平野歩夢出場のオリンピック・スケートボード「パーク」とは?「ストリート」との違いや見どころ紹介

東京2020五輪では空手・サーフィン・スケートボード・スポーツクライミングなど新競技が多く注目されていますね。

スケートボードは、すでに「ストリート」という種目で堀米雄斗選手が初代王者に輝きました。

他のスポーツかなりノリの異なる、個性的な解説も話題となっています。

しかしスケートボード競技は堀米選手が金メダルを獲得した種目以外にもう1つ、「パーク」という種目も残っているのでこちらもメダル獲得に期待しましょう。

男子では平野歩夢選手が日本代表に選ばれています。

平野選手が挑むスケートボード「パーク」の見どころなどをまとめました。

五輪の注目競技の男子スケートボード(パーク)、平野歩夢に注目

8/5(木)に実施される五輪競技の中で、男子スケートボード「パーク」が注目されています。

日本から出場するのは平野歩夢選手、冬季五輪スノーボード(ハーフパイプ)で2大会連続の銀メダルを獲得している選手です。

特に2014年ソチ五輪でのメダル獲得(15歳2か月)は現在冬季五輪の日本人最年少メダル記録であり、非常に注目を浴びています。

平野選手は今でこそスノーボードがメインですが、お父さんがスケートパークを運営しているためスケートボードから競技を始めました。

2018年にスケートボードで東京五輪を目指すことを表明し、見事代表の座を勝ち取っています。

夏冬両方でメダリストとなれば、日本人初の快挙です。

スケートボード「パーク」のルール・見どころを紹介

先に実施されたスケートボード「ストリート」は、その名前の通りストリートのように階段などが設置されたコースを滑る競技でした。

「パーク」は、お椀状に作られたコースが舞台です。

平野歩夢選手が冬季五輪で出場したスノーボード「ハーフパイプ」は筒を半分に切ったようなシンプルな形となっていました。

しかしスケートボードの「パーク」は、360度さまざまに凸凹や急角度の傾斜がついた複雑な形をしています。

選手はこの中で45秒間×3回、自由に演技し3回の試技のうち最高得点が採用されるルールです。

競技の見どころは、45秒間という時間をいかに活用するかになります。

途中で転ぶとその試技は終わりになってしまうので、途中で転ばないことは大前提です。

その上で高得点を獲得するためには、コース全体を上手に使わなければならず違う場所それぞれで技を繰り出さなければいけません。

しかも、同じ技ではなく難易度の異なる複数の技を準備する必要があります。

平野選手が得意とする大技は「バックサイド540」です。

空中で540度(1回転半)する技であり、自身はもちろんボードも回転させるため非常に難しい技であることは間違いありません。

平野歩夢は冬季に続くメダル獲得はかなり難しい挑戦に

平野歩夢選手は冬季五輪・スノーボードで高い実力を示してきただけに、かなりメダルを期待できるのではと見ている方も多いです。

しかし実際にはメダル獲得はなかなか難しく、2021年現在のスケートボード「パーク」の世界ランキングを見ると平野選手は25位でした。

1位の選手はアメリカのヘイマナ・レイノルズ選手で、現在のランキングでも2位以下を大きくポイントで引き離し金メダル最有力候補と見られています。

しかし五輪本番での順位が、ランキング通りになるとは限りません。

平野選手は東京五輪に並々ならぬ意欲を見せてスケートボード挑戦を決めており、この大会にかける熱い思いがあります。

上位入賞・メダル獲得に期待しましょう。

男子スケートボード(パーク)は8/5(木)予選・決勝

平野歩夢選手が出場する東京五輪男子スケートボード「パーク」は、8/5(木)午前に予選が行われます。

決勝は12時からと予定されており、まず平野選手は世界の強豪ひしめく中で予選突破できるかが注目です。

ライバル選手も非常に強力ですが、ぜひ日本人初となる夏冬五輪両方でのメダル獲得を願いたいですね。

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