1枚身に纏っただけの二乃に、上杉風太郎が覆い被さるように床に倒れ込んでいる現場を目撃し激写した五月は、すぐに家にいる姉妹たちを呼んで風太郎被告とした中野家の裁判が始まりました。

裁判長は、長女・一花、検事は五女・五月、原告は次女・二乃、そして、一応弁護人は三女・三玖がそれぞれ担当します。

風太郎は冤罪を訴えますが、五月と二乃の追求は厳しく、弁護人の三玖は風太郎への個人的感情で庇っていると指摘されてしまいます。

果たして、風太郎の無実は晴れるのでしょうか。

さらには、風太郎の妹らいはが、五月以外の四姉妹と初対面で出くわしたり、花火大会にまつわる五つ子姉妹たちの想い出が明らかになったりする中で、風太郎は五つ子姉妹たちとの関係性について悩まされます。

そして、ついにひとつの答えが見つかったと思えば、一花が他の四姉妹に隠し事をしていることを風太郎は聞かされてしまい、彼女たちとの過度な干渉を避けることができなくなってゆきます……

第6話 扉を開けて

不可抗力とはいえ、バスローブ1枚しか身に纏っていない二乃の上に覆い被さるように床に倒れ込んだ上杉風太郎でした。

そして、その場を偶然目撃した五月に、証拠写真を撮られてしまいます。

こうして、留守の四葉を除く中野家の姉妹たちによる、上杉風太郎被告の裁判が開始されるのでした。

現場を目撃した五月が、検事役になって風太郎を容赦なく追求します。裁判長役は、中立的立場から長女の一花が担っています。

原告はもちろん二乃ですが、五月よりも鋭く風太郎の悪事を訴え出るのでした。状況証拠が揃っているだけに風太郎の反論も虚しく、説得力がありません。

そこへ、三玖が風太郎の弁護に回ってくれましたが、二乃から風太郎への個人的感情から彼を庇っているだけと指摘されると、顔を赤らめて言葉を失ってしまうのでした。

結局、風太郎には事実を正直に訴えるしか、この疑いを晴らすことはなさそうです。風太郎に好意的な三玖と、風太郎に敵対的な二乃との間で、姉妹間の火花が散ります。

風太郎の無実は、一花の判断により一応の解決を見せますが、面白くないのは二乃です。二乃は他の姉妹たちに腹を立てて、玄関から飛び出していきました。

ようやく冤罪が解けた風太郎が、マンションの入り口の扉を開けて外へ出ると、脇にしゃがんでいる二乃を発見します。

二乃は衝動的に飛び出したため、家の鍵も持っていなかったのです。そうかと言って、家にいる姉妹にオートロックの扉を開けてもらうのも、二乃の意地が許さなかったのでしょう。

他人の家庭内のことに、過度に干渉することを躊躇った風太郎は、一度はそんな二乃を放って帰ろうとしますが……

第7話・第8話 今日はお休み①・②

その年の9月30日日曜日は、町内で花火大会が開催される予定でした。風太郎にとって、五つ子の家庭教師の仕事から解放される日曜日は、自分の勉強のみに時間を使える待ちに待った日でもあります。

なのに、勉強を始めるとすぐに、この部分は家庭教師の教材に使えるとか、この問題は三玖が喜ぶとか、家庭教師の仕事に関することばかりが頭に浮かんでくるのでした。

気持ちを切り替えて勉強に集中しようとしたその時、玄関のチャイムが鳴りました。風太郎の家を訪れたのは、五女の五月でした。

外から帰宅した、風太郎の妹・らいはが、五月の訪問に大喜びです。早速、五月を中に招き入れるらいは。

今日五月が風太郎の元を訪れたのは、五月が父親から預かった給料を風太郎に手渡すためでした。給料袋の中を見た、風太郎とらいはの二人は、あまりの金額の多さに驚きます。

しかし、風太郎はこれを受け取れないと突っ返そうとします。まだ、家庭教師らしいことをほとんどしていないからだというのです。

けれども、五月は微笑んで、

「あなたの存在は五人の何かを変え始めています」

と答えるのでした。

返金は受け付けないし、どのように使おうと風太郎の自由だという五月の言葉に風太郎は、そのお金でらいはの欲しいものを買ってやろうとします。

すると、らいはは、ゲームセンターに行ってみたいというので、三人で行くことになります。風太郎はどうして五月が付いてくるのかと訊きますが、らいはの要望を断れるはずがありません。

ゲームセンターでは、クレーンゲームや射的等、らいはの望むことは何でも叶えてやりたいと発言する風太郎でした。が、三人でプリクラに入ろう、とらいはが誘ったとき、風太郎はらいはの気を逸らそうとします。

