『PSYCHO-PASS サイコパス』の面白さや魅力をテレビアニメシリーズ1期から最新シリーズまで徹底紹介

サイコパスシリーズとは『PSYCHO-PASS サイコパス』とは、フジテレビ『ノイタミナ』によるアニメ作品です。近未来の日本が描かれ、サスペンス色が強い作品となっています。

1期と3期・劇場版はアニメーション会社『Production I.G』1期の新編集版と2期は『タツノコプロ』が制作しました。

原画は『RE BORN!』の作者である天野明さん、監督はシリーズを通して塩谷直義さんが担当されています。

脚本は『まどか☆マギカ』や『Fate/Zero』で有名な虚淵玄さんや小説家としても有名な冲方丁さん等、様々な人が関わっています。

サイコパスシリーズは、自身の心理状況が数値化・職業や行動を導いてくれるシステムが導入された社会で、正義のあり方・選択の難しさ・自身の気持ちとの向き合い方が問われています。

心理状況は色で示され色が濁ってしまうと『潜在犯』となり、社会から隔離されてしまいます。

『潜在犯』となった人たちの心情や、それを指揮する『監視官』たちが、システムに対しどう向き合っていくのかが描かれています。

目次

『PSYCHO-PASS サイコパス』世界観

舞台となるのは22世紀初頭の日本ですが、人間の心理状態を瞬時に判定し、犯罪係数を計測できるようになっています。

この数値が「PSYCHO-PASS」と呼ばれています。人々は街頭スキャナを通して常に監視されており、心理的な色相が悪化したことを発見されると、ケアを受けさせられます。

一定の基準以上の犯罪係数に至ると「潜在犯」として収容されます。また、職業適性などもこの心理診断によって判定され、自動的に仕事が決められるシステムになっています。

このシステムの名称はシビュラシステム。ストレスなどで色相が悪化、犯罪係数が一定の数値を超えると厚生省公安局が急行します。

システムと直結した、ドミネーターという心理判定装置を兼ねた銃を向けられ、「執行対象」とされればその場で処刑されます。このようなシステムは社会に安定を与えました。

しかし、それでも起こってしまう犯罪に立ち向かう、公安局の人々の活躍と葛藤を描くのが本作「PSYCHO-PASS サイコパス」です。

『PSYCHO-PASS サイコパス』主要人物やキャラクター達

常守朱(つねもりあかね)

公安局監視官。テレビアニメ1期は、この女性が新人として採用されるところから始まります。様々な葛藤を抱えながらシビュラの闇に迫っていく人物です。

狡噛慎也(こうがみしんや)

公安局執行官。かつては監視官でしたが、ある事件をきっかけに犯罪係数が悪化、執行官となりました。常守の部下となります。

宜野座伸元(ぎのざのぶちか)

常守の先輩となる監視官。有能で厳しい人物ですが、家族との葛藤をかかえています。

槙島聖護(まきしましょうご)

特異な体質を持つ犯罪者。テレビアニメ1期で常守ら公安局のメンバーの前に立ちはだかります。

霜月美佳(しもつきみか)…公安局監視官。テレビアニメ1期の最後から新人として登場。常守に対抗意識を抱いています。

慎導灼(しんどうあらた)

3期で登場する新人監視官。メンタリストとしての技術を生かして犯罪者に迫ります。

炯(けい)・ミハイル・イグナトフ

慎導と同時に採用された監視官。ロシア系移民の2世で、母国で軍事訓練を受けた経歴があります。

『PSYCHO-PASS サイコパス』1期と新編集版の魅力や見所

テレビアニメ1期は、フジテレビ「ノイタミナ」で全22話が放送されました。各話30分の番組となっています。

2112年の近未来で新人監視官の常守朱が警察組織『公安局刑事課一係』に配属され、仲間たちとの活動や心情が描かれます。

常守は、サイコパスと呼ばれる一定値を超えると社会から隔離される数値が上がりにくいという性格をしており、公安局に高い適性がシュビラシステムによって出されました。

本人は、特に強い意志を持って選んだ道ではないのですが、公安局に配属され、メンバーと共に仕事をしていくうちに正義の在り方を考えるようになります。

サイコパスの魅力は前述のとおり、正義の在り方や自身の気持ち・意志がどこにあるのかと登場人物たちが向き合っている姿にあると思います。

とりわけ常守作中でシュビラシステムの真実を知った後、2112年の社会はシュビラシステムがあって初めて成り立つもので、シュビラシステムを個人的には受け入れられないが、社会で暮らす人たちの幸せを考えれば無くてはならないもの、として受け入れることになります。そこに行きつくまでの葛藤も、サイコパス1期の面白さ、魅力です。

