7月16日(火)に放送のNHKの朝ドラ『なつぞら』の第92話。
なつが風車に帰ってくると、そこには泰樹・・・ではなく、風貌は似た男が座っていました。
その男こそが夕見子と駆け落ちをしてきた恋人、高山でした。なつはどんな風に接するのでしょうか。
こちらの記事では『なつぞら』第92話のあらすじ・ネタバレを含む、感想や見どころをご紹介します。
前回のお話はこちらから。
目次
『なつぞら』第92話の予告レビュー
次回の番組表をもとに、個人的な感想・妄想・希望を交えた予告レビュー（予想）です。
夕見子（福地桃子）は風車で働くことになりましたが、川村屋のマダム・前島光子（比嘉愛未）にもあるお願いをするようです。
小説家の恋人のためかもしれません、なつから繋がるツテを次々と活用する夕見子（福地桃子）のしぶとさに見惚れてしまいますね。
7月19日(金)の放送で泰樹（草刈正雄）が東京に上陸するようです。高山（須藤蓮）が、夕見子のことについて衝撃の告白をし、夕見子と高山が言い合いをしているところへやってきます。そこで予告で流れた鉄拳を食らわせるのではと予想されます。
麻子が何かを考えているような描写がずっと描かれていますね。同僚たちとのハイキングで仲間たちに何かを打ち明け、その後麻子は東洋動画から去るようです。
原画を担当する東洋動画初の女性はなつ（広瀬すず）になります。その理由は結婚なのか、別の仕事に就くのかはわかりませんが、生き方に迷っている麻子の背中を、夕見子が押してしまったようですね。
今週で短編映画の制作が終わり、声は咲太郎のプロダクションが担当します。兄妹で作り上げた映画がついに完成、妹の千遥（清原果耶）に届けば良いですね！なつは女性初の原画担当として週刊誌に載るらしく、千遥の結婚後の新たな展開が期待できます。
↓↓ここからネタバレです↓↓
『なつぞら』第92話あらすじ・ネタバレ
坂場からのプロポーズ？一生を掛けて作りたい！？
夕見子（福地桃子）の恋人である高山昭治（須藤蓮）が風車に現れました。咲太郎（岡田将生）や雪次郎（山田裕貴）もやってきて、2人のことを問いただそうとしますが口を閉ざしています。短編映画の制作では、仲努（井浦新）と坂場一久（中川大志）の考えが対立していました。
夕見子が働く風車に高山昭治が現れた
夕見子（福地桃子）は恋人の高山昭治（須藤蓮）をなつに紹介します。高山は、泰樹（草刈正雄）の真似をしているそうです。高山は泰樹には、開拓者の1世にしかない雰囲気があり、ジャズにナッツをつまんでいれば様になると話します。
なつはその話を聞いて、泰樹はお茶に饅頭を食べているけれど…と呟きました。
そこへ咲太郎（岡田将生）と、雪次郎（山田裕貴）、土間レミ子（藤本沙紀）がやってきます。雪次郎はカウンターに座っている高山に気づき、夕見子の駆け落ち相手かと驚きます。
咲太郎が自己紹介をして高山を歓迎しますが、どこに住んでいるのかは教えてくれず、「駆け落ち中ですから」と笑いました。
レミ子が出世払いでおでんを頼むと、夕見子がレミ子と雪次郎は恋人同士なのかと尋ねます。レミ子は咲太郎の恋人だと雪次郎が否定すると、レミ子ももう追いかけるのは飽きたと言います。その言葉に咲太郎が「良かった」というのでレミ子は頬をふくらませました。
夕見子が2人は同志でしょうと確認すると、夕見子と高山も同志なんだと話します。
高山昭治の発言になつは怒る
高山は東京で物書きになり、ジャズの評論をしたいのだと、なつが説明します。高山は亜矢美（山口智子）からジャズのレコードを勧められるも、「モダンジャズが好きなんです」と遮りました。
新宿はモダンジャズの街になりつつあるといい「それを知らなきゃ古いですよ」と言うので、なつは「古いってどういうことですか？！」と怒りました。なつは「人それぞれ、大事にしているものがあるのは当たり前でしょ」と反論し、それを人に古いと言われるのはおかしいと言いました。
高山は「君はそれでも映画を作っている人？」と尋ね、「音楽や映画も時代によって移り変わっていく、それに気づかず古いものに固執している人を古いと言って何が悪い」と反論します。面食らうなつに、高山は「ダメとは言っていない、君の言うとおり人それぞれだ」と話すと、ジャズ喫茶にいると出て行きました。
亜矢美は傘を手渡しました。 なつが怒らせたかと気にしていると、「言い方ってものがある」と雪次郎がかばってくれます。夕見子は、高山が金持ちの家の息子で、許嫁も決まっているのだと話し始めました。亜矢美は逃げたのかと呟くと、「しがらみの外へ踏み出したと言って欲しい」と夕見子が指摘をします。
短編映画の製作に暗雲がたちこめる
一方、短編映画の制作現場では、下山克己（川島明）が原画を手伝うと言い出します。不思議がるアニメーターたちが問い詰めると、坂場一久（中川大志）が仲努（井浦新）に「考え方が古い」と話したことが発端でした。
仲は、漫画映画はあくまで子供のために作るべきという考えでした。しかし、坂場はその子供が大人になったとき、改めて面白いと感じることがあるのかと尋ねます。
