ファストファッション大手、フォーエバー21の店舗が日本から姿を消すことが決定しました。
2009年に第一号店、原宿店をオープンさせたときは非常に話題となり、店舗数も増やしていましたが、わずか10年での撤退です。
若い世代に支持される、安価ながらもカジュアルなファッションアイテムが揃っていたフォーエバー21ですが、残念ながら経営は盤石の状態ではありませんでした。
フォーエバー21が日本市場を撤退する理由は、撤退・店舗閉鎖に伴う閉店セールの情報についてまとめました。
目次
フォーエバー21、経営難により10月いっぱいで日本市場から撤退、破産法申請との噂も
ファストファッション業界でも大手に分類されるフォーエバー21ですが、本社のある米国では経営難がささやかれていました。
8月にはとうとう破産法を申請するという報道まで出ており、その動向が注目されています。
その経営難に伴う店舗整理で、日本のフォーエバー21は全店舗が10月いっぱいで閉店するということが発表されました。
公式サイトでは、フォーエバー21の日本法人から正式に「Forever21 日本事業撤退のお知らせ」が出されています。
店舗を撤退させるだけでなく、オンラインストアも閉鎖する予定と記載されていますので、日本の「市場」自体から、完全に手を引くという形になりますね。
閉店に伴い、最終セールについても実施すると発表していますが、具体的な広告などは、9月25日現在情報が出されていません。
2019年は、中国でもフォーエバー21が撤退しており、かなり事業規模を縮小する形になります。
ファッションモールを中心にかなりの店舗数を出し、事業を拡大していたフォーエバー21ですが、ネットショッピングも広まり、店舗の来客が減少し、不採算店舗が増えていました。
破産法適用となれば、さらに多くの不採算店舗を閉店し、経営再建の方法を探っていくことになります。
2017年には一号店の原宿店も閉鎖済
フォーエバー21は、アメリカで1984年に創業されていて、日本市場には2009年から乗り込んできました。
日本上陸時は、フォーエバー21にかなり勢いがあり、日本でも盛大なイベントが行われるなど、かなり話題となっています。
しかし、日本では思ったように業績を伸ばすことができず、ここ数年で閉店ラッシュが相次いでいます。
ここ5年で10店舗が閉店してしまい、開店当時大きな話題を呼んだ一号店、原宿店も2017年に閉店しているほどです。
フォーエバー21、現在国内に残る14店舗やオンラインストアで最終セール実施
フォーエバー21は、日本市場撤退・店舗閉鎖に伴い、10月末まで閉店最終セールを実施すると公式に発表しています。
一斉閉店ということで話題性も強く、世間に広く知られるようになっているため、閉店セールはかなり多くの方が利用する可能性が高いですね。
現にアクセスが集中しているためか、それとも混雑を避けるためか、9月25日現在、フォーエバー21のショップサイトは一時的にアクセスできなくなっています。
セールが気になる方は、良い商品がなくなる前に、早めに店舗を利用してみる価値ありです。現在は札幌から沖縄まで、日本全国で14店舗が営業中となっています。
2017年、フォーエバー21の第一号店・原宿店閉店の際は、「1点買うと2点目無料」というセールを実施していたことが話題となりました。
今回も、同様に大盤振る舞いのセールが実施されるとうれしいですね。
日本市場でのファストファッション業界は激戦で大手も苦戦
フォーエバー21ほどの大手でも日本市場から撤退し、破産法申請が報じられるほど、厳しい戦国時代を迎えているファストファッション業界。
H&Mやユニクロといった大手も、あの手この手で生き残りを図っています。
おしゃれなアイテムがリーズナブルに手に入るのが当たり前になっている今となっては、地価の高い大都市で店舗を維持するのもかなり大変ですね。
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