北京ビキニとは?なぜ規制するのか?中国人がお腹を出す理由や摘発される可能性も!

中国の夏の風物詩と言われる「北京ビキニ」が、中国当局から「非文明的」として、東部の山東省済南市で、「公共の場所でのシャツ着用を命じる」通知が出されました。

中国人による北京ビキニとは何なのか、なぜ規制するのか、そして、中国人がお腹を出す理由や摘発される可能性などをまとめてみました。

中国の夏の風物詩「北京ビキニ」とは?

日本ではあまり耳馴染みのない「北京ビキニ」という言葉。

このワードを見た瞬間、北京の水着が話題になっているのかなと思い浮かぶのではないでしょうか。

しかし、実際は、中国の都市部では夏になると炎天下の下、街中で中年男性がシャツのまくって腹を出したり、上半身裸になったりするスタイルが見られ、その姿を「北京ビキニ」と呼ぶのだそうです。

なぜ「北京ビキニ」を規制するのか?

中国の夏の風物詩とも言われる「北京ビキニ」が、なぜ今回規制されることになったのでしょうか。

兼ねてより「北京ビキニ」に対して、市民から街のイメージを傷つける「非文明的な現象」として苦情が寄せられていたようです。

山東省の済南当局は、公園や広場などでこうした上半身裸になることは「非文明的な振る舞い」として、矯正したいという考えから、規制に踏み出したようです。

中国人がお腹を出す理由は?

中国では、夏はかなりの暑さになってしまうので、手軽に涼をとる手段として、着ているシャツをまくり上げて涼しくしているといった習慣があるとのこと。

ただ画像などを見た限りでは「北京ビキニ」スタイルは、主に中年男性がメインで、若い男性はお腹を出して涼んではいないようですね。

今後は「北京ビキニ」スタイルが摘発される可能性も

済南当局では街のイメージアップのため、「シャツを脱いだ状態」や「体のみだらな露出」など、公共の場所での不適切な格好を取り締まる方針です。

他にも池で泳いだり、体を洗うことを禁止、公共の場所での口論、列を飛ばす行為、ごみのポイ捨て、「非文明的な犬の散歩」が対象となるのだそうです。

また、天津市でも公共の場で、上半身を裸になる行為に罰金を科すとのことで、今後は他の都市でも広がって行きそうです。

「北京ビキニ」をみたネットの反応は?

今回の規制に対して、中国のSNS上では「良い動き」「支持する」と評価する声がある一方で、行き過ぎた規制だという声が多いのも事実です。

「地球にやさしい涼み方なのに」「歩きたばこを先に取り締まれ」と嘆く声も。

ユーザーの1人は「エアコンをつけるより、シャツを脱いだ方が二酸化炭素を削減できる」と指摘や「高齢者の自由にさせよう」とのコメントもあったようです。

日本でのSNS上の反応を見てみると、賛否両論で人それぞれの反応という感じの意見が目立ちますね。

日本人の感覚だと、お腹を出して外を歩くという習慣がないので、規制に対してもあまり身近には感じられないのかもしれませんね。

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