仲は、「その感性は大人になっても残っている、夢や希望を残してやることが使命」だと静かに反論しました。坂場は、子供の頃には分からなかったことが、大人になって分かるようになる体験をアニメーションで表現したいと語ります。
それでなければ「おもちゃ」でしかなく、アニメーションを他の映画と変わらないくらいの質に高めていかなければ残っていかないと危惧していました。仲はおもちゃという表現に静かに怒り、「例えどんな意味があろうと、純粋に子供が楽しめる漫画映画にしてくれるんだろうね」と問いかけました。
そして、井戸原昇（小手伸也）と仲は部屋を出て行ってしまいました。
そう話した下山）に、三村茜（渡辺麻友）たちは坂場のために頑張るようで変な感じだと疑問を持ちます。下山は作品のためだと説得し、なつと麻子に原画で成功して欲しいのだと語りました。
そこへやってきた神地航也（染谷将太）は、「徹夜して原画を書いてきました」と言いました。三村茜（渡辺麻友）は、神のようなタイミングと呟きます。
坂場がアニメーションに込める情熱
なつは坂場を中庭へと呼び出し、「どうして仲さんにそんな事を言うのか」と問い詰めていました。なつは仲の漫画映画を古いと言ったことに怒っていました。
坂場は申し訳なさそうにしつつ、考え方が古いと言っただけだと話します。そして、なつが怒るのはどうしてかと聞きました。なつは、仲を尊敬しているからと答えます。
坂場は仲の作品は面白いし、子どもの心を捉えるしかわいいと褒めます。「しかし、子供はかわいいと感じるだけじゃない。面白いと思うだけでもなく、もっといろんな感情を世界から受け取って生きている」と語ります。
坂場も子供の頃空襲に遭い、1人で家族を探して歩き回った経験がありました。「あの孤独と飢え死にしそうな絶望感を忘れることはない。大人の冷たさ、子供の卑しさを嫌というほど見せつけられた」と語り、なつの方を向いて「見知らぬ人の愛も知ったんじゃないですか？」と問いかけます。
子供の時の体験が、今の僕やあなたを作っていると話しました。なつは「…だから何だというんですか？」と尋ねると、仲たちとは違うものを作るのは僕らの使命だと言います。
大沢麻子（貫地谷しほり）は仲に最後までやらせてほしいと頼み込んでいました。みんなで決めたとおりに作りたいと話すと、仲は「分かってる」と話しました。
麻子も坂場に随分影響を受けていると言われ、「初めは私も疑っていました」と答えます。しかし、坂場となつの熱意は本物であり、2人はずっと先のことを考えていると語りました。
そして、なつのことを最初に認めたのは仲だと言うと、仲はハッとした表情を見せます。
坂場は、なつに「仲さんとは違うアニメーターになってほしい。世界の表や裏も描けるような…現実を越えた現実をまるごと子供たちに体験させられるような！」と話し、そんな演出家に僕もなりたいと熱っぽく話しました。
そして、「一緒に作ってほしいんです」と立ち上がり、「一生をかけてもあなたと作りたいんです」となつに話すのでした。
『なつぞら』第92話の感想
東洋動画スタジオの中庭で、広瀬すずさんと中川大志さんのオフショット。中川さん演じるイッキュウさん、なんか意味深なことを言っていませんでしたか…?#朝ドラ #なつぞら #広瀬すず #中川大志 pic.twitter.com/Sa1TGPw128
— 【公式】連続テレビ小説「なつぞら」 (@asadora_nhk) 2019年7月16日
坂場一久（中川大志）がなつにプロポーズ？
最後の言葉にキュンとした方も多いのではないでしょうか？意味深な終わり方でしたね！果たしてプロポーズなのか、仕事の相棒としての言葉なのか気になるところです。
その発端となった坂場一久（中川大志）も、高山昭治（須藤蓮）も同じように古いという言葉を使っていましたね。世間の波に乗るのも大切ですが、仲努（井浦新）さんの静かな怒りもよく分かります。
『なつぞら』第93話の予告レビュー
次回の番組表をもとに、今後の展開を予測した予告レビューになりますので、次回のなつぞらが気になる方はこちらをご覧ください。
『なつぞら』第92話の視聴率は？
7月16日(火)に放送された、第92話の視聴率は20.6％でした。（関東地区、ビデオリサーチ調べ）
全話こちらで更新中！
『なつぞら』の放送時間は？再放送はある？
『なつぞら』は月曜日から土曜日の朝8:00～8:15にNHK総合で放送されています。
朝見逃してしまった場合は、その日のお昼12:45～13:00に再放送があります。
また、まとめてダイジェストで見たい方は、NHK総合で以下のダイジェスト番組が放送されますので、チェックしてみて下さい。
「なつぞら一週間」日曜日 あさ11:00～11:20
「5分で『なつぞら』」日曜日 あさ5:45～5:50 夕方5:55～6:00
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