映画『すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』ラスト結末ネタバレは?大人も泣ける傑作アニメとして絶賛の声!

映画『すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』

『映画すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』の「すみっコ」とは、「たれぱんだ」「こげぱん」「アフロ犬」などを生み出したサンエックスのキャラクターです。

「部屋の隅が好き」という設定が多くの人から支持され、そのころころと丸い愛らしいフォルムは、子どもから大人まで幅広い人気を集めています。

その映画版である本作は、公開後間もなく「大人も泣ける」として口コミが広がり、異例のヒットを記録。興行収入は公開2週目で4奥円を突破しました。

監督は『北斗の拳 イチゴ味』『アイドルマスター』などのまんきゅう、脚本をヨーロッパ企画の角田貴志が務め、ナレーションを井ノ原快彦と本上まなみが担当しています。

この記事では、大人も泣ける傑作アニメとして評価が高い、映画『すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』のラスト結末ネタバレを紹介します。

映画『すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』のネタバレあらすじ

かわいいけどちょっと変わった「すみっコ」たち

部屋の隅が大好きなすみっコのたち。

ねこは気が弱くて引っ込み思案。そんなねこをなぐさめるのはざっそうの役目。ざっそうは、いつかきれいなブーケにしてもらうのが夢でした。

いつも仲良く一緒にいるのが、とんかつとえびふらいのしっぽ。二人はお皿の隅っこに残されてしまう存在だから、いつか誰かに食べてもらうのが夢。

そのほか、恐竜の生き残りであることを隠しているとかげ、自分探し中のぺんぎん、寒いところが苦手なしろくまなど、みんなどこか変わったところのある仲間たちなのでした。

地下で不思議な絵本を見つけて

ある日、すみっコたちは、行きつけの「喫茶すみっコ」の地下室で不思議なとびだす絵本を見つけます。すると絵本が光りだし、すみっコたちは絵本の中に吸い込まれてしまいます!

絵本の中は、世界中のいろんなおはなしの世界が詰まっていて、ところどころに仕掛けがありました。

すみっコたちは「ももたろう」のおはなしの世界で、灰色のひよこ? と出会います。

話を聞くと、どうやら自分のおうちのわからない、迷子だというのです。それを聞いて目を輝かせたのは自分探し中のぺんぎん。

ひよこが自分と同じ仲間だと感じたぺんぎんは、張り切ってひよこのおうち探しをはじめるのでした。

ところが、絵本のしかけが動いてみんな離れ離れになってしまいます!

絵本の世界と外の世界

「赤ずきんちゃん」「マッチ売りの少女」「アラビアンナイト」などの絵本の世界をばらばらにさまよっていたすみっコたちは、「みにくいアヒルの子」の世界で再会します。

「きっと、ひよこは『みひくいアヒルの子』なんだ!」みんながそう確信したそのとき……別の鳥がやってきて、きれいな白鳥に変わりました。ひよこは、アヒルの子ではなかったのです。

実はひよこは、誰かが絵本に書いたただの落書きでした。ひとりぼっちで、寂しかったひよこが涙を流すと絵本が光りだし、すみっコたちを絵本の世界に招き入れたのです。

すみっコたちは「外の世界で一緒に暮らそう」とひよこに言いますが、ひよこは絵本の住人。外の世界には出られないのです。

ひよこと涙の別れをしたぺんぎん、そしてすみっコたちは外の世界へと戻ってきます。

映画『すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』のラスト結末

離れていても、なかまだよ

それから数日後、「喫茶すみっコ」で忙しく動き回るすみっコたち。

みんなで、ひよこが書かれたページの何もない部分に、自分たちの絵を書いて、ひよこのおうちを作ってあげていました。

一緒にはいられないけれど、ひよことすみっコたちは仲間なのです。

きっともう、ひよこはさみしくないのでしょう。ひよこの絵がにっこり、笑ったように見えました。

映画『すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』の感想

本作は上映時間も66分と短く、ナレーションが終始丁寧に状況説明をしてくれるため、幼児~小学生低学年程度の小さな子どもたちが観ても理解できるようにわかりやすく設計されてます。

小さいお子さんとその親御さんが、親子鑑賞するのにぴったりな作品です。

そして「大人も泣ける!」という噂の通り、むしろ大人こそこの物語の持つ「優しさ」が、心に沁みるのではないかと思います。

そもそも「すみっコ」というキャラクターたちが実はみんな「生きづらさ」を抱えたものたちなんですね。

寒がりのしろくま、自分を偽るとかげ、残されてしまうえびふらいのしっぽ、ひとりぼっちのひよこ……その姿はまるで、現代社会の片隅で生きる自分たちのようにも見えて、すみっコたちに感情移入してしまうのかもしれません。

だからこそ、一人取り残されてしまったひよこのために、絵を書いてあげるすみっコたちの優しさが胸を打つのだと思います。世界の隅っこで生きる「すみっコ」たちが見せてくれる「他者へのおもいやり」。

本作には、そんな優しい世界が広がっています。大人も子どももじんわりと心温まる、感動作です。

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