ラグビーワールドカップ2019のベスト8に残った世界の猛者達!チームの特徴や注目選手を紹介

ラグビーW杯もベスト8が出揃い、ここからまたさらに日本全土が熱気を帯びてくるでしょう。

決勝トーナメントは、負ければその時点で敗退が決まる一発勝負となります。

ラグビーワールドカップ2019の決勝トーナメントを、より一層楽しく観戦できるよう、ベスト8の残った国8チームを紹介したいと思います。

ラグビーワールドカップ2019のベスト8に残った世界最高峰のチーム達

世界ランク3位のイングランド代表

「サクソンズ」の愛称で親しまれているのがイングランド代表です。ラグビー発祥の地であり、イングランドでも人気のスポーツの1つです。

前回大会は予選で姿を消しましたが、今大会は日本代表の前ヘッドコーチのエディージョーンズが率いており、前回大会の雪辱を果たすべく優勝を狙っています。

イングランド代表の特徴は堅実なラグビー

ラグビーといったらタックルやランを思い浮かべますが、イングランド代表はキックを多用した試合運びで、確実に点を重ねていくチームです。

ベテランの選手、若い選手のバランスも良く試合展開によって柔軟に対応できるチームです。

現在は、柔軟差に加えてチーム全体の球際への激しさも増しています。

ロックのコートニー・ロウズがイングランド代表の激しさの象徴といってもいいです。

タックルの激しさの象徴となる動画はこちら。

相手を確実に仕留めるタックルはチーム全体の士気が上がります。性格も気性が荒く多少のラフプレーにも動じない強さもあります。

センターのオーウェン・フォレルは、コンバージョンキック時の独特なルーティーンを行うことで有名でもあり、そのキックの正確性も世界トップレベルです。

時には激しいタックルで相手を倒し、時には正確無比なキックでチームの攻撃のリズムを与える選手です。

世界ランク6位のオーストラリア代表

「ワラビーズ」の愛称で親しまれているのがオーストラリア代表です。

現在は世界ランク6位と少し落ちていますが、2度のW杯の優勝を誇る強豪国です。

オールブラックスとは、ライバル関係にあり幾多の名勝負を繰り広げてきました。

ここ数年は、優勝から遠ざかっているので、今大会はどのような戦い方をするのかが楽しみです。

オーストラリア代表の特徴は走り勝つラグビー

各ポジションごとに統率された組織力は攻守にわたって相手を翻弄します。その姿はラグビーを観る人の心を動かし人気があるチームです。

どんな状況でも足を止めることはなく、タフな精神力も持ち合わせています。

フランカーのデビット・ポーコックは相手にタックルを仕掛けてそのままボールを奪う「ジャッカル」を得意としています。

ボールコントロールの扱いもうまく、奪ったボールをそのまま攻撃の展開に繋げる選手です。

もう1人のフランカーのマイケル・フーパーは、チームのキャプテンでもあり、誰よりも走るオーストラリアのラグビーの体現者です。

どんな状況でも顔を出す無尽蔵のスタミナがあり相手からしたら脅威です。

世界ランク1位のニュージーランド代表

「オールブラックス」の愛称で親しまれるニュージーランド代表です。

その強さはスポーツの中でも最も成功したチームと言われているほどです。試合前の「ハカ」も今では世界的にも有名です。

今大会で優勝をしたら前人未到の3連覇となり、世界からの期待も多く背負っています。

ニュージーランド代表の特徴は精密機械のようなパスラグビー

ラグビーは敵の陣地にボールを入れるのがセオリーですが、オールブラックはどんな状態や環境でも崩れることのない、パス回しを得意としてます。

一人一人の基礎技術(取る・投げる)のレベルが高く、相手がどんなチームだろうミスすることはないです。

フランカーのサム・ケインはオールブラックスのレジェンド「リッチー・マコウ」の後継者と言われています。