また、もう一人の主人公である狡噛慎也の存在も魅力的です。彼は元・監視官でしたが、大切な同僚・佐々山が殺された事で潜在犯となり、監視官として刑事を続けることを選びます。

彼の原動力は佐々山を殺した犯人を見つけることであり、作中でその黒幕・槙島聖護を捕えにかかります。槙島はシュビラシステムは裁けないため、狡噛は殺すしかない状況となります。

槙島は免罪体質者と呼ばれる色相が濁らない人間であり、システム上ではサイコパスではありません。そして、シュビラシステムに対しても特別な意識を持っています。

法の下で殺せないのであれば、法の外に出たとしても殺すのか、という選択を狡噛は強いられることになります。そこに至るまでの狡噛・槙島の想いのぶつかり合いも1期の大きな面白さです。

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1期と新編集版の違いについて

新編集版は、1期の2年後、2014年7月に放送されました。2話ずつまとめて1時間番組として編集したものです。

冒頭に数分の映像が付け加えられているのが、1期との大きな違いです。

槙島や狡噛・常守の独白や回想が流れるこの映像で、彼らの心情や過去の事件が理解しやすくなっています。

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『PSYCHO-PASS サイコパス 新編集版』1話の動画を無料視聴

『PSYCHO-PASS サイコパス』1期オープニングテーマ(OP)とエンディングテーマ(ED)

凛として時雨『abnormalize』第1クールのオープニングテーマ(OP)

Nothing’s Carved In Stone『Out of Contorol』第2クールのオープニングテーマ(OP)

EGOIST 『名前のない怪物』第1クールのエンディングテーマ(ED)

EGOIST 『All Alone With You』第2クールのエンディングテーマ(ED)

『PSYCHO-PASS サイコパス』2期の魅力や見所

テレビアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』2期は、1期の続編として2014年10月から放送が開始されました。全11話となっています。

第2期は、1期のあと、1年半が経った時点から物語が始まります。

亡くなってしまった監視官たちはキャラクター性が強く、残念に思う所もありましたが、その分、2期は突き詰めた内容となっていました。

2期の面白さは、システムを信じる善良な市民から、完全性が求められているシュビラシステムの有り方が揺れ動く、といった点にあります。

2期に登場する鹿矛囲桐斗は重大な犯罪を犯していましたが、彼は繋ぎ合わされた死体・集合体と認識されるため、シュビラシステムによって排除は出来ませんでした。

しかしながら、シュビラシステムにとっては犯罪を犯しながらシステムで裁けない、ということは容認できません。

鹿矛囲を裁きの対象ということは、シュビラシステムそのものも裁きの対象となることなります。

鹿矛囲はそれを知りながら、シュビラシステムに問いかけます。また、もう一人の監視官・霜月美佳の存在も、2期のストーリー、ひいては今後のストーリーにもかかせません。

彼女はシュビラシステムを追う中で、システムの真実を知ります。今まで真実を知ったものは基本的に殺されていましたが、彼女は深く信望することになります。

シュビラシステムにとっては彼女のような存在が社会に広がることが理想であり、テストケースとして生きながらえさせます。

彼女は常守と違い、シュビラシステムを受け入れた側の人間であることが、面白さの一つです。

『PSYCHO-PASS サイコパス』2期のキャラクターやあらすじ評価も

『PSYCHO-PASS サイコパス』第2期オープニングテーマ(OP)とエンディングテーマ(ED)

凛として時雨『Enigmatic Feeling』オープニングテーマ(OP)

EGOIST 『Fallen』エンディングテーマ(ED)

劇場版『PSYCHO-PASS サイコパス』作品紹介

2015年に上映された作品で、2期の2年後が描かれました。

2時間の上映時間で映し出されたのは、シュビラシステムが海外で反映された場合、どういったことが起こるのかということと、シュビラシステムが政治的な役割を担ったとき、市民に選ばれるのかどうかが描かれます。

また、1期の主人公である狡噛と常守が共に戦場に立つのはやはり、サイコパスシリーズのファンとしては見逃せない場面でした。

常守の友人の結婚や、海外での試験的な稼働は、最初から最後まで筋書き通りだった等、シュビラシステムの恐ろしさを知ることのできる作品でした。

それからのシュビラシステムに対する人たちの思惑が楽しみとなる作品です。

映画『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』のネタバレあらすじや感想

劇場版『PSYCHO-PASS サイコパス』オープニングテーマ(OP)とエンディングテーマ(ED)

凛として時雨『Who What Who What』オープニングテーマ(OP)

EGOIST 『名前のない怪物』のエンディングテーマ(ED)

