梅雨明け後の熱中症に注意!自律神経を整える熱中症対策を紹介

各地で長い梅雨明けが宣言された途端に、猛暑が襲い掛かっています。

今年は長梅雨のせいで気温が低くなっており、そのせいで油断をして、熱中症で倒れる人が続出しています。

今回は、一番起こりやすい梅雨明けの熱中症対策と予防法について紹介します。

救急搬送車が400人を超え、死者も!

2019年7月、梅雨明けした青空の中、日本列島を猛暑が襲いました。

22~28日までの一週間で、熱中症の疑いで緊急搬送されたのは5664人、そして29日だけでは400人を超える人が運ばれました。

そして、28日には、大阪府枚方市のひらかたパークにて、閉園後に着ぐるみをきてダンスの練習をしていた28歳の男性が、熱中症によって緊急搬送され、死亡が確認されました。

前週から比較すると3倍以上の熱中症患者が増えており、「まだ大丈夫」という意識は捨てて、熱中症にならない為の対策が必要になってきています。

梅雨明け直後が熱中症になりやすい?

熱中症は毎年夏場の一番暑い時期に起こると思われがちですが、実はそうではありません。

毎年、梅雨明け直後の7月下旬から8月上旬が一番熱中症患者の多い時期なんです。

その理由は、身体が急激な気温の上昇についていけていないから。

暑くなり始めてから3~4日程度で、人間の体は自律神経を調節し、汗をかくように変わります。

しかし、暑くなり始めたばかりの時は、自律神経のバランスが整っておらず、熱中症にかかりやすくなっています。

梅雨明けすぐのの熱中症対策とは?

梅雨の間は気温が上がりにくく、比較的涼しい環境が続きます。

そのため、身体が汗をかく機能がしっかりと働いていません。

そこで、梅雨明けすぐの熱中症対策として、きちんと汗をかく身体づくりが求められます。

汗をかく体づくり

一番お勧めなのが、夕方か早朝のまだ涼しい時間にウォーキングをすることです。

1日30分程度、じんわりと汗をかく程度のスピードで大丈夫です。

もしくは、39℃~40℃のお風呂にじっくり使って汗を流しましょう。

暑いからと言って、シャワーで済ませてしまうのはNGです。

夏だからこそ、お湯につかって発汗させるのが大事です。

運動やお風呂で暑さに慣れておくことで、梅雨明けの気温の上昇にも体が慣れやすく、熱中症にかかりにくくなります。

たんぱく質を摂って汗の元を作ろう

たんぱく質は、筋肉の元になるということは知られていますが、実は汗の元にもなるんです。

たんぱく質を摂ると、汗の元になる循環血液が増えます。

汗は体を冷やすための大事な機能なので、血液量を増やしておくことは大切です。

熱中症になると汗をかかなくなり、手のひらが冷たくなります。

それを予防するためにも、血液の循環を良くし、血液量を増やしましょう。

塩分・水分を摂って熱中症予防

水分は、熱中症になってから摂っても遅いのです。

喉が渇いたと思った時には脱水症状の初期段階になっているので、意識的に、最低1日1.2Lは摂るようにしましょう。

そして、汗とともに体の塩分も流れていってしまうので、塩分を摂取することも大切です。

直接塩をなめてもいいですが、塩飴などの熱中症対策商品を利用すると、手軽でおいしく摂取できるのでおすすめです。

また、経口補水液やミネラル入りの麦茶であれば、塩分と水分がバランスよく摂取できますよ。

軽い運動をして自立神経を整える

汗の臭いや汗染みなど、どうしてもこの季節気になってしまいますよね。

汗をかきたくないからと、なるべく涼しい場所にいる人も少なくないと思います。

しかし、汗をかかないと体内の熱が外に放出されることなく溜まってしまい、熱中症になってしまいます。

一日中汗をかく環境にいる必要は全くありません。

気温の高い日中は涼しい場所にいて、気温の下がる早朝や夕方にはぜひ、軽い運動などをして自立神経を整えましょう!

室内での熱中症にも注意

幼児や高齢者に多いのが、室内での熱中症です。

窓を開けているから大丈夫、扇風機があるから大丈夫、というのはここ数年の猛暑では通用しません。

また、家にずっといると水分の摂取を怠ってしまい、気がついたら熱中症になっていたという人が多く搬送されています。

室内でも十分注意をし、暑い日にはエアコンを利用して、身体の熱を下げましょう。

 

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