大縄暗記法が話題のゆげ塾とは?西池袋公園で近所からの苦情で大縄跳びが禁止に

2019年8月30日(金)放送のフジテレビ系朝の情報番組「とくダネ!」にて、西池袋公園で大縄跳びが禁止されたという内容が放送されました。

その原因となったのは、近所にある塾が行う大縄跳び学習法ということです。

今回は、大縄跳び学習法が注目を浴びるゆげ塾と、その指導方法についてまとめました。

大縄跳び暗記法が話題のゆげ塾とは?

ゆげ塾とは、受験世界史専門塾という世界史に特化した塾です。

都内だけでなく、沖縄や福岡からも飛行機で通う生徒がいるほどの人気塾です。

費用は来た日に現金払いのため、気軽に通うことができるのが特徴ですが、その分内容はハードで、机上での学習だけでなく、思考力やコミュニケーション能力も鍛えられます。

ゆげ塾は池袋の片隅にある小さな受験世界史専門塾です。

塾生の 9 割がセンター 9 割を獲得、半数以上が国立早慶上智に進学。

東大・京大・一橋・外大の対策も丁寧に議論・添削しています。

受験といえども、世界史を修めれば見えないものが見れ、先が拓けます。

そいつを見に、池袋の片隅にまで来てみませんか?​

ゆげ塾より引用

〒171-0021 東京都豊島区西池袋3-17-17大晃第15ビル1階

JR池袋駅より徒歩約10分

ゆげ塾講師 ゆげひろのぶ紹介

講師のゆげひろのぶ先生は、熊本県出身で大分大学から立教大学大学院を卒業しました。

2007年に開塾をし、その当時から世界史専門塾としてこれまで続けてきています。

2014年に『構造がわかる世界史』、2015年『中国とアラブがわかる世界史』、2017年に『ゆげ塾の速習戦後史(欧米編)』

2018年に『なぜ、指揮官は馬に乗るのか? 組織で悩むアナタのための世界史』の計4冊を出版しています。

また2017年にはゆげ塾アプリとして『瞬殺世界史』APPストアで販売開始。

その他にYouTubeでもその指導法を配信しています。

塾で使用しているプリントの一部がゆげ塾のホームページでダウンロードできるなど、積極的に活動を行っています。

ゆげ塾のタイムスケジュール

ゆげ塾では、基本火木土曜日が授業日です。

以下のスケジュールで毎回4時間半の講義と演習が行われます。

  • 17:00~18:15 第一講義
  • 18:15~18:25 休憩
  • 18:25~19:10 第二講義
  • 19:10~19:50 外歩き
  • 19:50~20:30 第三講義
  • 20:30~21:00 鍛錬
  • 21:00~21:30 第四講義

特徴的なのは、外歩きと鍛錬です。

外歩きでは生徒同士がペアを組み、散歩しながら互いに授業内容を確認しあい、復習をします。

鍛錬では、生徒同士がチームを組んでの早押し対抗戦や、個人での歴史上の出来事を正しい順番に並び替える速度を競うタイムバトルのための特訓をします。

ゆげ塾の大縄跳び暗記法とは?

なるべく暗記を楽しくやらせたいという、ゆげ先生の考えで、外歩きの時間を利用して近くの公園で始めたのが、大縄跳び暗記法です。

番組で紹介されたVTRでは歴代のアメリカ大統領の名前を言いながら縄跳びを跳ぶ生徒たちの様子が映っていました。

その他に、唐の皇帝やフランスの政体など多くの暗記項目がプリントとなって配布されています。

生徒は声に出して体を動かしながら暗記することで頭の入り込みが違うとこの方法を楽しんでいます。

大縄跳びを行うのはだいたい19時からの15分間で、その時間帯に公園に人がいたり、遊ぶ子供がいたら中止をして、配慮をしながら活動しているそうです。

西池袋公園で大縄跳びが中止に

普段ゆげ塾が利用している西池袋公園に「大縄跳び禁止」の看板が設置され、ゆげ先生が自身のTwitterにて反論をしました。

大縄跳びを禁止した豊島区役所によると

「常識的に子供達が公園で遊ぶ時間帯より遅い午後7時すぎに、大勢で大縄跳びをして騒音が発生する等、近隣住民から苦情があり、迷惑がかかるのでご遠慮いただきました」

としています。

また、豊島区立公園条例によって禁止されている営業行為にあたるとも指摘を受けました。

大縄跳びを塾の休憩時間に利用しているとはいえ、講師の指導の下塾生が行っているので営利目的だとされたのです。

塾側は、苦情が1件しか来ていないのに禁止にするのはおかしいと、現在区役所に禁止事項の撤回をするように求めています。

大縄跳び禁止について賛否が分かれる

塾生たちは、大縄跳びがやりたいとして、他の公園に向かったり、近隣住民に理解をしてもらいたいと願う声を上げています。

近隣住民の中には、「若い人が15分くらい来てやるだけだから気にならない」という声や、すぐに何でも禁止をする区のやり方に疑問を感じる声も上がっています。

しかし、取材を受けた近隣住民の中には「19時以降は非常識」「集中して何かをしたい日にやられたりするとうるさく感じる」という声が上がりました。

19時以降の大縄跳びは迷惑だという人も

ネット上では、19時過ぎという時間帯や、マンションなどに囲まれた静かな住宅街で行うという行為に対して、迷惑ではないのかという意見が多く上がっています。

公園の常識的な利用法について考えさせられる

番組では、この大縄跳び禁止の他に、広島県の公園で虫取り網やかごの使用禁止、補助付き自転車やストライダーの使用禁止をしている公園についても取り上げました。

都市部では住宅事情の問題で公園が狭くなり、利用者の安全を守るために制限が増えています。

また西池袋公園のように、マンションなどの高い建物で囲まれたような場所では、音が響きやすくなり、夜間の立ち話の声でさえも聞こえてしまう状況です。

一方的に何から何まで禁止するのではなく、利用実態の調査や時間帯別の利用状況の調査をし、利用者と住民それぞれが快適に利用できる公園の運営について考えていく必要があると感じました。

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