『なつぞら』に大泉洋が出演!話題のTEAM NACS(チームナックス)とは?メンバーのプロフィールや魅力を紹介!

NHK朝ドラ『なつぞら』の最終週に大泉洋の登場が発表され、チームナックスが全員出演することになりました。

チームナックスとはどんなグループなのかご存知でしょうか?こちらの記事では、メンバー紹介から、出演作品、声優やバラエティでの活躍まで詳しく紹介していきたいと思います。

TEAM NACS(チームナックス)とは?

出典:http://www.teamnacs.com/profile.html

TEAM NACS(チームナックス)は北海道出身の5人で結成された演劇ユニットです。

同じ大学の演劇研究会に入部した森崎博之・安田顕・戸次重幸・大泉洋・音尾琢真の5人が1996年に結成、2019年現在まで演劇活動を続けています。

2018年に行った第16回公演では、大阪・愛知・札幌・仙台・福岡・東京で全56ステージを行い、8万人を動員しました。

チケットは基本即日完売で、ファンクラブに入ってやっと席が取れるほどの人気。「日本一チケットが取れない劇団」と呼ばれており、演劇を見に行く習慣がなかった北海道から全国へと羽ばたいた先駆者でもあります。

TEAM NACS 演劇作品一覧

  • 2018年【第16回公演】「PARAMUSHIR ~信じ続けた士魂の旗を掲げて」
  • 2015年【第15回公演】「悪童」
  • 2012年【ニッポン公演】「WARRIOR~唄い続ける侍ロマン」
  • 2009年【第13回公演】「下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム。」
  • 2007年【ふるさと公演】「HONOR ~守り続けた痛みと共に」
  • 2005年【全国公演】「COMPOSER ~響き続ける旋律の調べ」
  • 2004年【第10回公演】「LOOSER ~失い続けてしまうアルバム」
  • 2003年【9th stage】「ミハル」
  • 2002年【約束公演】「WAR ~戦い続けた兵たちの誇り」
  • 2001年【ときめき公演】「LOVER ~思い続けた君への贈り物」
  • 2000年【番外公演】「FOUR ~求め続けた奴等の革命」
  • 1999年【冒険公演】「ESCAPER ~探し続けていた場所」
  • 1998年【デビュー公演】「再演DOOR ~在り続けるためのプロセス」
  • 1997年【卒業公演】「FEVER ~眺め続けた展望の行方」
  • 1997年【復活公演】「RECOVER ~描き続けるもうひとつの結論」
  • 1996年【解散公演】「LETTER ~変わり続けるベクトルの障壁」

タイトルを見てみると、副題に遊び心がありますね!1996年の始まりが【解散公演】なのは、リーダーである森崎博之とサブリーダーの安田顕の大学卒業を機にチームナックスが結成されたからなんです。

チームナックスというグループ名の由来は?

リーダーの森崎博之が舞台で発した「ノックス」というセリフが、気合が入りすぎて「ナックス」と聞こえたことが由来です。

北海学園大学の演劇研究会で出会った5人は、部の中で独特のオーラを放っていたことから、まとめて「ナックス」と呼ばれるようになりました。

そこから森崎と安田の卒業公演をTEAM‐NACSと掲げて行い、劇団は解散します。しかしその9ヶ月後、東京に就職した森崎が北海道へと戻ってきて再結成を遂げます。

メンバーが大学生の時から変わらないというのは驚きですよね!その5人が今や全国区の俳優さんとして活躍していることに感慨深いものを感じます。

飛躍のきっかけ!『水曜どうでしょう』とは?

『水曜どうでしょう』は、1996年~2002年に北海道テレビ放送(HTB)で放送された深夜のバラエティ番組です。チームナックスの中心人物である大泉洋を全国区に広めました。当時大学生だった大泉洋さんと、ミスターと呼ばれる事務所の社長・鈴井貴之さんが出演しています。

チームナックスからは、onちゃんというキャラクターの着ぐるみを着た安田顕さんと音尾琢真さん、四国八十八ヶ所巡りに森崎博之さんが出演し、飛躍の先駆けとなりました。テレビ出演があると、『水曜どうでしょう』での画像がTwitterでよく話題となりますよね。

旅をメインとした番組なのですが、見どころはディレクターとの喧嘩や、大泉洋のぼやき芸。北海道内だけでの放送だったのですが、クチコミやネットで噂が広がり、全国各地で放送されるようになりました。

2017年まで発売されたDVDが約450万枚を売上げ、その後も度々復活しています。低予算ならではのユルい番組構成が人気を博し、北海道では現在も再放送が続いているんですよ。

