佐々木朗希投手温存の理由は肘の違和感で「故障予防」大船渡高校・国保陽平監督への采配に賛否

2019年の高校野球は、特に多くの好投手に注目が集まっています。

一番の注目株なのが、岩手県大船渡高校の佐々木朗希投手。高校生で最速163kmを記録し、2019年ドラフトでは1位指名が確実視されている逸材です。

しかし大船渡高校は、岩手大会決勝で花巻東高校に2-12で敗戦、夏の甲子園の出場権を逃します。エースの佐々木投手はこの試合温存され、投げることなくベンチで敗戦の瞬間を迎えます。

佐々木投手の体を気遣った大船渡高校・国保陽平監督の采配には賛否両論、様々な意見が出されています。

この記事では、佐々木投手を登板させなかった国保監督の采配理由や、その采配に対する主な意見についてまとめました。

岩手大会決勝で佐々木朗希投手を温存した理由は?

絶対的エース・佐々木朗希投手を甲子園出場のかかった岩手大会決勝で温存したことについて、国保陽平監督は右肘の違和感を理由としています。

佐々木投手は準決勝前に肘の違和感を訴えていたそうですが、準決勝は素晴らしい内容で完封勝利をしていました。

しかし、決勝については故障予防のため、最後まで佐々木投手をマウンドに上げることなく破れます。

佐々木投手を見て、「壊れる可能性が高いのかな」と感じたと、温存理由についてコメントしました。

甲子園逃し「投げたい気持ちはあった」

佐々木投手本人は、「投げたい気持ちはあった」とコメントしています。決勝戦当日朝、ベンチスタートで先発しないことを伝えられました。

ずっと心の準備はしていたという佐々木投手ですが、国保監督は佐々木投手を使わないという決断を最後まで貫きました。

悔しさをにじませつつも、「監督の判断なので」と、甲子園を逃すことになった決勝戦温存を受け入れています。

依然残る高校野球の過密日程と投手酷使問題

今回、大船渡高校の佐々木朗希投手は多くの球数を投げることなく、高校野球生活を終えることになりました。

しかし、これまでの夏の甲子園の歴史では、絶対的エースとされる投手が暑さの中で連投しています。

  • 松坂大輔投手(横浜高校):決勝まで776球、PL学園戦では延長17回250球を投げ抜く
  • 斎藤佑樹投手(早稲田実業高校):決勝まで948球、準々決勝からは4日連続で完投
  • 吉田輝星投手(金足農高校):決勝まで881球、県大会を含めると1500球以上の投球数

こういった投手の活躍がニュースとなるたびに、甲子園の過密日程と、投手酷使を予防する球数制限導入の是非も問われています。

佐々木投手は、特に成長過程であるにもかかわらず、160kmを投げる素質があることで注目されていました。

剛速球は体にかかる負担が大きく、国保監督が将来を考えて温存した形です。

国保陽平監督の采配には賛否両論、4回戦や準決勝の起用法に疑問の声も

佐々木投手を温存した国保陽平監督の采配には、かなり賛否両論があります。やはり賛成意見の多くは、佐々木投手の将来を考えての英断というものです。

佐々木投手を2年以上見てきた監督だからこそ、普段との違いに気づいたのではという予測をする方もいます。

一方、起用法・采配に疑問の声を上げる意見も少なくありません。

  • 甲子園を目標にするなら、決勝ではなく準決勝を温存させるべきでは
  • 延長戦192球を投げさせたで4回戦で継投させるなど、何か手はなかったのか
  • 佐々木投手以外の球児の気持ちはどうなるのか、意思疎通は図れていたのか

決勝以外の試合では、国保監督は佐々木投手をかなり投げさせています。

これが甲子園を目指す上でベストな起用法だったのかという意見も、ある程度見られますね。

地元も今年は期待大きく球場でヤジも

球場では、残念ながら「甲子園に行きたくねえのか」というヤジも飛ばされました。

大船渡は公立高校。他の私立強豪校に比べると、甲子園に行けるチャンスは多くありません。

地元でも、佐々木投手がいる今年は甲子園出場の千載一遇のチャンスと期待されていました。

期待値が大きかっただけに、今回の佐々木投手温存での敗戦は、地元の方や高校野球ファンからは「残念」という思いも大きくなっています。

今秋ドラフト1位指名確実の佐々木朗希投手プロのステージで活躍に期待

肘の違和感から県大会決勝で登板回避、甲子園を逃した佐々木朗希投手ですが、今秋のドラフト1位指名が確実視されています。

現時点で、プロ野球やメジャーでの活躍が期待されている逸材。160kmを投げる力を秘めていながら、まだ体は成長途上の18歳でもあります。

プロのステージでも良い指導者に巡り合ってもらい、「令和の怪物」がさらなる進化を遂げることに期待しましょう。

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