映画『ストレイヤーズ・クロニクル』動画を無料で視聴できる配信サービス比較！岡田将生主演で小説を実写化

2015年6月27日公開された映画『ストレイヤーズ・クロニクル』は、月間小説誌「小説すばる」で連載していた本多孝好氏の小説を実写映画化したものです。

岡田将生主演で染谷翔太や松岡茉優など現在では実力派俳優と名高い若者たちが多く出演しており、ここ数年で知名度を上げている清水尋也や瀬戸利樹も出演しています。

機密組織から実験のため生み出された2つのグループはそれぞれが違った特殊な能力を持っています。

大人になり、一方は復讐を企て、もう一方がそれを阻止し、それぞれのグループが死闘を繰り広げるという内容になっています。

監督は『６４－ロクヨン－前後』の監督脚本を務めた瀬々敬久(ぜぜたかひさ)、今年10月には映画『楽園』の公開も控えています。

こちらの記事では、映画『ストレイヤーズ・クロニクル』の動画を無料視聴する方法や配信サービスをはじめ、気になる『ストレイヤーズ・クロニクル』のあらすじネタバレや感想・評価についても紹介します。

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映画『ストレイヤーズ・クロニクル』作品詳細

極秘実験で特殊能力を与えられた若者たちが繰り広げる戦いを描いた本多孝好の同名ベストセラー小説を、岡田将生、染谷将太、成海璃子ら若手実力派キャスト共演で実写映画化したSFアクション。

「桐島、部活やめるってよ」で日本アカデミー優秀脚本賞を受賞した喜安浩平が脚色を手がけ、「ヘヴンズ ストーリー」「アントキノイノチ」の瀬々敬久監督がメガホンをとった。

1990年代の日本で、生まれてくる子どもに突然変異を促して人間の能力を極限まで発達させる実験と、遺伝子操作で動物や昆虫の能力を持つ子どもたちを生みだす実験が秘密裏に行なわれた。

20年後、実験により視覚や筋力をそれぞれ異常発達させられた昴らは、特殊能力の代償として精神崩壊の危機におびやかされながら、その解消の鍵を握る外務副大臣・渡瀬から裏の仕事を請けおっていた。

ある日、渡瀬を狙う謎の殺人集団アゲハが現われるが、彼らの正体もまた、20年前の実験で生みだされた特殊能力者たちだった。

映画『ストレイヤーズ・クロニクル』作品データ

• 製作年／2015年
• 製作国／日本
• 配給／ワーナーブラザース映画
• 上映時間／126分

映画『ストレイヤーズ・クロニクル』キャスト一覧

• 岡田将生/昴
• 染谷将太/学
• 成海璃子/沙耶
• 松岡茉優/モモ
• 白石隼也/亘
• 高月彩良/静
• 清水尋也/良介
• 鈴木伸之/壮
• 柳俊太郎/ヒデ
• 瀬戸利樹/隆二
• 黒島結菜/碧
• 青木崇高
• 渡辺大
• 忍成修吾
• 団時朗
• 日向丈
• 布施紀行
• 本郷奏多
• 豊原功/補井坂
• 石橋蓮司/大曾根
• 伊原剛志/渡瀬

映画『ストレイヤーズ・クロニクル』スタッフ一覧

• 監督/瀬々敬久
• 原作/本多孝好
• 脚本/喜安浩平
• 製作/中山良夫/福田太一/薮下維也/柏木登/米田弘志/熊谷宜和/茨木政彦
• ゼネラルプロデューサー/奥田誠治
• エグゼクティブプロデューサー/門屋大輔
• 企画/佐藤貴博
• プロデュース/佐藤貴博
• プロデューサー/下田淳行
• 撮影/近藤龍人
• 照明/藤井勇
• 美術/磯見俊裕
• 装飾/天野竜哉
• 録音/小松崎永行
• 編集/早野亮
• 音楽/安川午朗
• 主題歌/ゲスの極み乙女。
• VFXスーパーバイザー/前川英章
• アクション監督/下村勇二
• スクリプター/松澤一美
• スタイリスト/纐纈春樹
• ヘアメイク/橋本申二
• 助監督/李相國
• 製作担当/星野友紀
• ラインプロデューサー/及川義幸

映画『ストレイヤーズ・クロニクル』のネタバレあらすじ

ここからは映画『ストレイヤーズ・クロニクル』の詳しい内容やネタバレを含みます。これから映画を楽しみたい！と思っている方はご注意下さい。

極秘機関の実験

1990年代極秘機関の実験によって生み出された2組の子供たちは人間にはない特殊な能力を持っています。

1組は被験者となる親の脳に強いストレスを与え、異常なホルモン分泌による人間の潜在能力を発揮させたグループ。

しかし成人後は「破綻」と呼ばれる精神破壊による死亡が伴います。

そしてもう1組は動物や昆虫の遺伝子を植え付け、人間にはない特殊能力を持つが代償として、老化が速く20歳前後で死んでしまうグループです。

潜在能力を発揮させたグループは、里子に出され人間社会での生活をスタートさせますが、動物や昆虫の遺伝子を植え付けられた子供たちの実験はそれ以降も続けられたのでした。