なんと今年「水曜どうでしょう祭り」が札幌で6年ぶりに開催されるらしく、根強いファンの存在を感じます。

大泉洋個人としての活動でしたが、結果的にこの活躍がチームナックス全体を世に広めることになりました。

2000年に鈴井貴之社長が経営するOFFICE CUE(オフィスキュー)に全員が移籍し、そこから個人での活動も活発になります。

2004年からは道内をオフィスキュー、道外の仕事をアミューズが担当することになりました。(アミューズは神木隆之介や吉沢亮など、俳優からアーティストまで所属する大手事務所)

TEAM NACS(チームナックス)メンバー紹介

チームナックスのメンバー5人の名前とプロフィールを『なつぞら』での役どころとあわせてご紹介します。

森崎博之(もりさき ひろゆき)

プロフィール

  • 名前:森崎博之
  • 愛称:リーダー
  • 生年月日:1971.11.14
  • 出身地:北海道東川町
  • 身長:178.0cm

全国的な知名度が最も低い、チームナックスの最年長リーダー。ほとんどの劇団公演の劇作・演出を担当しています。

愛が人一倍強く、顔が人一倍大きいのが特徴。メンバーが東京へ進出する中、「北海道で4人を出迎えたい」と1人残ることを選びました。

ローカル番組「あぐり王国北海道NEXT」に出演し、俳優業よりも、農業や酪農をPRするローカルタレントとしての顔が有名です。

日曜劇場『下町ロケット』で農業大学の教授役を務めてから、全国放送の番組に出演が増えることに。北海道のリーダーと言えばこの人の名前が出てきます。

森崎博之の過去代表作

  • 『ミックス。』(中国卓球選手の張役)
  • 「孤独のグルメ お正月スペシャル〜真冬の北海道・旭川出張編』(阿部専務役)
  • 『下町ロケット』(大学教授・野木博文役)
  • 『なつぞら』(十勝支庁長・大清水洋役)

安田顕(やすだ けん)

プロフィール

  • 名前:安田 顕
  • 愛称:ヤスケン
  • 生年月日:1973.12.08
  • 出身地:北海道室蘭市
  • 身長:174.0cm

2016年に脇役俳優としてブレイクを果たし、個性派俳優として様々な映画に出演していますよね。

始まりは深夜ローカル番組『水曜どうでしょう』への出演でした。on(オン)ちゃんというキャラクターの着ぐるみを担当し、行動の奇抜さによりコアなファンを獲得。

ヤスケンの愛称で親しまれていますが、チームナックスの中では大酒飲みの奇人キャラ、変態と言われることも。

東京進出後、仕事のない時期を乗り越え、変幻自在な演技で認知度を広めています。

安田顕の過去代表作

  • 『下町ロケット』(技術開発部長・山崎光彦役)
  • 『正義のセ』(吉高由里子の相棒・相原勉役)
  • 『問題のあるレストラン』(女装好きなゲイ・几ハイジ役)
  • 『HK 変態仮面』(ニセ変態仮面の戸渡役)
  • 『俳優 亀岡拓次』(主演・亀岡拓次役)
  • 『なつぞら』(菓子屋店主・小畑雪之助)

戸次重幸(とつぎ しげゆき)

プロフィール

  • 名前:戸次重幸
  • 愛称:シゲ
  • 生年月日:1973.11.07
  • 出身地:北海道札幌市
  • 身長:173.0cm

戸次さんも実力派脇役として、実は2000年代初めから、有名作品に出演し続けている俳優です。

今季は月9『監察医 朝顔』に出演されており、毎クールどこかのドラマには出ていて、絶妙な存在感がある俳優です。

女優の市川由衣さんと結婚し一躍話題となりましたが、イケメンなのに性格に難がある“残念な人”としてよく話題に上がります。

特技として『天空の城ラピュタ』を丸暗記しており、子供っぽくお茶目な一面があります。

戸次重幸の過去代表作

  • 『1リットルの涙』(沢尻エリカの担任・西野良三役)
  • 『HERO』(第7話・梶原洋人役)
  • 『下町ロケット』( 第4話・田村役)
  • 『集団左遷!! 』(第4話・神崎昇役)
  • 『昼のセント酒』(主演・内海孝之役)
  • 『監察医 朝顔』(強行犯係長・山倉伸彦役)
  • 『なつぞら』(天陽の父・山田正次役)

大泉洋(おおいずみ よう)

