6月6日(木)に放送のNHKの朝ドラ『なつぞら』の第58話。
大沢麻子（貫地谷しほり）はなつが勉強のために書いた動画に驚き作画課に持っていきます。なつの絵が麻子に認められたのでしょうか？
そして、仲から作画課に入るための社内試験を受けないかと誘われて・・・。
こちらの記事では『なつぞら』第58話のあらすじ・ネタバレを含む、感想や見どころをご紹介します。
前回のお話はこちらから。
目次
『なつぞら』第58話あらすじ・ネタバレ
大沢麻子（貫地谷しほり）になつの絵が認められる！木下ほうか初登場！
大沢麻子（貫地谷しほり）はなつ（広瀬すず）の動画を持って作画課へ行ってしまいます。大沢は堀内幸正（田村健太郎）が描いたと思い込み、その動画を良いと褒めます。そこへ追いかけてきたなつがやってきて、その絵を描いたのがなつだということに気付くのです。
大沢麻子はなつの動画を持って行ってしまう
昼食を終えて、なつは仕上課に戻ると、机の上にあった描きかけの動画がなくなっていました。大事なラフだと大沢麻子（貫地谷しほり）が持っていったと、富子が教えてくれます。大沢麻子は井戸原昇（小手伸也）になつの絵を見せました。井戸原は、本当に堀内幸正（田村健太郎）が描いたのか疑問に思います。
なつが作画課へ急いで向かうと、麻子が堀内と話しているところでした。麻子が興奮気味に堀内に見せている動画は、なつが描いた白蛇姫の動画でした。白蛇姫がうつむきながら泣き伏すシーンを、一瞬上を見上げるように振り向いて恨みがましい目を向け、そこから泣き崩れるようになつは描いたのでした。
「中割でこれくらいしていいのよ！」 麻子はこの、白姫の一瞬振り向き、まだ戦う目をしてから泣き伏すという動きを「いいわよ、これ。私は、これいいと思う！」と褒めます。
「この強くて恨みがましい目が入ることで、蛇に戻りかけた白娘の悲しみが際立つじゃない。戦いに敗れてもまだ納得が行かず、許仙は自分のものだと言いたげに、何よりも許仙に会いたいという気持ちが滲み出てるのよ、この顔から！」と言ったあと、前に誰かに言ったことがあると呟きます。
「その顔が泣くから、より一層、白娘の絶望が伝わってくるのよ」「ただの綺麗な中割は、動きを正確に見せるためには必要なことだけど、感情表現ではただの記号にしかならないこともあるのよ」と言い、私の言いたいことが分かってたんじゃないと堀内の肩を叩きます。
大沢麻子（貫地谷しほり）の勘違い
堀内は、こんな稚拙な絵は僕が描いたのではないと話し出します。「ラフでもこんな絵は描かない！こんな絵を描いたと思われたら、心外だよ」そこへなつが気まずそうに、部屋の中へと入ってきて、下山が気付きます。「すいません…それは、私が描きました」となつが言います。
下山克己（川島明）はどれどれと興味を持ち、パラパラと動画を眺めます。下川はよく気づいたと褒め、井戸原昇（小手伸也）もこの発想はなかったと感心しています。 麻子は「どうして描いたの？」となつを問い詰めます。勉強のためと話すなつに「だから…どうして、そうしてみたくなったの？」と麻子は尋ねます。
なつは質問の意図に気づき、白娘の気持ちになっているうちにそうなったと話し出します。 なつは高校の演劇部で白蛇の化身を演じたことがあると話し、「自分の経験から想像して、自分の魂を動かして、演じなきゃいけない」と先生から教わったと語ります。白娘はただ許仙が好きなだけなのに、それをどうして悪く思われなきゃいけないのかという怒りを、顔に込めたというのです。
なつ（広瀬すず）は話し始めると止まらなくなり、大沢に「もう分かったわよ！」と言われてしまいます。 原画課の悪い雰囲気を遮るように、井戸原昇（小手伸也）は、堀内の綺麗な線を褒めることでフォローし、なつのラフをクリーンナップしてくれるように頼みました。堀内は「僕は･･･それが僕の仕事ならやりますよ！」と引き受けてくれます。
なつは堀内の絵を勝手に描いたことを謝り、よろしくお願いしますと頭を下げました。仲努（井浦新）は仕上げに戻るように指示をし、なつは仕上課へと喜びをかみしめながら戻りました。
なつは彩色に集中するように言われる
仕上課に戻ったなつは、石井富子（梅舟惟永）から彩色の仕事に集中するように注意されます。森田桃代（伊原立花）はなつの楽しそうな様子を見て、漫画映画のことをもっと勉強したいと思うようになってきたと話します。
