『乃木坂シネマズ』第9話は、2026年、アンドロイドやAIに溢れた日本。
日本はオリンピック後の経済悪化のために開発競争が遅れをとっていましたが、大規模な開発によって前代未聞のアンドロイドが誕生しました。
警察官のある男性がメシアを調査していきどんどんのめり込んでいき、最後は予想もできない結末になっていきます。
この物語では、久保史緒里さんはアンドロイド役を演じました。
久保さんのどこか儚い印象が、役に活かされたいました。そう遠くない日本の未来と、久保さんの透き通る白い肌と悲しげな表情に注目です。
\1ヶ月間のお試し無料!/
第1話から10話のあらすじはこちら⇒『乃木坂シネマズ』の見逃し動画を無料視聴したい方はこちら!放送地域や放送日スケジュールについても
目次
第9話「脆弱性」概要
2026年。世界のアンドロイド・AI技術はめまぐるしい発展を遂げ、各国の開発競争は激化、もはやアンドロイドなしの生活が想像できない程、必要不可欠な存在になっている。
ここ日本も、東京オリンピック後に訪れた不況により開発競争で遅れをとっていたが、いよいよ世界のアンドロイド市場を席巻するような、官民共同開発の最高峰アンドロイドが発売となった。
世界中のメディアがこぞってこのニュースを大々的に取り上げ、大型ビジョンから流れてくるそれを、メシア(久保史緒里)は、パトカーの中から眺めていた・・・。
「脆弱性」のキャスト一覧
- 久保史緒里
- 森岡龍
- 岡部たかし
- 堀内敬子
乃木坂シネマズ第9話「脆弱性」ネタバレあらすじ
生活支援アンドロイドのメシアの被害者達
夕暮れに真っ白な肌の少女が深呼吸でもしませんかと訪ねて、一人の男性が突き飛ばします。
シーンは変わり、マンションの前に警察官が取り囲み、アンドロイドを守る団体、アンドロイドの宗教団体、傍観者が興味ありげに写真を撮っています。
街中にある大きな電光掲示板には、最新アンドロイドのメシアの宣伝を行なっています。
シーンが変わり、ガサツな警察官の上司が、部下にアンドロイドによって、半狂乱になった人たちが起こした事件を取り扱っている話をしています。
上司は部下にアンドロイドのメシアの尋問を頼みます。部下は嫌がりながら尋問室にいるメシアに心奪われた表情になって見つめるのでした。
先ほどのマンション前に人混みができていた事件が、取り締まりを受けるアンドロイドに人格を変えられた被害者なのでした。
被害者の女性はシングルマザーでメシアのおかげで仕事や子育てが順調にいっていると元はポジティブな意見を持っていました。
しかし、警察官に取り押さえられたシーンでは、自分の子どもが泣きながら母の元に来ようとしているのかと思えば、めいちゃんと、母よりメシアを求めたことで、母は大暴れして警察に連行されたのでした。
また老人の女性が自宅の綺麗な部屋を、病院の点滴の器具を振り回して暴れます。
女性はメシアを購入して、最初は持病をメシアのおかげで発見されたとテレビでインタビューを受けて肯定的でした。
メシアは振り回す器具を手で止めて、女性に今日は空気が澄んでいて気持ちが良いので深呼吸でもしませんかと訪ねるのでした。
どんどんメシアに染まっていく警察官
上司はメシアの話をしながら、タバコを吸います。
部下はそんな体に悪いものを吸うのはどうかと疑いますが、上司は俺たち(警察官)は正しさを追求しなければいけないから、タバコを吸うことでささやかな抵抗をして、間違っていることをするのがチャーミングだと言います。
そして上司は嫌がる部下に無理やりタバコを渡します。
上司はメシアによって狂ったもの達はみんながメシアを悪くは言わずに自分が悪いと攻めるのでした。
部下はアンドロイドメシアに対して最初は否定的なイメージであったものの、HPでメシアをもう一度見たり、メシアを崇める宗教団体に、警察官がいってみると知らない間に虜担っていました。
上司は部下がメシアに染まっていないかと心配をしてからかいます。
冒頭で捕まった、メシアを購入していたシングルマザーの女性が、なぜ狂ったのか階層が始まります。