プロフィール

  • 名前:大泉洋
  • 愛称:洋ちゃん
  • 生年月日:1973.04.03
  • 出身地:北海道江別市
  • 身長:178.0cm

ダントツの知名度を持つチームナックスのエース。口から生まれてきたようによく喋り、ホラを含む持ちネタで笑いを取ることで有名です。

“チームナックスの客寄せパンダ”と名乗っており、謙虚さが魅力。森崎と同じく地元愛が強く、北海道訛りで喋ったり、食品のPRをよく行ってくれます。

「ぬるま湯に浸かっていたい、熱湯みたいな世界に行きたくない」と東京へ行くことを嫌がっていましたが、北海道の成功例を作って欲しいという説得に決意を固めたそうです。

当時大学生だった大泉洋が出演した『水曜どうでしょう』は、伝説的な深夜番組となりました。

天然パーマのもじゃもじゃ頭がトレードマークで、卓越したトーク力でラジオやバラエティにも出演。そして全国放送ドラマの初レギュラーが『救命病棟24時』でした。

大泉洋の過去代表作

  • 『救命病棟24時第3シリーズ』(看護師・佐倉亮太役)
  • 『ハケンの品格』(篠原涼子の上司・東海林武役)
  • 『探偵はBARにいる』(主演・探偵役)
  • 『アイアムアヒーロー』(主演・鈴木英雄役)
  • 『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』(主演・鹿野靖明役)
  • 『そらのレストラン』(主演・設楽亘理役)
  • 『ノーサイド・ゲーム』(主演・君嶋隼人役)
  • 『なつぞら』

音尾琢真(おとお たくま)

プロフィール

  • 名前:音尾琢真
  • 愛称:末っ子
  • 生年月日:1976.03.21
  • 出身地:北海道旭川市
  • 身長:170.0cm

顔が魚に似ていることをいじられることが多い最年少メンバー。地方ロケや撮影の合間に海へ行くほどの釣り好き。

『陸王』で陸上部の鬼監督として出演し、坊主に髭を生やし強面になることで役柄に見事にハマりました。

東京進出が最も遅かったのですが、初仕事でチームナックス初のNHKドラマを経験します。その後は大河や日曜劇場、刑事ドラマへの出演が続きました。

音尾琢真の過去代表作

  • 『相棒Season4』(第7話「波紋」下薗司役)
  • 『大河ドラマ龍馬伝』(望月亀弥太役)
  • 『Mother』(加山圭吾役)
  • 『陸王』(陸上部監督・城戸明宏役)
  • 『ブラックペアン』(ダーウィンを操る外科医・松岡仁役)
  • 『なつぞら』(柴田牧場従業員・戸村菊介役)

『なつぞら』でこの5人が揃う貴重さとは?

チームナックスは劇団やバラエティとしては5人で活動していますが、俳優の道は個人として歩んできています。プライベートでも仲良しといった感じではなく、俳優業ではライバルのような存在として高め合ってきた部分がありました。

そんな北海道ローカルの深夜番組に出ていた5人が、20年後に全国放送の朝ドラに5人のまま出演しているのは、道内の人々にとっては感慨深いものがあります。

誰ひとり欠けることなく、明るく楽しい姿を見せたまま、トップまでたどり着いた姿が理想的です。このことから、SMAPの解散と重ねるように、中居正広MCの「金スマ」で特集が組まれたこともありました。


チームナックスが共演することは珍しく、ここ最近になって実現するようになりました。『なつぞら』ではメンバーが1画面に揃ったことで「奇跡の3ショット」とネットが沸くことも!

さらに『なつぞら』は北海道への思いを伝えられるストーリーでもあり、チームナックスの根っこにある北海道愛にも応えています。

全員出演の流れを作ったのは、日曜劇場の池井戸作品での起用が増えたことがきっかけでした。『半沢直樹』シリーズの福澤克雄監督が率いる福澤組が、チームナックスを積極的に起用したことで実現。

今季にやっと、今まで出演していなかった大泉洋さんが『ノーサイドゲーム』で主演を務め、全員の出演が叶いました。

リーダーの森崎博之さんが北海道に残り、大泉洋さんと他メンバーにも活躍の差が出来たことで、全国放送で5人全員を一度に観ることはないだろうと思われていました。

それが安田顕さんが脇役俳優としてブレイクしたこと、そして唯一の未婚だった戸次さんの玉の輿とも言える結婚・・・。

日曜劇場では音尾さんを始めとして、チームナックスを共演させようとする流れができ、そして一挙に森崎さんが知名度を上げたことで叶ったのが、この共演です!

チームナックスといえばスタジオジブリ

『なつぞら』はジブリ作品のオマージュなど、アニメーションを題材にしたドラマですよね。

実はチームナックスはジブリ作品と関わりの深いグループで、知らず知らずのうちに声を聴いている方も多いと思います。

有名なのは『千と千尋の神隠し』で、湯札を管理する番台役で大泉洋さんが出演していますよね。湯婆婆からかかってきた電話を取った番台でしたが、カオナシがこっそりと薬湯の札を浮かせて千尋に渡してしまい、あたふたするシーンがぴったりでした。

さらに白い大根のような神様「おしら様」を演じたのが、安田顕さん。唸り声しか発していませんが、千尋をエレベーターで身体の影に隠して、湯婆婆のところまで連れて行ってくれた印象深いキャラクターです。

スタッフが『水曜どうでしょう』のファンだったことから実現したそうで、戸次さんも湯屋の従業員役として出演しているそうです。探してみたくなりますね!

