『あなたの番です』11話より、待望の反撃編がスタート!主人公が菜奈から翔太へ移り、翔太の目線で黒幕を暴きます!前半にも増して、見逃せない展開となりましたよね。
一方で、huluオリジナルストーリー『扉の向こう』も、継続して新しい話を公開中!
このページでは、『扉の向こう』203号室のあらすじをお届けします!203号室の主人公は、22歳の中国人留学生・シンイー(金澤美穂)。クオン(井阪郁巳)やイクバル(バルビーと暮らすシンイーには、何やら悩みがあるようで……?
シンイーちゃんの秘密、そして悩みは何なのでしょう?あなたも203号室の扉を開け、住人たちの生活を少し覗いてみませんか?
目次
『扉の向こう』203号室あらすじ!シンイーが抱える密かな悩みとは?
『あなたの番です』登場人物の中でも、ユニークで場を和ませるキャラなシンイー。
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— 【公式】あなたの番です (@anaban_ntv) 2019年6月30日
中国出身のシンイーは、ブータン料理店で働く明るい気さくな女の子です。でも実は、そんなシンイーには密かな悩みが……?
キウンクエ蔵前203号室では、どんなことが起きているのでしょう?203号室の『扉の向こう』をちょっと覗き見しちゃいましょう!
恋人クオンといちゃいちゃしたいシンイー!でも……?
203号室に住むシンイーは、同じ部屋に住むベトナム人のクオンと交際中。
日ごろから仲良しな2人は、今日も揃って203号室に帰宅しました。
そんな2人を、部屋の主であるイクバル・ヴィンダット(バングラシュ人)がお出迎え。シンイーとクオンは、イクバルが外出用のジャケットを羽織っていることに気付きます。
シンイー「イクバル仕事かぁ?」
イクバル「急なシステムトラブルで、今日は遅くなるよ」
イクバルの職業はSE(システムエンジニア)。今日も急なトラブルのせいで、お呼び出しがあったようです。2人に優しく「行ってきます」と言い残し、イクバルは203号室を出ました。
イクバルを見送ったシンイーは、「これでクオンと2人きりになれる」と大喜び。恋人がいる女の子なら誰でも考えるように、シンイーも「大好きな彼氏と2人きりで過ごしたい」という夢を抱いていました。
でも203号室では、シンイーのささやかな願いを叶えることができません。なぜなら、203号室にはシンイーたち以外にも、3人の外国人が住んでいるからです。
せっかくイクバルが外出しても、他の3人の外国人が2人の時間を邪魔します。
いたたまれず、203号室を出る2人……。
「恋人と2人きりになりたい、でもなれない」。
「他の3人の外国人には、出て行ってほしい」。
それが、シンイーの密かな悩みでした。
シンイーとイクバル、そしてクオンとの出会い
シンイーが「キウンクエ蔵前」203号室に越してきたのは、1年ほど前のこと。
インター先でイクバルに出会ったシンイーは、彼の誘いでこの部屋に住むことを決めます。シンイーが203号室にやってきたとき、イクバルと一緒に住んでいたのがクオンでした。
21歳と年若いクオンは、日本で左官見習い(壁を塗る仕事)をしていることを、シンイーに打ち明けます。
シンイー「儲かりまっか?」
クオン「故郷で働くよりは」
クオン「弟が学校に行くお金、稼がなきゃいけません」
クオンは見た目が良いだけでなく、とても優しくて真面目な青年でした。22歳のシンイーが彼に惹かれるのは、当然の成り行きだったでしょう。家族のために日本に入国し、きちんと働いて家族に仕送りをして、イクバルにもちゃんと家賃を払うクオン。
クオンのビザが切れていること、国に帰らなければならない身だと知っても、シンイーは彼と一緒にいることを選びます。不法滞在が犯罪行為と知っていて、苦しい気持ちはあっても……。
困った人を放っておけない優しいイクバル
シンイーとクオンの面倒を見るイクバルは、とても優しくて温かい人です。
クオンの家の事情を知るイクバルは、不法滞在を承知で203号室に住まわせています。シンイーの家賃も格安にしてくれ、まるで実の父親のように2人を大事にしてくれました。
イスラム教徒のイクバルは、ムスリムの義務である「ラマダン(断食)」をする日があります。そのラマダンの最中でも、彼は2人には立派なカレーを作り、お腹いっぱい食べさせます。
自分は食べなくても、2人にはちゃんとご飯を食べさせる……イクバルの優しさが感じられるエピソードですね。文化や宗教の違いを認め、真摯に自分の宗教を大切にするイクバル。シンイーとクオンは、心から彼のことを尊敬していました。
しかし、このイクバルの優しさこそが、シンイーの悩みの種でもあったのです。
不法滞在者が増えていく203号室
優しくて慈悲深いイクバルは、困っている人を見過ごすことができません。
それが彼の良いところでもあり、ちょっと困ったところでもありました。
ある日203号室に戻ったシンイーは、部屋に見知らぬ外国人がいることにびっくり。
シンイー「……誰?」
