7月11日(木)に放送のNHKの朝ドラ『なつぞら』の第88話。
短編映画の制作チームに新人動画マン神地航也が入ってきたことで、また新たなアイデアが出てきてワクワクしてきたなつ。
一方、咲太郎は劇団を辞めて声優のプロダクションをつくると言い出すようです。
こちらの記事では『なつぞら』第88話のあらすじ・ネタバレを含む、感想や見どころをご紹介します。
前回のお話はこちらから。
目次
『なつぞら』第88話の予告レビュー
次回の番組表をもとに、個人的な感想・妄想・希望を交えた予告レビュー（予想）です。
再び新展開が訪れます、咲太郎（岡田将生）が劇団をやめて、声優プロダクションを始めます。
そしてムーランルージュ経営の藤正親分（辻萬長）と角筈屋書店社長の茂木一貞（リリー・フランキー）が久々の登場をします。ところでこの茂木社長、徳間書店社長でスタジオジブリの社長だった徳間康快さんが、モデルとなっている可能性が出てきました。
幅広い事業展開をして徳間グループを築き上げ、アニメーション制作の膨大な予算を支えました。子供達にお馴染みのジブリ絵本は徳間書店出版ですよね。この人がいなかったら、スタジオジブリは無かったと言われるほどの人物です。
茂木社長がこの立ち位置で声優界のみならず、なつたちアニメーターのスタジオ設立を援助していくかもしれませんよ。
芸人の松井新平（有薗芳記）と島貫健太 （岩谷健司）は、第30回以来の登場です。咲太郎（岡田将生）がなつとの再会を果たすきっかけになった、浅草の劇団でタップダンスを初めて踊ったとき、出番を譲った芸人さんでした。咲太郎のプロダクションに入るのかもしれません。
↓↓ここからネタバレです↓↓
『なつぞら』第88話あらすじ・ネタバレ
難航する映画制作！咲太郎の新たな挑戦とは？
なつ（広瀬すず）が短編映画の制作に忙しくなるなか、咲太郎（岡田将生）は声優プロダクションの設立を決意しました。初夏になり短編映画の締切が迫る中、アニメーターはストーリーが決まらずに頭を抱えていました。
咲太郎が新しい事業に挑戦する
なつが短編映画作りに夢中になっていたある日の夜、亀山蘭子（鈴木杏樹）が風車に来ていました。雪次郎（山田裕貴）と土間レミ子（藤本沙紀）がカウンターに並んでいます。茂木一貞（リリー・フランキー）も来ており、なつにすぐ気づいてもらえなかったために「影が薄いウスバカゲロウだ」と嘆いていました。
なつが打ち上げかと尋ねると、咲太郎は違うと答えました。白蛇姫の仕事をきっかけに、声の仕事がたくさん来るようになり、外国のテレビ映画の吹き替えの仕事が増えているのでした。放送局を亀山蘭子と回るうちにチャンスだと思い、劇団を辞めて声だけのプロダクションを始め、声優の仕事を始めるといいます。
亜矢美（山口智子）は「いいんだろうか…」と迷っていました。咲太郎は劇団の仕事を辞めずに、声優の仕事ができるので食えない役者の救いになると力強く話します。
茂木は「いいところに目をつけたと思うよ。いやが上でもテレビの時代になる、これからは一家に一台の時代になる」と踏んでいました。
藤正親分が風車にやってくる
ムーランルージュでお世話になった藤正親分（辻萬長）にも挨拶をしたと話をしていると、本人が風車にやってきます。なつが挨拶すると、親分は咲太郎に頼みがあってきたのだと話し始めます。
そこへ松井新平（有薗芳記）と島貫健太 （岩谷健司）がやってきます。新しい劇場を作るという話を聞きつけ、こいつらを出してくれないかと頼みに来たのでした。2人はコンビの役者でしたが、素行は良くありませんでした。
ムーランで苦楽をともにした仲間だろうと藤正親分は話しますが、昔咲太郎に盗品の時計を手渡して警察に捕まるきっかけを作ったのが松井でした。なつは怒りますが、松井は自首して償ったそうで、咲太郎もそのことは良いと話します。
しかし、咲太郎が声だけの吹き替えの仕事なんだと説明すると、「顔じゃ売れない役者のやることか」と松井は言い出します。雪次郎は怒り、なつは慌てて「その人シャバにはいなかったから」となだめます。そんなやり取りをしつつ、2人の加入を咲太郎（岡田将生）は「分かった」と了承してしまいます。
なつは心配そうにため息をつきました。
短編映画のストーリーが決まらずに悩むアニメーターたち
