「今月はもう買わないぞ!」と思っていたのに、フラッとお店に入ってみたら、そんな決意など忘れてつい衝動買いをしてしまう…。
そんなことが続いてしまうこと、ありませんか?
お店に入る前までは「絶対に買うまい」と思っていても、いざお目当ての商品を見つけると「どうしても欲しいから、これだけ…」「きっと何とかなる!」という気持ちになり、気づいたらカードを切っている。
サインを書いたり、暗証番号を押したり…という時にハッと気持ちが冷え「なぜ買ってしまったんだろう」と後悔の波に襲われる…。やめたいと思ってもなかなかやめることができない「衝動買い」をしてしまう心理は、人によってさまざま。
どんな理由で衝動買いをしてしまうのか?
衝動的に買ってしまう状態から、抜け出すにはどうしたらいいのか?
衝動買いの原因と、どうすればやめられるのか?について、まとめてみました。
目次
- 1 1.給料日前と給料日後に気持ちが大きくなる
- 2 2.SNSで評価されたい気持ちが強い
- 3 3.店員さんに勧められると断れない
- 4 4.ネットのポイントアップやセールにつられてしまう
- 5 5.物よりも「楽しい時間」を買っている
- 6 衝動買いをやめたいなら、まず自分と向き合って原因の分析を
- 7 衝動買いを続けてしまうひとに伝えたい~衝動買いはやらない方が絶対にいい!
- 8 衝動買いをやらない方が良い理由その1・年齢を重ねたら貯金が多い方が評価される
- 9 衝動買いをやらない方が良い理由その2・流行はいつか古くなります
- 10 衝動買いをやらない方が良い理由その3・インターネットのセールはわりと頻繁にあります
- 11 衝動買いをやらない方が良い理由その4・人は大して自分のことを見ていません
- 12 衝動買いは必ずやめられます!自分が買ってしまう原因を知り、向き合いましょう
1.給料日前と給料日後に気持ちが大きくなる
働いていれば、誰もが嬉しいお給料日。
毎日つらい仕事を頑張っていたことが、報われる日でもあります。
口座にお金がたくさん入った安心感と、お給料日前に切り詰めていたストレスからの開放感で、ついいらないものまで買ってしまうという人は少なくないようです。
「お給料日だし、このくらいなら買っても良いかな」という気持ちになってしまうこと、ありませんか?
でも、そのゆるみが「月末にお金がなくなって、無理をして切り詰めなければならない」という状況を作ることになり、ストレスを抱えることになります。

また、逆に「お給料日前に衝動買いをしてしまう」と言う人も。
「もうすぐお給料が入るから、ちょっとくらい贅沢しても良いや」と思って、つい衝動買いをしてしまうこともありますね。
こういう時に買ったものは、家に帰ってから「やっぱりいらなかった」と後悔してしまいがち。
袋もあけないまま放置状態と言う人もおり、本当にもったいない無駄遣いになってしまいます。
2.SNSで評価されたい気持ちが強い
SNSをやっている人にありがちな衝動買いがこれ。
「ツイッターやインスタグラムに載せたくて買ってしまう」という理由ですね。

インスタグラムにもツイッターにも、見た人から評価を貰えるハートのボタンがあります。
この評価の数が多ければ多いほど、人に認められていると捉えてしまう人は少なくありません。
ハートの数が多いからと言って自分の価値があがるわけでもないのですが、人から認められたいと思っている人は「たくさんのハートがほしい」と考えてしまうようです。
ツイッターやインスタグラムは、人が欲しいと思っているものを買って載せると、評価が伸びやすい世界。
たくさんハートを貰ったときの気持ちよさが忘れられず、街中で「これを買えばみんなに評価してもらえる」と思ったものに出会うと買ってしまう…。
「自分がほしいかどうか」ではなく「それを買うことによって、人から褒めてもらえるかどうか」で物を買う癖がついていると、衝動買いをしやすくなります。
他人から認められることを重視しすぎてしまうと、貯金や払わなくてはいけないお金のことも頭から吹き飛び、そればかりにお金を使うようになってしまい易いためです。
3.店員さんに勧められると断れない
店員さんから話しかけられて商品を勧められると、断り切れずについ購入してしまうこと。これも良くありますよね。

