韓国サムスン電子がスマホのシェア激減で中国撤退?工場閉鎖の可能性と今後の動向を調査!

韓国の大手電子メーカー、サムスンが苦境に立たされています。さまざまな事情が絡み、戦略転換も迫られる状況です。

そんな中、噂になっているのが、サムスンのシェアが激減している中国からの撤退です。

最後の工場が閉鎖されれば、完全に中国市場から手を引くことになります。

今回はサムスンが中国から撤退するのでは、と考えられている噂の根拠や、最近の動きについてまとめました。

また、今後のサムスンの動きやシェアについての雲行きも、現在の情勢からわかる範囲で調査しています。

サムスン工場でリストラのために合同企業説明会を実施

サムスンが中国から撤退するという予測は、中国に拠点を置く現地法人、恵州サムスン電子が恵州の工場で合同企業説明会を開催したことによるものです。

大規模なリストラの予兆とみられ、近いうちに撤退するのではとの噂が広がっています。

恵州工場が閉鎖ということになれば、これは中国でのサムスン最後の工場が閉鎖ということになります。実質的な中国市場撤退です。

中国国内の報道では、早ければ9月にも工場を閉鎖する見込みと報じられています。

サムスンからは、まだ公式な発表がなされていません。

シェア激減で2018年には天津工場閉鎖

FNN PRIMEによると

恵州サムスン工場は1992年に設立され、1993年に正式に生産を開始した。2018年12月、サムスンは天津の工場を閉鎖し、恵州サムスン工場が中国で最後のスマートフォンの生産工場になっていた。その「最後の工場」も撤退間近との観測が出ているのだ。

サムスンが中国撤退というのは、前々から予測されていました。

中国でのサムスンのシェアは一時期20%ほどにもなりましたが、今では1%を割るほどに激減しています。

このため、すでに2018年12月には天津の工場を閉鎖し、中国での活動規模は縮小傾向にありました。

現在は工場だけでなく、サムスンのショップも次々と中国で閉店している状況です。

サムソンのスマホシェア激減が原因?

サムスンが中国市場でシェアを大きく減らし、撤退するのではというところまで追い込まれた原因はいくつかあります。

1つは中国国内メーカーの台頭です。

ファーウェイら、中国メーカーのブランド力・技術がかなり高まってきて、サムスンを追いやっています。

一方サムスンはNOTE7の爆発事故からイメージダウン、かなり競争で後れを取ることになりました。

また、中国で賃金が上昇していることも、サムスンが撤退を考える一因となっています。

より人件費の安い、東南アジアへ生産拠点を移すのでは、と予想する専門家も多いですね。

サムスン、輸出規制と米中貿易摩擦で苦境の可能性

中国市場で苦戦、さらに日本から半導体輸出制限と逆風が続く形になったサムスンですが、半導体輸出規制に対しては長期戦も辞さない構えとなっています。

国産フッ化水素の生産に着手することが報道されており、主要素材の国産化に本格的に取り組む姿勢を見せました。

日本だけでない、資材調達の多角化と合わせて難局を乗り越えたい考えです。

もう1点、サムスンが避けられないのが、米中貿易摩擦の影響です。

こちらは企業努力だけで解決できる問題ではなく、半導体やスマートフォン事業のダメージによっては、さらに苦境が続く可能性もあります。

アメリカのファーウェイへの禁輸が、サムスンにはプラスとなる可能性もあります。

しかし、こちらもすでに緩和がなされており、確実なプラス材料とは言えません。

4~6月度決算、前年度比較で利益半減

サムスンの2019年4~6月度決算は、営業利益が前年度比で半減となりました。半導体・スマホの需要落ち込みが大きく影響しています。

市場予測よりは下げ幅を小さく抑えてはいますが、「失速」とのイメージは否めません。

次の7~9月度四半期決算は、サムスンの今後を占う大きな材料となります。

中国撤退に現実味増し、韓国経済にも影響の可能性

最後に残った工場閉鎖で、中国市場からの撤退が現実味を帯びてきたサムスンですが、韓国では国内経済にかなり影響力が強い企業です。

韓国内のGDPベースで、およそ2割をサムスングループが占めています。

グループの中核を成すサムスン電子の不振は、グループのみならず韓国経済へ影響する可能性があり、今後の動きに注目です。

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