でも、結果的には三人でプリクラを撮ることに。らいはを挟んで両脇に立つ風太郎と五月の表情は、妙な緊張感でこわばります。

そして、らいはが発した極めつけの言葉、

「なんかこれ家族写真みたいだね」

という台詞を聞いた途端、風太郎と五月の二人は、照れくさい表情を隠し得ませんでした。

ゲームセンターを出た三人は、それぞれ帰宅しようとしますが、らいはが五月とそっくりの四人を見つけてしまいます。

振り返るとそこには、浴衣姿ですっかり決め込んだ四姉妹の姿がありました。人懐こい四葉が、らいはもお祭りに行かないかと誘います。

その日はまったく自分の勉強ができなかった風太郎でしたが、らいはの「ダメ?」という言葉には逆らえませんでした。

一方、宿題を済ませていない五つ子姉妹には、まず宿題を済ませてからという条件で祭りに行くことを認める風太郎でした。

中野家の五つ子姉妹は、案外素直に風太郎の言うことを聞いて、宿題を済ませました。お祭り会場にやって来た一行。

花火の時間をやたらと気にする二乃。花火まで一時間もあると知って、屋台巡りを楽しもうとする一花。ひとり街路樹の側で佇む風太郎のもとへ、浴衣姿で何かをパクついている食いしん坊な姉妹の一人が声を掛けます。

風太郎には見覚えのない髪型だったので、姉妹のうちの誰なのか分かりません。その正体は五女の五月でした。そこへやって来て風太郎をからかう一花。

何でここにいるのか、と二乃は相変わらず風太郎を邪険に扱いました。すると、風太郎は何食わぬ顔で妹と一緒にきているだけだ、と答えます。

五人五様の行動に、いったい彼女たちがどこへ向かい何をしようとしているのか、まったく分からない風太郎でした。

夜店から戻ったらいはは、四葉に金魚すくいをしてもらったり、花火セットを買ってもらったりして、とてもご機嫌です。

はぐれないようにと風太郎は、らいはに自分のシャツの袖を掴ませます。そんな妹思いの風太郎の姿にチラリと目をやる二乃。

風太郎から四葉にちゃんとお礼を言ったかと問われたらいはが、思わず喜んで抱きついてきたときは、四葉の胸がキュンキュンきてしまって凄いことを口走ります。

「らいはちゃん、可愛すぎます。私の妹にしたいです」

「待ってくださいよ。私が上杉さんと結婚すれば合法的に義妹にできるのでは……」

この言葉に、姉妹思いの二乃が、風太郎に釘を刺して詰め寄ります。

「四葉に変な気起こさないでよ」

気圧された風太郎が、よろめいて隣にいた三玖にぶつかり体が触れます。

三玖の肩に腕を回して耳元で風太郎が「すまん」と囁くと、黙ったまま三玖は頬を染めるのでした。

祭り見物を思う存分堪能している姉妹に、何が何でも花火の見える目的地に連れて行こうとする二乃。

そんな二乃や祭りにテンションが上がり気味の姉妹たちを、風太郎は不思議そうにつぶやきます。

隣で三玖が静かに答えます。

「花火はお母さんとの思い出なんだ」

「私たちにとって花火ってそういうもの」

三玖の言葉を聞いて、風太郎は二乃の思いを理解しました。

けれども、押し寄せる人並みに揉まれて、五つ子姉妹たちはバラバラにはぐれてしまいます。

四姉妹の姿を見失った二乃は、慌てふためきます。

名前を呼んでも返事がありません。

そのとき、風太郎が二乃にひと言だけ声を掛けます。

「掴んでろ」

風太郎は、二乃に自分のシャツの袖を掴ませてはぐれないようにしたのです。

そして、悪態をつく二乃を気にも止めずに、二人は目的地へとたどり着くのでしたが……

第9話・第10話 今日はお休み③・④

二乃と二人だけで目的地に着いた風太郎の目に映る打ち上げ花火。とうとう花火大会が始まってしまったのです。

二乃の必死な思いを汲んでか、風太郎はビルの屋上から姉妹たちを探します。すると、一花の姿を発見して風太郎は、彼女を連れてこようと駆け下りていきました。

一花に追いついて手を伸ばした矢先に誰かが、風太郎の腕を掴みます。腕を掴んでいる髭の男が、風太郎に向かって誰何しました。

そして、一花とどういう関係か、と問われた風太郎の頭の中を様々な言葉が駆け巡ります。ようやく、知人という関係をひねり出した頃には、二人の姿はもうありませんでした。

キョロキョロと一花の行方を捜している風太郎の姿を見つけた三玖が、声を掛けてきます。どうやら、三玖は人混みに紛れて誰かに素足を踏まれて怪我をしているようです。

彼女をおんぶして風太郎は一花の行方を捜そうとしますが、それは風太郎の体力では不可能でした。

とりあえず、三玖の足の怪我を手当てする風太郎でしたが、髭の男と共にどこかへ消え去った一花のことが気になって仕方ありません。

なぜなら、このままでは五つ子姉妹が五人揃って花火大会を見ることができなくなってしまうからです。

勉強嫌いの彼女たちが、必死に宿題を済ませてまで楽しみにしていた花火大会。五つ子姉妹たちの母親との思い出の花火大会。

二乃があんなにも必死になって、みんなをまとめて観賞しようとしていた花火大会。風太郎の心には様々な思いが駆け巡り、なぜかいつもの風太郎らしくない行動に出ていました。