勧められて「いりません」と返すのは、相手を拒絶することになりそうで勇気が要ります。
それだけでなく、「断るとお金がないと思われるのではないか」と考えてしまう、ちょっと見栄っ張りな自分が顔を出すこともあります。
さらに引っかかりやすいのが、限定商品。
ちょっと立ち寄ったときに「これは限定で、もう〇個しか残っていない商品です」「人気がありすぎて、もうすぐ完売です」と言われると、手に入れなければ損のような気がして「買います」と財布を出してしまう。
相手にNOと言えない優しい人も多いですが、相手に良く思ってほしいという気持ちが強い人もやってしまいがちな衝動買いです。
4.ネットのポイントアップやセールにつられてしまう

ついつい衝動買いをしやすいネットショップ。
インターネットのウェブショップには、シーズンに応じての割引セールや「〇〇円買えばポイントが〇倍」などという誘惑が溢れています。
セールをみると、買わななきゃ損!という気持ちになりませんか?
使うかどうかも解らないのに、半額の文字をみて「いつか使うから!」とカートに投げ込んでしまった…ということは誰にでもあるはず。
でも、その回数が多い場合は、癖になってしまっている可能性があるので要注意です。
5.物よりも「楽しい時間」を買っている
買い物はとにかく楽しいです。
とくに高いお店は、店員さんの接客も丁寧で大切に扱ってもらえるので、買い物をすると気持ちがいいですよね。
高いお店で手厚い接客で迎えられ、商品が入った紙袋をもつまでセレブの様にあつかってもらえる…そんなひと時の快感が忘れられず、衝動的に買い物をしてしまう人もいます。

こういう衝動買いの場合は、物が欲しいというよりも「商品を買うまでの時間」を買っている状態なので、やはり家に帰ったあとに「買うんじゃなかった」という後悔にさいなまれることが多いです。
衝動買いを続けてしまうと、買った時は良い気持ちになれても、お金が無くなっていくという新たなストレスが産まれることも。
根本的な心の問題を取り除くことが必要です。
衝動買いをやめたいなら、まず自分と向き合って原因の分析を
このように、衝動買いと一言で言っても理由はいろいろ。
衝動買いをやめたいなら、どうして自分が衝動買いをしてしまうのか?を分析しましょう。
衝動買いを繰り返してしまう行動の裏には、必ず別の問題が隠れています。

その場の空気に流されて買ってしまうのか。
テンションが上がると自分の行動を制御できなくなるのか。
それとも、ストレスが溜まっていて買い物で発散している状況なのか。
自分が衝動買いをしたときの状況を振り返り、その時の気持ちをよく考えてみることが必要です。
原因が解れば、次の衝動買いを防ぐための対策も立てやすくなりますよね。
ストレスが原因で衝動買いをしてしまっているのなら、そのストレスを抜いてあげなければ衝動買いを抑えることはできません。
衝動買いは、その名のとおり「衝動的な行動」なので、その原因に気づいていないこともあります。
まずは、自分の行動を振り返って考えてみることからはじめてみてください。
衝動買いを続けてしまうひとに伝えたい~衝動買いはやらない方が絶対にいい!
「ダメだと解っていてもやってしまう」、そんな衝動買いを続けてしまうのは、その行動に何らかのメリットや心地よさを感じているためです。
後から後悔していたとしても、何かしら楽しい思いや幸せな気持ちがあるからこそ続けてしまう状態です。

でも、そのわずかな時間で楽しい思いができたとしても、後から後悔して苦しい気持ちを抱え続けるのであれば、それはいい行動とは言えません。
後から後悔して苦しむのなら、衝動買いはやめたほうがいいのです。
あなたは、その衝動買いをして楽しかったですか?
買ったものを実際に使っていますか?
もし違うなら、買い物をするときに「衝動買いをやらない方が良い理由」を思い浮かべてみてください。
衝動買いはしない方が良い、その理由を紹介します。
衝動買いをやらない方が良い理由その1・年齢を重ねたら貯金が多い方が評価される
綺麗な洋服や新しいコスメ、それらのアイテムが女性を幸せにしてくれます。
それを持っていれば、周りに羨ましいと思われることもあるでしょう。
でも勘違いしてはいけないのは、周囲が羨ましいと思うのは「貯金が十分にあって、お金を使っても困らない人」のこと。

