ドラマ『テセウスの船』原作漫画との違いは?第7話の展開を考察!再び過去へ戻った心、みきおを止めることができるのか!?

テセウスの船

2020年1月期TBS日曜劇場『テセウスの船』が、毎週夜9時から放送されています。

竹内涼真さん主演のタイムトラベルミステリーで、謎解き感覚のストーリーが注目を集めています。東元俊哉さんが書かれた原作漫画もヒットしており、今期おすすめの作品です。

こちらでは、次回第7話を原作漫画から予想し、どのように描かれていくのかを考察していきます。そして、放送後には、ドラマ版と原作漫画との違いを追記していきます。

原作を読んだ人も、読んでない人も楽しめる、ドラマ版の魅力を楽しみましょう!

※犯人名などの重要ネタバレは致しませんが、次回予想部分のネタバレがありますのでご注意下さい。

『テセウスの船』第6話のおさらい

2月23日(日)に放送された第6話の内容からご紹介します。

ドラマ『テセウスの船』第6話おさらい

由紀(上野樹里)と協力して、木村さつき(麻生祐未)の遺した手帳を元に証言者を探す心(竹内涼真)。田中正志(せいや)が亡くなっているのを発見し、犯人として疑われた心は捕まってしまいます。

由紀の機転で釈放された心は、犯人からメッセージを受け取ります。待ち合わせ場所となる音臼小事件の慰霊碑前を訪れた心でしたが、そこにみきお(安藤政信)が現れます。

ドラマ版第6話のラストシーン

加藤みきお(柴崎楓雅)が心のボイスレコーダーを聴いている。

詳しくはこちら⇒ドラマ『テセウスの船』6話あらすじネタバレ!真犯人現る!?心が録音した証拠がみきおの手に!

『テセウスの船』第7話のあらすじ

田村心(竹内涼真)は、現代で一連の犯人が木村みきお(安藤政信)だと知った途端、再び平成元年にタイムスリップしてしまった。

音臼小事件まであと二日。心は文吾(鈴木亮平)と共にみきお少年(柴崎楓雅)を追うが、村から忽然と姿を消していた……。

みきおの消息がつかめず焦る心は、歴史が変わった現代で和子(榮倉奈々)と兄・慎吾(番家天嵩)が心中していると文吾に明かしてしまう。

最悪の未来を知った文吾は取り乱し、絶対に事件を止めなければと空回りし、家族と村人との間に溝が出来てしまう。事件を前に早くもバラバラになりかけた家族を、心は必死でつなぎ止めようとするのだった。

そして、みきおは計画を邪魔する心を消そうと、和子の命を狙おうと画策する! 

家族のピンチを心と文吾はどう乗り切るのか……!?

『テセウスの船』第7話の展開を考察!

原作コミックと次週予告を基に、第7話の内容を考察してみました。原作のネタバレがあります。

第7話のスタートは原作8巻第65話から!

犯人捜しが話題だったはずなのに、第6話で真犯人が判明してしまうというのが意外な展開ですよね。公式Twitterも驚きのつぶやきを上げていましたが、ここからが見どころです。

次回で第7話なので、残りがあと3話となります。3月22日の第10話で最終回を迎えるので、現在第8巻ということは、ラストまで丸々描いてくれることがほぼ確定、その後のドラマオリジナルストーリーも追加されることでしょう。

第7話の予想展開は?

タイムスリップした心(竹内涼真)は、病院で目を覚まします。そして心配していた文吾(鈴木亮平)と和子(榮倉奈々)、そして鈴(白鳥玉季)と慎吾(番家天嵩)と久しぶりの再会を果たします。

木村さつき(麻生祐未)と加藤みきお(柴崎楓雅)が犯人だと知った心と文吾は、2人の家へと向かいます。しかし、木村さつきの家で青酸カリは見つからず、加藤みきおに至っては祖母が入院したことで、隣町の養護施設に預けられていることが分かります。

調べてみると、養護施設から叔父が引き取っていったことが分かり、みきおの行方は分からなくなります。事件が2日後に迫っており、焦る心は文吾(鈴木亮平)に和子(榮倉奈々)が未来で一家心中を起こすことを伝えてしまいます。

文吾は取り乱し、お泊り会を中止しようとさせるあまり、村人との間に軋轢が出来てしまいます。家族もバラバラになりかけ、心は間を取り持つために必死になります。

そんな中、和子がいる佐野家にみきおが毒入りのジュースを持って現れます・・・

原作では?