三玖に歩けるかどうか尋ねて、大丈夫そうだったので二人で歩いていると、風太郎たちの前にアンケートをしている人が現れます。

三玖との関係を訊かれた風太郎は、ここでまた五つ子姉妹たちとの関係性を説明させられるのです。

三玖が、「友じ」とまで言いかけたときに、風太郎は、「ただの知り合いですよ」と答えてしまい、それでも納得がいかないのか、適切な言葉を探しています。

「フータロー」

そう言いながら、ムッとする三玖でしたが、風太郎に「? 何だ」と訊かれて「なんでもない」と精一杯微笑み返すのでした。

そのとき、三玖が五月を見つけて合流します。四葉とらいはは、携帯電話で連絡が既に取れていたので、行方が分からないのは一花だけです。

五月を見つけた風太郎は、彼女に疑問をぶつけます。

「俺たちって、どういう関係?」

それに対して、五月から返ってきた答えは、

「百歩譲って、赤の他人でしょうか」

「私に聞かずとも、あなたはその答えを既にもっているじゃないですか」

という禅問答のようなものでした。

そこへ風太郎の背後から一花が現れて、手を引っ張ってその場から連れ去ります。一方、五月を追いかけていった風太郎に置いてきぼりにされた三玖は、一花が風太郎を嗜めていたときのことを思い出しました。

その一花の言葉とは、「女の子が髪型を変えたら、とりあえず褒めなきゃ」というものでした。三玖はひょっとこのお面を外して、首から下げていたヘッドホンも外して、髪を上げてリボンでくくります。

五月のもとから連れ去られた風太郎は、一花と二人きりでビルの狭間にいました。一花は、姉妹たちと花火大会を一緒には見られない、と言うのです。

風太郎がなおも食い下がると、一花はなぜそこまでして自分たちのお節介を焼いてくれるのか、と反問してくるのでした。

風太郎には、ただの家庭教師に過ぎない自分がなぜそこまでするのか、自分でもハッキリとした答えが分からないでいました。

そんな二人の近くまで先ほどの髭の男がやって来ました。仕事を抜け出して来た一花は、男に怒られるのが嫌で咄嗟に風太郎にしがみついて抱き合う素振りを見せます。

恋人同士のフリをしてその場を逃れようとしたのです。しかし、一花は少し罪悪感を感じると言います。

「本当は友達なのに悪いことをしてるみたい」

その言葉に風太郎は、またしても先ほどからの疑問点が頭の中をよぎるのでした。

「俺たちって、友達なのか……?」

その質問に驚く一花。

しかし、風太郎が抱いていた思いは、自分と五つ子姉妹は飽くまで家庭教師とその教え子という関係を超えられないという感情でした。

それを聞いた一花は、ストレートに傷つくなあ、と答えるだけです。風太郎は思いました、あのときの三玖も傷ついていたのだろうか、と。

一花は姉妹たちに内緒で仕事をしていました。それを知った風太郎は、学業がおろそかになりはしないかと心配します。

けれども、逆に一花は風太郎に、

「フータロー君は、なんのために勉強しているの?」

と、訊き返すのでした。

なんのため――

風太郎の脳裏をひとりの少女の姿がフラッシュバックします。

そのとき、「一花ちゃん、見つけた」という髭の男の声で我に返った風太郎は、てっきり一花が見つかったのだと思い、慌てます。

しかし、男に追いかけられていたのは、髪型を変えた三玖でした。三玖たちに追いついた風太郎が、三玖の手を掴んでいる男の手を振り払います。

そして、またしてもあの質問が風太郎に浴びせかけられるのです。

「君は、この子の何だ!?」

五月の言うように、風太郎は既にその答えを持っているのでしょうか?