貯金もせず、ただ好きにお金を使ってほしいものを買っているだけの人を、誰も羨ましいとは思いません。
見栄のために衝動買いをしてしまう人は、本当はそれに気づいていますよね。
なぜなら、そういう人は「自分をお金持ちに見せたい」と思ってそのような行動に出ることが多いからです。
年をとったとき、必要もないものをたくさん持っている人と、貯金をたくさん持っている人なら、どちらがいいとあなたは思いますか?
人からの評価ばかりを気にして生きる必要はありませんが、評価されたいと思うのなら、見た目やモノではなく貯金を持っていた方が良いです。
お金を持っていることの余裕は精神的な安定にもつながり、貯金ができるようになると衝動買いがなくなることも多いので「貯金」に目を向けてみてください。
衝動買いをやらない方が良い理由その2・流行はいつか古くなります
人間は、新しいものが大好き。
スマホだって新しい方が機能は良いですし、洋服も新しい方が流行の形だし、コスメも流行の色ほどキラキラして可愛く見えますよね。
それを買うと自分が時代の最先端にいるような気がして、つい手が伸びてしまいますよね。

でも、今買ったものもいつか過去になる日が来ます。
流行に流されてあれこれ購入しても、結局はいつか古くなって手にしなくなる時が来るでしょう。
使わなくなるものに、大金をかけるってバカバカしいと思いませんか?
欲しいものを見つけたら、「これは長く使うかどうか」「長く使わない場合、これだけのお金を出す価値はあるか」を考えてみて。
それだけでも、少し冷静な気持ちを取り戻すことができます。
衝動買いをやらない方が良い理由その3・インターネットのセールはわりと頻繁にあります
ついつい買ってしまいがちな、ネットショップのセール。
これがまた上手くできていて、何個かまとめて買うとさらに安くなったり、ポイント数が上がったりします。
それにつられて「買わなきゃ損!」とばかりにカートに商品を放り込んでしまう人、ちょっと待ってください。

ネットショップのセールって、けっこう頻繁にやっていると思いませんか?
欲しいものがあったら、次のセールを待って購入しても遅くはないはずです。
また、お値段が安いとも限らないのがネット系のセール。
実際に手に取って買っても値段が変わらないこともありますし、良く見ればそんなに値下がりしていないこともあります。
衝動的に物を購入するのではなく、「今買うべきかどうか」「本当に安いのか」を見極められるようにしましょう。
衝動買いをやらない方が良い理由その4・人は大して自分のことを見ていません
誰もがスマホを持っていて、SNSでやりとりができる今の時代。
日常の中で辛いことが多いからこそ、せめてSNSでだけでも満たされたい・多くの人に評価されたいと考える人が少なからずいます。
「インフルエンサー」という言葉が流行ったことからも解る通り、一般人でも人からの厚い支持を得られるようになりました。

「自分も人から凄いと思ってもらえる人間になりたい」と言う人が、きっとたくさんいるのでしょう。
金銭的に無理をして旅行をして写真を載せて、高いコスメをいくつも買ってツイートをして…という人が、出てくるようにもなりました。
そういう人に、一度立ち止まって考えてほしいのです。
あなたがそんなに頑張って、ツイッターやインスタに写真をあげたとしても、ファボをくれた人はすぐに忘れてしまいます。
TLに流れてくるたくさんの文字・画像は、気軽にみられる代わりにすぐに忘れられてしまう、そんなものです。
あなたは、一か月前にファボしたツイートを全部覚えていますか?
それは誰がツイートしたのかを覚えていますか?
ツイッターやインスタの評価と言うのは、その程度のものでしかありません。
数万のファボを何度ももらっている人でも、アカウントを消して一か月も経てば忘れられます。
人は、自分が思うほど自分を意識していません。
そういう人に評価されることが本当に大切かどうか、必要なのかどうか、もう一度考えてください。
衝動買いは必ずやめられます!自分が買ってしまう原因を知り、向き合いましょう
衝動買いをしないための方法は、世の中でたくさん紹介されています。
- 外出する機会を減らす
- クレジットカードではなく現金で買い物をする
- すぐにお店から立ち去り、本当に欲しいものかどうかをもう一度考える
これらの方法は、お金を貯めるための節約方法としても紹介されており、実践してみてやめられたという人もたくさんいます。
ただし、一方で「それらの方法では辞めることができなかった」といることも確か。

どうしても衝動買いをしてしまう・何度も繰り返してしまう人と言うのは、心の中に何かしらの満たされない思いを抱えていることもあります。
その場合は、まず自分と向き合って「何が原因となっているか」という原因を見つけなければいけません。
原因が解消されない限り行動を抑えるのは難しいですし、衝動買いが収まったとしても他のところで問題行動が出ることもあるからです。
買い物は、本来とても楽しいものです。
その買い物が悩みや苦しみの原因になっているのなら、それはとてももったいないことですよね。
楽しく買い物をするためにも、今あなたが抱えている辛さ・苦しみと向き合ってみてください。
そこに気づけば、衝動買いは必ず抑えられます。
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