ラグビーワールドカップ2019日本代表の世界に通用する強さとは?初の予選突破なるか?!

2019年ラグビーワールドカップが9月20日から開幕し、日本で開催されるということもあり日本全体が熱気を帯びてきています。

そして今回もラグビー日本代表が歴史的な勝利を収めました。世界ランキング2位のアイルランド相手に日本は果敢に立ち向かったからこその勝利です。

残り2試合も日本代表がどんなラグビーを見せてくれるのか、この勢いのまま初の予選突破をして欲しいです。

今回はこれまでの日本代表の快進撃と今後の戦い方について書いていきます。

アイルランド戦に勝利!日本代表の実力は本物なのか?

アイルランド戦の勝利は日本全体に感動を与えましたが、それと同時に各国の強豪も日本の強さに賞賛の声をあげています。

ニュージーランド代表ヘッドコーチ・スティーブハンセン氏は「日本代表から学ぶことはたくさんある」と述べています。

元アイルランド代表選手シェインホーガン氏も「日本の勝利はまぐれではない」と言っており、日本代表のラグビーが世界にも通用することを証明してくれました。

またホーガン氏は「子供たちが見習うべきプレーをしている」とも言っており日本ラグビーの未来は明るいです。

進化した日本代表のラグビー

どのスポーツも常に進化していますが日本代表のラグビーの進化速度は目を見張るものがあります。

アイルランド戦の勝利は、それを証明にする形となり進化あってこその勝利です。

1つ1つのプレーの選択が賢く、なおかつスピードもありスキルレベルが上がっています。その中でも素晴らしいのは、世界でも随一の徹底したチームプレイや粘り強さは相手からしたら、いつもと同じ戦い方がしづらく嫌なチーム相手だと思います。

これができるのは底なしのスタミナがあって初めてできるプレーであり、それだけ日本代表が練習を積んできたことがわかります。

戦略面でもより緻密な戦い方になっています。アイルランド戦では、前半はペナルティーキックで得点を重ね1トライ1ゴールの射程圏内に常にしていました。

プレッシャーのかけ方が非常にうまいです。

後半になってもパフォーマンスは落ちるどころか調子をあげていき、アイルランド相手に後半は1点も与えない素晴らしいディフェンスでした。

気候や相手の特色を理解した上での作戦が見事的中し、この準備こそが日本代表の進化の真髄です。

グループ予選も残り2試合、予選突破するためには?

日本代表が苦手とするサモア代表

世界ランキングの順位では日本代表の方が上ですが、サモア代表との通算成績は4勝11敗と負け越しています。

日本代表も少し苦手意識がありますが、今の状態の日本代表ならしっかり準備を行い戦えます。

サモア代表のラグビーはパワーとスピードの揃った選手が多く、特にスクラムやウォールなどフォワード陣を使った攻撃は圧倒的です。

しかし、日本代表も負けててはいません。アイルランド戦でも見せたフォワード陣の粘り強さはサモア代表にも通用します。

日程も中6日と体のコンディションも良い状態で臨めます。

4年前の因縁スコットランド代表

4年前のW杯、南アフリカには勝ちましたがスコットランドに敗れ予選突破とはなりませんでした。

通算成績も1勝10敗とこちらも勝ちきれない相手です。

予選突破をするにはこのスコットランド代表の壁を越えていかなければなりません。

スコットランド代表は、セットプレーが上手くフォワード・バックスどちらでも得点が取れるバランスのとれたチームです。

日本代表がいかに早い時間帯からスコットランド代表をかき回すかが勝負の分かれ目になります。

無尽蔵のスタミナを持つ日本代表が、かき回すことに成功すればセットプレーの精細さを欠き、そこをついたカウンターが理想的です。

この試合はおそらく決勝トーナメントに進めるか重要な試合になるので日本のみならず世界が注目する1戦となります。

今後も目が離せない日本代表の注目選手

2大会連続のキャプテン・リーチマイケル選手

4年前のラグビー南アフリカW杯のキャプテンでもあり勝利の立役者の1人です。

出身はニュージーランドですが、高校・大学は日本で過ごし現在はトップリーグの東芝に所属しています。

元々はニュージーランド出身なのでオールブラックス入りを目指していましたが、日本で過ごすにつれ日本の文化に習慣に感銘を受け日本代表でプレーすることを決意します。

リーチマイケル選手の最大の特徴は何と言っても正確かつ強いタックル。このタックルでチームの危機を何度も救ってきました。

アイルランド戦でも途中出場で出てきましたが、いきなり激しいタックルで試合の雰囲気を変えます。

プレーで魅せるリーダーシップのリーチマイケル選手。今後の試合もリーチマイケル選手のタックルで、日本を勝利へ導いて欲しいです。

快速ウイング・松島幸太朗選手

松島選手も4年前の南アフリカ戦に出場しアシストも決めた選手です。

ジンバブエの父と日本人の母から生まれた松島選手。高校は日本の高校に通っており花園では準優勝を果たします。

その後は南アフリカの育成組織に所属し南アフリカのU-20の代表候補に入りますが本人が日本代表でプレーし強い国を倒したいという理由で辞退します。

現在はスーパーラグビーのサンウルブズに所属しています。

9月20日のロシアとの開幕戦ではいきなりハットトリックを達成しました。日本代表選手では初の快挙となります。

松島選手、体格はラグビー選手の中では小柄ですが決して当たり負けしない体の強さがあります。

バックスはディフェンスの最後の砦ですが松島選手のタックルで決して得点を許しません。

攻撃面でも多彩なステップ、一瞬のスピードは世界でもトップクラスで松島選手を捉えるのは至難の業です。

今後の試合も1点でも多く得点を重ねて欲しいです。

日本代表のラグビーは世界でも通用する

アイルランド戦の勝利で一気に日本のラグビーが世界と対等に戦えることが証明されました。

今や世界の強豪も日本のことを格下とは思ってないでしょう。今後はこのW杯を通してラグビーを始める子供たちも増えてきます。

そういった意味でもこれからの戦いも目が離せません。

予選突破して決勝トーナメントに進みこれからも日本代表は世界の度肝を抜いて欲しいです。

今の日本代表にはそれができると信じています。皆さんも日本代表を応援しましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です