トイレットペーパー不足の報道はデマ?原因はSNSがきっかけで買い占め相次ぐ!98%が国内で生産で中国の影響はなし

連日新型コロナウィルスに関する報道が出ており、世の中にはいろいろな情報があふれています。

ウィルスに未知の部分が多いこともあり、何が真実なのかわかりにくいと戸惑っている方も少なくありません。

そんな中、トイレットペーパーが品薄になるのではという情報がSNSで拡散され、実際に買い占めようと動く方が大勢出てきました。

しかし、トイレットペーパーに関する情報はデマであると指摘されています。

トイレットペーパーが品薄になるのではとされ、買い占められた理由や、情報がデマであるという根拠についてまとめました。

SNSのデマが原因でトイレットペーパーが品薄に、九州エリアではトレンドワード

2月27日から28日にかけて、SNSで拡散されたトイレットペーパーが品薄になるという情報により、トイレットペーパーが買い占められる騒ぎとなっています。

特に顕著にこの現象が起こったのが九州エリアで、トイレットペーパーに関する話題がトレンド入りするほどとなりました。

熊本のスーパーやドラッグエリアで品切れが顕著なのは、熊本地震で生活物資不足になった経験から強い不安を覚えた方が多かったのではと想像する方もいます。

トイレットペーパーが不足するのではとされた理由は、大きく以下の2点です。

  • マスクの材料に紙が回される
  • 中国の工場が閉鎖されるため、商品が入ってこなくなる

こういった理由から、今のうちに買っておいたほうがいいという話が広まり、多くのスーパーでトイレットペーパーが品切れ状態となりました。

普通に家のトイレットペーパーが切れる寸前で、買いにきたのに売っていないと困っている方も出ています。

スーパーやドラッグストアでティッシュやオムツも品薄に

トイレットペーパーが品薄になったのと同じ理由で、紙製品のティッシュペーパーやオムツといった商品も一部のスーパーで買い占められました。

Twitterなどでは、ウェットティッシュなどまで、生活用の紙製品がほとんどなくなった売り場の写真が次々に投稿されています。

巣ごもり需要のためか、インスタントラーメンやパスタなどまで少なくなっているという売り場も見られました。

トイレットペーパー買い占め騒動にはデマ情報多数、国内流通商品のほとんどは国産

多くのスーパーでトイレットペーパーが品切れとなりましたが、業界団体は不足が生じるとされる原因について、デマであると反論しています。

まず、マスクと同じ材料の紙を使っているため不足するという理由については、紙の種類が違うため、トイレットペーパーが品切れする理由にはなりません。

マスクは不織布で作られており、パルプを使った再生紙のトイレットペーパーとは全く違う材料からできています。

中国から商品が入ってこないという理由も、デマであると説明されました。

現在日本で流通している商品のほとんどは国内工場生産であり、原料も国産であるためです。

一方、情報がデマであるとわかっても、入荷までのタイムラグを考え一応買っておこうと考えた方もいます。

デマであるという話だけで、品薄の不安までなくすことは難しいということですね。

トイレットペーパー品薄は一時的、マスクや消毒液とは異なりすぐに入荷予定

現在スーパーでトイレットペーパーが入手できなくても、それは買い占め騒動で配送が追いつかないための一時的なものになります。

マスクや消毒液は実際に需要に供給が追いついていない状態ですが、トイレットペーパーは工場から入荷があれば、また買うことができます。

今のうちに慌てて買っておく必要は生じないということですから、一安心ですね。

オイルショック再来とも呼ばれるトイレットペーパー買い占め、冷静な判断を

店頭からトイレットペーパーが消えるという現象は、50年ほど前のオイルショックを想像させるものです。

オイルショックの時も、不安が集団審理となり、買い占め騒動まで発展したという経緯は変わりません。

SNSを使う方が増え、情報が氾濫する現代は、自分がデマの情報源となってしまう可能性もあるので、冷静に判断して行動したいところです。

新型コロナウイルスの関連記事一覧

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です