イクバル2「イクバルです」
自らもイクバルと名乗る、謎の青年。そこに家主のイクバルが帰宅し、2人に思いもがけない事実を告げるのです。
イクバル「友達なんだ。今日からここに住む」
イクバルの突然の宣言に、驚愕するシンイーとクオン。
シンイー「承服しかねる……」
若い女の子のシンイーが、どこの誰か解らない男と住むのは不安ですよね。それに、部屋の広さにも限界があります。シンイーはイクバルの決定に反対するものの、イクバルも譲れない思いがあるようで……。
イクバル「彼、とっても困ってるんだよ?困ってる人を放っておけないでしょう」
イクバル「彼がここに住むことを、秘密にしなきゃいけない。2人も彼のことを、イクバルと呼んでくれ」
つまり、イクバル2は不法滞在者ということ。だからこそイクバルは、イクバル2に自分と同じ名前を名乗らせ、彼の不法滞在を隠そうとしました。
突然住人が増えた上に、相手は不法滞在者。シンイーが納得できないのも当然です。最後まで反対するシンイーでしたが、いつも優しいイクバルの強固な姿勢を崩すことはできませんでした。
その後も、同じ理由でイクバル3・イクバル4が加入し、203号室は6人の大所帯に……。
シンイー「イクバルは面倒見がいい。でも、面倒見の良さが尋常じゃないから…」
シンイー「気付いた時には、ビッグダディ状態よ」
イクバルの優しさをありがたいと思いつつ、シンイーはこの生活に苛立ちを抱えている様子。不法滞在者でもしっかり働き、家賃を家に入れているクオンはともかく、他3人は仕事すらしていません。
シンイーは、イクバルのことさえ追い出す覚悟で、他3人と決別することを誓いました。
心優しいイクバルが明かす家族への思い
2人が203号室に帰ると、なにやら楽しそうな声が。
リビングでは、イクバルを筆頭にイクバル2・3・4がお酒やお菓子を囲み、宴会中でした。
あきれ果てるシンイーでしたが、イクバルはとっても嬉しそう。クオンが「静かに!通報されちゃうから!」と注意すると、イクバルは「ごめん」と前置きして胸のうちを口にしました。
イクバル「嬉しくて」
イクバル「僕のパパとママは、本当に貧しくて」
イクバル「でもいつでも言ってた。どんなに貧しくても、俺たちといたら米を分けるって。幸せになれるって」
イクバルの両親もまた、とても愛情にあふれた優しい人だったのでしょう。だからイクバルは、困った人がいれば手を差し伸べ、家族のように食事を分け合うのです。
イクバルにとっては、シンイーもクオンも他の3人も家族同然。大切な存在でした。
イクバルの気持ちを聞き、3人に出て行ってほしいとは言えないシンイー。しかしやはり、宴会の騒がしさや3人の図々しさに耐えることができず、とうとう大声で切り出します。
シンイー「重大発表がありんす!」
イクバルたちの視線が、一斉にシンイーに注がれます……。
とうとう居候を追い出しにかかるシンイー
シンイー「イクバルオリジナル!」
イクバル「はい」
シンイー「これ以上のイクバルの受け入れは禁止なのだ!」
イクバル「えー」
不満げなイクバルに構わず、シンイーはさらに畳みかけます。
シンイー「イクバル2!イクバル3!イクバル4!」
イクバル2・3・4「この家から出ていくなり!」
顔を見合わせるイクバルたちに対し、思いをぶちまけるシンイー。3人が家賃を払っていないこと、働きもしないこと、さらに不法滞在者であることを挙げ、「この家にいる資格はない!」と宣言しました。
さらに、「クオンが言っていた」とクオンのせいにしつつ、「私とイチャコラしたいのにできないって言ってた!」と語り、3人に出ていくように促します。イクバルが「困っている人を見捨てられない」と言っても、「私だって困っている」とはねのけました。
膠着状態のシンイーとイクバル。
その様子を見ていたイクバル2・3・4は、シンイーの思いを受け止め、出ていくことを決めます。3人は「迷惑がかかっていると思っていた」と言い、出ていくために新しい仕事も見つけていました。
急にしんみりとした3人を見て、ちょっぴり申し訳ない気持ちが沸いてきたシンイー。それでもやはり、「出て行ってほしい」という気持ちは変わりません。
3人はそれぞれ、自分たちの大切な宝物をシンイーたちに贈り、203号室を出ていきました。
イクバル2・3・4と決別したシンイーはどうなる?怪しげなラストシーンの意味は?
イクバル2・3・4がマンションを去り、203号室には静けさが戻りました。
イクバルは、これまで好き勝手に住人を増やしていたことを謝罪。これまでと変わらず、SEとして昼も夜もない仕事に邁進します。
イクバル・クオン・シンイーの生活に戻り、シンイーもホッとしたはず……なのですが。
3人の生活に戻ったシンイーは、なんだか少し違和感を覚えるのでした。楽しみにしていたクオンとのイチャイチャも、いまいち気が乗らない様子。望んでいた生活が手に入ったはずなのに、シンイーはまた別の憂いを抱えることになります。
そしてシンイーは、再びある決意を固めました。
203号室の運命やいかに?