シングルマザーの女性は綺麗な生活感がない部屋と、タッパーに入れられた料理が、機械的に陳列されているのを見て女性は少し嫌気がさします。
警察官の上司は徹夜明けした部下にメシアにハマりすぎていると怒ります。
アンドロイドメシアの闇とは
シーンは変わり、シングルマザーの女性が仕事が帰って来ると、メシアが子守をしているのを見て、爪を噛みながらイライラします。
なぜなら女性は友達の父親を探すために男性とデートしていたのでした。
シングルマザーの女性は何も話さずに佇むメシアに怒鳴ります。
そして子どもの母性まで奪われたと思い、怒りながらメシアを窓に突き飛ばします。
点滴の器具を振り回した女性は、部屋で泣きながら、メシアといるとどんどん老いていく自分と向きあうことになる、妬みやそねみが募ってしまう、死ぬのが当たり前になっていたのにと泣き続けるのでした。
そして、尋問室にいるシングルマザーの女性は、メシアがいる生活は、神がそばにいる堪え難さかなと言います。
メシアがサポートしてくれると、最初はありがたくて精神的に楽だったけど、毎日慈悲深さや自己犠牲を見せられると人間はそんな風に出来ていないからと。
母性まで奪われたきになるとそれはと泣き続けるのでした。
シングルマザーの尋問をしていた警察官は舌打ちをして、突然メシアを警察署から連れ出し、メシアを救い出します。
勝手な真似をした部下は上司に怒られながら人がいないと思われる地帯までパトカーで走っていきます。
やっとついた先は壊れた機械が集まっている収集場所でした。
弱さと向きあう警察官の結末
車から降りて携帯をみると上司から50件以上の着信が来ていました。
上司からの電話をスピーカーにする部下。部下は収集場にメシアと入っていきます。
上司は、人は弱さがあるから弱さがあることで愛を信じたり、人を支え合受けど、アンドロイドは完璧な人の形はあるけどエラーがない。
だからこそ、人の生きる意味や愛を否定しているんだと言います。
だからこそ、人はロボットが近くにいると狂ってきて自分の存在が分からなくなる、機械はエラーがないことがエラーなんだと部下に言います。
部下は人間のエラーを救うために生まれてきたのに、それが人間を否定することに、泣きながら理解できないと泣き狂います。
そして冒頭のシーンに返ってきて、深呼吸しようと誘うメシアを突き飛ばします。
上司は部下に、人は至らないところがあるってチャーミングなんだとさとして、渡したタバコを吸うように言います。
部下は咳き込みながらタバコを吸って、拳銃をこめかみに差して全然分からないと言い放った後に引き金を引いて自殺したのでした。
収集場で倒れているメシアは、笑顔で「今日は空気が澄んでいて、気持ちが良いので深呼吸しませんか?」といい放ち終わりを迎えました。
乃木坂シネマズ第9話「脆弱性」の感想
第9話は近未来の日本の話でした。乃木坂シネマズ9話まで見てきましたが、一番放送時間が長かったです。
それもそのず、時空系列が現在に行ったり、過去に行ったり役者が多く話がとても濃かったです。
今作は乃木坂メンバーの久保さんが話すシーンは少ないにも関わらず、久保さんから物語るオーラが脳裏にこびりつくように視聴者の記憶に残ったのではないでしょうか。
アンドロイド役を演じた久保さんは、無表情であるにも関わらず、可愛さや危険さの雰囲気をまとっていました。
完璧な機械を頼ると一時的に問題は解決しますが、自分自身の弱さ、足りないところに目を向けるようになります。
今の時代、勉強ノートの表紙の虫が気持ち悪いから変更したり、公園に遊具がなくなりました。完璧になる一方でどこか悲しい光景になっています。
やはりどこか不完全のものは愛おしさが生まれると思います。
最後に拳銃を撃った後に見せた上司は、驚きと悲しさが混ざった顔をしていましたが、メシアは笑顔でいました。
これが正反対さを象徴するものだと感じました。
これからAIが発展していく日本、便利なものに頼ることは時として限度があるそう感じた作品です。
コメントを残す