森田は子供の頃から絵が好きだったことを思い出し、それを仕事に出来ていることを喜び、噛み締めました。「自分にも、もっとできることがあるのかなと思うのよね」と話す森田に、なつは「楽しさには限界はないと思うんですよ。ただ、自分がそれを求めるかの違いで…」と呟きます。
仲努はなつを作画課に異動させようと交渉する
仲努（井浦新）は、動画スタジオ所長の山川周三郎（古屋隆太）と、課長で演出家の露木重彦（木下ほうか）になつが描いた動画を見せ、なつを作画課に配属するように頼んでいました。露木は動画が指示されていないのに、勝手に描くのはどうなんだと気にします。
なつのラフを見た露木は、まるで素人の絵と評します。仲努はなつの伸びしろに強い期待をしていることを訴えると、再び試験を受けてみるように提案されます。
4日目の昼休み、なつは仲努に呼び出され、喫茶店リボンで昼食をごちそうになり、作画課に入るための社内試験を受けないかという話をされます。なつは特別に12月の試験に挑戦できることになりました。なつは気合が入ります。
『なつぞら』第58話の感想
[朝ドラ受け]後輩が先に食べていいのか？
博多大吉さんが、仲努（井浦新）となつ（広瀬すず）が喫茶店で昼食を食べるシーンを見て、なつだけがオムライスを頬張っている様子にハラハラとしていました。華丸さんは、仲さんの食事が遅いので「ピザでも頼んだのかな？」とツッコミを入れていました。
露木重彦（木下ほうか）が初登場！
イヤミのある演出がされていましたね、イヤミ課長としてブレイクしましたが、それを彷彿とさせる人物として描かれていました。ノベライズでは、露木がなつの躍動感のある絵を評価してくれたのですが、それではなつが褒められすぎて違和感が出ちゃいますね。
『なつぞら』第59話の予告レビュー（ネタバレ）
以下は、ノベライズ版をもとに、今後の展開を予測したネタバレありの次回以降の展開になります。
内容は、実際の放送とは変わる可能性がございます。
それから一ヶ月間、なつは寝る間も惜しんで勉強をしました。中庭で下山克己（川島明）のように似顔絵を描いていると、大沢麻子（貫地谷しほり）が近づいてきました。
麻子は以前、なつに男の人に会いたそうな顔をしていると言ったことを謝りました。対してなつは、同じことを私の絵にも言ってくれた、うれしかったと話しました。
北海道では、天陽（吉沢亮）が馬の絵で絵画展に入賞していました。なつは山田陽平（犬飼貴丈）からその吉報を聞き、心の支えにしていました。しかし、なつはまた試験に落ちてしまいます。
なつの描く線は勢いが良いがまだ荒く、そこが不合格とされました。個性的な線は演出家の露木重彦（木下ほうか）も一目置いたといいます。ただ、動画には線の綺麗さが求められます。規定より多くの枚数を描いたなつは、1枚の完成度が低くなってしまったのです。
その理由を井戸原昇（小手伸也）が聞くと、「課題の絵をたくさん見たくて、見たらイメージが沸いてきて、どうしても書きたくなったんです。でも、自分の書きたいものに、自分の手が追いついていかないんです。特に綺麗な線で書こうとすると、全然ダメで…」と話し、おいしい牛乳はまだ搾れないと分かったと言います。
井戸原昇（小手伸也）と仲努（井浦新）が目を見合わせると、「乳牛を育てることなら、ちょっとは自信があるので…」と話しました。 仲努（井浦新）は「まいったな…あれでもう、われわれと同じことで悩んでるんだからね」と呟きました。
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『なつぞら』第58話の視聴率は？
6月6日(木)に放送された、第58話の視聴率は20.0％でした。（関東地区、ビデオリサーチ調べ）
- 最高視聴率 23.6％（第15話）
- 最低視聴率 18.7%（第29話）
全話こちらで更新中！
『なつぞら』の放送時間は？再放送はある？
『なつぞら』は、月曜日から土曜日の朝8:00～8:15にNHK総合で放送されています。
朝見逃してしまった場合は、その日のお昼12:45～13:00に再放送があります。
また、まとめてダイジェストで見たい方は、NHK総合で以下のダイジェスト番組が放送されますので、チェックしてみて下さい。
「なつぞら一週間」日曜日 あさ11:00～11:20
「5分で『なつぞら』」日曜日 あさ5:45～5:50 夕方5:55～6:00
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