ゆたぼんなぜ不登校?父・中村幸也とその嫁・きよみの息子への思いとは?

現在10歳の男の子・ゆたぼんは沖縄在住のYouTuberです。

彼が発信しているのは「不登校は不幸じゃない!」ということ。

不登校児を持つ親や一部の教育関係者から賛同を得る中で、彼の行動を否定する意見も数多くネットは炎上しています。

日テレ系朝の情報番組「スッキリ」(毎週月~金朝8時から放送中)にて密着の様子が放送されたのでまとめました。

ゆたぼんが不登校になった訳とは?

一昨年、ゆたぼんが大阪に住んでいた3年生の時に学校の先生とトラブルになったことで学校に行かなくなったといいます。

そのトラブルとは、ゆたぼんが学校の宿題をやらなかったことが発端でした。

注意をした先生がゆたぼんを叩いたのですが、その後叩いていないと嘘をつきました。

そして、「叩いた」「叩いていない」の水掛け論をした挙句、教師に不信感を抱いたゆたぼんは学校に行かないという選択をしました。

少年革命家ゆたぼんの現在の生活は?今後の進路についても突撃!

2018年6月に大阪から沖縄に移住し、現在は地元の学校に行きたいときだけ通うというスタイルを続けているゆたぼん。

一時はフリースクールに通うという選択もあったそうですが、今のスタイルに落ち着いたそうです。

ちなみに、ゆたぼんが学校に行きたくなるのは給食、図工、遠足の時だそうです。

今の生活に対して「自由で何よりだ」とコメントしています。

ゆたぼんの進路は?

現在小学5年生のゆたぼんは後2年で中学生になります。

そこで、リポーターが進学について質問をしました。

リポーター「次、中学校っていうのがあるよね」

ゆたぼん「あ、中学校は行かんでいいと思う。俺が勉強したいときに勉強するから」

リポーター「じゃあ勉強はどうしてるの?」

ゆたぼん「勉強は書くことだけが勉強じゃないから。こうやって話をするのも勉強だから」

中学校は行かないと即答をしており、自分で学んでいくことをはっきりと示しました。

ただスタジオのコメンテーター達は、同級生と同じ時間を過ごすという学生でしかできない経験も放棄していることについて疑問を提示しました。

学校は勉強だけをする場所ではなく、多くの体験を提供している場であり、そこで得られる経験は他で補うことができないことだと思います。

もしも今後、引き続き学校に行かないことを選択した場合、それによって得られることと共に失うことも周囲の大人がきちんと示す必要性を感じました。

教育基本法に反してる?義務教育の是非とは

教育基本法(一部抜粋)

第五条 国民は、その保護する子に、別に法律で定めるところにより、普通教育を受けさせる義務を負う。

第十条 父母その他の保護者は、子の教育について第一義的責任を有するものであって、生活のために必要な習慣を身に付けさせるとともに、自立心を育成し、心身の調和のとれた発達を図るよう努めるものとする。
2 国及び地方公共団体は、家庭教育の自主性を尊重しつつ、保護者に対する学習の機会及び情報の提供その他の家庭教育を支援するために必要な施策を講ずるよう努めなければならない。

第十三条 学校、家庭及び地域住民その他の関係者は、教育におけるそれぞれの役割と責任を自覚するとともに、相互の連携及び協力に努めるものとする。

第五条に関し、保護者は学校側の登校を求める催促に保護者が応じなかった場合、最高で罰金10万円が発生するそうです。

番組が取材をしたところ、地元の小学校は現在見守っている状態で、督促などはしていないそうです。

また、第十三条に書かれているように学校との相互協力は今のところ取れているので問題はなさそうです。

ただし現時点で中学校は行かないとハッキリ意思表示をしているゆたぼん。

今後進学に対して何か学校側からアクションがあるのかもしれませんね。

ゆたぼんの不登校に対し親はどう思っているのか?

ゆたぼんの父親は心理カウンセラーとして活動をする中村幸也さんとその嫁・きよみさんです。

父親の幸也さんはゆたぼんについて「僕がゆたぼんを見て学ぶことも多く、利口だなと思う部分もいっぱいある」と語っています。

子供は『なぜ』と疑問を持つことで好奇心が発達し、学びにつながるということを昔から大切にしていたという幸也さん。

『なぜ』と思うことに対してストップをかけることをせず、『なぜ』を追求できるように育ててきたのだそうです。

例えばゆたぼんが、何のために宿題があるのかと聞かれたら説明はするが、嫌なことをやっても見につかないよねと言われたら納得してしまうのだとか。

そして現在はゆたぼんの活動を応援しているそうです。

母・きよみが息子に感じる不安を告白

一方母親のきよみさんは、不登校に関して不安を感じたことを告白しました。

大阪に住んでいたころは「むりやり学校に行かせると息子が壊れてしまうのではないか」「母親として不登校に賛成していいのか」という葛藤があったそうです。

ただ、ゆたぼんは幼少期は体が弱くて病弱だったので、ゆたぼんさえ元気で生きてくれたらそれでいいと結論に至ったそうです。

特に、生まれるまでに苦労をした念願の男の子だということもあり、余計に元気でいるだけでありがたいという思いがあるようです。

両親とも、今後ゆたぼんの活動で壁にあたったりした時には、しっかりとサポートしていきたいと語っていました。

不登校という選択を考える

現在、ゆたぼんの元には不登校の子どもやその親から数々の声が寄せられているそうです。

不登校の子たちの為の活動ではなく、不登校の子を救いたいという思いで活動をしているゆたぼん。

不登校を選択する事情については、個々に異なった生活環境や学校との関係性、また友人や教師、親との関係があります。

一概に学校に行くことがすべてだとは思いませんが、不登校を正当化しようという考えについては疑問を感じます。

今は昔と違って学校に行かなくても学べる場所はたくさんありますし、幅広い経験を積むこともできますが、それは大人になってからでも十分できるのではないでしょうか?

もしくは、義務教育を卒業してからでも遅くはないのかと思います。

しかし、ゆたぼんの不登校と現在の活動については周囲の大人に言われたわけでもなく、自分で決めた道だそうです。

10歳と幼いながらも自分の意見をしっかり持ち、周囲を巻き込んでしまうようなエネルギーを持つゆたぼん。

不登校という経験を活かして、彼が今後どのような成長をみせるのか楽しみです。

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