アセンション島からの着信履歴はワン切り詐欺!海外の知らない番号へ折り返し通話で詐欺グループが儲ける仕組みや手口について

11月後半、Twitter上で多くのユーザーが奉公している体験談が、アセンション島という場所から着信があったというものです。

アセンション島はイギリスの領土ではありますが、場所は南大西洋のど真ん中、アフリカ大陸と南米大陸のちょうど中間くらいにある、とても小さな島です。

人口も1000人ほどで、ほとんどの日本人にとっては、まず知り合いの方が住んでいない場所です。

当然、そんな場所から日本人に突然たくさん電話がかかってくるようになった理由は、犯罪・詐欺以外にありません。

アセンション島からかかってくるワン切り詐欺の手口などについて調査しました。

Twitterでアセンション島からの着信履歴があったという報告が多数、ワン切り詐欺なので要注意

11月の後半から、Twitterのユーザー間で話題になっているのが、アセンション島という場所からの謎の着信履歴です。

かなり多くの人に無差別にかかってきていて、折り返し電話をかけると、英語のメッセージが流れるという報告もありました。

これはワン切り詐欺なので、注意が必要です。

アセンション島からの着信履歴は、+247から始まりますので、この着信履歴は無視しましょう。

アセンション島からのワン切り詐欺は国際電話料金のキックバック狙いの手口、折り返しで高額通話料

アセンション島からこうしたワン切り詐欺が行われるのは、高額な国際電話料金に目をつけた詐欺グループが絡んでいるためです。

このアセンション島からの電話に折り返しで電話をかけると、高額な国際電話料金が発生し、発信場所の日本、受信場所のアセンション島どちらにも電話料金が入ります。

詐欺グループは、アセンション島の電話会社から、その電話料金の一部をキックバックとして受け取ります。

そのお金の代わりに、詐欺グループから現地の電話会社に日本人の電話番号が渡っているというのが、この無差別にかけられているワン切り詐欺の背景です。

当然、詐欺にかかり、折り返して電話をかけてしまったユーザーには、国際電話料金として非常に高額な通話料金が請求される可能性があります。

料金は契約キャリアによって異なりますが、ソフトバンクユーザーだと、日本からアセンション島への通話は30秒199円という料金です。

誤タップして間違えてワン切りに折り返した後、気づかずに放置してしまうと、最悪の場合、数十万円という料金が請求されても不思議ではありません。

アセンション島以外からも国際電話の着信は要注意、3大キャリアは国際電話の迷惑電話拒否できず

アセンション島以外からも、これまでに似たような手口の国際電話のワン切り詐欺の事例がありました。

NTTドコモがユーザーに注意を訴えかけるページでは、+1(アメリカ・カナダ)や+675(パプアニューギニア)、+676(トンガ)といった場所からの事例が紹介されています。

3大キャリアは、迷惑電話の防止サービスで国際電話に対応していません。

それぞれのユーザーが気をつけて、身に覚えがない国際電話の着信履歴には折り返さないよう注意しましょう。

国内であっても、知らない番号が注意すべきなことは変わりません。

知らない市外局番などの番号は、基本的に出ない・かけ直さないのが賢明です。

仕事などの関係で、知らない番号から電話がかかってくる可能性があるという時でも、怪しい番号は事前にネット検索をかけるようにしましょう。

折り返すだけで高額請求の可能性がある国際電話ワン切り詐欺、海外からの身に覚えがない着信はスルーが基本

国際電話のワン切り詐欺は、かけ直すだけで自動的に電話料金が発生するのがいやらしいところですね。

海外から電話がかかってくるというケースは、多くの日本人にとってはそれほど多くないことです。

身に覚えのない着信履歴は基本スルーし、どうしても気になる場合、SNSで同じような番号から着信がないか検索するようにしましょう。

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