『猫の恩返し』では、国語教師役に大泉洋さん、憧れの先輩役に安田顕さん、猫のシェフ役にはミスターこと鈴井貴之さんまで出演しています。

最もメジャーなのが『ハウルの動く城』で、序盤で2人の青い服の兵士に、主人公のソフィーがナンパされるのですが、この兵士たちが大泉洋さんと安田顕さん。セリフが多く、良い声が聞けますよ。

さらに驚きなのが、チームナックス全員が出演してセリフをもらっているんです。ベティが働く菓子屋で「マドレーヌが上がったよ!」と言う職人を森崎博之さん、年老いたソフィーに「おばあちゃん、手を貸そうか?」と声をかけた青年が戸次重幸さん、宮殿で「乗り物は禁止です!」と荒地の魔女に声をかける門番に音尾琢磨さん。

公開当時、エンドロールに名前を見て驚いたという方が多かったそうです、機会があれば注目してみてくださいね。

そして、終盤にカブ頭のカカシが美しい王子に変身するのですが、これを大泉洋さんが演じています。

『なつぞら』での5人全員出演は、ジブリとの縁もあるのかもしれませんね!

『思い出のマーニー』でも北海道ゆかりの物語ということで総出演しています。

バラエティがとにかく面白い!

大泉洋を中心に俳優として実力派集団なのにもかかわらず、貪欲に笑いを取りに行くのがチームナックスの特徴です。

落ち着いてもいい年代のはずなのに、やりたい放題している姿が北海道ローカルでは見られます。5人のチーム芸とも言える、適当でユルく自由な面白さが魅力です。

 

 
 
 
 
 
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今週のハナタレは . 「第2回ハナタレ大運動会」 その競技内容は「ゆるスポーツ」という . 「老若男女、運動神経を問わず誰でも楽しめる」をテーマに発案された近年注目を集める新感覚のスポーツ . 「運動神経に関係なく楽しめる」ということで、今回のナックスの対戦相手はなんと…. . 金メダリスト清水宏保さん率いる一流アスリート集団「北海道アスリートチーム」 . 勝敗は如何に⁈ . 9月19日(木) 0:20〜 . #teamnacs #チームナックス #ハナタレナックス #森崎博之 #安田顕 #戸次重幸 #大泉洋 #音尾琢真 #清水宏保 #及川佑 #金由紀子 #増田雄志

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『ハナタレナックス』(北海道テレビ)は、2003年1月に開始したチームナックス初の冠番組。深夜に放送されているのですが、5人全員が一度に揃うバラエティ番組です。

ゴールデン放送された5人での旅企画から、視聴者の悩みにお酒を飲みながら答える一問一答企画、オナラで曲を演奏するという珍企画まで・・・。DVDが発売されているのでぜひご覧下さい。

2015年から年1回全国放送されるようになったので、本州でも目にする機会があるかもしれませんね。

『おにぎりあたためますか』(北海道テレビ)も人気で、大泉洋と戸次重幸、そしてアナウンサーの通称「豚一家」がただただ美味しいものを食べる旅番組です。

移動中の車でのおしゃべりが見どころの、ゆるい番組が北海道で朝から放送されており、Amazonプライムでも配信しています。

5人にはそれぞれメンバーカラーがあったり、グッズや歌を出していたりとアイドルのような要素もある不思議なグループです。

2年に1度行われる「オフィスキュージャンボリー」は、歌とバラエティに富んだエンターテインメントショーになっていて、メンバーの多彩さが際立ちます。

事務所の公式サイトではメンバーがブログを頻繁に更新しているので、おすすめです。

オフィスキューの公式サイト⇒https://www.office-cue.com/

『なつぞら』での大泉洋の役どころに注目!

大泉洋さんの出演が発表され、次回予告にも登場しましたね。役柄は発表されていませんが、主人公なつ(広瀬すず)が制作している「大草原の少女ソラ」のアニメーションの出資会社・ミルコスの社長だと思われます。

北海道出身で開拓者を先祖に持ち、物語やなつの境遇に同じものを感じたことで、制作の後押しをしてくれたと明かされています。

北海道を舞台にチームナックスを取り上げてくれたのは、道民にとってはとても嬉しいことです。

個々として活躍する俳優さんたちですが、バラエティではずっと変わらない姿を見せてくれるのが魅力、更なる飛躍が楽しみです。

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