オリンピック汚職事件はフランスのカルロス・ゴーン逮捕への報復?関与や疑惑は本当?

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2020年東京オリンピック・パラリンピックについて、招致に関する汚職があったとしてフランスの裁判所は、JOC(日本オリンピック委員会)の竹田恒和会長を起訴する手続きを開始したことがわかりました。

これに対し、本日竹田会長が会見を行い疑惑を完全否定をしましたが、この件はフランスがカルロス・ゴーン逮捕の報復として行ったものではないかと一部でささやかれています。

真相はどうなっているのか!五輪開催への影響は?現在までのニュースをまとめてみました。

オリンピック汚職事件って何があったの?

事件の経緯

2013年に東京オリンピックの誘致をめぐって、シンガポールのコンサルタント会社におよそ2億円を支払いました。

しかし、そのコンサルタント会社はIOC(国際オリンピック委員会)と繋がりがある会社でもあったので、フランスの検察当局は贈収賄などの疑いで2016年から捜査を開始しました。

2018年8月には竹田会長への事情聴取の日程が決定。

2018年12月に竹田会長をフランス捜査当局が事情聴取。

2019年1月11日、フランスの司法当局が竹田会長を、東京オリンピック招致に関する贈賄疑惑の疑いで訴追に向けて動いているという報道が入りました。

2019年1月15日、竹田会長が7分間の記者会見を行いました。

どうしてフランスが動くことになったのか

2018年12月にフランスの裁判所が、竹田会長を起訴できるかどうか判断をする為の「予審手続き」に入りました。

予審手続きとは、フランスでは正式な刑事捜査の開始を意味します。

では、どうしてフランス当局が急に動き出すことになったのでしょうか?

フランスにはIOCの本部があるわけでもないので不思議です。

実は、贈収賄の一部でもフランスの領土内で行われていた場合はフランスの刑法で裁くことができるのだそうです。

IOCがコンサルタント会社に支払ったお金は一部の委員への賄賂に使われ、そのやり取りの一部がフランス国内で行われたので今回の捜査が行われることになりました。

報道後の各所の対応やメディアの報道

竹田会長は事実を否定

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11日の報道直後、竹田会長は「聴取は事実である」というコメントを発表しました。

そのコメントの中で会長は、

「調査協力として担当刑事のヒヤリングをフランス・パリで受けました。

招致員会はコンサルタント契約に基づき正当な対価を支払ったものであり、賄賂にあたるような不正なことは何も行っていない」

と語りました。

オリンピック関係者たちは寝耳に水

1月11日の報道直後

森喜朗大会組織委員会会長は「内容はよくわからない。何のことかまさに驚いている。何かの間違いだといいのだが」

小池百合子都知事は「大変驚いております。情報を十分に持ち合わせていないので、情報収集をしていきたい」

と寝耳に水の様子で取材に対して答えています。

そして本日の竹田会長の会見後、桜田義孝五輪相は

「イメージとして良くない。非常に残念だというのが率直なところだ」

と発表しています。

誰も事実について触れず、具体的なコメントをしておりません。

日本側として、誰が本当のことを知っているのでしょうか?

息子で作家の竹田恒泰氏は「ゴーン逮捕の報復?」

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11日夜、竹田恒泰氏が出演した動画番組内で「事件にもならずに終息」したという見解を発表しました。

恒靖氏はこの件はすでに解決済みであるという見方をしていたようです。

そして、一部の海外メディアから指摘をされているゴーン逮捕との関連性について問われると、

「そういうの(報復)って、どちらかというと民度の低い国がやることかなと思っていた。

もしフランスが報復として今回の捜査を行っているとしたら、あまりにも民度が低いんじゃないか」

報復か否かについてはどちらともいえない回答をしました。

ゴーン逮捕への報復の可能性

海外メディアが伝える「ゴーン逮捕への報復」

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11日、ロシアのRT Newsでは「報復か?(ゴーン)日産前社長が告発されたのと同様にフランスがJOC会長を操作」

同じく中国の新華社では「フランス当局が竹田氏の調査を始めたタイミングが絶妙」

と報道されています。

なぜゴーン容疑者と今回の事件が関連性を持って報道されるのか、それは竹田会長がフランスで取り調べを受けた日とゴーン容疑者の再逮捕の日程が同じだからです。

その為、フランス側からの報復ではないかと一部の海外メディアが報道をしました。

報復?それとも無関係?