ラグビー生命の危機と言われた大怪我を負いますが懸命のリハビリで代表に復帰。

選手・首脳陣からの信頼は厚く、重要な場面での勝負強さはピカイチです。

スタンドオフのボーデン・バレットは、オールブラックスが3連覇するための重要な鍵と言われてます。

キックを交えたゲームメイクがメインですが、ディフェンスの隙があれば自ら走り仕掛けたりと、ゲームメイクのオプションは多彩です。

世界ランク4位のアイルランド代表

今大会、日本との名勝負を繰り広げたアイルランド代表。

W杯の最高成績はベスト8であり、ベスト4をかけた相手は最強軍団のオールブラックス。

最強を倒しアイルランドラグビーの歴史を作ることが出来るかが見どころです。

アイルランド代表の特徴は魂のラグビー

果敢に挑む姿に人々は「魂のラグビー」と呼ぶほどの勇敢さがあります。

日本戦でも何度も強烈なタックルを見せてくれたのは記憶に新しいです。

国の問題で代表選出が複雑なため選手層が薄くディフェンスは良いのですが、攻撃時のバリエーションの少ないです。

ですが、プレースキックでの得点はうまく強豪相手にも食らいつきます。

フッカーのローリー・ベストを中心とした守備ラインは最強の盾と言えます。

日本もこの守備に前半は全くトライができてなかったです。

セットプレーからの攻撃はウォールの中心となってトライを奪いに行く選手です。

スタンドオフのジョナサン・セクストンは体格に恵まれており、突進力や防御力は世界最高の選手の1人です。

体格に頼るだけでなく、キックの精度・視野の広さもすば抜けており、これを掛け合わせた縦横無尽なキックパスは舌を巻きます。

代表歴も長く今大会の仕上がりは、最高のコンディションで挑んでいます。

世界ランク2位のウェールズ代表

「レッドドラゴン」の愛称で親しまれているのがウェールズ代表です。

近年の成績は満足のいく成績が残せていませんが、今大会のチーム状態は、歴代最高と言われています。

12年という長い期間ヘッドコーチを務めたウォーレン・ガットランドは、今大会で交代とも言われており、ウェールズ代表にとって集大成のワールドカップとなる。

ウェールズ代表の特徴は素早い展開のラグビー

ラグビーの走りを演出するバックス陣に定評があり、ラン&ガンのスタイルで素早い展開のラグビーをします。

一人一人のスピードが早いため相手からしたら捉えるのにも苦労します。

ウィングのジョージ・ノウスは、身長194cm体重109kgと、バックスの中でも大型の選手です。

身長を生かしたハイボールの処理は上手く、この巨体な体格からは想像も使いない素早いステップで、ガンガントライを奪います。

フルバックのリー・ハーフペニーは体格こそはそこまで大きくないものの、攻撃・守備ともにフルバックとしてはNo.1の呼び声も高い選手です。

特にプレーオンの時のキックの使い方がとても上手く、ウェールズラグビーの素早さに、より一層拍車を掛けるキックやパスは見どころです。

世界ランク8位のフランス代表

「レ・ブル」の愛称で親しまれているのがフランス代表です。

サッカーの強豪国のイメージがありますが、ラグビーもワールドカップで好成績を残しています。

特にオールブラックスとの対戦では3度とも倒しており、底の知れない強さがあります。

フランス代表の特徴は型にハマらないシャンパンラグビー

誰も予測できないようなパス回しは「フレンチフレア(ひらめき)」と呼ばれています。

攻撃の波が切れることのないラグビーは、泡のようなラグビーにちなんで「シャンパンラグビー」と言われています。

フルバックのマキシム・メダールは予測のつかない仕掛けでどんどんチャンスメイクをする選手です。

最後尾からガンガン仕掛けるのは、逆を返せばボールを奪われたら、そのまま得点されることにもなります。

そのリスクも恐れず仕掛ける勇気は、観ていてワクワクします。

また容姿も、もみあげまで繋がっているヒゲはマーベルヒーローの、「ウルヴァリン」という愛称でも親しまれています。

