生理の悩みを解決する低用量ピルやIUSとは?生理カップや生理ちゃんについても

7月8日(月)放送のあさイチでは、生理の悩みを解決する新常識として、低用量ピルやIUSの有効性をはじめ、生理に関する疑問を解消する放送回。

番組内で取り上げられた情報をまとめて紹介します。

低用量ピルの基礎知識

番組内では、女性にピルに対しての意識調査を行いました。アンケートに回答したピルへの印象や疑問について紹介します。

  • 生理を遅らせるために飲む薬
  • 副作用が心配
  • 避妊のために飲むもの

Q.ピルを飲むと太る?

A.ピルを飲むと太るといった影響はまったくなし

Q.ピルを飲むと将来妊娠できなくなる?

A.薬をやめれば早くて1か月、遅くても3か月で排卵が戻る

Q.ピルを飲むと血栓症になることがある?

A.ピルの服用によって血栓症のリスクが上がる可能性がある

ピルを飲むことにより、血栓症が起こる可能性は1万人に対して、3~9人と少ない可能性。

血栓症が起こりやすいのは、ピルを飲みはじめてから90日までの間。ピルを飲み続けるほど血栓症のリスクを減らすことができます。

血栓症の前兆

ふくらはぎの痛み、息苦しさ、激しい胸の痛み、激しい頭痛

ピルによるメリット・デメリットを天秤にかけて選ぶのがいい。

生理がはじまり生理周期整えば10代の女の子も飲むことが可能とのことです。番組内では、シェリーさんも18歳から結婚して子供がほしいと思うまで飲み続けんでいたことを明らかにしていました。

メリット

  • 生理が楽になる
  • 月経前症候群(PMS)も楽になる
  • にきび・肌荒れの改善(ホルモンバランスが整うため)

デメリット

  • お金がかかる(月に1000~2500円程度)
  • 飲み始めに吐き気・不正出血などのトラブル
  • 血栓症(40歳以上・喫煙者・肥満などの方は注意!)
  • 3か月に一度通院しないといけない

IUS(子宮内黄体ホルモン放出システム)とは?

医師と相談してピルが飲めない女性に知っておいてほしい器具として、IUS(子宮内黄体ホルモン放出システム)があります。

IUSは、生理が痛い人と多い人にはかなり効果があるとのことで、IUSを子宮の中に入れと、黄体ホルモンが少しずつでて、子宮内膜が薄くなり生理の時の出血量が減り、血栓症のリスクが少なくなる優れもの。

IUSを装着することで、生理自体は量が少なくなったり、頻度がまばらになったり、1年たつと2割ぐらいの女性は、生理がまったくなくなるようです。

生理がまったくなることが、とても心配になりますが、子宮から血がでることには特に健康上には意味がないようで、血がでなくなることで楽になることができます。

費用は1万円で、5年間そのままでいい年に1回は定期健診を受ける。

長期的にみたらピルよりも安くすみ、飲み忘れの心配がない、IUSですが、デメリットとしては、イライラなどの精神症状には効きにくいようです。

女性ホルモンや生理に振り回されるのではなく、生理は自分でコントロールできるものとして考えるもの。

IUSに興味ある方は、どこの産婦人科でも取り扱いがあるようで、まずは近くの病院に問い合わせしてみてはいかがでしょうか。

進化する生理用品「月経カップ」とは?

ナプキンやタンポンに変わる第3の生理用品として注目を集めている「月経カップ」。

医療用のシリコンで出来ており、感染に強く経血が臭わない特徴があります。

月経カップを取り出す目安は6~8時間。

お手入れ方法は、生理期間の始めと終わりに、専用の除菌剤につけおきするか、煮沸消毒するだけでOK。

月経カップが中に入りすぎで、手ではどうしても届かなくなってしまった場合は、お通じの時と同じように力んでだすことが可能とのこと。

実際に使っているシェリーさん曰く、入れてる感覚もなく、普段の生活もジムに通っている時も着けたまま気にせず過ごすことができるので、すごい楽になったそうです。

月経カップを使うことで、血が空気に触れず嫌な臭いもしなくなるので、ぜひ試してみたいです。

生理を擬人化した漫画『生理ちゃん』とは?

手塚治虫文化賞を受賞し、秋には映画化も決定している『生理ちゃん』。

生理ちゃんは、月に一度女性の前に現れ、お腹に生理パンチをおみまいしたり、注射器で血を抜き取ります。

生理の辛さを理解しない夫には、殴りかかったり、げっそりするほど血を抜き、生理の辛さを味合わせたり、女性の声を代弁するキャラクターです。

あさイチ視聴者の声

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