新型コロナウイルスに対して政府が行った対策の中で、最も世間で話題となったのは、全国に布マスク2枚を配布するというものでした。
「アベノミクス」をもじった「アベノマスク」とされるこの政策は、お金の無駄遣いなどと批判されることも多く、決して評判の良いものではありません。
この「アベノマスク」を発案したとされる人物、佐伯耕三氏が週刊誌で取り上げられ、現在注目されています。
現在首相秘書官を務める、話題の佐伯耕三氏について調べました。
目次
佐伯耕三首相秘書官、「アベノマスク」「星野源コラボ」発案者と報道
週刊文春・週刊新潮が「アベノマスク」の発案者・主導者として記事にし、話題となっているのは首相秘書官の佐伯耕三氏です。
週刊新潮の記事では、星野源さんの「うちで踊ろう」コラボ動画も、佐伯氏の発案とされています。
安倍総理の首相秘書官として有名なのは、経済産業省官僚の今井尚哉氏で、佐伯氏はこの方により事務担当の首相秘書官に引き上げられました。
現在44歳、「チーム安倍」と呼ばれる、安倍総理の側近の中ではかなりの若手です。
佐伯耕三首相秘書官とは?経歴やプロフィールについて
佐伯耕三氏の簡単なプロフィール・経歴を紹介します。
やっぱり、安倍さんて人を見る目ないよね…#佐伯耕三 pic.twitter.com/thvNES2m2O
— yamada (@yamada96077344) April 18, 2020
苗字は「さえき」ではなく「さいき」と読みます。
関西の名門、灘高校から東京大学法学部へと進み、98年に経済産業省へ入省します。
内閣秘書官、今井尚哉氏の後輩ということになりますね。
元秘書官の柳瀬唯夫氏、安倍昭恵夫人付き職員として一時注目された谷査恵子氏なども経産相の官僚で、安倍総理の周囲には経産省出身の人物が多くいます。
佐伯氏のたどってきたコースは超エリートコースであり、相当に頭の切れる人物であることは間違いありません。
その後、2013年に内閣副参事官として官邸勤めが始まります。
首相のスピーチライターとして、数々の演説をサポートしてきました。
2017年には首相秘書官へと抜擢、当時42歳での秘書官就任は史上最年少です。
このことからも、佐伯氏がかなり官邸で高く評価されている、有能な人物ということがわかります。
人物像の評判としては、「関西弁で気さく」というものもありますが、一方で「傲慢・高圧的」というものもあります。
ぽっちゃり体型と高圧的な態度から、週刊文春は佐伯氏について「官邸の金正恩」と呼ばれていると報じました。
悪事に手を染めたということではなく、世間では佐伯氏に対して大きなバッシングなどが起きていることはありません。
しかし、金正恩氏にも例えられる特徴的なキャラクターの見た目もあってか、ネット上ではやや「いじられる」形で話題となってしまいました。
佐伯耕三首相秘書官は過去に国会ヤジで話題、西村官房副長官から厳重注意
「アベノマスク」発案者として話題の佐伯耕三氏は、過去にも一度世間の注目を集めたことがあります。
2018年、加計学園問題が国会で扱われた時、野党に向かって野次を飛ばしたことが問題視されました。
当時、首相を追及したのは「希望の党」の代表を務めていた玉木雄一郎氏です。
玉木氏の発言に対し、佐伯氏は国会議員ではなく、秘書官という立場でありながら「違う」などと野次を飛ばしました。
この行為に対しては、西村官房副長官からも厳重注意を受けています。
「官邸の金正恩」と呼ばれているとも評される、佐伯氏の高圧的な一面を示唆するエピソードですね。
この佐伯氏の態度は、反対勢力に「独裁」などと評される、安倍政権の傲慢さを象徴するものという意見も見られました。
「チーム安倍」マスク発案者とされる佐伯耕三氏にも世間が注目
新型コロナウイルスに対する安倍内閣の対応は、総合的に今のところ高い評価を受けていません。
そのため、「チーム安倍」にも厳しい目が向けられ、「アベノマスク」発案者とされる佐伯耕三氏にも注目が集まりました。
今後も政権が批判にさらされる事態が続けば、安倍総理の側近とされる人物がさらに話題になる可能性もあります。
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