チームスバル

大人になり、被験者から生まれたスバル(岡田将生)、亘(白石隼也)、良介(清水尋也)は極秘機関の渡瀬(伊原剛志)の指揮のもと裏工作員として動いています。

すると突然亘が「破綻」状態になり、2年前同じように破綻し帰ってこない「ひろと」の様にならないようスバルは渡瀬に託すのです。

スバルは被験者から生まれたグループのお兄ちゃん的存在で、グループの仲間を今でも兄弟だと思っています。

大学生で音に敏感に反応する沙耶(成海璃子)、高校生で驚異的なスピード能力を持つ隆二(瀬戸利樹)は人間社会で生きにくそうに暮らしていました。

心配したスバルが会いに行ったことで、沙耶はスバルと良介の住む家に同居することになりますが、良介はなんとか人間社会に溶け込もうと、スバルをわざと引き離すのでした。

チームアゲハ

人けのない倉庫街、怪しい男たちの前にチームアゲハが現われます。

銃弾が当たっても死なないヒデ(柳俊太郎)、超高速移動ができる壮(鈴木伸之)らに男たちは歯が立ちません。

碧(黒島結菜)は車いすの学(染谷将太)を押しながら建物の中の様子を能力で見透かします。

逐一学に報告し、学はチームアゲハのリーダーとして、自分たちの能力で仲間と共にたくましく人間社会を生き抜いているのでした。

お互いの存在

スバルが人込みを歩いていると違和感のあるグループが横切ります。

スバルのポケットにはアゲハ蝶のカードが入っており渡瀬に報告。

チームアゲハの正体がもう一つの実験グループであることを知らされます。

チームアゲハの生け捕りを渡瀬から依頼され、一度見たものを頭にストックする記憶能力を持つ良介、遠くの音も聞き取れる沙耶、3秒先の未来が見えるスバルは次のターゲット、リム・シェンヤンの講演会で待ち伏せするのです。

そこで偶然にも社会に不満を持つ男による立てこもりが発生し、沙耶から連絡を受けていた隆二も仲間に加わります。

慌てふためく観客達のなかに冷静にリムを狙うアゲハを見つけますが、口からマシンガン並みの鉄鋲を飛ばすモモ(松岡茉優)と目から幻覚麻酔を放ち硬直させる能力を持つ静(高月彩良)によってリムが拉致されてしまうのです。

アゲハの目的

アゲハの目的は、20歳前後で死んでしまう寿命を延ばす方法をリムから聞き出すこと。

リムはチームアゲハの研究に大きくかかわっていた人物でした。

寿命を延ばす方法は存在しませんでしたが、唯一碧だけが生殖機能を持つことが明かされます。

リムが殺された後駆け付けたスバル達に、学は話し合いを希望し、実験によって生み出された者同士の苦悩を初めて共有するのです。

生き延びる術のない学たちは碧を戦闘から遠ざけ、実験の首謀者渡瀬を殺す計画を立てますが、碧は納得がいかず反発します。

「自分たちの存在を未来に受け継ぐのは碧しかいない」との気持ちはチームみんなの願いでしたが、突然チームから離脱させられた碧はやっぱり納得できず、その場を飛び出し、スバルの家にかくまわれるのでした。

渡瀬の狙い

スバルが渡瀬に呼び出され事務所に行くと、そこに亘が座っています。

破綻から復活したと喜ぶスバルでしたが、亘は渡瀬を「お父さん」と呼び渡瀬の言いなりになるよう作り変えられていたのでした。

亘の能力は、凄まじい破壊力と痛みを感じない肉体で、まさに最強の戦士です。

そして、渡瀬の狙いは学の能力である体内のウイルス。

学の死によって体内から致死量80％のウイルスが拡散し、生き残った20％の人間で世界を作り変えるというものでした。

渡瀬は自分の子供が病気で死んでしまってから世界を作り変えることにこだわり、権力者にのし上がるためだけに人生を送っていたのです。

亘との交換条件で、学の生け捕りを引き受けたスバルでしたが、なんとか阻止するよう考えを巡らせるのでした。

学のウイルス

スバルが渡瀬の計画を学たちに伝えると、学は「自分が焼却されればウイルスが拡散することを防げる」と提案します。

しかしそこへ渡瀬の送り込んだ戦闘部隊が到着し、一気に周りを囲まれてしまうのです。

それぞれの能力で反撃にでますが次々と殺されてしまいます。

スバルも渡瀬に送り込まれた亘と戦うことになり、洗脳され別人のようになってしまった亘を最後はスバルの手で息の根を止めるのでした。

学は渡瀬に拉致されてしまいますが、スバルらが助け奪還します。

学は焼却を望み碧やスバルは激しく反発しますが、もう長くはないとの言葉で泣く泣く焼却。

生き残った碧は一人で生きる道を選び、スバル、沙耶、良介、隆二は渡瀬から解放され、人間社会でこれからも生活していきます。

碧は同じマンションの大学生から好意を持たれており、関わらないように暮らしてきましたが、就職活動で落ち込む彼をはじめて慰めるのでした。

映画『ストレイヤーズ・クロニクル』の感想・評価

よくできたストーリーで映画に引き込まれます。小説を知る人は物足りなさを感じるようですが、原作を知らない私からするとよくまとめられていると感じました。

戦闘シーンもそれぞれの能力が存分に生かされており、特に同じような能力を持つ隆二と壮のスピード感ある戦闘は迫力がありました。

しかし二度目の対戦で徐々に寿命の近づいていた壮の死や、最後の戦闘部隊との戦いでモモや静が死んでしまうのは敵ながらも観ていて悲しかったです。

大人の都合で作り出され、邪魔になれば始末される実験体の運命は悲惨でしたが、生き残った者たちが、死んだ仲間の分まで生きる希望をラストに見せてくれたのでよかったと思います。