タイミングがたまたま同じなのか、それとも報復の可能性があるのか。

これについて、その可能性は低いと断言する専門家もいれば、その可能性が全くないとは言い切れないと言葉を濁す専門化もいます。

そもそも日本とフランスの関係は元々そんなに悪くないものですし、前述の竹田恒泰さんのコメントにもあるように、フランス人はそこまで「民度」の低い国なのでしょうか?

たまたまタイミングが合ってしまっただけ、事実は意外とそんなものなのかもしれません。

会見で竹田会長は何を語るのか

たった7分の会見

東京オリンピック招致委員会元委員長として、会見を開いた竹田会長は、フランス当局の調査中という理由で質疑応答なしの会見を行いました。

そこでは、コンサルタント料は通常の承認手続きを経て適切であったこと。

コンサルタント契約については、国会や関連委員会から参考人として呼ばれ、答えたこと。

招致委員会の職員に実態を確認し、その都度報告を受けていたこと。

37人の第三者委員会でも調査を行われたこと。

それらはすべて適正であったことが証明されており、竹田会長自身はコンサルティング会社とは如何なる接触もしていないと報告をしました。

そしてコンサルティング会社と元IOC委員とその息子との関係は一切知らなかったと言いました。

今後、この事件においてフランス当局に全面的に協力をし、自ら潔白を証明するために全力を尽くすと宣言しました。

真実はどこに?

会見で竹田会長は自分は潔白であり、すべて適切に対応をしてきた結果であると話しました。

ですが、イギリスの高級紙では独自取材で、裏金についてその存在が確定されたと報道されています。

ブラジル連邦検査局もコンサルティング会社が保有する銀行口座から宝石などの支払い用に1300万円が送金されたと突き止めました。

賄賂ではなく、適切な報酬で支払いが行われたのであれば、この報道は一体どういうことでしょうか。

また、潔白を証明したいというのであればできる限り質疑応答の時間を作り、真摯に答えるべきではなかったのかと思います。

日本の関係者はこの件について多くを語りません。

真実は一体どこにあるのでしょうか?

オリンピック開催への不安

過去に中止になったオリンピック

これまでにオリンピックが中止になったことは3回あります。

第7回ベルリンオリンピック

第12回東京オリンピック

第13回ロンドンオリンピック

どれも戦争が理由で中止になっています。

第12回の東京オリンピックは事前に影響が心配されたので、日本側からの返上の要請を受け、フィンランドでのヘルシンキオリンピックに変更されました。

しかし第二次世界大戦の勃発により、結局オリンピック自体が中止になってしまったのです。

過去に会場が変更となったのはこの東京オリンピック1回のみです。

数年前から、不正事件が起きたらロンドンオリンピックに変更されると噂になっていますが、もしそれが現実のものとなれば、戦争以外での初の中止・変更となってしまいます。

ネットではオリンピック中止を求める声も

想定予算以上のオリンピック経費問題や五輪エンブレム盗用問題、そして今回の汚職事件。

人災と言っても過言でないほどの問題が次々と現れてきます。

ネットでは

などなど、数多くのオリンピック中止の声が上がっています。

クリーンなオリンピック開催を!

五輪開催まであと560日というタイミングでの報道に日本中が大きく困惑しています。

ただの濡れ衣なのか、それとも汚職事件なのか。

竹田会長には真摯な対応を見せて頂き、説明責任をしっかりと果たして貰いたいと思います。

そして、できればクリーンな状態でのオリンピック開催を願います。

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