第11話・第12話 今日はお休み⑤・⑥

中野家の五つ子姉妹との関係を何度も考えさせられた風太郎は、ひとつの結論を導き出します。そして、それゆえに風太郎は、姉妹たちのプライベートに干渉するのだ、と一花に答えるのでした。

オーディションの時間は、迫っていました。髭の男が車を手配する間、一花は風太郎を相手に演技の練習をします。

練習を終えた一花に風太郎は、アドバイスを送るのです。そのお陰で一花は、自信を持ってオーディション会場へと向かうのでした。

一花のオーディション会場の外で待っていた風太郎は、オーディションを終えて出てきた一花を連れて町内の公園へと向かいます。

そには、残りの四姉妹が、夜店の屋台で四葉が買った花火を楽しんでいるところでした。

夜も更けて、らいはは、ベンチで横になっています。ようやく五人揃った姉妹は、一花から順番にひとりずつ自分以外の姉妹たちに謝ります。

わだかまりが解けたところで、あらためて五人全員で花火を楽しむのでした。五つ子姉妹の母が生前良く彼女たちに言い聞かせた「全員で五等分」という言葉を思い出しながら。

第13話 人好きのお人好し

オーディションの一件で親身になってくれた風太郎に一花は、メアド交換を発案します。そうすることで、風太郎と他の四姉妹たちとの接点を緊密にできると考えたからです。

しかし、四葉は勉強そっちのけで、友達の友達が入院したらしいというだけで、千羽鶴を折っていたり、先生からの頼まれごとを簡単に引き受けたりして、勉強に専念できる環境から自ら遠ざかっているようにしか見えません。

そんな矢先、先日応援で選手として出場したバスケ部から、四葉に連絡が入りました。部室前まで四葉の後を着いてきた風太郎は、四葉が正式にバスケ部に入部して勉強をサボるのではないかとヤキモキして聞き耳を立てます。

しかし、意外にも四葉の口から発せられたのは、

「才能がない私を応援してくれる人がいるんです」

というバスケ部からの勧誘を断る言葉だったのです。

第14話 始まりの写真

生徒手帳を中野家のマンションに忘れて帰ってしまったことに気付いた風太郎は、朝早くから中野家を訪れていました。そのために、二乃や五月からは散々な言われようの風太郎でした。

しかし、風太郎にとって、生徒手帳の中身を彼女たちにだけは見られたくない理由があったのです。平身低頭謝罪する風太郎に二乃は、ピアスの穴開けに協力してくれたら生徒手帳を返すと言ってきました。

仕方なく、二乃の部屋で穴開け器を片手に二乃の耳元まで近づく風太郎。手帳の中身に興味津々な二乃。

二乃が耳たぶに穴を開けてもらう覚悟を決めている隙に風太郎は、カウントダウンしながら二乃に肩すかしを食らわせて手帳を奪い返そうとします。

しかし、そこで自分だけ痛い目を見るのは納得がいかないと思った二乃が、風太郎と取っ組み合いになった弾みで生徒手帳の中に挟んであった金髪の少年の写真が露わになりました。

その写真はいったい誰なのか、二乃はとても関心を抱いてしまいますが……

『五等分の花嫁』2巻の感想・レビュー

『五等分の花嫁』第2巻では、前巻の最終話で生じた絶体絶命とも思える風太郎の窮地がどうなったのかという話から始まります。

結果的には、風太郎の証言や状況証拠、或いは風太郎の性格等から推定無罪が言い渡されるわけですが、納得がいかないのは二乃でした。

しかし、その二乃もどこか風太郎のことを理解しようとしている箇所も見られます。

また、連続6話で構成される「今日はお休み」では、風太郎と五月、そしてらいはの三人がゲームセンターで仲睦まじく楽しんでいるシーンが描写されます。

とりわけ、印象的なのは、プリクラを撮ったときのらいはのひと言を聞いたときの二人の反応でした。

その後、らいはが中野家の他の四人姉妹と初顔合わせします。五月と同じく四葉がらいはのことを凄く気に入ってしまうのです。

二乃には亡き母との思い出の花火大会に五人揃って見に行く、という使命感のようなものが燃えていました。一花は以前から女優を目指して働いているということが、判明してしまいます。

風太郎にほのかな好意を寄せている三玖は、第三者に対して風太郎が放った三玖との関係に傷つきます。

けれども、本当の答えを見つけた風太郎は、二度目の質問にはキッパリと「パートナー」という風太郎なりの本心を吐露して三玖の信頼を取り戻します。

そして、一見つかみ所のない四葉は、頼まれると断れない性格で何もかも引き受けてしまうのです。

風太郎は、それは四葉が勉強から逃れるためにわざとやっているのではいかと考え、四葉のことを疑い始めます。

しかし、四葉の本心は純粋でした。頼まれごとを断れないのは、四葉が単にお人好しだったからだと知ることになります。

そして、バスケットボールの才能があるから、とバスケ部の正式部員に誘われた四葉は、次のように述べて勧誘を断るのです。

「才能がない私を応援してくれる人がいるんです」

それは、放課後には大切な約束がある、すなわち風太郎との勉強の約束を意味していました。

最後の生徒手帳に挟まれていた金髪の悪ガキの写真の話は、今後の展開に続いていく重要なポイントとなるように思えます。

過去の風太郎に関する逸話が伏線となっているからです。続きが気になるところですね。

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