シンイーの物語の結末は、ぜひhuluでお確かめください。
『扉の向こう』203号室は、全体的にコミカルな作りになっています。
イクバルの優しさ、シンイーのかわいらしさ、そしてクオンの優しさが良く伝わり、思わず本編の事件を忘れてしまいそう。しかしやはり、ラストにちょっとした不気味さが用意されていました。
『扉の向こう』203号室は、とても意味ありげなラストシーンで幕を下ろします。
もしかしたら、これが事件の伏線なのかな……?と思わせるシーンですので、ぜひその眼でお確かめください。明るい物語の中に、ふっと影を落とす意味深なラストシーン。あなたはどう感じるでしょうか。
『扉の向こう』203号室で見えたシンイーへの違和感を考察
『あなたの番です』本編のシンイーは、明るい笑顔で愛嬌を振りまく女の子です。「しばし待たれよ」「御意」「左様か」など、ちょっと古い日本語も彼女の魅力でした。
息苦しい展開が多い『あなたの番です』の中で、彼女の存在に癒しを得た視聴者も多いでしょう。『扉の向こう』203号室でも、基本的には本編と変わらない可愛らしさが見られます。
が、やはりそこは『あなたの番です』というドラマだからか、本編では観られなかった違和感もありました。以下、シンイーに感じた違和感を記述します(個人の感想です)。
シンイーの振る舞いに感じた「自己中さ」を解説
シンイーは、インター中に出会ったイクバルの誘いをきっかけに、203号室へ住むようになります。
親切で優しいイクバルは、格安の家賃でシンイーを住まわせ、面倒を見ます。時には手料理を振舞い、シンイーやクオンを「家族」と呼ぶほど、愛情を注いでいました。
そのイクバルが、イクバル2・3・4を連れてきたとき、彼女は「家賃を払っていない」「働いていない」「不法滞在者である」という点から、彼らを追い出そうとします。もし3人を追い出せないなら、部屋の主であるイクバルさえ追い出す!とさえ言っていました。
しかし、203号室の契約主はイクバルであり、シンイーはあくまで居候。しかも、彼の行為で激安家賃で住まわせてもらっている身のはず。もしイクバルのやり方が嫌なら、彼女が1人で203号室を出ていくべきではないでしょうか?
クオンが不法滞在の身で、彼と2人で出ていくことが難しいのなら、1人で203号室を出るという選択があったはず。彼女はそれを選択せず、あくまで3人やイクバルを追い出すことばかり考えます。
彼女は3人に対し「働かない」「家賃も払わない」と詰め寄りますが、不法滞在者という意味ではクオンも同じです。なのにシンイーは、彼が不法滞在者であることは認めながらも、クオンに対しては「恋人」という理由で甘い対応です。
イクバルの親切は、確かに度が過ぎていました。どんどん住人を増やされ、シンイーが困る気持ちも解らないではありません。が、そんなイクバルだからこそ、彼女は安い家賃で203号室に住むことができましたし、クオンと暮らせたのではないでしょうか。
『扉の向こう』203号室では、シンイーの勝手さや自己中さが見えました。彼女は自分ができる選択をせず、都合の悪い相手を排除する考えの持ち主です。
本編11話でも、彼女は翔太の追及を逃れるために、ある住人の行動を売るような真似をしました。シンイーは決して、天真爛漫な子というだけではない様です。
『あなたの番です』10話までをみると、彼女が人殺しをするのは想像できません。しかし『扉の向こう』の一連のやり取りや、11話でのシンイーを見ると、彼女の別の一面が見えることも事実。
『あなたの番です・反撃編』で、シンイーがどう動くのかに注目です。
住人の素顔をチラ見できる!huluで『扉の向こう』を視聴しよう
動画配信サイトhuluでは、ドラマ『あなたの番です』のオリジナルストーリー『扉の向こう』を配信中。
huluは月額料金933円!完全見放題制なので、月額料金を払えばすべての動画を楽しめます。
初回申し込みの方に限り、2週間のトライアル期間も利用できますよ。本編を一気見したい!という方、考察のために繰り返し視聴したい方にぴったりです。
毎週日曜午後10時30分~のテレビ放送終了後、huluで『扉の向こう』の新しいストーリーが更新されます。マンションに住む住人の素顔を暴く内容になっており、本編を楽しんでいる方なら楽しめること間違いなし!
本編で描かれる登場人物は、あくまで菜奈や翔太を通して描かれますよね。『扉の向こう』は、そのフィルターを取っ払った素顔を描くため、「この人はこういう人だったんだ!」という驚きの発見があります。時には、事件のヒントらしきものが描かれることも……?
『あなたの番です』を考察している方には、ぜひオススメしたい内容です。本編放送後に、もうひとつの別の話を楽しめることも、『扉の向こう』の魅力です!
ドラマ『あなたの番です』は、11話より犯人に復讐する「反撃編」が描かれます。反撃編では、これまでの事件の謎や伏線が回収され、翔太がどんどん黒幕に近づいていきます。
これまでの謎を把握していくことが、反撃編をより楽しむポイントになるはず。huluで本編の復習をして、反撃編の展開に備えましょう!
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