劇場版PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System(SS)作品紹介

2019年に公開された3部作で、2期と3期の間の物語が描かれており、各キャラクターの過去や3期に向けて繋がっていく作品です。

物語の補完的な位置づけでもありますが、キャラクターの成長やなぜ監視官になったのか、日本より外の国では何が起こっているのか、といった事が映し出されます。

作画・物語も綺麗にまとめれており、劇場版のみの視聴でも十分に楽しめるものとなっており、サイコパスシリーズらしいアクションシーン・葛藤や正義についての向き合い方が魅力となっています。

また、3期を見るうえで伏線と思われるシーンもあり、サイコパス3を見るうえで視聴しておきたい作品となっています。

『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1 罪と罰』の作品紹介・あらすじ

2019年1月東宝配給により公開。60分の作品です。副題は「罪と罰」。

2117年、暴走車両が公安局に向かってくるシーンから物語が始まります。衝突事故を起こし、車から降りてきた女性は、公安局員にメモリーキューブを渡しますが、データが壊れていて内容はわからないままでした。

この女性、夜坂泉は、青森の潜在犯収容施設サンクチュアリのカウンセラーでした。常守監視官はこの事件には裏があることを感じ、東京で調査をすることにします。

一方霜月監視官は、宜野座執行官・六合塚弥生執行官と共に、彼女をサンクチュアリまで護送する任務を任されます。謎を探ろうとする3人ですが、捜査はうまく進まないばかりか、夜坂が脱走、それを幇助したという疑いをかけられた六合塚が施設側に拘束されてしまいます。

サンクチュアリには、大きな秘密がありました。それに迫ろうとする宜野座と霜月は、施設全体とのハードな戦いに直面します。

映画『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1 罪と罰』のネタバレあらすじや感想

『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.2 First Guardian』の作品紹介・あらすじ

2019年2月東宝配給により公開。60分の作品です。副題は「First Guardian」。

本作は、テレビアニメ2期で登場した執行官の須郷徹平の物語。須郷は、かつて沖縄の国防軍名護基地にいた頃のことを回想します。

2112年、須郷は戦闘用ドローンのパイロットとして訓練を受けていました。日本と同盟関係にある、東南アジア連合シーアンにおける反政府勢力の鎮圧という任務の中、彼は同僚大友を失います

。失意のある日、国防軍本部が軍事ドローンから襲撃される事件が起こります。公安局から調査に来た青柳監視官と征陸執行官は、「襲撃犯として大友の名前が挙がっている」こと、「ドローンの操作に使われたのが須郷のID である」ことを告げます。

不可解なこの事件を解明しようとする須郷と青柳、征陸。大友は生きているのか?彼らはテロを阻止することができるのか?やがてある人物が彼らの前に立ちはだかります。

映画『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.2 First Guardian』のネタバレあらすじや感想

『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3 恩讐の彼方に__』の作品紹介・あらすじ

2019年3月、東宝配給により公開。68分の作品です。副題は「恩讐のかなたに_」。

2015年の劇場版でシーアンから姿を消した狡噛は、チベットで傭兵として活動していました。ある日、難民が武装勢力に襲われているところを助けた狡噛は、少女テンジンと知り合います。

テンジンは武装勢力に親兄弟を殺され、復讐したいと望んでいました。「戦い方を教えて欲しい」というテンジンに、狡噛は「人を殺せば元の自分には戻れない」と諫めます。

それでも懇願されて、テンジンに護身程度の術を教えてやるのでした。ある時、狡噛は「外務省行動課」を名乗る花城フレデリカに命を救われます。そして彼女に「自分の仕事を手伝ってほしい」と頼まれます。

武装ゲリラと傭兵集団の間の戦いと陰謀に巻き込まれた狡噛は、花城と共にハードなアクションを繰り広げます。

映画『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3 恩讐の彼方に__』のネタバレあらすじや感想

『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System』シリーズのオープニングテーマ(OP)とエンディングテーマ(ED)

凛として時雨『abnormalize』SS1~SS3のオープニングテーマ(OP)

EGOIST 『Fallen』SS1のエンディングテーマ(ED)

EGOIST『All Alone With You』SS2のエンディングテーマ(ED)

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EGOIST 『名前のない怪物』SS3のエンディングテーマ(ED)