スタンドオフのロマン・ヌタマックは20歳と若手ながら、フランス代表の司令塔として君臨しています。

攻撃時の彼のアイディア力は、フランス代表のラグビーの象徴となっています。

試合の流れを読むのにも長けており、彼の指示1つで、フランス代表の攻撃スタイルもガラッと変わります。

世界ランク6位の日本代表

「ブレイブ・ブロッサム」の愛称で親しまれているのが日本代表です。

4年前のワールドカップでは、アイルラン代表に勝利を収め、今大会ではアイルランド代表に勝利を収め、ジャイアントキリングを起こしました。

今大会のダークホースといってもいいです。ここからどこまで成績を伸ばしていくのか楽しみです。

日本代表の特徴は運動量で凌駕するラグビー

フィジカルやスピードでは世界で見ても少し劣るものの、それを埋めるくらいの運動量とスタミナが魅力的です。

どんな相手にも貪欲に食らいつく精神は「サムライスピリット」と言われています。

まさしく、柔よく剛を制すようなチームです。

No.8の姫野和樹は代表歴はまだ浅いものの、それに似合わぬ落ち着いたプレーは、貫禄を感じます。

フランカーの経験もあり、彼のおかげで日本の戦略の幅は広がりました。

体も強くどんどんタックルを仕掛けます。

そのタックルからそのままボールを奪う「ジャッカル」が得意で幾度となく日本のピンチを救いました。

ロックのルーク・トンプソンは一度は代表を引退しましたが、現ヘットコーチの呼びかけで代表に復帰しました。

一度代表を引退したが彼の特徴である、献身的なプレーは健在で、日本代表の縁の下の力持ちのような存在です。

何度倒されても何度も起き上がる姿は、選手だけでなく観る人にも勇気を与えます。

世界ランク5位の南アフリカ代表

「スプリングボクス」の愛称で親しまれているのが南アフリカ代表です。

オールブラックスの次に多い、ワールドカップ2度の優勝を誇ります。

前回のワールドカップでは大方の予想では、南アフリカが日本に勝つと言われていましたが、まさかの敗戦でした。

ベスト4をかけた相手は日本代表です。4年前の雪辱を果たせるかが見どころです。

南アフリカ代表の特徴はフィジカルを全面的に生かしたラグビー

その驚異的な身体能力は、向かってくる相手を全てを跳ね返します。

その強さからタックルの表現も「当たる」ではなく「刺さる」と言われています。

とにかく体の強さを生かしたラグビーなので、下手な小細工はせず真正面から向かってきます。

プロップのテンダイ・ムタワリラは、南アフリカの選手の中でも規格外の強さを誇ります。

その強さゆえに「ビースト」とも呼ばれています。強さも圧倒的ですがその上、走力も抜群であり彼を止めるのは至難の業です。

No.8のドウェイン・フェルミューレンは、世界最高のNo.8の呼び声も高い選手です。

彼のフィジカルも強く攻撃の時は、ボールを持てば密集地帯に自ら切り込み、守備ラインを粉砕していきます。

仮にタックルで止めようとしも、倒れることなく前進し続けるその強さは止まることを知りません。

ボールを回してトライを奪いに行くよりも、自らがどんどん仕掛けてくるタイプの選手です。

ラグビー世界の最高峰の戦い

以上の8つのチームが10月19日、20日にベスト4をかけた戦いが始まります。

  • イングランド代表VSオーストラリア代表
  • ニュージーランド代表VSアイルランド代表
  • ウェールズ代表VSフランス代表
  • 日本代表VS南アフリカ代表

という組み合わせです。

どこが勝ってどこが負けるのか予想がつきませんね。この戦いでまたラグビーの歴史が動くとなると非常に楽しみです。

注目はやはり日本代表です!キックオフまで待ちきれないですね。

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