原作では、心は6月20日の事件発生4日前にタイムスリップします。目を覚ますと横には文吾がおり、木村さつきと加藤みきおが犯人だということを伝えます。木村さつきの家にいったものの、さつきの家からは証拠もなにも見つかりません。

みきおは祖母の入院で2日前に隣町へと引っ越しており、両親もおらず、養護施設に預けられていました。さつきはみきおに何かあれば、引き取るつもりだと話します。さつきがみきおのことを親身に心配している様子を見て、現代のさつきとの違いを感じます。

養護施設へと向かった2人でしたが、みきおが叔父の信也に引き取られ、不在だということを知らされます。祖母が危篤だということで急遽札幌に向かったと聞かされますが、それは嘘でした。

その頃みきおは、田中義男の家にいました。目が悪い義男は後ろにいた叔父に気づかず、襲われてしまいます。田中の家が火事になったという通報をうけた文吾は、心とともに現場へと向かいました。

その頃、佐野家にいた和子と鈴、慎吾の元に加藤の叔父がやってきます。その男の後ろ手にはナイフが握られており・・・?

叔父の正体とは

加藤みきおの叔父は、現代からタイムスリップしたみきお(安藤政信)でした。心とともに霧に包まれていたみきおは、子供時代の自分に接触し、事件を起こすための手伝いを始めていました。果たして心と文吾は、2人のみきおから家族を守ることができるのか・・・?

ドラマ『テセウスの船』第7話と原作との違いは?

心が目を覚ましたあと・・・

原作:佐野家がお祝いに⇒ドラマ:文吾のみ

第7話の最初のシーンでは、心の目の前にオレンジジュースが置いてありました。あれはオリジナルシーンで、発見者のみきおが用意したと思われます。原作では発見者については特に言及されていません。

原作では病院に和子、鈴、慎吾がやってきて、久しぶりの再会を喜んでくれました。神妙な面持ちの文吾の口の中に虫が入り、大笑いする子供たちの様子がほほえましいシーンです。

退院して最初に向かった場所

原作:木村さつきの家⇒ドラマ:学校

原作ではお腹を刺された心は、医師に止められながらも無理して木村さつきの家へと向かいます。漫画ではタイムスリップしたのが4日前ということで少し期間がありますが、ドラマと同じくとても焦っています。

木村さつきの家で話を聞いたのは原作と一致しているので、その前の学校シーンがすべて、ドラマオリジナルです。

木村みきおの家で見つけたもの

原作:クラスの集合写真⇒ドラマ:ワープロ

みきおの家で見つけたのは、鈴の顔が画びょうでつぶされたクラスの集合写真でした。ワープロでの犯行予告はドラマならではの演出で、実際にはカセットテープに録音されています。

現代までみきおを育て上げた木村さつきは、鈴(藍)との結婚直前に録音されたカセットテープを間違って聞いてしまいます。そこからさつきはみきおの犯行を隠そうと、協力し始めるというストーリーになっています。

ちなみに、みきおの部屋には狐のお面が飾られていました。原作ではこのお面が音臼小で見つかります。さらにこのお面は、最初にタイムスリップした日、初めて心に話しかけた子供が被っていたお面と一致します。

心がタイムスリップできた理由ははっきりと明かされていませんが、音臼神社のお稲荷さんが関係していることが匂わされています。

田中義男の死因

原作:火事⇒ドラマ:薬

原作では田中義男の元に、2人のみきおが現れます。目の見えない義男は、加藤みきおの起こした事件の内容を聞いた後、木村みきおに襲われてしまいます。死因はよく分かりませんが、結果的に田中家は炎に包まれます。

家に火をつけた2人は立ち去り、通報を受けた文吾と心が田中家へと駆け付けます。その間留守になった佐野家に、木村みきおがみきおの叔父と嘘をついて現れるのでした。

みきおから電話をもらう人

原作:木村さつき⇒ドラマ:クラスメイト

ドラマではみきおがお楽しみ会に戻ってくることをクラスメイトが知っていましたね。原作では学校の電話を木村さつきが受け、さつきはみきおに呼び出されることになります。

小屋に呼び出されたさつきは、木村みきおに襲われます。みきおは未来で自分の計画の邪魔になると考え、さつきを手にかけてしまうのでした。

文吾がみきおを待ち受ける場所

原作:音臼駅⇒ドラマ:学校

ドラマ版では学校で2人がみきおを探していましたが、原作でみきおは事件当日の朝に汽車で音臼村に帰ってくるとされています。入院した祖母の病院(札幌)から戻ってくると、みきおはさつきに伝えていました。このみきおの居場所に関する展開が、原作とまるっきり異なります。

話を信じて駅で待ち受けていた文吾でしたが、みきおは現れず、嘘だったことに気付きます。そして、学校にいた心が放送室にいるみきおを発見するという流れです。

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