季節は初夏、ヘンゼルとグレーテルのストーリーがまとまらず、産みの苦しみを味わっていました。期日が迫っており、上から作るなと言われかねないと下山克己（川島明）は心配していました。麻子（貫地谷しほり）は、限界だと頭を抱えます。
神地航也（染谷将太）は作画しながら考えようと提案しますが、麻子はどうやって時間を計算するのと指摘し、「時間と労働の無駄！」と一蹴されます。
坂場一久（中川大志）はボードの前に立ち、ストーリーを話し始めます。ヘンゼルとグレーテルを守るために悪魔を裏切った魔女。3人が森の中に逃げてくると、無数の狼が追いかけてきて襲ってくる…その森で何が起きるのかと問いかけます。
坂場は「子供たちがいかに森を信じられるかだと思うんです」と話しだし、「生きる世界、生活を信じられるか…味方だと信じられれば子供達は生きていける」と語ります。
三村茜（渡辺麻友）はなつに「北海道に森はないの？」と尋ね、なつは十勝を思い浮かべながら森のイメージを描いていました。
なつと坂場は2人でストーリーを考える
なつが夜遅くまで描き続け、職場の机でうとうととしていると、弥市郎（中原丈雄）の姿が思い浮かびます。雪道で倒れていたところを抱き抱えてくれました。目を開けると抱き上げていたのが、坂場に変わっており慌てて逃げ出そうとします。
机に突っ伏してうなされているなつを見て、坂場がなつを起こします。大きな声で驚いたなつに「うなされていたので具合が悪いのかと…」と坂場は弁解します。なつは夢で何か思いついたと話し、「魔法です！」と言って、魔女が森の木を怪物に変えたらどうかと話します。
怪物が悪魔の放った狼たちをやっつけると聞いた坂場は、「その怪物とは何なんでしょうか」と尋ねます。なつは少し考え、「魔女の魂が森の木に宿ったんです、その木に守られたら森を味方につけたことになるのではないでしょうか？」と語ります。
坂場は「あなたを信じましょう」と答え、なつは「描いてみます」と机に向かいました。なつは描いたイメージボードを坂場に見せ、「いいと思う、もっと描けますか？」と言われ、近づいた距離になつはドキッとします。
なつはイメージを書き、坂場がストーリーを作り、その作業は朝まで続きました。夜が明けて机の上で眠る2人と、描かれた絵が並んでいます。
次の日の朝、アニメーターたちが集まり、2人の話を聞いています。塔を倒すと子供たちが蘇る、木の怪物がその塔があった場所で動かなくなり、鳥たちがその枝に止まる、木漏れ日が降り注ぎヘンゼルとグレーテルを包み込む、森に平和がやってきたというストーリーを提案しました。
神地は面白いと言いましたが、麻子は2人を見て複雑な表情で机へと向き直ります。なつと坂場はお礼を言い合います。原作と変わってしまった話に「グリムさんに怒られないか？」と父（内村光良）が話しました。
『なつぞら』第88話の感想
突っ走るなつと坂場
脚本の「なつぞら」のヒロインは強い信念で周囲を変えていくのではなく、周囲に助けられながら迷いながら進んでいくタイプだと語っています。感情にまっすぐで、周りが見えていないなつや坂場からは、リアルな若さを感じます。
大沢麻子（貫地谷しほり）の疎外感に感情移入してしまいますね。この出来事からなつは、何を学ぶのでしょう？
咲太郎は学ばずにお人好しを発揮して、新しい事業に挑戦しようとしていますね。声優プロダクションの先駆け・青二プロを、モデルにしているのではないかと話題になっています。
『なつぞら』第89話の予告レビュー
次回の番組表をもとに、今後の展開を予測した予告レビューになりますので、次回のなつぞらが気になる方はこちらをご覧ください。
『なつぞら』第88話の視聴率は？
7月11日(木)に放送された、第88話の視聴率は19.9％でした。（関東地区、ビデオリサーチ調べ）
全話こちらで更新中！
『なつぞら』の放送時間は？再放送はある？
『なつぞら』は月曜日から土曜日の朝8:00～8:15にNHK総合で放送されています。
朝見逃してしまった場合は、その日のお昼12:45～13:00に再放送があります。
また、まとめてダイジェストで見たい方は、NHK総合で以下のダイジェスト番組が放送されますので、チェックしてみて下さい。
「なつぞら一週間」日曜日 あさ11:00～11:20
「5分で『なつぞら』」日曜日 あさ5:45～5:50 夕方5:55～6:00
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