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いずれも中野雅之によるリミックス版。

舞台『PSYCHO-PASS?サイコパス Virtue and Vice(VV)』作品紹介

舞台「PSYCHO-PASS サイコパスVirtue and Vice」は、2019年4月18日から5月6日まで東京と大阪で上演されました。

テレビアニメと同じく、深見真が脚本を、演出を本広克行が担当しています。アニメの世界観をそのままに、公安局3係を中心としたオリジナルのストーリーとなっています。

遺体をバラバラに切り刻み、それを繁華街の各所に「飾り付ける」という連続殺人事件が起こります。

人々の色相を悪化させるテロともいえるこの事件について、「ヒューマニスト」を名乗る武力組織が犯行声明を出します。

潜在犯の母をめぐる辛い過去を持つ九泉晴人監視官と、かつて執行官だった過去のある嘉納火炉監視官、そして個性豊かな4人の執行官からなる3係の仲間がこの事件に立ち向かいます。

やがて、公安局の中に裏切り者がいるのではないか、という疑いが出てきます。裏切り者は誰なのか、そして「ヒューマニスト」との戦いに彼らは勝つことができるのでしょうか。

(このほか「舞台版PSYCHO-PASSサイコパスChapter1」が、2019年10月25日から11月10日まで上演されています。こちらはテレビアニメ1期のストーリーを舞台化したものです。)

舞台『PSYCHO-PASS?サイコパス Virtue and Vice(VV)』主題歌

凛として時雨 『laser beamer』

『PSYCHO-PASS サイコパス』3期の魅力や見所

3期の舞台は、2120年の東京。「PSYCHO-PASSサイコパスSS case.3」の3年後にあたります。

1係に赴任してきたのは、新人監視官、慎導灼と炯・ミハイル・イグナトフ。2人は、輸送ドローンにおける転落死亡事故について捜査を始めます。

事故の背景に不審な点を感じた2人は、公安局の課長となっている霜月美佳の指示に反して捜査を続けます。そして転落が事故ではなく、殺人であることを突き止めます。

主犯を追いつめた2人でしたが、外務省行動課を名乗る2人の男に止められます。その男たちは、かつて公安局執行官だった狡噛慎也と宜野座伸元でした。

その後も、東京都知事選の中で、関係者がからんだ事件を追う慎導とイグナトフ。

2人には、かつて1係で活躍していた常守朱とのつながりがある様子。しかし常守は、現在「監視官を殺した」として拘束されているのでした。

なぜ常守は拘束されているのか。そして連続する事件の背景にいる「ビフロスト」の意図は。謎に挑む1係の活躍が期待されます。

『PSYCHO-PASS サイコパス』3期のオープニングテーマ(OP)とエンディングテーマ(ED)

Who-ya Extended『Q-vism』オープニングテーマ(OP)

Coshu Nie『bullet』エンディングテーマ(ED)

『PSYCHO-PASS サイコパス3』の動画を無料視聴する方法!放送日・放送地域や見逃し配信・再放送についても

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『PSYCHO-PASS サイコパス』の名言やセリフに注目

「PSYCHO-PASS サイコパス」には、公安局の人々にも、犯罪者にも、名言と思われるセリフが多く存在します。

古今東西の名著や聖書からの引用もあり、作品に深みを与えています。その中でもサイコパスの重要なテーマと絡む名言を紹介しましょう。

「生殺与奪の権利を全てシステムに握られているような人間は人間ではない。家畜だ。」槙島聖護

人々に安定と豊かさをもたらしたように見えるが、思考を停止させているシビュラシステムを批判した槙島。彼の犯罪は許されるものではありませんが、その批判はうなずけるものがあります。

「社会が人の未来を選ぶんじゃないわ。人が社会の未来を選ぶの。私はそう信じてる」常守朱

シビュラシステムの下で働きつつも、その正体と矛盾を知った常守がシビュラに向かって言い放つ痛快な一言です。

「何をなすべきかは自分で決める」炯・ミハイル・イグナトフ

「組織の命令と出世が大事なはずなのに」と執行官から揶揄されたときに、発した言葉。与えられたものに従って生きていくのではなく、自分の信念に基づいて生きようとする。このセリフにサイコパスの大きなテーマが象徴されているようです。

『PSYCHO-PASS サイコパス』アニメシリーズのセリフ起こし!槙島・狡噛・常守・宜野座をはじめ主要キャラの名言集まとめ

PSYCHO-PASS サイコパスシリーズの魅力

2112年以降の世界は確かに、シュビラシステムによって成立しています。しかし、そのシステムに導き出された結果、社会から隔離されてしまう人物の想いやシステムによる法の執行とは違う信念で動く人たちの想いがぶつかります。

シュビラシステムは脳の集合体であり、主人公より遥かに高い知能を持っています。シリーズではシステムの真実を知るものも少なく、シュビラと戦うことは果てしなく無謀に近いですが、それでも登場人物たちは諦めません。

人の想いがどれだけシステムに通用するか・どれだけ大切にするかを描いた物語で、その登場人物の想いが描かれる点が、サイコパスシリーズの魅力です。

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