嵐電の観音電車の内装・ラッピングがヤバイ!仁和寺観音堂特別公開とは?

京都市の京福電気鉄道嵐山本線、通称嵐電で、仁和寺をPRするラッピング電車が走っています。

今時ラッピング電車は珍しくないのですが、この「観音電車」は、かなり独特なセンスだと話題です。いったいどんな見た目をしているのか、情報を調べてみました。

この「観音電車」が走るきっかけとなった、仁和寺観音堂特別公開についての情報も紹介したいと思います。

嵐電の観音電車とは?紫色の車体に大きな観音像の絵

嵐電の観音電車、まず目に飛び込んでくるのは紫色の車体、そして側面に大きく描かれた観音様の絵です。

観音様は黄金に光り輝いていて、夜には非常に目立ちます。何も知らずに、夜いきなりこの電車が近くを通過すると、少しびっくりしてしまいますね。

仁和寺観音堂のありがたい本尊

この「観音電車」に描かれている仏像ですが、世界遺産にもなっている仁和寺観音堂の本尊がモデルです。ですから、本当はとっても歴史の深い、ありがたい存在と言えます。

それでも、電車にあの大きさでラッピングされると、やっぱり少し不気味に感じるのは仕方ないですね。

観音電車は11月24日まで運行

この観音電車は、仁和寺観音堂が特別公開されることに合わせて運行されるものです。

特別公開期間に合わせ、嵐山本線・北野線を11月24日まで運行する予定になっています。

決まった便でこの車体が使われるのではなく、通常ダイヤに組み込まれるとのこと。つまり、日にちによって、観音電車が通る時間と場所も変わります。

点検などで運行しない場合もあるので、確実に見たい・写真を撮りたい場合は、運行している京福電気鉄道に確認をとりましょう。

嵐電観音電車の内装に施された驚きの千手観音の手

外観だけでも十分インパクトある、嵐電の観音電車。しかしさらに「ヤバイ!」と話題になっているのはその内装です。

まず内装の壁は、仁和寺観音堂の障壁画でびっしり占められており、吊革にも。

極めつけに、天井から千手観音の手をイメージした無数の手が生えていること!見た人の感想として、「ホラー」といった単語が出てくるのも納得です。

終電に一人で、この仏様や天井から伸びる手に囲まれた電車に乗ることを想像したら、確かに不気味さを感じますね。

仁和寺観音堂が特別公開は11月24日まで

嵐電のラッピング観音電車でPRしている、仁和寺観音堂の特別公開についても、簡単に紹介しておきたいと思います。

この観音堂は10世紀に造営されたという、非常に歴史ある建物です。重要文化財にも指定されています。

古い建物なので、6年という非常に長い時間をかけて半解体修理が行われてきました。

その修理が完了したタイミングで、11月24日(日)までの期間限定で特別公開されることになったわけです。

仁和寺観音堂の特別内拝の期間は、春と秋の2回わたり、それぞれ2ヶ月ほど。

5月15日~21日は落慶法要も執り行われるようです。

仁和寺観音堂の特別内拝期間

 春季:2019年5月15日(水)~7月15日(月・祝)

 秋季:2019年9月7日(土)~11月24日(日)

33体の仏像が並ぶ、圧巻の空間

実際の仁和寺観音堂ですが、中央に千手観音菩薩像、両脇には不動明王像と降三世明王像が控えています。

さらにその左右には、28体もの二十八部衆像がずらりと並び、最前には風神雷神も。合計33体もの仏像が勢ぞろいしたさまは、まさに圧巻です。

周囲の壁に描かれた「三十三応現身図」・「六道図」といった仏教絵画も、すぐ近くでご覧いただけます。歴史に興味ある方はぜひ訪れてはいかがでしょう。

特別公開の日程は、5月15日から11月24日(7月16日・9月2日~9月7日までの期間を除く)となっています。

京都観光で仁和寺観音堂や嵐電の観音電車も

今回紹介した嵐電の観音電車は、11月24日までの期間限定ラッピングです。

重要文化財にもなっている、仁和寺観音堂のご本尊が描いてあるので、見られればむしろラッキーとも言えますね!

もちろん、特別公開されている「本物」の仁和寺観音堂も、非常に歴史的価値の高い場所。

今年、京都観光を考えている方は、観光ついでに仁和寺観音堂や嵐電の観音電車を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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